2006年05月22日(月)  「STEEL BALL RUN」8巻 荒木飛呂彦

Steel ball run Vol.8
荒木 飛呂彦著
集英社 (2006.5)
通常24時間以内に発送します。

ホット・パンツは女だった。
どうりで可愛いなぁと思いましたよ。

あと、リンゴォはフェロモンが出てるよね。
立ち姿が異様にセクシィーですよね。
存在自体が、伝説のセクシーコマンドーです(by.マサルさん)
そんな彼も、今回で天に召されることに…。

多感な幼少期に、ひどい仕打ちを受けて立ち上がったリンゴォ。
強く生きるために見いだしたのは「男の世界」
それをジャイロに強要するところが凄い。
がんばれ、…いや、がんばったよ、リンゴォさん。

次の巻は若妻の活躍に期待。


2006年05月21日(日)  「花のあすか組!」 高口里純

新・花のあすか組! 1
高口 里純
祥伝社 (2004.3)
通常24時間以内に発送します。

↑画像が無かったので、「新・花のあすか組!」の画像。

おもしろかったぁぁぁ!!

話の舞台は東京で、不良のお姉さんたちが長いスカートはいて、カミソリとか持っていそうな時代。タイマンとかレディースとか。そんな単語がちらほらと。時代錯誤、と思いつつも、おもしろくて読んでしまいました。
全国中学校裏番組織…だっけか?略して全中裏のお偉いさんだった主人公・九楽あすか(若干14歳)を取り巻く、不良少年少女たち(一部一般人)の一大絵巻。東京23区を巻き込んだ一大抗争もあり、手に汗握る青春マンガとなっております。

熱い、熱いんだ、彼女たちは!!(号泣)
学生の頃、こんなの読んでいたら、確実に私はヤンキーになっていたと思った
(影響されやすいタチですから…)
いいなぁ、こういう青春時代も素敵だなぁ。
私が生まれ育ったのは田舎だったけど、それなりに族はいた。
友人の姉さんもレディースだった。
若い時分、不良がちょっと格好良いものと思う年頃もあった。
こっそりたばこを吸ってみたりもした。
でも、シンナーなんかやらなかったし、ウリもやるほど施設が整ってなかった。
バイクだって乗る金がないし、そこまで悪くなる前に、私にはオタクの道が待っていた。
ヤンキーになる仲間より、オタクに走る仲間の方が多かった(笑)

このマンガのようなことが現実にあるとは思わないが、憧れる気持ちは良く分かる。
そして、もう戻れないからこそ、「いいなぁ」と思うんだろうなぁ。

あぁ、私も年を取ったもんだ。


2006年05月16日(火)  「ホットギミック」 相原 実貴

ホットギミック 4
相原 実貴
小学館 (2002.8)
通常2-3日以内に発送します。

本屋でいつも表紙は目に付いていた。
少女まんがにしてはポップな表紙ですなぁ、と。

感想。
ときめきメモリアル、またはアンジェリーク。

社宅で繰り広げられるイケメンたちとの恋愛模様。
主人公が羨ましくてしょうがない。
メガネかけた秀才ぼっちゃまから、モデルの幼なじみ、
ショタ入り気味のオタク友人(でもかわいい)、
極めつけは…一つ屋根の下の兄さん!!

私だったら兄さん選ぶ〜。
画像は、兄さん表紙の4巻です。
本当の兄妹ではなく(兄だけ事実を知っていた)
兄さんのみが恋の炎に身を焼かれ、悶え苦しむ訳である。
そして、最後は兄さん、恋が実らず、仏門に入るのだ。
妹(主人公)が「お兄ちゃんのものにして」とか言ってきても、
手を出せなかった…それが仏門に入る決め手だったそうだ!!

もったいねぇ!イケメンなのに!!

…でも、イケメン坊さんいても良いなぁ(アホな妄想)
しかし、少女まんがって久しぶりに見たなぁ。
犯られそうで犯られない…適度な刺激に乙女は胸キュンなのだろうか。
ぬるい、ぬるいですぞ!!(笑)

しかし、兄→(ひっそり片思い)→妹のシュチュエーションは、
昨今の「萌え」ブームにも適応できるはず。
男性にもお勧めします。
そして、兄の切ない恋心を味わって欲しいです、はい。


ホットギミックS
相原 実貴原作 / 西崎 めぐみ作
小学館 (2005.12)
通常2-3日以内に発送します。

ちなみに、主人公が兄さんを選んだver.は、小説になっているそうだ。


2006年05月07日(日)  「黒十字の騎士」 ジェイムズ・パタースン

黒十字の騎士
ジェイムズ・パタースン著 / アンドリュー・グロス著 / 大西 央士訳
ソニー・マガジンズ (2004.4)
通常2-3日以内に発送します。

小さな村の宿屋の主が愛妻を置いて十字軍遠征へ。
聖都陥落はできなかったものの、ロンギヌスの槍を手に入れる。
しかし、その槍は多く人を引きつけ、主人公へ苦難をもたらす。
宿屋から十字軍兵士、そして宮廷道化師へと主人公は変化を遂げる。
史上最大の聖遺物を手に、本当の自由を手にいれるため、
道化師率いる平民vs貴族の戦いが今、始まる!!

ロンギヌスの槍!!エヴァンゲリオン!
アンティオキア!!トルコ!!
飛んでイスタンブール!!!(違)

十字軍というか、当時の人々の残虐さが良く分かる本書。
塀の上から硫黄とかタールとか熱して、敵にかける戦法とか。
キリスト教徒の髑髏に赤十字書いて、山のように積み立てたりとか。
某ドラキュラ伯爵さながらに、老いも若きも串刺しとか。
いろいろあります、はい。
ベルセルクを思い出すね、なんとなく。

自由を求めて十字軍参加した主人公だけど、
逃げ帰ってきてみたら、宿屋はぶちこわし、愛妻は行方不明。
敵は領主、と領主の首を狙ううちに、実際狙われているのは自分――
というか、自分の持っているロンギヌスの槍だったという話。
聖遺物を狙って暗躍する集団こそが、表題の「黒十字の騎士」
こいつらの諸行がまた悪どい。
実際の史実に若干基づいているそうで、また怖い。
ちなみに、ラストはハッピーエンドです。
内容黒々している割には、最後はバラ色です。


2006年04月23日(日)  「ココ・マッカリーナの机」 中島京子

ココ・マッカリーナの机
中島 京子著
集英社 (2006.4)
通常24時間以内に発送します。

本屋で衝動買い。ジャケ買い。
ちょっと内容見てみたら、今の私にぴったりだったので即買。
…仕事に憤りを感じている私にね…。

作家として成功している作者の過去をつづったエッセイ。
東京で雑誌編集者をしていた作者が仕事を辞め、アメリカで1年暮らした時の話。
語学留学したんではなく、学校の先生(ボランティア)として渡米。
そこでのいろんな体験を描いていた。
私はそういう制度(インターンシップ)に興味があるわけではなく、ましてや反米思想の持ち主。
でも、なんでこの本を手に取ったかというと、作者と状況が似ているから。
仕事に疑問を感じて、違うことをしたいと考える、そんなところがピンと来た。
だから買って読んだんだが…止めとけばよかった。
後書きにも書いてあるとおり、現状これでいいのかと「悩める女性の背中をそっと一押しする」本だったのだ。

本当、仕事辞めちゃうよ?!

先日のコヨーテ・アグリーといい、この本といい。
なんでこうも人生転換期、みたいな作品にばっかりぶち当たるのか。
それとも無意識に求めているのだろうか?後押し、かつきっかけになる作品を…。
作者は渡米前に「手相占い」に元気づけられたらしい。
それが後押しにもなったという。

後押しかぁ。
私も今一歩なのかもしれない。
…というか崖っぷち?
いや、堪忍袋の緒が切れる寸前?

踏み出したからっていって、中島さんみたいな生活を遅れる確証は何もない。
でも、うだうだしてるのは性に合わない…と、いうわけで、自分の将来設計をきちんと立てようと思った今日この頃。




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