「L.A.S.Ponder氏」の音楽カレンダー

2006年07月26日(水) 1791年 フランツ・クサヴァー・モーツァルト誕生

1791年7月26日
フランツ・クサヴァー・モーツァルト誕生

モーツァルトの第6子、末子でしゅ。
アマデウスはこの年死んでしまい
この後の子はありません。

フランツ・クサヴァーは
モーツァルト2世を名乗って
音楽界に進出しましゅが
たいした活躍もせず
独身のまま世を去りましゅ。

役人になった兄も
独身のまま世を去りましゅので
モーツァルトの血統は
彼らで終りでしゅ。

フランツ・クサヴァーという名前
当時ありふれた名前だったそうでしゅが

弟子のジュスマイヤーと
同じ名前だったので
妻コンスタンツェと仲を
邪推したアマデウスが
あてつけに名づけたとか
後世取りざたされたようでしゅが
真相は闇の中。

実際ジュスマイヤーは
コンスタンツェに付き添って
バーデンに行ったりしてましゅので
ましゅましゅ疑惑の種は
尽きません。



2006年07月25日(火) 1788年 悲しみのシンフォニー完成

1788年7月25日
モーツァルト
交響曲第40番 ト短調 完成

最近は悲しみのシンフォニーという
言い方は聞かなくなりました。

L.A.S.Ponder
モーツァルトの交響曲入門は
このト短調交響曲でした。

若い頃は
ジュピターに比べて
あまり好きではありませんでした。

今でも3大交響曲のなかでは
3番目でしゅ。

でも近頃はこの曲のよさも
わかる年になったようでしゅ。

小林秀雄の「疾走する悲しみ」といい
「悲しみのシンフォニー」といい
この曲の暗い面ばかりが
強調されすぎたようでしゅ。

悲しみに浸りながらも
何かほっとするような
憩いのようなものを感じるのは
L.A.S.Ponderだけでは
ありますまい。



2006年07月24日(月) 田辺秀樹著 モーツァルト16の扉

田辺秀樹著 
モーツァルト16の扉
小学館 1995年

を宇都宮市立図書館から
借りて読了。

小学館のCDによる
モーツァルト全集15巻+別巻付録の
書籍に連載されたものに
加筆訂正で出版されたもの。

モーツァルトに関しては
今年集中的に
何冊も読んでましゅが
それでも新たな発見がありましゅ。

田辺秀樹著 モーツァルト 新潮文庫
の時も感じましたが
著者の並々ならぬ
モーツァルトへの愛着が
感じられましゅ。

モーツァルトびいきといいましゅか
アマデウスに都合の悪いことは
なるべく目をつぶり
いい面に目を向けたという感じでしゅ。

最後16章のアマデウスの
2人の息子に関する
章が読ませましゅ。

レオポルト、アマデウス、そして
二人の息子で終わった
三代にわたる音楽一家。
まさに一瞬の奇跡でしゅね。

モーツァルトの音楽を
鑑賞する楽しみが倍増するとともに
さらに
他の書籍にあたる意欲を
そそられましゅ。



2006年07月23日(日) 2006年 ブラティスラヴァ世界絵本原画展

2006年7月23日
世界の絵本がやってきた 
ブラティスラヴァ世界絵本原画展(2005年)
会場:足利市立美術館
会期:2006年6月24日〜8月6日

いやあ絵本の世界
素晴らしいでしゅ。
しかも原画ともなれば
興味津々。

絵本
最近観ませんが
懐かしいでしゅ。

子ども達が小さい頃
図書館から借り出して
よく読みきかせを
したものでしゅ。

よく読んだものだと
思う気持ちと
もっと読んでやればよかった
もっと遊んでやればよかった
というほろ苦い
後悔とないまぜの気持ちでしゅ。

特別展示の
チャペック、ラダ、トゥルンカ
チェコの子どもの本の黄金時代
も見所がありました。

今も子ども達のために
次々に絵本が
生み出されていましゅが
果たして
子ども達に
未来はあるのでしょうか?



2006年07月19日(水) 2006年 柄澤 齊展

2006年 
柄澤 齊展
 宇宙の輪舞(ロンド)
版画、オブジェ、水彩、本 1971−2006
会場:栃木県立美術館
会期:2006年7月16日〜9月3日

柄澤 齊(からさわひとし)1950年生まれの
大規模な初めての回顧展。

柄澤の木口版画は
栃木県立美術館の
収蔵作品でいくつか観ていましゅが
これほどの作品群には
圧倒されましゅ。

本の体裁をとった
オブジェもありましゅが
どぎつい迫力で
迫るのはやはり
木口木版画でしゅ。

極小のスペースに
細密な描写。
神経症的な細かさに
ぐいぐい惹きつけられましゅ。

常に死と
しばしばエロスと
強迫神経症的な世界
うーんでしゅ。

栃木県出身の版画家の
チープな企画
と思いきや
なかなか魅せましゅ。

昼休みの1時間が
あっという間でした。



2006年07月17日(月) 1717年 水上の音楽 初演

1717年7月17日
ヘンデル作曲
水上の音楽
テムズ河畔の大水上音楽会で
初演。

当時の楽器で大編成の
演奏いかばかりだったでしょうか。

L.A.S.Ponder
この曲好きでしゅ。

ピリオド楽器のCDは
持っていませんが
現代楽器のCD何枚か持っていましゅ。

アラ・ホーンパイプはじめ
速いテンポの楽しい曲が満載でしゅ。

今月は
モーツァルトの合間に
ヘンデルもよく聴いていましゅ。
水上の音楽も
何枚か聴いていましゅ。

当時の水上音楽会の
再現DVDも発売されていましゅが
数千円も出して
買うまでの勇気は
残念ながらありません。
でも欲しいでしゅ。



2006年07月16日(日) 井上太郎著 モーツァルトと日本人

井上太郎著 
モーツァルトと日本人
平凡社新書
平凡社 2005年
を栃木県立図書館から
借りて読了。

井上太郎の著作は
今年3作目。
いずれもモーツァルトに関するもの。

著者のモーツァルトへの
思い入れ
すごいでしゅ。

本書は
明治以来の日本の
モーツァルト受容史と
小林秀雄、河上徹太郎、大岡昇平、
吉田秀和、遠山一行そして
著者自身の
モーツァルト体験を
詳述。

SPレコード時代の体験から
敗戦後のコンサート体験
そして
LPレコード時代と
時代を追っての変遷。
音楽飢餓時代の苦労が
偲ばれましゅ。

L.A.S.Ponderの
モーツァルト開眼は
大学時代でしゅが
当然LPレコードでした。

それから20年。
今ではCD全盛で
ビデオテープと
DVDでオペラも
自宅で楽しめましゅ。
なんともいい時代になったものでしゅ。

後は経済的余裕と
時間が欲しいだけ。
ホント時間が欲しいでしゅ。


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