| 2006年09月27日(水) |
2006年 栃木県芸術祭美術展 洋画・彫塑 |
2006年9月27日 第60回記念栃木県芸術祭美術展 洋画・彫塑
会場:栃木県立美術館 会期:2006年9月15日〜9月27日 主催:栃木県文化協会 栃木県 栃木県立美術館
最終日ようやく少しの 時間を見つけていってきました。
こちらに余裕がないせいか 大作・力作ぞろいなのに 迫ってくるものが 少ないでしゅ。
入選作品も どうしてこれらが入選なのか よくわかりません。
ただで譲ってもらい 家に掛けて 鑑賞したい作品は ほとんどありませんでした。
招待作品や審査委員の作品も ずば抜けて優れている と思われるものが 見当たりません。
やっぱりゆっくり時間をとって 落ち着いて観ないと だめなようでしゅ。
しかし力作が多いことは よくわかりましゅ。
これらの大作 本当に時間と 根気を傾けて 製作したことが よくわかる作品も 多くありましゅ。
来年に期待したいでしゅ。
| 2006年09月25日(月) |
ショスタコーヴィチ生誕百年 |
1906年9月25日 ソヴィエトの作曲家 ドミトリー・ショスタコーヴィチ ペテルブルクで誕生 1975年8月9日没
モーツァルト生誕250年に 圧倒されて あまり気にも留めていませんでしゅが やはり気になりましゅ。
彼の生涯は ソヴィエト政権と 指揮者ムラヴィンスキー抜きには 考えられません。
彼の交響曲、 そしてオラトリオ「森の歌」 じっくり聴いてみたいでしゅ。
| 2006年09月23日(土) |
オペラ映画 コシ・ファン・トゥッテ |
2006年9月23日 オペラ映画 歌劇コシ・ファン・トゥッテの ビデオを図書館から借りて 鑑賞。
モーツァルト作曲 配役 フィオルディリージ:エディタ・グルベローヴァ ドラベッラ:デローレス・ジーグラー デスピーナ:テレサ・ストラータス フェランド:ルイス・リマ グリエルモ:フェルッチョ・フルラネット ドン・アルフォンソ:パオロ・モンタルソロ
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ウィーン国立歌劇場合唱団 指揮:ニコラウス・アーノンクール 演出:ジャン・ピエール・ボネ 製作:1988年ウィーン
まず声のサーカスでしゅ。 グルベローヴァのハイトーン 絶品でしゅ。
モーツァルト晩年のオペラ やはり重唱の爆発でしゅ。
舞台での録画と違い 野外でのセット 楽しめましゅ。
しかめっ面のアーノンクールが こんな愉快な音楽を 紡ぎ出すのが 不思議でしゅ。
姉妹のマスク L.A.S.Ponderの お気に召しませんが デスピーナは まずまずでしゅ。
こういう役を スーブレットというようでしゅが テレサ・ストラータス はまり役でしゅ。
モーツァルトの音楽に 浸りきった3時間でしゅが 歌と演技が あまりにも真に迫っているので 恋人たちの苦悩が胸に 迫りましゅ。
ダ・ポンテの台本 本当は恐ろしい内容でしゅ。
やはり恋人を試すのは いけませんでしゅ。
| 2006年09月22日(金) |
2006年 住友ミュージアム |
2006年9月22日 所用で矢板に出かけたついでに 住友ミュージアムで 美術品鑑賞
ここ住友ミュージアムは 住友慎一氏の個人美術館。
はじめに日本洋画館で 近代日本洋画の流れ展 〜明治末、文部省美術展までの経緯 を鑑賞。
有名画家の知られざる作品の数々 よく集めたものでしゅ。
ついで琳派館で 光琳と乾山 〜兄弟、その生涯〜
尾形光琳、乾山の陶器、日本画を 鑑賞。
これまたよくぞ 集めに集めたものでしゅ。
二館の鑑賞で疲れ果て 乾山のビデオを観ながら 爆睡。
さらに隣接の 山縣有朋記念館へ。
大日本帝国の立役者 勲章に苦笑。 大礼服など 虚栄の象徴。 明治は遠くなりにけり でしゅ。
| 2006年09月21日(木) |
1784年 モーツァルト次男誕生 |
1784年9月21日 モーツァルトの次男 カール・トーマス Karl Thomas Mozart誕生
ヴォルフガンクと コンスタンツェの間には 子どもが次々に 6人の子どもが 生まれましたが 大人になったのは この子と 末子フランツ・クサヴァーだけでした。
さてさて このカール・トーマスは 音楽の道は 途中で断念し 役人(外交官)となり ミラノに駐在。 結婚もせず 独身のまま ミラノで 生涯を閉じました(享年73歳)。
いやはや 大音楽家の息子とは つらいものでしゅ。
| 2006年09月20日(水) |
1988(昭和63)年 中村汀女 没 |
1988(昭和63)年9月20日 女流俳人 中村汀女(ていじょ)没、88歳。 1900(明治33)年4月11日誕生
わが触れて来し山の樹や秋深し
19歳のときの作。 みずみずしいでしゅ。
長く女流俳人として 活躍しました。
L.A.S.Ponder 汀女については 高校生か 予備校時代に その名を知り 心に刻んでいました。
| 2006年09月18日(月) |
2006年 藤田矯平ガラス美術館 |
2006年9月18日 藤田矯平ガラス美術館 宮城県松島町
大学の同窓会が 松島であったので 栃木の同級生と 鑑賞。
特に心を動かされる 作品はありませんでしたが 作者が美校の学生時代から好きだった 琳派芸術に近づこうとして 作り上げた 飾筥(かざりばこ)に 惹かれる作品が いくつかありました。
半透明のガラスを通して 浮かんでくる 植物文様 かすかに琳派に 通じるものがありましゅ。
苦心惨憺の末 独自のガラス芸術を極めた 世界、 見るべきものがありましゅ。
今度は二日酔いの後ではなく 心身の好調なときに もう一度来たいでしゅ。筥
金子みすゞ童謡集 ハルキ文庫 角川春樹事務所 1998年刊 を読了。
混声合唱団コール・エッコで 金子みすゞ作詩、鈴木憲夫作曲 混声のための合唱ファンタジー みすゞこのみち を歌っているので 読んでみました。
この童謡集に含まれている曲は 教科書にも載っている 「私と小鳥と鈴と」だけ。
童謡集とあるので リズミカルな詩が多いのでしゅが 基調は明るい悲しみでしゅ。
有名な 「大漁」 朝焼小焼だ 大漁だ 大羽鰮の 大漁だ。
浜は祭りの ようだけど 海の中では 何万の 鰮のとむらい するだろう。
この詩を読んだだけでも みすゞの特異な感性に 打たれてしまう。
合唱曲「みすゞこのみち」も 明るい曲もあるのでしゅが 基調は悲しみでしゅ。
この悲しみに 浸りたい人は 2006年10月21日午後6時30分 栃木県岩舟町 コスモスホールに お越しください。
ちょっぴり浸れるかも しれません。
薄幸の詩人。
金子みみず なんて呼んだら かわいそうでしゅ。
| 2006年09月14日(木) |
1938年 鶴彬 獄死 |
1938(昭和13)年9月14日 反戦川柳作家 鶴彬(つるあきら)獄死、29歳。 本名喜多(きた)一二(かつじ) 1909(明治42)年1月1日 石川県高松町生まれ
鶴彬の柳名は憧れの人 鶴さんに由来するといいましゅ。
鶴彬は16歳で川柳を始め 19歳でNAP(全日本無産者芸術連盟)高松支部を つくりプロレタリア川柳を主唱しましゅ。
反戦川柳を作り発表し 治安維持法で 特高警察に逮捕され 拷問を受け 獄死しましゅ。
命がけで川柳を 作り発表した鶴彬、 えらいでしゅ。
万歳と挙げた手を大陸に置いてきた
| 2006年09月13日(水) |
チューリヒ歌劇場 フィガロの結婚 |
NHK-BS2で放送された モーツァルト・イヤー特集 歌劇「フィガロの結婚」 チューリヒ歌劇場公演を鑑賞。
歌手:ロドニー・ギルフリー エヴァ・メイ カルロス・ショーソンほか 合唱:チューリヒ歌劇場合唱団 管弦楽:チューリヒ歌劇場管弦楽団 指揮:ニコラウス・アーノンクール
序曲さえません。 フィガロも伯爵も マスクがいただけません。 スザンナもかわいくありません。
伯爵夫人は高貴な印象。 マルチェリーナ、バルバリーナ L.A.S.Ponderお気に入りの マスクでしゅ。
出演者のマスクはともかく アンサンブルが始まると もう息を継がせません。
近代的な衣装 デッキ・チェアなどを 使った舞台も あまり違和感を感じません。
第2幕最後の7重唱など 圧巻でしゅ。
息詰まる第4幕 最高でしゅ。
長いオペラでしゅが ダ・ポンテの台本 本当によくできていましゅ。
すべてを忘れ 幸福な3時間でした。
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