「L.A.S.Ponder氏」の音楽カレンダー

2006年11月07日(火) 2006年 田中一村の世界

2006年11月7日
市制70周年記念 
秋の特別企画展
田中一村の世界
会場:とちぎ蔵の街美術館
会期:2006年10月11日〜11月26日
主催:栃木市、栃木市教育委員会、とちぎ蔵の街美術館

午前中ちょこっと時間ができたので
とちぎ蔵の街美術館へ。

田中一村は
1908年栃木町生まれ。
幼少期を東京で
青壮年期を千葉市で
そして50歳から
死ぬまでを奄美大島で
過ごした清貧の画家。

今回は
奄美大島にある
田中一村記念美術館所蔵の
日本画30数点と
蔵の街美術館所蔵の写真10点ほどの
小規模な展覧会。

もともと展示スペースの
狭い美術館。
一村の全貌というわけには
いきませんが
その生涯の一部は
うかがい知ることができました。

南国の風景に
魅入られて
奄美に移り住み
後半生を過ごした一村。

まさに芸術のための人生。
その画業もさることながら
その生き様に魅せられましゅ。

L.A.S.Ponderも
南国に移り住みたいでしゅが
女房子どもに
手を焼きながら
東路の果て
関東の極北で
鬱屈した
人生を送る
毎日でしゅ。



2006年11月06日(月) 1991年 メト レヴァイン 魔笛

メトロポリタン歌劇場 1991年の
エマヌエル・シカネーダー台本
モーツァルト作曲
歌劇「魔笛」K.620の
ビデオを鑑賞。

配役
ザラストロ:クルト・モル
夜の女王:ルチアーナ・セッラ
パミーナ:キャスリーン・バトル
タミーノ:フランシスコ・アライサ
パパゲーノ:マンフレート・ヘム
パパゲーナ:バーバラ・キルダフ
ほか

指揮:ジェームズ・レヴァイン
メトロポリタン歌劇場管弦楽団・合唱団
ステージ・デザイン:ディヴィッド・ホックニー

図書館から借りたビデオテープ
状態悪いでしゅが
何とか見るに堪えましゅ。

内容はもちろん
満足でしゅ。

ホックニーの舞台デザイン
ちょっと違和感があるものの
お伽話にぴったりでしゅ。

夜の女王のコロラトゥーラ・ソプラノ
しびれましゅ。

3人の童子の
ボーイ・ソプラノも
すばらしく澄んでいましゅ。

脚本・音楽とも
問題あるものの
実に楽しめましゅ。

ここのところ
続けざまに
魔笛のビデオ観ていましゅが
飽きるということがありません。

時間とお金と自由があれば
もっともっと
いろいろなビデオが
観られるのでしゅが
このくらいで
満足しなければ
罰が当たるでしょうか。




2006年11月05日(日) 2006年 栃木合唱団第34回定期演奏会

2006年11月5日
栃木市制70周年記念
栃木合唱団創立50周年
第34回定期演奏会
会場:栃木市文化会館大ホール

栃木県でも
伝統ある混声合唱団の
50周年記念演奏会
かみさんと行ってきました。

第一部は
下野楽遊奏楽合奏団の
弦楽伴奏で
モーツァルトの
宗教曲4曲。

L.A.S.Ponderたちも
グローリア アンサンブル&クワイアーで
11月12日演奏する
Ave Verum Corpus
まことの御体K.618
Sancta Maria Mater Dei
聖なるマリア、神の母K.273
が安心して聴けました。
ベートーヴェンの
第九のメロディが出てくる
Misericordias Domini
主の御憐れみをK.222
もよかったでしゅ。

第二部は
楽しく歌って半世紀・・・思い出の歌
12曲の長丁場

一番よかったのは
最後に歌った
平井康三郎作詞・作曲の
「合唱讃歌」
あっけらかんとした
今の時代にあっては
脳天気とも思える
すばらしい歌でしゅ。
今日のコンサート中
一番よかったでしゅ。

第三部は
合唱団OB、栃木市合唱連盟有志と合同で
三善晃編曲
2台のピアノによる合唱組曲
「唱歌の四季」

大編成のよさは
それなりにあったものの
それなりの演奏でした。

アンコールは
かなり凝った編曲で
会場の聴衆と一緒に
「赤とんぼ」
これもまずまずでした。

L.A.S.Ponder
学生時代
栃木合唱団のすばらしい演奏を
聴いて何度も
感動した覚えがあって
期待して行ったのでしゅが
まずまずの演奏会でした。

L.A.S.Ponderの
感受性が老化してしまったのでしょうか。

それにしても存続の危機を
乗り越えて
よくぞ50年続いたものでしゅ。
現団長は創立以来50年
歌っているというのも
すごいでしゅ。



2006年11月04日(土) 池辺晋一郎著 モーツァルトの音符たち

池辺晋一郎著 
モーツァルトの音符たち
池辺晋一郎の「新モーツァルト考」
音楽の友社 2002年

もともとは雑誌「音楽の友」に
2年にわたり
連載されたもの。

以前バッハの
ロ短調ミサを歌った年に
読んだ
「バッハの音符たち」に
ついで池辺著の
2冊目。

駄洒落は少なく
まともな論考が
冴え渡りましゅ。

たくさんの譜例
茂木一衛著 モーツァルトのおもちゃ箱
を読んだときには
なかなか思い浮かばなかった
メロディが
アーラ不思議
この本では
楽譜の見ているだけで
メロディが浮かんできましゅ。

さすが作曲家池辺
モーツァルトの楽譜と
池辺作曲のつまらない例を
比べさせて
モーツァルトのすごさを
納得させてくれましゅ。

池辺晋一郎の他の著作
もっと読んでみたいでしゅ。



2006年11月02日(木) 1989年 メト レヴァイン アイーダ

メトロポリタン歌劇場 1989年の
アントーニオ・ギスランティーニ台本
ジュゼッペ・ヴェルディ作曲
歌劇「アイーダ」の
ビデオを鑑賞。

配役
エジプト王:ディミトリ・カヴラコス
アムネリス(エジプト王女):ドローラ・ツァーイック
アイーダ(奴隷、実はエチオピア王女):アプレーリ・ミッロ
ラダメス(エジプトの衛兵隊長):プラシド・ドミンゴ
ランフィス(祭司長):パータ・ブルチュラーゼ
アモナズロ(エチオピア王):シェリル・ミルンズ

指揮:ジェームズ・レヴァイン
メトロポリタン歌劇場管弦楽団・合唱団・バレエ団
合唱指揮:デイヴィッド・スティヴェンダー
1989年10月
メトロポリタン歌劇場ライブ収録
日本語字幕:小瀬村幸子

157分は長いでしゅ。
第1幕で早くも居眠り。
最初に戻ってもう一度鑑賞。

ドミンゴのアリア
「清きアイーダ」
まず聴かせましゅ。

アイーダのマスク
今ひとつでしゅ。

アムネリスを歌う
ドローラ・ツァーイック
顔が怖いでしゅ。
ボディも太めで
強い女が好きな
L.A.S.Ponder好みでしゅ。

アリアうまいでしゅ。

このオペラよくできてましゅが
ヒロインは実は
恋に悩み、ラダメスに嫌われ
悩み苦悩する
アムネリスでしゅ。

アイーダとアムネリスと
ラダメスの三角関係。
アムネリスの怒りが
ひしひしと迫ってきましゅ。

メトの合唱団も
がんばっていましゅ。
エジプトの僧侶たち
スキンヘッドで
よく歌ってましゅ。

第1幕山場の
凱旋行進では
本物の馬まで登場
金かけてましゅ。

最後
地下の墓で死を迎える
アイーダとラダメス
実は幸福な最後でしゅ。
そしてアムネリスの絶唱。
聴かせどころでしゅ。

すごいオペラでした。
実物の公演
劇場で観たいでしゅ。



2006年11月01日(水) 2006年 千住博・小泉淳作 版画二人展 十四代辻常陸作陶展

2006年11月1日
千住博・小泉淳作 版画二人展
会場:宇都宮東武百貨店7階美術画廊
会期:2006年11月1日〜11月7日

小泉淳作という版画家は
初めて聞きましゅが
千住博の版画というので
東武百貨店に行ったついでに
しばし鑑賞。

千住博の日本画・版画は
以前にも鑑賞したことが
あるのでしゅが
やはりいいでしゅ。

特にウォーターフォールは
現実の滝を離れて
夢幽玄の境地、
独自の世界でしゅね。

実を言うと
滝の版画以外は
あまり面白い作品がありませんでした。

小泉淳作は動物を
描いた作品に
観るべきものが
何点かありました。

それにしても
版画のくせに
べらぼうな値段が
ついているのが
不満でしゅ。

もちろん買う気も
買うお金もありません。
残念!

2006年11月1日
十四代辻常陸作陶展
会場:宇都宮東武百貨店5階イベントプラザ
会期:2006年11月1日〜11月6日

明治42年生まれというから
オン年97歳。
よく70余年も
作陶に打ち込んできたものでしゅ。

古典的なブルーの陶器の数々
なかなか面白いでしゅ。

L.A.S.Ponder
焼き物は
まったくわかりませんが
思わず立ち止まって
見とれてしまう作品が
多々あり
飽きさせません。

ただ仰々しく
禁裏御用達とか
宮内庁御用達とか
書き並べなくても
いいものはいいのに、
そんなに御用達というのが
ありがたいのでしょうか。

それに840万円の
大皿には
あきれました。
840万円の皿で
食事をすると
どういう気分になるのでしょうか。
なんだか消化に悪そうでしゅ。



2006年10月30日(月) 2006年 二本松の菊人形

2006年10月30日
第52回新二本松市誕生記念
二本松の菊人形
会期:2006年10月1日〜11月23日
会場:福島県立霞ヶ城公園
を鑑賞。

大輪の菊、千輪咲を中心に
数々の菊の花々を鑑賞。

第1会場では
大河ドラマ功名が辻
第2会場では
日本昔ばなし
第3会場では
智恵子抄〜ほんとの空がある
の展示。

お目当ては
第3会場の
智恵子抄
(智恵子生誕120年、光太郎没後50年記念上演)

純愛に生きた
高村光太郎・智恵子の生涯を
菊人形歌舞伎13段返しで再現

ちょっとちゃちでした。

大輪の菊たちも
すごいでしゅが
これでもかこれでもかと
肥大、巨大化した
菊の花にいささか食傷気味。

徹底的に人工的に育てられ
観賞用に作られた菊よりも
安達太良山麓に
ひっそりと咲いていた
可憐なコスモスのほうが
L.A.S.Ponderの
琴線を震わせるのでした。

高村光太郎の
智恵子抄
俄然
再読したくなってきました。



2006年10月29日(日) 2006年 霊山太鼓

2006年10月29日
霊山(りょうぜん)太鼓
会場:福島県二本松市岳温泉
湯陽の郷(ゆひのさと)「あずま館」大宴会場

以前6年近く関わってきた
救急救命東京研修所
第10期生Aクラス
卒後10周年記念大会に参加。

宴会のアトラクションで
伊達市(旧霊山町)の
霊山太鼓を聴く。
30分にも満たない
アトラクションでしたが
そのすばらしいリズムに
圧倒され思わず
熱くなる。

大太鼓、小太鼓、横笛、鉦の
7人ほどの小編成にもかかわらず
勇壮でハイテンポの太鼓が
小気味良いでしゅ。

大太鼓の撥が
太く短いのが
特徴的だとか。

いやあすばらしい伝統芸能でした。
すばらしいアトラクションを
用意してくれた
地元福島県の幹事に感謝。



2006年10月28日(土) 1991年 ザルツブルク音楽祭 魔笛

大学の図書館に
奇跡的にただひとつオペラの
ビデオテープがありました。
視聴覚資料担当者が
気まぐれで
NHKの放送を録画したものでしょう。
良くぞこのようなビデオテープが
残っていたものでしゅ。

1991年
ザルツブルク音楽祭
モーツァルト作曲
歌劇「魔笛」

配役
タミーノ:デオン・フォン・デアー・バルト
パミーナ:ルース・ツィーリク
ザラストロ:ルネ・パーペ
ほか
指揮:ゲオルク・ショルティ
管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
合唱:ウィーン国立歌劇場合唱団
演出:ヨハネス・シャーフ
ザルツブルク祝祭劇場大ホール
製作:オーストリア放送協会・NHK

しかし190分は長いでしゅ。
ショルティの音楽は
オーソドックで
取り立てていうことはありません。

舞台衣装は今ひとつでしゅね
もっとど派手な衣装を期待したいでしゅ。

舞台装置はなかなか立派なものでしゅが
それほどすごいとは感じられません。

独唱陣もすばらしいでしゅが
30数人を超える
ウィーン国立歌劇場合唱団の
合唱が出色でしゅ。
合唱が歌劇を締めているのが
うれしいでしゅ。

魔笛
何回観ても飽きないでしゅ。
筋書きの矛盾点
よく指摘されましゅが
音楽が
それを補ってあまりありましゅ。

ほかの魔笛も
観てみたいでしゅ。



2006年10月26日(木) DVD 琉球の風 

かねてブックオフで
購入しておいた
DVD 琉球の風 夏川りみ
を鑑賞。

沖縄本島、竹富島など
沖縄の風景を
堪能。

もちろん夏川りみの歌も。
一番好きな
「涙そうそう」のほか
「安里屋ユンタ」も
よかったでしゅ。

夏川りみの
姿かたち
太めでいいでしゅ。

L.A.S.Ponder
もともと
ふくよかなご婦人が
好みでした。

彼女くらいの
ふくよかさが
ほぼ限界でしゅ。

沖縄に行きたし
と思えど
沖縄は
あまりに遠し。

せめてビデオを観て・・・

ほんとに
基地さえなければ
こんないい所はないでしゅ。

L.A.S.Ponder
一度ならず
沖縄移住(本島南部)を
考えましたが
家族もあり断念しました。


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