「L.A.S.Ponder氏」の音楽カレンダー

2005年11月16日(水) 名尾耕作著 旧約聖書名言集

名尾耕作著 
旧約聖書名言集
講談社学術文庫511
講談社 昭和55年
読了

西洋の文化は
ヘレニズムと
ヘブライズムが
基礎になっていることは
言うまでもないでしゅ。

そこで
ギリシア神話と
旧約聖書ということに。

膨大な旧約聖書
詩篇や伝道の書、
創世記の一部など
つまみ食いの経験は
あるものの
通読したことはありません。

いやあおもしろいでしゅ。
といっては
罰が当たりそうでしゅが。

特に詩篇、箴言、雅歌などは
美しいでしゅ。

”なまけ者は、手を皿に差し入れても
それを口にもっていこうとはしない。”
             箴言19ノ24

旧約聖書の通読は
長期入院か
刑務所にでも入ったら
などと考えているうちに
鬼籍に入って
しまいましゅね。



2005年11月14日(月) 1778年 ハンガリーの作曲家 フンメル誕生

1778年11月14日
ハンガリー出身の作曲家
ヨハン・ネーポムク・フンメル
Hummel Johan Nepomuka 誕生
 1837年10月17日 没

モーツァルト、クレメンティ、
アルブレヒツベルガー、ハイドン、
サリエリといった
錚々たる面々に師事。

L.A.S.Ponder
最近フンメルのミサ曲集のCDを
2枚購入。
明るい曲想
軽快なテンポ感
なかなかいいでしゅ。

古典派の音楽史の中に
埋もれさせるには
惜しいでしゅ。

歌ってみたい作曲家の
ひとりでしゅ。



2005年11月13日(日) 山田宗睦著 ギリシア神話

2005年
山田宗睦著 
ギリシア神話
カラーブックス511
保育社 昭和55年
読了

西洋文明は
ヘレニズム(ギリシア文明)と
ヘブライニズム(ユダヤ、キリスト教)
ということで
読み始めました。

予備知識の乏しい中
全能の神ゼウスの活躍は
目覚しい限りでしゅ。

それにしても
あまたの女神、
人間界の女性と
契っては子を作る
ゼウス
なんとも言えません。

ギリシア神話
エーゲ海を巡る
地理、歴史と
切り離せないこと
なるほどなるほどでしゅ。



2005年11月12日(土) 2005年 映画 ヴェニスの商人

2005年
映画 ヴェニスの商人
マイケル・ラドフォード 監督・脚本
アル・パチーノ シャイロック
ジェレミー・アイアンズ アントーニオ
ジョセフ・ファインズ バッサーニオ
リン・コリンズ ポーシャ
ウィリアム・シェークスピア 原作
をMOVIX宇都宮で鑑賞。

16世紀末ヴェニスという
原作に忠実な舞台背景で
充分風景を楽しめました。

そして見ものは
アル・パチーノ演ずる
ユダヤ人高利貸しシャイロック。
憎々しげな演技が真に迫り
最後は悲劇的結末へ。

果たしてこれは
喜劇なのでしょうか。
シャイロックから見れば
これは悲劇そのものでしゅ。

もちろん箱選び
指輪取り上げと
喜劇的要素もたっぷり
楽しめましゅ。

シェイクスピアを
現代に置き換えて
上演する
映画や演劇も
いいでしゅが
やはり
違和感なく楽しめるのは
シェイクスピアが
設定した時代背景でしょう。

ジョスリン・プークの
音楽も素晴らしい。



2005年11月10日(木) 2005年 ゲオルク・バゼリッツ展

2005年
ゲオルク・バゼリッツ展
 〜絵画の凱歌〜 
会場:栃木県立美術館
会期:2005年10月23日〜12月18日
鑑賞

1938年ドイツで生まれた
バゼリッツの版画作品群

第一印象は「なんだこれは?」
よくわかりましぇん。

強烈な印象はありましゅが
意味不明でしゅ。

大量の版画作品
何でこれが
絵画の凱歌なのか
わかりません。

何かを訴えているのは
わかりましゅが
それが何なのか
わかりません。

バゼリッツの作品が
現代芸術であることは
わかりましゅが
これが
美しい芸術〜ボザール〜という意味で
美術かどうか
わかりません。

美術作品を鑑賞して
慰め、癒やし、充実感を
得るのが
美術鑑賞だとしたら
これは
美術鑑賞では
ありましぇん。

まだしも併設の
ヨーゼフ・ボイスと愉快な仲間たち
 〜私はウィークエンドなんて知らない〜 
のほうが
まだ楽しめました。

年々予算を削られる
栃木県立美術館の
苦闘を象徴するかのような
展覧会で
ありました。

L.A.S.Ponderは
このような
作品を観るために
栃木県立美術館友の会に
入会したのでは
ありましぇん。

もっと
心地よい
展覧会を
期待しましゅ!!




2005年11月07日(月) 1980年 シャンソン歌手 越路吹雪 没、56歳

1980年11月7日
シャンソン歌手 越路吹雪
胃がんのため没、56歳。
 1924年2月18日誕生

今では胃がんは
早期発見早期治療で
致死率は低くなっていましゅが
当時は胃がんで死ぬのは
普通のことでした。
それにしても
56歳という若さ
気の毒でしゅ。

ビデオで観る限り
彼女の歌唱には
人を強烈に惹きつける
何かがありましゅ。

1曲だけを取り上げるのは
難しいでしゅが
「サントワマミー」が
代表曲のひとつであることに
異論はありませんでしゅ。

失恋の歌なのに
べたべたしてなくて
何度聴いても
自分の失恋を
甘く切なく
思い出して
遠い昔に
舞い戻ってしまいましゅ。

これも岩谷時子の
訳詞(作詞)なんでしょうけれど
元の意味は
どうゆう歌なのでしょうか。
なんだか気になってきました。



2005年11月06日(日) 1339年 後村上天皇即位 

1339年11月6日 延元4年10月5日
義良(のりよし)親王が即位して
後村上天皇となる。
南朝第2代、皇統譜第97代

きくたびにおどろかされてねぬる夜の
夢をはかなみふる時雨かな
            新葉和歌集423

時雨の音を聞くたびに夢を破られ、
目覚めてはまた寝入ってみる夢
その余りのはかなさに、
私の袖にも時雨のように涙を注ぐことだ。

本歌は在原業平
ねぬる夜の夢をはかなみ
まどろめばいやはかなにもなりまさるかな
                古今集

南北朝時代
北朝に押されがちな
南朝方の後村上天皇は
准勅撰和歌集である
新葉集に
苦衷を述べる和歌を中心に
百首残した。

700年の時空を越えて
後村上帝の
胸の想いが
痛切に
身に沁みましゅ。





2005年11月05日(土) 菅野則子著 江戸の村医者

菅野則子著 
江戸の村医者
本田覚庵・定年父子の日記にみる
新日本出版社 2003年
読了

父の勧めで
何の気なしに
読み始める。

明治維新前後の
三多摩で医師・名主・戸長を勤めた
親子の日誌から書き起こし
維新前後の
庶民史を綴る。

特に子の定年が
明治政府の戸長を辞し
自由民権運動にのめりこみ
やがて放浪の旅に出る。

うーん
わかりましゅ。
L.A.S.Ponderも
鬱陶しい世事から遠ざかり
放浪のたびに
出たいでしゅ。



2005年11月03日(木) 1920(大正9)年 栃木県佐野高女生が同盟休校

1920(大正9)年11月3日
栃木県佐野高等女学校生が同盟休校に入る。

そうだったんでしゅか。

わが憧れの
栃木県立佐野女子高等学校に
そんな歴史があったなんて
トンと知りませんでした。

どんな経緯があって
同盟休校にいたったのでしょうか。
興味深いことでしゅ。

考えてみると
佐野女子高のOGには
なかなか個性の強い人が
多いのもうなずけましゅ。

♪緑濃き学び舎の
英知の瞳
集う窓よ
幸多き
佐野女子高
・・・

佐野女子高校歌
OGの皆さんと
一緒に歌いたいでしゅ。




2005年11月02日(水) 2005年 長谷川沼田居展in足利市立美術館

2005年
生誕100年オマージュ
長谷川沼田居展
会場 足利市立美術館
会期 2005年10月1日〜11月13日

たまたま午前中時間が空いたので鑑賞。

長谷川沼田居(しょうでんきょ)1905〜1983は
足利出身の画家。

2003年心眼の画家長谷川沼田居展in足利美術館も
観ているのでしゅが
異様に迫るかきつばたやひまわりの
作品群にもう一度会いたくて
足利市立美術館へ。

両眼摘出後も
カミサンの手助けで
作品を作り続けたという
沼田居の恐ろしいまでの
情熱を感じたくて
会場を徘徊。

やっぱりすごいでしゅ。
特に数多く描いたひまわりは
その花がこちらを凝視する
目のようで怖いでしゅ。

まるで日本のゴッホのようでしゅ。

写実から抽象までさまざまな
変容をみせるかきつばたも異様でしゅ。

今回の展覧会では
沼田居の作品に衝撃を受けたという
4人の現代画家
岡田真宏、貝野澤章、黒須信雄、橋本倫の
オマージュ作品も
観るものを
鷲づかみにするようで
怖かったでしゅ。

足利市立美術館は
時々こういった
すごい展覧会を企画するので
目が離せませんでしゅ。


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