「サントリー音楽文化展'85バッハ生誕300年」記念出版 バッハのすべて 読売新聞社 1986年 読了
今年11月バッハのマニフィカトを 歌うので バッハ関係の本を 少しづつ読んでいましゅ。
この本は 1985年のバッハ生誕300年を記念して サントリー美術館が バッハ展を開いた時の 記念出版のようでしゅ。
全ページカラーグラビアの 豪華本でしゅ。
こんな本なかなか出合えないでしゅ。 もう入手困難で 宇都宮市立図書館で 借りるしか手はありましぇん。
手元におきたい本でしゅが 仕方ありません。
ドイツ行きたいでしゅ。 バッハ詣でしたいでしゅ。
仮面の告白 三島由紀夫著 新潮文庫 新潮社 昭和25年 読了
蒸し暑い夏を 寒からしめる 恐ろしい小説でしゅ。
男性の裸体にしか 性的興奮を抱けない 青年が ついに女性にたいして 不能であることを 自覚し 懊悩する。
たまには 三島でも読んでみようか という軽い気持ちで読み始めたものの 目が離せなくなり 一気に読み終えてしまいました。
三島の病的性格に 圧倒されましゅ。
| 2005年09月07日(水) |
1970年 スモン病の原因キノホルム発売停止 |
1970年9月7日 厚生省がスモン病の原因 キノホルムの発売停止を指示
スモン病は感染症説など 紆余曲折がありましたが キノホルム原因説が ようやく確定しました。 厚生省の決定は 遅すぎた感がありましゅ。
しかし国の患者救済策は不十分で スモン病患者の苦しみは その後も長く続きました。
L.A.S.Ponder 学生時代 横井久美子作詞作曲 「ノーモア・スモンの歌」 http://bunbun.boo.jp/okera/nano/nomore_smon.htm 大学の歌声サークルで 歌いました。
♪4 この国に再び 薬害起こすなと 共に立ち上がった たくさんの人達 そんな姿に 生きる力を取り戻したけれど こんな苦しみは 二度と この世に起こしてはならない こんな苦しみは もう私達だけでいい
大卒後上京し 府中で研修をはじめ 国立を本拠に活躍する 横井さんの演奏に接することも 幾たびか。
さらに スモン病の権威 椿忠雄院長の 公立ニューロン病院に わらじを脱ぐことになり スモン病との 因縁は浅からぬものが ありました。
| 2005年09月05日(月) |
1903(明治36)年 棟方志功 青森市で誕生 |
1903(明治36)年9月5日 版画家 棟方志功 青森市で誕生 1975年9月13日 没
一癖も二癖もある 強烈な個性でしゅ。
先月 宇都宮美術館で観た 棟方志功展では その強烈な個性に 圧倒されました。
岡本かの子の女人観世音を版画化した 女人観世音板画柵 など観るものに ぐいぐいと迫ってきましゅ。
またゆっくり鑑賞したいでしゅ。
| 2005年09月04日(日) |
2005年 日本音楽集団 |
2005年9月4日15時 日本音楽集団 〜邦楽の魅力〜 小山市立文化センター大ホール 主催:小山市教育委員会
実に十数年ぶりで 日本音楽集団の コンサートに行く。
前回は記憶違いでなければ 昨日行った 武蔵野市民文化会館だったような気がしましゅ。
オープニングの 八木節ファンタジー:福嶋頼秀作曲 でジーンときましゅ。 日本人の血が熱く 血管の中を流れるのを 感じましゅ。
2曲目 宮崎駿アニメメドレーはご愛嬌。
前半独奏、重奏のあと 後半のメイン 三木稔作曲 巨火(ほて) 邦楽合奏の醍醐味充分の熱演でしゅ。
三木稔と日本音楽集団は 切っても切れない関係でしゅ。
アンコールの 赤とんぼと 昭和初期流行歌メドレーは これまたご愛嬌。
素敵なホームページを展開する Shinchandazoさま http://www.h2.dion.ne.jp/~shinchan/hp_of_sendo_001.htm http://www.enpitu.ne.jp/usr7/72479/ も小鼓はじめ 打楽器の妙演を 魅せてくれました。
| 2005年09月03日(土) |
2005年 NTT合唱団 第2回演奏会 |
NTT合唱団 第2回演奏会 2005年9月3日14時30分 武蔵野市民文化会館小ホール
9月1日の グローリア アンサンブル&クワイアーの 練習で NTT合唱団演奏会の ご案内があり 招待券をいただいたので はるばる三鷹まで 上京して聴いてきました。
第1部 プーランク作曲 クリスマスのための4つのモテット
難しい曲でしゅ。 いくつかの演奏を聴いていましゅが 快演はまれでしゅ。 それでも 終曲Hodie Christus natus estは 楽しい演奏でした。
第2部 アンドリュー ロイド=ウェッバー 「オペラ座の怪人」より これも15人の混声合唱で 演奏するのは大変でした。 団員の力量がかなりのものであると思われたため 何とか聴くにたる演奏でした。
第3部 ジョン・ラッター作曲 マニフィカート ピアノ伴奏版
11月に グローリア アンサンブル&クワイアーで 歌うので この演奏会に来たのでした。
なかなか素晴らしい演奏でした。 15人の演奏でも充分楽しめました。 ソロも素晴らしく 聴き応えがありました。
L.A.S.Ponderも 16人くらいの小編成で この曲歌いたいでしゅ。
アンコールの ラッター作曲 For the Beuty of the Earth この曲も グローリア アンサンブル&クワイアーで 歌う曲でしゅが 感動的でした。
一日かけて 三鷹への往復 交通費、 京王プラザホテルでの昼食代 それにカミサンに急遽ねだられた 新宿オバQデパートでの リップ・スティック代 大変な出費でしたが それだけの 見返りがある 演奏会でした。
客席が ガラガラだったのが ちょっぴり 気の毒でした。
| 2005年09月01日(木) |
1953年 フランスのヴァイオリニスト ジャック・ティボー没、72歳 |
1953年9月1日 フランス最高のヴァイオリニスト ジャック・ティボー Thibaud,Jacques 来日途中 飛行機事故で没、72歳。 1880年9月27日 誕生
彼の名は ロン・ティボー・コンクールに 残っていましゅ。
L.A.S.Ponder 昨年 フォーレのレクィエムを 歌うにあたり フォーレの伝記類を いろいろ読みましたが ジャック・ティボーの名を 処々で見かけました。 フォーレと交流の 深かった人でしゅ。
彼の録音は聴いていません。
パイナツプリン 吉本ばなな著 角川文庫 平成4年 角川書店 再読
平成元年刊行の単行本で かなり以前に読んでいましゅ。
ばなな初期のエッセイで たどたどしいでしゅ。
それでも 浅草や銀座の話 TUGUMI連載当時の様子など おもしろいでしゅ。
ばななの小説は 深刻な内容のものもあり 笑いながらとは いかないのでしゅが エッセイは このころから 笑えましゅ。
| 2005年08月29日(月) |
1923年 BWV25「わがからだ健やかならず」初演 |
1923年8月29日 三位一体祝日後第14主日 J.S.バッハ作曲 カンタータ第25番 わがからだ健やかならず Es ist nichts Gesundes an meinem Leibe BWV25 ライプツィヒで初演
この作品 トン・コープマン指揮 アムステルダム・バロック管弦楽団&合唱団 のCDで聴いていましゅ。
このCDのタイトルは 「汝の怒りによりてわが肉体には全きところなく」 となっておりましゅ。
題名から想像されるとおり しんねりむっつり 憂鬱になりそうな曲でしゅ。
第5曲でようやく リコーダー3本、オーボエ2本の伴奏で 明るい曲想のアリアになり 終曲第6曲では 賛美のコラールとなり 救われましゅ。
歌うとしたら おもしろいのは 終曲のみでしゅので あまり楽しみは ありません。
TUGUMI つぐみ 吉本ばなな著 中公文庫 中央公論社 1992年 読了
毎年8月末になると 読み返すこの青春小説。
西伊豆と思しき 小さな観光港町で 繰り広げられる 十代後半の少年少女の ひと夏の青春。
性悪の美少女つぐみが ヒロインのようで 実はこの小説の 主人公は 語り手の「まりあ」ではないか と思う今回の読後感でしゅ。
吉本ばななの 最高傑作とは 思っていませんが なぜか晩夏になると 習慣のように 毎年毎年 読み返してしまう 懐かしさあふれる 小品でしゅ。
文庫本だけでなく 単行本も持っていましゅが 山本容子の 装丁も 素晴らしいでしゅ。
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