| 2006年06月08日(木) |
DVD ザルツブルク音楽祭1997 後宮からの誘拐 |
DVD ザルツブルク音楽祭1997年 モーツァルト作曲 「後宮からの誘拐」 3幕のジング・シュピール 台本:ヨーハン・ゴットリープ・シュテファニー 台本脚色:ディートラント・アンドレッター
コンスタンツェ:クリスティーネ・シェーファー(ソプラノ) ベルモンテ:ポール・グローヴズ(テノール) 太守セリム:アクラム・ティラヴィ(語り) オスミン:フランツ・ハヴラタ(バス) ブロントヒェン:マーリン・ハルステリウス(ソプラノ) ぺドリルロ:アンドレアス・コンラート(テノール)
指揮:マルク・ミンコフスキ 振付・動作:アクラム・テラウィ 美術・衣装:フランシーヌ・ガスパール 演出:フランソワ・アブ・サレム 監督:アレグザンドル・タルタ ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団 ウィーン州立歌劇場合唱団
を栃木県立図書館から 借りて鑑賞。
まず主役達の現代風の衣装にがっかり。 太守がスーツにネクタイではね。
コンスタンツェと ブロンデが L.A.S.Ponder好みの 美形でないのが さらに残念。
でも音楽は素晴らしい。 数々の重唱が 聴かせましゅ。
158分の長丁場で 途中眠くてうつらうつら してしまいました。
後半の逃走と捕獲、 太守の寛容の場面は 流石に聴かせました。
図書館に DVDがあるのは助かりましゅ。 ただ図書館の資料は 他の人の借り出し、破損や盗難などで 観られなくなる可能性があるのが 恐ろしいでしゅ。
出来れば 購入して 所有したいこと しきりでしゅ。
| 2006年06月07日(水) |
小林秀雄著 モオツァルト・無常という事 |
2006年6月7日 小林秀雄著 モオツァルト・無常という事 新潮文庫 新潮社 昭和36年 をブックオフで 105円にて購入、読了。
戦後日本人のモーツァルト受容に 決定的役割を果たした といわれる評論を含む 評論、エッセイ集。
うーむでしゅ。 モオツァルトは昭和21年に 発表されていましゅが 流石に古いでしゅ。
わずかばかりのSPレコードと さらに少ない楽譜、文献から これだけの評論を つむぎだしたのは立派でしゅが 大きく偏りがあるのは 否めません。
特に井上太郎が 指摘しているように 歌劇をまるで 考慮していないことが 大きいでしゅ。
tristesse allanteを 「疾走する悲しみ」として 日本人に植えつけた功罪は 大きいでしゅ。
この評論で 日本人が 短調のモーツァルトに 傾いたとしたら やはり見方が 偏っていると 言わざるを得ないでしゅ。
でも読んでいて おもしろかったのも事実でしゅ。
さらにおもしろかったのは 西行、実朝に関する評論でしゅ。
自説を強引に押し付けてくる 強烈さに鼻持ちならないことも ないのでしゅが 読ませましゅ。
骨董にはまって 痛い目にあう 「骨董」「真贋」という エッセイも笑わせましゅ。
「平家物語」は 予備校時代に 呼んだ記憶が 鮮やかによみがえりました。
この本 もしかして 若い頃の必読書かもしれませんが 若い頃読んでも 今ほど感じることが なかったかもしれません。
今読んで 良かったという気がしましゅ。
| 2006年06月05日(月) |
1864年(元治元年) 池田屋事件 |
1864年(元治元年)6月5日 京都三条小橋の旅館池田屋で 近藤勇ら新撰組が、 潜伏していた長州藩の尊皇攘夷過激派を 襲撃。
血で血を洗う 幕末の動乱でしゅね。
混声合唱団コール・エッコでは 2004年10月の定期演奏会で 男声陣が 新撰組と尊皇派志士に扮し チャンバラごっこを演じました。
L.A.S.Ponderはこのときただ一人 池田屋の番頭に扮し もみ手をしておりました。
歌はもちろん 2004年NHK大河ドラマ 「新選組」のテーマ曲 作詞:三谷幸喜 作曲:服部 隆之 伴奏はriririさまの 豪壮華麗なエレクトーンでした。
テレビ番組のテーマ曲などというものは そのほとんどが 旬のもので 番組が終わってしまえば 顧みられることもないのでしゅが そのときは新鮮で すばらしく輝いておりました。
演奏会のビデオを先日鑑賞して 懐かしさでいっぱいになりました。
| 2006年06月04日(日) |
アニー・パラディ著 モーツァルト 魔法のオペラ |
アニー・パラディ著 武藤剛史訳 モーツァルト 魔法のオペラ 原題 MOZART l'opera reenchante 白水社 2005年 を栃木県立図書館から 借りて読了。
著者はフランスの文化人類学者。 478ページの大著 読み応えありましゅ。 あまりおもしろいので ついつい寝不足になりがちでした。
モーツァルトのオペラを イニシエーション 成熟への通過儀礼 というキーワードで 深く掘り進めた 力作。
この本を読んでいるのと いないのとでは モーツァルトのオペラの観方が 大きく変わってしまいそうでしゅ。
素晴らしい本 自分でも購入して 書架に置き 何度も繰り返し 読みたい本でしゅ。
モーツァルトのオペラ鑑賞 ますます楽しみでしゅ。
| 2006年06月03日(土) |
1899年 ヨハン・シュトラウス2世 没 |
1899年6月3日 ワルツ王 ヨハン・シュトラウス2世 Johann Strauss 没、73歳。 1825年10月25日 誕生
この人の代表作と言えば 「美しき青きドナウ」でしゅね。
L.A.S.Ponder 工業高校生時代 選択の音楽の授業で 「美しき青きドナウ」 歌いました。
古く薄暗い音楽室、 演歌好きのよぼよぼの先生の指揮で むさくるしい少年数人が どら声を張り上げて歌った ドナウはどんなだったでしょうか?
| 2006年06月02日(金) |
1867年 イギリスの作曲家 エルガー 誕生 |
1867年6月2日 イギリスの作曲家 エドワード・エルガー Edward William Elgar ウスター近郊のブロードヒースで誕生 1934年2月23日 没
なんといってもこの人は 1901年作曲の 「威風堂々」第1番でしゅ。
去年でしたか コール・エッコが 佐野市民会館大ホールで 収録したNHKの番組でも エンディングは この曲のメロディーでした。
この時はラララで歌ったのでしゅが きちんとした歌詞をつけて 混声4部合唱で歌えたら 素敵でしゅ。
この曲 エドワード7世からの 歌詞をつけてほしいと言われ エルガーは 1902年国王のための 『戴冠式頌歌(Coronation Ode)』を作曲 最後の曲「希望と栄光の国 (Land of Hope and Glory)」で このメロディーを使っているそうでしゅ。
この曲も歌ってみたいでしゅ。
| 2006年06月01日(木) |
DVD ハウルの動く城 |
息子が借りてきた DVD ハウルの動く城 2004年 スタジオ ジブリ 監督:宮崎駿 声の出演:倍賞千恵子 、木村拓哉 、美輪明宏他 を鑑賞。
この映画、公開当時 一度観にいってましゅ。 そのときは何がなんだか わからなかったのでしゅ。
今回DVDを観ても 今ひとつはっきりしません。
魔女の呪いと 戦争が伏線になって いることはわかりましゅ。
しかしどうして呪いが 解けたのかが判然としません。
ただただ映像美に 酔いしれて終わりました。
音楽も 「千と千尋の神隠し」の 「いつも何度でも」のような 何度聴いても 聞き飽きない 素晴らしいものでなかったのが ちょっぴり残念でしゅ。
次回作に期待しましゅ。
| 2006年05月30日(火) |
2006年 「イギリスの美しい本」展 |
2006年5月30日 「イギリスの美しい本」展 会場:足利市立美術館 会期:2006年4月22日〜6月4日
挿絵と装丁 本の国イギリスだけのことはありましゅ。
大量生産、大量消費の現代とは 一味もふた味も違う 重厚な本の数々。
活字にも工夫を凝らし 微にいり細にわたる 挿絵、そして装飾。
本は大切な宝物となるのでありましゅ。
本の第一義は内容の情報でしゅが 装丁によっても その価値が 大いに高まるものも ありましゅ。
L.A.S.Ponderにも 装丁が美しくて 愛玩したくなる本が いくつもありましゅ。
| 2006年05月29日(月) |
1928(昭和3)年 作曲家 佐藤勝 誕生 |
1928(昭和3)年5月29日 作曲家 佐藤勝(まさる)北海道留萌市で誕生 1999年(平成11年)12月5日 没
映画音楽、舞台音楽で 活躍した人のようでしゅ。
一番よく人に知られているのは テレビドラマの主題歌として作られた 「若者たち」でしゅね。
作詩:藤田 敏雄 作曲:佐藤 勝 ♪ 2番 君のあの人は 今はもういない だのになぜ なにを探して 君は行くのか あてもないのに
”君”を”僕”に入れ替えて 勝手に涙していました。
| 2006年05月28日(日) |
2006年 宇都宮シンフォニーオーケストラ |
2006年5月28日 宇都宮シンフォニーオーケストラ 第5回定期演奏会
会場:宇都宮市文化会館大ホール 指揮:石川和紀 ソプラノ独唱:渡辺文子
曲目 ロッシーニ作曲 歌劇「セビリアの理髪師」序曲 プッチーニ作曲 歌劇「ラ・ボエーム」より「私の名はミミ」 歌劇「修道女アンジェリカ」より「母もなく」 ブラームス作曲 交響曲第1番ハ短調
結成7年目の 若いオーケストラ。 11月に演奏する グローリア アンサンブル&クワイアーで 管弦楽を担当してくれる人たちが 多数参加しているとのことで お手並み拝見気分で 演奏会に。
セビリアの理容師は 取り立ててどうということもなく 終了。 下手なアマオケがやると 「やめてけれ、やめてけれ」 と聞こえるこの曲も 無難に演奏。
プッチーニも 無難にこなしました。 ちょっぴり美形のソプラノ 素敵でしゅ。 アンコールで歌った ジャンニ・スキッキの 「私のお父さん」が 極め付けでした。
お目当てのブラームス 最前列で聴いたにもかかわらず ずいぶんおとなしく聞こえましゅ。 このまま終わっちゃうの? と思っていましたが 第4楽章の後半 ようやく盛り上がり フィナーレは鳥肌ものでした。 良かった、良かった。
目の前で ノースリーブの コンサートミストレスの 上腕が動くさまが なんとなく偉容でした。 エロティックだった という意味では ありません。(念のため)
|