「L.A.S.Ponder氏」の音楽カレンダー

2006年08月19日(土) 関口尚著 プリズムの夏

関口尚著 
プリズムの夏
集英社文庫
集英社 2005年
読了

いつものクライエントの勧めで
読んでみる。

著者は1972年栃木県生まれ。
茨城大学大学院人文科学研究科修了。

この作品で
2002年小説すばる新人賞受賞。

男子高校生2人と
年上の女性
インターネット
うつ病
映画館
ひと夏の青春。

できすぎたストーリーでしゅが
ぐいぐい読ませるものがありしゅ。

舞台が
茨城の大洗海岸、水戸というのも
親しみが持てましゅ。

小説とはいえ
いいでしゅ。

翻って
L.A.S.Ponderの
高校時代。

工業教科の実習に
明け暮れた日々。
クラスに女子は一人。
全校でも女子数人という
男の園。

海といえば
汚水と悪臭漂う
東京湾芝浦の海。

小説はいいでしゅ。
暑い夏
ひと時の夢。



2006年08月17日(木) 2006年 DVD キャンドルは燃えているか

2006年8月17日
大学演劇部の在校生から
DVDが送られてきたので鑑賞。

自治医大演劇部第99回
2006年度新人デビュー公演
「キャンドルは燃えているか」

脚本:成井豊
演出:齋藤匠・天野雅之

2時間を感じさせない
スピーディーな芝居
後輩ながら天晴れでしゅ。

現代のタイムマシン製造を
題材によく演じていましゅ。

舞台はL.A.S.Ponderらが
公演してきた
看護学部校舎(当時看護学校)
懐かしいでしゅ。

照明器具も昔のままで
往時をしのばせましゅ。

それにしてもこの公演が
第99回とは
恐れ入りましゅ。

L.A.S.Ponderらが
ささやかな芝居を
打っていたのが
第4回から第9回。

それが2006年10月の
学園祭公演で第100回を
迎えるとは
感慨ひとしおでしゅ。

同じくL.A.S.Ponderらが
情熱を注いできた
大学合唱団が
今や風前の灯なのに
演劇部は大量の
1年生を迎えて
中興の勢いでしゅ。

第100回公演では
医療倫理を問う名作
「アルジャーノンに花束を」を
取り上げるとか。
大いに期待するところでありましゅ。



2006年08月14日(月) 2006年 うごく万華鏡遊園地

2006年8月14日
第20回企画展
グリムファンタジー
〜うごく万華鏡遊園地〜
Created by横井日出昭
会場:グリムの森「グリムの館」
主催:下野市・(財)グリムの里いしばし
企画監修:梅田カレイドスコープ研究所
会期:2006年8月5日〜8月28日

万華鏡をグリム童話ゆかりの
人形などに埋め込んだ
20点ほどの展示。

1分間の夢見心地。
癒されましゅ。

展示されている
万華鏡そのものは
特段目新しい物は
ないのでしゅが
大型の物が何点かあり
見応えがありましゅ。

かみさんと二人で
観に行ったのでしゅが
30分ほどで
見終わってしまいました。

目の位置が自分の身長に
合わないので
腰が痛くなりましゅ。

火曜日休館というのも
助かりましゅ。
多くの美術館、博物館が
月曜休館で
月曜日に時間がとれても
行くところがないのでしゅ。
月曜開館のところが増えてくれると
とってもうれしいでしゅ。

しかし万華鏡いいでしゅ。
L.A.S.Ponder
1本100円のおもちゃから
昔シアトルの学会に行った時に買った
1本1万円以上した工芸品まで
10数本のささやかな
コレクションがありましゅ。

疲れた時、
むしゃくしゃした時など
万華鏡を覗くと
たちまち癒されましゅ。

万華鏡には
視野いっぱいに広がる3ミラーと
視野の中心に円形、正多角形に限局される
2ミラーがありましゅが
どちらもすばらしいでしゅ。

万華鏡のおかず(具)を
オイルの中に
入れた物は
動かすにつれて
徐々に模様が変わっていくので
幽玄な感じがしましゅ。

もっと時間があれば
ゆっくり万華鏡に
魅入っていたいし
もっとお金があれば
高級品の
コレクション
増やしたいでしゅ。



2006年08月13日(日) 1771年 モーツァルト イタリアへ出発

1771年8月13日
アマデウスとレオポルト・モーツァルト
2回目のイタリア旅行のため
ザルツブルクを出発。

今回の旅行は
一家そろっての4人旅ではなく
父と息子の二人旅。

目的も
神童演奏家のお披露目
宣伝ではなく
作曲技量のブラッシュアップと
アマデウスの就職活動でしゅ。

目的と費用の面からも
二人旅はやむをえなかったのでしょう。

それにしても15歳で
就職先を探しに
イタリアまでとは
ご苦労なことでしゅ。

就職こそかないませんでしたが
音楽の本場イタリアでは
多大な作曲上の成果を
得てくるのでした。
めでたしめでたし。

もしアマデウスが
イタリアのどこかの
宮廷にでも就職して
一生を送っていたら
彼の音楽は
こんなに豊かなものには
ならなかったかもしれないでしゅ。



2006年08月12日(土) 海老沢敏著 モーツァルトは祭

海老沢敏著 
モーツァルトは祭
 続々 私のモーツァルト・クロニクル
音楽の友社 1994年
を図書館から借りて
読了。

熱狂的という1991年の
モーツァルトイヤー
(没後200年)の前後に
発表した文章を中心に
モーツァルト学者
海老沢氏の熱い思いが
ほとばしる。

この時の大ブームに
疑問を投げかけながら
書きまくる海老沢氏。

特にモーツァルトの商品化に
厳しい目を向けながらも
多くの日本人が
モーツァルトに
関心を寄せることに
思いをいたす海老沢氏。

L.A.S.Ponderも
ますますモーツアルトに
のめりこみそうでしゅ。

ところで1991年といえば
L.A.S.Ponderは
捲土重来を期して
大学院に入学。

モーツァルトどころか
泥沼の合唱生活からも
足を洗い
いっぱしの研究者を目指して
遅すぎるスタートを
切った年でした。

しかし研究生活は
まったく肌に合わず
挫折の連続。

生活に追われ
アルバイトに明け暮れる
暗黒の毎日でした。

あれから15年。
研究も教育もあきらめ
ひっそりと
残りの人生を送る毎日。

わずかに音楽が
慰めのさびしい日々。

自ら招いた結果とはいえ
どうしてこんな人生になって
しまったのでしょうか。



2006年08月10日(木) 1788年 ジュピター完成

1788年8月10日
モーツァルト
交響曲第41番ハ長調K.551ジュピターを
完成。

この年の6月から矢継ぎ早に
3大交響曲を作りました。

もうモーツァルトの主催する
予約演奏会には
誰も来ないのに
何のために作ったのでしょうか。

それにしてもジュピター
すばらしいでしゅ。

L.A.S.Ponderの
好きな交響曲
ベストスリーに
入ってましゅ。
(あとの2曲は
ベートーヴェンの7番、5番)

ジュピター特に
のりのりの第1楽章、
ジュピター音形ではじまり
宇宙的フーガが縦横無尽に
走り回る第4楽章素敵でしゅ。

CDも3枚以上あると思いましゅが
どれもそれなりの味わいが
ありましゅ。

生の演奏会
最前列で聴いてみたいでしゅ。



2006年08月09日(水) 1772年 アマデウス 有給コンマスに

1772年8月9日
アマデウス・モーツァルト
ザルツブルク宮廷の
有給(年額150フロリン)の
コンサート・マスターに
任命されました。
(ある本では8月21日づけ。)

それまでは無給のコンマスでしたから
間違いなく昇進でしゅ。
しかも任命は
後に決裂する
ヒエロニムス・コロレド大司教でしゅから
コロレドもある程度
アマデウスの技量は
買っていたわけでしゅ。

しかしヨーロッパ世界を
知っているアマデウスは
ザルツブルクに飽き足らず
徐々に不満を
膨らませていくのでしゅね。


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