月曜日に風邪をひく
2008年11月10日(月)

風邪で朦朧としているときに、
今日が君の誕生日だということを思い出した。
昨日、久々に会った君のことをちょっと思いだすことにした。

奇しくも、ふたりを引き合わせた友人の結婚式の二次会で、
乾杯のシャンパングラスを持った私は、
車の運転があるから飲みたいのに飲めないことよりも、
君のことを妙によそよそしく感じたことに、イライラしていた。
君と付き合っていた月日もあったこと、そんな事実などなかったような
そんな温度感。目も合わさなかったことなんて、なかったのに。
去年会ったときのほうがまだマシだった。
なんだか、こういう色恋の問題って、
時間がたてばそれなりにワダカマリが溶けていくものだと聞いていたのに、
月日が解決するどころか、悪化させている気がしてならない。
そんなふうにイライラ感じているのは、私だけなのかもしれないけど。

風邪が見せた悪夢なら良かったのに。
今日は誰にも会う気にもなれなかった。

私は心のどこかでまだ期待していたのかもしれない。
お腹がよじれるほど笑い合うこと、他愛にない話をすること、
どこでご飯を食べるかで喧嘩すること、酔っ払って電話すること、
君の体温を感じながら眠ること、寝起きに悪い君を起こすこと、
すべて、また君と私との間に、また普通の出来事になると。
だけど、そんな昔は当たり前だったことも、
もう二度と戻っては来ない。

結婚した友人が奥さんのことを「運命の人」だと恥ずかしげもなく言った。
囃し立てられる友人を見て、喜ばしく思うと同時に、心が苦しくなった。
私には君以上に「運命の人」だと思える人は現れないと今でも思っている。
だから、早く「運命の人に限りなく近い人」が現れてくれないと困る。

告白もしてもないのにフラれた気分だし、
休みますとメールをしたら、より風邪が悪化した。
悔しいので、小説のネタにでもしてやろうと思う。
2002年11月10日(日) 甘いSWEETSをくれ!




SOUL FOUNDATION / イボンヌ