「L.A.S.Ponder氏」の音楽カレンダー

2006年09月01日(金) モーツァルト18世紀への旅第1集

モーツァルト18世紀への旅
第1集 モーツァルトの起源
from1983to1756〜60
白水社 1983年
を図書館から借りて読了。

20年以上前の本でしゅが
とっても新鮮でしゅ。

池内紀、池辺晋一郎、海老沢敏、
林光、塚本邦雄、マレイ・ペライア
といった面々が
思う存分モーツァルトを
語っていましゅ。

このシリーズ
1983年から
1991年まで17集が
企画されていましゅが
ほんとに最後まで
刊行されたのでしょうか。
図書館には
第5集までしか
ないようでしゅ。



2006年08月31日(木) エクサン・プロバンス音楽祭 ドン・ジョヴァンニ

かねて録画しておいた
NHK-BS2モーツァルト・イヤー特集
エクサン・プロバンス音楽祭 歌劇「ドン・ジョヴァンニ」
を鑑賞。

独唱:ペーター・マッテイ
   グヨン・オスカーション
   アレクサンドラ・デショーティーズほか
合唱:ヨーロッパ音楽アカデミー合唱団
管弦楽:マーラー室内管弦楽団
指揮:ダニエル・ハーディング

フランス エクサン プロバンス大司教館劇場

あまり好きなストーリーでは
ありませんが
音楽がすばらしく
グイグイ引きつけましゅ。

ドン・ジョヴァンニの
憎々し気な表情すごいでしゅ。

ドンナ・アンナ
ドンナ・エルヴィーラとも
顔がきつすぎて恐いでしゅ。
ツェルリーナも
あんまりかわいくありません。

そんなこんなを割り引いても
音楽の凄さが
胸に迫りましゅ。

あっというまの2時間ちょっとでした。



2006年08月27日(日) カルル・ド・ニ著 モーツァルトの宗教音楽

カルル・ド・ニ著
相良憲昭訳 
モーツァルトの宗教音楽
文庫クセジュ
白水社 1989年

モーツァルト本
読みまくっていましゅが
彼の宗教音楽に的を絞って
書いてある本は初めてでしゅ。

一部の曲を除いて
評価のあまり高くない
宗教音楽でしゅが
この著者は当然のことながら
多くの曲に極めて高い
評価を与えていましゅ。

L.A.S.Ponderも
この1年
K.337荘厳ミサ
K.339ヴェスペレを
歌っているので
実に興味深く読みました。

K.337、K.339とも
ザルツブルク時代最後の
曲で非常に重要な位置を
占めていましゅ。

ザルツブルク出奔後は
3曲程しか宗教曲を
作曲しなかった彼にとって
この2曲は頂点とも
なる曲でしゅ。

もう機会がないかもしれませんが
彼の他の宗教曲も歌ってみたいでしゅ。



2006年08月26日(土) ベルリン国立歌劇場 コシ ファン トゥッテ

自宅のPC不調のため
更新滞っていましゅ。

かねて録画しておいた
NHK BS2 
モーツァルト作曲
歌劇 コシ ファン トゥッテ

指揮:ダニエル・バレンボイム
合唱:ベルリン国立歌劇場合唱団
管弦楽:ベルリン国立歌劇場
独唱:ドロテア・レシュマン
   カタリーナ・カンマーローア
   ミュラー・ブラッハマンほか

実に楽しいでしゅ。
はじめ現代服で登場し違和感。
フィオルディリージもドラベルラ、デスピーナも
L.A.S.Ponder好みのマスクではないので
ひどくがっかりしたのでしゅが
アンサンブルが始まったとたん
余りのすばらしさに絶句。

夜9時から見始めて
3時間があっというまでしゅ。

内容もただのドタバタではなく
主人公たちの煩悶、懊悩が
真に迫っていて
観させましゅ。

最後2組の若いカップル
もとのさやにおさまりましゅが
その後どうなるのでしょうか。

仕掛け役の
ドン・アルフォンソと
デスピーナが最後に
出来上がってしまうというのも
楽しいでしゅ。

モーツァルトの歌劇
魔笛、フィガロもすばらしいでしゅが
コシもこんなすばらしい上演にかかると
夜も寝られません。



2006年08月23日(水) 1784年 モーツァルトの姉ナンネル結婚

1784年8月23日
アマデウスの姉
ナンネルは
ザンクト・ギルゲンの管理者
ヨハン・バプティスト・フォン・ゾンネンベルクと
結婚。

このとき父のレオポルトは
ザンクト・ギルゲンの式場に
行きましたが
アマデウスは
ウィーンで
パイジェルロのオペラ
「ヴェネツィアのテオドーロ王」の
初演を観ていましゅ。

アマデウスは
この年の8月18日
ナンネルに結婚生活に対する
意味深長なアドヴァイスの手紙を
送っていましゅ。

母の死
アマデウスのウィーン出奔
ナンネルの結婚で
4人家族はばらばらとなり
父レオポルトは
一人ザルツブルクの8部屋の
屋敷にさびしく暮らすことになりましゅ。

子ども時代の演奏旅行で
アマデウスとともに
華々しい活躍を見せた
ナンネルも
結婚後は
ピアノ講師を
続けるなどして
細々と暮らしたようでしゅ。

いやはや結婚というものは・・・



2006年08月21日(月) 飯島克巳著 開業医療の新パラダイム

飯島克巳著 
開業医療の新パラダイム
[人生の旅モデル]
日本医事新報社 2004年
を著者から贈られたので
早速拝読。

著者は
山形県金山町立病院
自治医大助教授
八丈町立病院を経て
現在さいたま市で
内科・小児科・心療内科
いいじまクリニックを開業。
現在盛業中。

カバー裏には
開業医療は楽しい!
と大書してありましゅ。

山間僻地
僻地医者養成大学
離島医療と
活躍し
ついに開業し
思う存分自由自在に
医療を展開するにいたったものでしゅ。

L.A.S.Ponder
大学院時代
著者に
公私にわたり
世話になり
うつ病で
希死念慮に
さいなまれていた時に
適切な処置を
とってくださった
大恩ある恩師でしゅ。

それにしても
アグレッシヴな
診療でしゅ。
朝6時から夜9時まで
週6日半の診療。
本当に頭が下がりましゅ。

医師の鑑でしゅ。
とても常人には
まねのできないことでしゅ。

それでもこの本に
書いてあることを
少しでも実行すれば
日常診療のレベルが
あがることは
間違いありません。

実は久しぶりに
飯島先生から電話があり
ちょっと用事を頼まれ、
その時に送られてきた本でしゅ。

きっと
私利私欲のために
本業を捻じ曲げている
L.A.S.Ponderに
ちょっと喝を入れるために
贈ってくださったのだと
思いました。



2006年08月20日(日) グラインドボーン音楽祭 イドメネオ

モーツァルト6大オペラのひとつ
イドメネオの
ビデオを図書館から借りて鑑賞。

モーツァルト作曲
G・ヴァレスコ台本
歌劇「イドメネオ」
配役
イリア:ボゼナ・ベトレイ
イダマンテ:レオ・ゲーク
アルバーチェ:アレクサンダー・オリバー
エレットラ:ジョセフィーン・バーストウ
イドメネオ:リチャード・ルイス

指揮:ジョン・プリチャード
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
グラインドボーン音楽祭合唱団
演出:ジョン・コックス
グラインドボーン音楽祭 1974年

実は以前にも
図書館から借りて
観たのでしゅが
途中眠ってしまって
そのまま返してしまった
のでした。

海神ネットゥーノ(ポセイドン)に対して
理不尽な生贄の誓約をした
クレタの王イドメネオ。
生贄となるはずの
イドメネオの息子イダマンテ。
王子イダマンテに恋する
二人の姫。

お膳立ては十分でしゅ。
衣装も舞台装置も
それらしく
安心してみていられましゅ。

二十世紀中ごろまでは
失敗作と思われていた
イドメネオ。

モーツァルト時代の上演も
不発だったようでしゅ。

それでも嵐の場面など
合唱の活躍も十分で
結構見所がありましゅ。

これは
イドメネオの苦悩と
その解決の物語でもありましゅが
イダマンテの成熟のための
通過儀礼の物語とみても
おもしろいでしゅ。

2時間ちょっとで
観られるので
ほかのイドメネオも
観てみたいでしゅ。


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