* * * 
憐凪



 ハ ナ ビ



 つないだ手の平に 汗かいて
 それでもつないだ 浴衣姿のワタシとアナタ
 あまり群青色でもない 都会の夜に
 弾けて飛んで舞う花火

 アナタの左肩の辺りを 視界に入れながら
 (白)の大輪の花火見上げ
 蒸し暑い風を受けながらの 最後になった花火大会


  キミの想いが イツの間にか 重たくなってきて

  アナタに 涙をマーブル模様に かき回されて

  今年の花火は キミは誰と 見上げているのだろう?


 寄り添う2人が描いていた未来は
 いつしか 2枚の地図に別れて
 離れ離れになって
 自分の地図を描いて 線をつけていく


  花火大会の季節も 僅かに過ぎた今夜

  アナタは どんな夏の夜の下で暮らしてる?





 ドンという音の次に ヒューッと鳴って

 パァーンと開いて アッという間に 消えていく花火・・・

 想い出は 今も ここで 咲いています.....















 *コレ↑考えたの 夏の花火大会が終わった時期でした。




2003年09月06日(土)
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