「L.A.S.Ponder氏」の音楽カレンダー

2006年09月22日(金) 2006年 住友ミュージアム

2006年9月22日
所用で矢板に出かけたついでに
住友ミュージアムで
美術品鑑賞

ここ住友ミュージアムは
住友慎一氏の個人美術館。

はじめに日本洋画館で
近代日本洋画の流れ展
〜明治末、文部省美術展までの経緯
を鑑賞。

有名画家の知られざる作品の数々
よく集めたものでしゅ。

ついで琳派館で
光琳と乾山
〜兄弟、その生涯〜

尾形光琳、乾山の陶器、日本画を
鑑賞。

これまたよくぞ
集めに集めたものでしゅ。

二館の鑑賞で疲れ果て
乾山のビデオを観ながら
爆睡。

さらに隣接の
山縣有朋記念館へ。

大日本帝国の立役者
勲章に苦笑。
大礼服など
虚栄の象徴。
明治は遠くなりにけり
でしゅ。



2006年09月21日(木) 1784年 モーツァルト次男誕生

1784年9月21日
モーツァルトの次男
カール・トーマス
Karl Thomas Mozart誕生

ヴォルフガンクと
コンスタンツェの間には
子どもが次々に
6人の子どもが
生まれましたが
大人になったのは
この子と
末子フランツ・クサヴァーだけでした。

さてさて
このカール・トーマスは
音楽の道は
途中で断念し
役人(外交官)となり
ミラノに駐在。
結婚もせず
独身のまま
ミラノで
生涯を閉じました(享年73歳)。

いやはや
大音楽家の息子とは
つらいものでしゅ。



2006年09月20日(水) 1988(昭和63)年 中村汀女 没

1988(昭和63)年9月20日
女流俳人 中村汀女(ていじょ)没、88歳。
 1900(明治33)年4月11日誕生

わが触れて来し山の樹や秋深し

19歳のときの作。
みずみずしいでしゅ。

長く女流俳人として
活躍しました。

L.A.S.Ponder
汀女については
高校生か
予備校時代に
その名を知り
心に刻んでいました。



2006年09月18日(月) 2006年 藤田矯平ガラス美術館

2006年9月18日
藤田矯平ガラス美術館
宮城県松島町

大学の同窓会が
松島であったので
栃木の同級生と
鑑賞。

特に心を動かされる
作品はありませんでしたが
作者が美校の学生時代から好きだった
琳派芸術に近づこうとして
作り上げた
飾筥(かざりばこ)に
惹かれる作品が
いくつかありました。

半透明のガラスを通して
浮かんでくる
植物文様
かすかに琳派に
通じるものがありましゅ。

苦心惨憺の末
独自のガラス芸術を極めた
世界、
見るべきものがありましゅ。

今度は二日酔いの後ではなく
心身の好調なときに
もう一度来たいでしゅ。筥



2006年09月16日(土) 金子みすゞ童謡集

金子みすゞ童謡集
ハルキ文庫
角川春樹事務所
1998年刊
を読了。

混声合唱団コール・エッコで
金子みすゞ作詩、鈴木憲夫作曲
混声のための合唱ファンタジー
みすゞこのみち
を歌っているので
読んでみました。

この童謡集に含まれている曲は
教科書にも載っている
「私と小鳥と鈴と」だけ。

童謡集とあるので
リズミカルな詩が多いのでしゅが
基調は明るい悲しみでしゅ。

有名な
「大漁」
朝焼小焼だ
大漁だ
大羽鰮の
大漁だ。

浜は祭りの
ようだけど
海の中では
何万の
鰮のとむらい
するだろう。

この詩を読んだだけでも
みすゞの特異な感性に
打たれてしまう。

合唱曲「みすゞこのみち」も
明るい曲もあるのでしゅが
基調は悲しみでしゅ。

この悲しみに
浸りたい人は
2006年10月21日午後6時30分
栃木県岩舟町
コスモスホールに
お越しください。

ちょっぴり浸れるかも
しれません。

薄幸の詩人。

金子みみず
なんて呼んだら
かわいそうでしゅ。



2006年09月14日(木) 1938年 鶴彬 獄死

1938(昭和13)年9月14日
反戦川柳作家
鶴彬(つるあきら)獄死、29歳。
本名喜多(きた)一二(かつじ)
 1909(明治42)年1月1日 石川県高松町生まれ

鶴彬の柳名は憧れの人
鶴さんに由来するといいましゅ。

鶴彬は16歳で川柳を始め
19歳でNAP(全日本無産者芸術連盟)高松支部を
つくりプロレタリア川柳を主唱しましゅ。

反戦川柳を作り発表し
治安維持法で
特高警察に逮捕され
拷問を受け
獄死しましゅ。

命がけで川柳を
作り発表した鶴彬、
えらいでしゅ。

万歳と挙げた手を大陸に置いてきた
 



2006年09月13日(水) チューリヒ歌劇場 フィガロの結婚

NHK-BS2で放送された
モーツァルト・イヤー特集
歌劇「フィガロの結婚」
チューリヒ歌劇場公演を鑑賞。

歌手:ロドニー・ギルフリー
   エヴァ・メイ
   カルロス・ショーソンほか
合唱:チューリヒ歌劇場合唱団
管弦楽:チューリヒ歌劇場管弦楽団
指揮:ニコラウス・アーノンクール

序曲さえません。
フィガロも伯爵も
マスクがいただけません。
スザンナもかわいくありません。

伯爵夫人は高貴な印象。
マルチェリーナ、バルバリーナ
L.A.S.Ponderお気に入りの
マスクでしゅ。

出演者のマスクはともかく
アンサンブルが始まると
もう息を継がせません。

近代的な衣装
デッキ・チェアなどを
使った舞台も
あまり違和感を感じません。

第2幕最後の7重唱など
圧巻でしゅ。

息詰まる第4幕
最高でしゅ。

長いオペラでしゅが
ダ・ポンテの台本
本当によくできていましゅ。

すべてを忘れ
幸福な3時間でした。


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