ぐっどないとみゅうじっく
もくじきのうつぎの日社会の窓

林矢子ニューアルバム『唄箱』発売中!特集ページはこちら


2002年04月30日(火) どんぶりDEパスタ

 大食い選手権にでも出るかの如く、夕飯はどんぶりでパスタを平らげました。大食いだけでなく、結構早食いでした。鮭としめじをにんにくと醤油で炒めたパスタ。我ながらなかなか美味しゅうございました。でも、コンロがひとつしかないので、麺と具を一緒に作れなくて大変なんです。
 テレビの早食いを真似た中学生が先日亡くなったが、子供はそんなんじゃ止まらない。でも、そんなんで死んじゃあならねぇよ…。

 友達に子供が産まれるそうだ。本人から聞いたわけじゃないので、いつ産まれるとか詳しいことは知らないんだけど。あいつがお父さんねぇ…わかんねぇもんだ。今流行りの「結婚すると決めてから出来たから、出来ちゃった結婚ではない」ではないらしい。狂言師って大変ね。いつもおかしなことを言わなければならないのね。

 先程『FACTORY』(フジテレビ系)にロッソ(ミッシェル・チバ、元ブランキー照井)が出ていた。お馴染みのチバ節の唄なんだけど、何かが足りない。ベース、ドラムもシンプル過ぎてつまらない。あのギターにはもっと動きのあるリズム隊じゃないと曲が面白くならない。逆にミッシェルがそんじょそこいらの即席のバンドとではないことを分からせるだけだ。
 それとは対照的だったのが中村達也率いるロザリオス。インストでアドリブ主体の曲だったんだけど、カッコ良かった。特にベースのトキエさん(AJICO、元RIZE)。弾いている姿が映えてるだけでなく、うねうねと動くベースラインがドラムと絡み合ってて気持ち良い。
 オープニングアクトとしてなっち(モー娘。)がソロで出ていたけど、どこにでもいるフツーの可愛い女の子でした。CD、書籍を多く出しているモー娘。は何を生産しているのでしょうか…。

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2002年04月29日(月) 肉まみれ

 職場に父が来て昼食を一緒に取る。最近実家のパソコンが調子悪いらしく、ウィルスメールを色んな人に送ってしまっている(もし、送って来たという方がいましたら本当にごめんなさい、早急に対処させます)。それでシュマンテックのウィルス駆除ソフトがあるのでそれを貸した。これで素直に治ってくれれば良いのだけれど、他にも色々と問題はあるらしい…。
 昼食はアメ横のへその近くのとんかつ屋。昨日も肉を食べたと言うのになぜか足が勝手に向かってしまう。GWのど真ん中、やはり店内は混み合い並んでいたが、比較的早く席に着くことが出来た。僕は味噌カツ定食でもちろんごはん、味噌汁、キャベツをお替りした。話をしている途中で、父の口癖が僕の口から出た時には思わず笑ってしまった。妹を叱る口調もいつの間にかそっくりになってしまった。特に意識して真似ようとか思ったことないだけどなぁ。職場へ戻ると父を見た同僚が「似てないねぇ」の一言。父の友人には小さい頃から散々似てるって言われてたんだけどね。わからないもんだ。

 昨日は先週に引き続きCDのおまけ作り。焼き肉をたらふく食べ生中2杯後、矢子宅でグレープフルーツのお酒を何杯か呑んだだけでもう頭がクラクラ。最近、お酒を呑むと大体こんな感じ。家じゃまず呑まないし、職場のお誘いにも余り乗らなくなったので、めっきり弱くなったのだろうか。これでは『ビールをこよなく愛する会』を退会させられてしまう…。ビール好きはずっと変わらないんだけどね。

 今日の夕飯は豚肉しめじオムレツ。昨日今日と散々肉を食べたのに、飽き足らないようだこの人は…。食べ終わってから、鮭があったのでそれを入れても良かったのだ!と気付く。あぁ、これでは頭が良くなるのは当分先になりそうだ。

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肉食獣with骨付きカルビ


2002年04月27日(土) 変身

 ここ何日か日記をサボってしまった。気付くと寝ていて、真夜中に起き出しても、もうパソコン立ち上げる気力も残ってない。強いて書くことがないなと思う日でも、後から書いておけば良かったと思うことが多々ある。後からそれを書いてみても、何やら上手く行かない場合もある。
 正直、日記をこれほど続けられるなんて思っていなかったので、自分でも驚き。今まで普通のノートに日記を何度か書いたが、大体1ページ目で終わっている。書くと言う行為自体変わらないのだけど、やはり読んでくれる人が居る居ないでは気持ちの入りようが違う。遅まきながら、いつもいつも読んでくれてありがとう。更新されてない日には喝を入れて下さいませ。

 知らず内に部屋に迷い込んだ蝿が、窓を開けてもなかなか出てくれない。何かを僕に伝えようとしているのだろうか。それとも、もしやキミはあの日助けた○○ではないですかっ!!…ってそんな訳ないわな。五月蝿くて眠れそうにないが、きっと寝てしまうのだろう。朝起きて、僕が蝿になってないことだけを祈る。

 長州力、新日本プロレス脱退!革命戦士よ、何処をさまよう…。

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2002年04月24日(水) 心の友

心の友が約束を忘れるなんて考えられないわ
〜ダイアナを待つアンの言葉『赤毛のアン』より〜

 アンにダイアナが居るように、ジャイアンにのび太が居るように!?僕にも心の友が居るのだ。だけど、僕は反省しない猿えいじ。散々裏切ったあとで、また同じことを繰り返しているのに気が付く。それでも心の友は待っていてくれた。ありがとう。君のために唄を歌おう。ホゲェェェェ〜♪

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2002年04月23日(火) 母来訪

 母が家に来た。朝、出かけるちょっと前に「今、西日暮里に居るから、あとちょっとで行く」と電話が入る。冬物の服の回収。母はクリーニング屋で働いているので、母経由で出した方が断然安い…と言っても、全部お金出してもらっているのだけれど。そしてたまにこうやって来ては部屋を片付け、食料品を買い足し、何事もなかったように帰って行く。夕飯でも一緒に食べたいがマックがお腹を空かして待っているので、そう言う訳にもいかない。帰ってきてみたら、あらゆる所が別の部屋のように綺麗になっていた。トイレで用を足すのも惜しいくらいだ。メモ用紙に綴られた書置きの手紙がなんともうれしい。ありがとう。

 身体が異常にだるい。十代特有のそれや午後の気だるさとは全く違う。今、テレビではトム・E・ヨークが唄っている。もちろんそれの所為でもない。もっともっと重く圧し掛かった何かが身体全体にまとわりついている。仕事中も終始こんな感じで仕方がなかった。なんだろう。風邪でも引いたかな。

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2002年04月20日(土) 親愛なるものへ

 ふと見渡すと、僕の周りには悩める旅人だらけ。それに引き換え僕はいかに何も考えてないで人を傷つけているか、厭なほど思い知らされる。それでも僕は実感のないことだらけなのだ。間抜けで何も気付かない僕は案外倖せ者だ。もしかしたら僕が唄うことは他にあるのかもしれない。

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2002年04月19日(金) ごめんなさい

 僕は取り返しのつかないことをしてしまった。いくら謝っても、許されることのないこと。それでも僕は謝らなきゃいけない。本当にごめんなさい。


2002年04月18日(木) まぼろしの世界

 そもそも僕は可笑しくもないのに
 笑い続けているだけなんだ
 こんなんじゃ君の予感は
 春の嵐の夜に飛ばされちまうよ

 はつちゃっと。しかも仕事中。あまりにも暇だったので職場の人と会話をチャットでやってみようと言うことになって、しばし遊ぶ。もちろん話せば聞える距離なんだけどね…。ヤフーの色んなカテゴリーの所をのぞいたのだけど、話しに意味がないものが多い。画面を通して字になるからいいものの、実際の会話だったら成り立たない。他の音楽サイトですこし話すがそこは割りとまともだった。それでもあえて書きたいと思うことなど何もなかった。
 こうやってだらだらと過ごしたが、終わり間際になって忙しくなりめずらしく1時間くらい残業。変な会社。

 真夜中にドアーズを聴きながらの皿洗いも、なかなかおつなもの。聴きたいスイッチが入ってしまい、今もずっと聴いている。でも、明るくしないとちょっと怖い。

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2002年04月17日(水) バンドマン

 昼からリハ。何とか形になった曲もあるけど、まだまだまだまだ!そして、つくづく自分のリズム感の悪さに嫌気がさす。

 終わってから休憩所の椅子に座っていると、他の女の娘バンドが話し合いをしている。聞き耳を立てていると「5月のライブで辞めたいと思ってるんだけど…」と一人の女の娘が話し始めた。他のメンバーもそれを何となく察していたみたいで、しばし沈黙が続く。「でも、それまでは悔いの残らないようにやりたいの!」と言い始めるとメンバーも腹を割って話し始め、これからの曲、ライブ、スタジオの入り方について皆で話し合っている。
 「あ〜こう言うのいいよなぁ」と感じる。このバンドだけでなく、ここのスタジオは色んなバンドがリハ終わった後でも、曲や音楽について熱く語り合っている。バンドをやり始めてから数々のスタジオに入ったが、こんなにメンバーが色々と意見を交わしているスタジオは初めてだ。今も曲に付いてあれこれ話し合ってはいるけれど、バンドではない。かと言って全てを矢ちゃんに任せているんでも全然ないんだけど、決定的に何かが違う。去年、ポンチ(失踪中のドラム)とスタジオ入っていた時は終わってから、音楽のことなど殆ど話さなくなってしまった。こんなのバンドじゃないんだよね。僕もポンチに話してもどうせダメだろうと諦めていた部分があった。こんなの悪循環になるに決まっている。人間関係が希薄でも音楽によってグっと深まり、とてつもない怪物に変化したりもするからバンドってつくづく生き物だなと思う。
 ひとりでもなくユニットでもなく、バカみたいにバンドがやりたいなと心底思う。

 しかし女の娘バンドが話してた「完璧なステージング」ってなんでしょ?「ビデオで撮って研究しようよ」って言ってたけど、何か違くね!?まずは音を届けろよ。

 昨日はみんなで銀座のお粥屋さんへ。逢った途端「疲れてます?」なんて言われちゃった…。仕事のひま疲れかな。後からカラオケに言ったりもして、呑めや唄えやで楽しかった。大人数もたまにはいいね。

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2002年04月15日(月) 発作

 時たま後天性の発作が出て、何もかもぶち壊してやろうかという気になる。なんで自分が今此処にいなければならないのか、苛立たしくて口惜しい。そもそも自分が何もかも悪いんだと思い込む。しばらくすると次第にすうっと治まってくる。日々それの繰り返し。

 昨日書き忘れたけど、おまけ作りの前に近所のウサギを撫で撫で。矢ちゃんが馴らしてくれたおかげで僕にもすぐなついた。頭を撫でていると動かず、じっと気持ち良さそうにしていた。
 帰り道では黒わんこにも初ごあいさつ。せまい柵の下からひとなつっこい顔をのぞかせる。おまけに服従のポーズなんかしちゃったからもう大変!!ウサギも黒わんこも可愛くて仕方ありませんでした。時間が許すものなら1時間でも2時間でもこうしていたかったな。
 そう言えば実家のマック(パグ犬)って服従のポーズしないよなぁ…。

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うさぎと僕。でも、どれだかわかんないね。


2002年04月14日(日) しゃべりまくりすてぃー

 今日は矢ちゃん家でCDのおまけ作り。元は出来ているので、あとは切って封筒に入れるだけ。でも、実はこの作業が大変。頭使って考えるものはないのだけれど、その分同じような作業が永遠と続く…。
 どんどん作って行く中で気付いたんだけど、僕って単純作業の方が好きなのよね。その中でいかに効率よく早く作るかを見付けて行くのもまたいい。それで夢中になるのは良いけど、テレビ観ながらとか出来ないし、矢ちゃん(単純作業ダメ派)に話しかけられてもそっけない返事しか出来ない。「怒ってるの?」とか何度も聞かれたんだけど、こっちは一所懸命やっているのにそんな事言われると、怒ってもないのに怒りたくもなる。まぁ、作業が終わってしまえばなんでもないんだけどね。
 以前からリアクションがあまり大きくなかったり、しゃべらない所為か、普通にしているだけなのに「怒ってる」とか「つまらなそう」とか人に言われたことがある。僕は僕なりに楽しいし、頭ん中で色んなこと妄想しているからそう言う訳でないのよ。しゃべらないって言われても「しゃべりたければあなたがどうぞ」ってな具合。自分のことを話さないわけではないし、どっちかっていうと話を聞いている方が好きなだけなのよ。ただ、あまり団体行動には向かないかも。マイペース過ぎるし。それに普通に話しているだけで、子供に泣かれる顔だ…しょうがないのか!?

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2002年04月12日(金) うつくしい唄たち〜Beautiful Songs@国際フォーラム〜

 ビューティフル・ソングス@国際フォーラム。矢野顕子、大貫妙子、鈴木慶一、宮沢和史(THE BOOM)、奥田民生の5人によるライブ。対バン形式ではなく、他の人の曲をその人なりのアレンジでソロやデュエットで歌う、他ではあまり見られない試み。2年前にもツアーで全国を周っている。前回は友達に先行予約でとってもらったので、1階席のかなり前だったのだけど今回は2階席。席に着いてからオペラグラスを忘れた事に気付く。最近席のあるライブでは何故か左端の席になることが多い。色んなパートを観たいにのちょっと観づらいな。

 早いカウントで始まった民生の『マシマロ』。ステージ上を見てみるとサポートメンバーは居らず、5人だけの演奏。ドラム民生、ベース慶一、キーボード矢野、リードギター宮沢、サイドギター大貫の編成で、いきなり度肝を抜かれる。全員が順番に歌う中、大貫はキーが合わないのか、かなり低い声で歌うが逆に他の人より存在感がある。そしてこのメンバーでも中心に立つ大貫。矢野がいろんな曲でバックに回るのに対して、決してサポートには回らない。それが対照的で面白い。

 何曲か続き大貫、宮沢でMCの最中、会場から子供の笑い声。MCに笑ったわけではなく、何か他の事が可笑しいらしい。左程近くでもないのだが、ステージ上の2人が何をしゃべっているか分からないくらいなのでちょっと迷惑。静かな時はステージにも届く。幼い頃にいろいろな経験をさせておくのはいいとは思うが、場所によっては他の人への影響が大きく出ることもある。だからと言って会場の外に出せばいいかということではなく、その場その場での楽しみ方を学ばせるのもいいかもしれない。それと周りの大人たちの対処が今後の子供たちに影響が出てくると思う。矢野のライブでは託児所を設けている場合もある。会場に足を運ぶ人がどう人なのか、ちゃんと考えている配慮がとても気持ちいい。

 「3年前くらいにとても悲しいことがあって、どうして自分だけこんな目にあうのだろうと思ったりもしました。そのとき色んな人に助けられてありがとうと言ったのだけど、ありがとうと言われるより、実は言う方が倖せなんじゃないかと思います」というMCを挿んで宮沢ソロでの『ありがとう』。ブームはデビュー当時からずっと聴き続けていたのだけど、はじめて生で声を聴いたのは前回のビューティフル・ソングス。当時(今も?)ブーマーと呼ばれた彼らのファンが集まるライブにあまり行く気がしなった。それがこういう形で声を聴くとは不思議なものだ。その内、ブームのライブにも足を運んでみたい。そして今、アルゼンチンのアルフレッド・カセーロによる『島唄』のカヴァー「SHIMAUTA」がアルゼンチンで大ヒット。ワールドカップサッカーの表応援歌に採用されそうなのはもっと不思議。

 矢野ピアノ弾き語り「僕の家は豆腐屋の角から4軒目〜♪」と歌う『自転車でおいで』。ピアノの弾き語りは色んな人の唄を歌うのだけど、全部矢野の唄になっている。でも、それは誇らしげに歌うのではなく「こんないい唄があるんだよ」と矢野を通して歌っているに過ぎない。どんな時もまずはじめに唄がある。ちなみに僕ん家は豆腐屋のすぐ隣。野良猫が「なんかくれっ」ていつも入り口にたまってる。駅からすぐだから歩いておいで。

 そして、このライブの為だけに作られた糸井重里作詞の『船出(your little boat)』。5人が同じ詞にまったく異なる曲をつける。かごの中のボールを取って順番を決め、大貫、民生、宮沢、慶一、矢野の順に。大貫のしっとりに続いて、落差が激しい民生の曲。ロックな感じはちょっとありきたりかな。この面子だと民生はうるさいの担当って感じなのだろうけど、あえてそれを裏切って欲しかった。宮沢はボサノヴァ調弾き語り。いちばん聴きやすかったがこれも想像範囲でちょっと物足りない。続いて慶一。これが一番良かった。サポートの武川雅寛のトランペットも『船出』と言う感じにぴったり。トリで矢野とドラムの沼澤尚のふたり。矢野vs沼澤と言った方が良いかも。歌うように叩く彼のドラムはたまらない。それぞれ船を見送る側、あるいは船に乗って旅立つ側の視点でこの詞が歌われる。それによって、どこを盛り上げるかでもずいぶんイメージが違ってくる。次回やる時は曲を作り、他の人に歌ってもらうって言うのはどうだろう。

 宮沢&民生のアコギ2本、全員で『君はTVっ子』。サポートメンバーは楽器を手放し、踊ってる。この唄をやるのに反対意見もあったらしいけど、民生のごり押しでやることに決定。厭だったのは宮沢だろうか。「せっかく贈った花柄スカート、いつの間にやらテレビのカバー」の歌詞が「「いつの間にやら僕のスカート」には笑わせてもらった。僕もスカート履いてみたい。音楽番組の新人紹介でこの曲を5秒聴いてブームを好きになった。もうあれから10年も経った。宮沢はこの唄を封印したいくらいの思いもあるらしいが、はじめて生で聴いた僕は鳥肌が立った。そして全員で『イージュー★ライダー』。『星のラブレター』。この何曲か前にも『なし』をやった。まさかブームの初期の唄を聴けるとは思ってもいなかったので、興奮しっぱなし。ここで本編終了。

はなれている時でもわたしのこと忘れないでいて欲しいの
ねぇ お願い
すぐに呼び出して欲しいの
ねぇ お願い

 鳴り止まない拍手のアンコールで矢野の『ひとつだけ』。サポートメンバーも含め、全員で歌いリフレインされるこのフレーズ。ありきたりで簡単なようだけどすごい胸に響いた。他にも聴きたい唄があったのだけど、他では味わえない満足出来る内容だった。2年前とぜんぜん曲も被っていない。良くなかった点を挙げれば、小原礼のベースは妙に跳ねていて心地よくなかった。ギター小倉の音もこの雰囲気に合わないように思う。あと座席が悪かったのか全体的に唄の音量が小さい。唄を伝えるはずなのに唄が伝わらない。それも歌っているのが悪い訳ではなく音響の為に半減してしまうのは残念なことだ。しかし、それを飛び越えて伝わってくるうつくしい唄たちがここにはあった。

ビューティフル・ソングス関連サイト『ほぼ日刊イトイ新聞』

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2002年04月11日(木) 人生やってこい

 こっこのクリップ集DVD購入。日記を書きながら観ていたのだが、思わず手を止めて観入ってしまう。
 双葉双一『双葉双一に気をつけて』を聴く。全曲弾き語りのモノラル。デモテープのようなラフな作り。多分、僕の持っているポータブルMDで録音したほうがはるかに音がいい。わざとこう言う音作りにしたのだろう。ボブ・ディランや友部正人というより森田童子に近い。でも、森田ような儚さはない。ディランのような社会性もない。友部のような哀愁もない。舌っ足らずで甘えたようなけだるい声で歌う。

いってこい ヒット打ってこい
いってこい ベースけってこい
やってこい 人生やってこい
『人生やってこい』

 これを繰り返すだけの1分14秒。まるで生きるのに疲れた酔っぱらい親父の戯言のよう。でも、それが気に入った。全曲のめり込むほど好きになれないのだけど。同じように聞えてしまう曲がある。弾き語りだけの所為ではない筈。そう思うと、同じようなコードを多用するあがた森魚や友部正人は実はすごいんだなと実感させられる。

 明日はびゅーちふるそんぐす@国際フォーラム。2年振りに5人の唄声を聴いてきます。

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2002年04月10日(水) かなりやとわたしとぼく

 昼からリハ。埼京線の渋谷駅には新南口出口があるのだけれど、出口がひとつしかない。出たはいいけど、線路を反対側に渡れなくて帰って遠回りになっちゃった…。どうにかしてけれ。
 リハは短い時間ながらも充実。ベースをレンタルで借りたのだけど、案の定弾きにくい。しかし、それを音に表してはならない。音が悪いのを楽器の所為にしては可愛そうだ。そう思うと借り物のベースでも愛着が沸いて来て返す時のが惜しくなる。

 終わってから矢ちゃん家で夕飯をご馳走になり『かなりやとわたし』を受け取る。実際に完成品を手にとって見ると感慨深いものがある。この一年間の苦労が報われるようだ。しかし、いい作品が出来たからといって浮かれてばかりも居られない。この唄たちがたくさんの人の心に沁み込みますように。


2002年04月08日(月) 黒く塗りつぶせ!!

 朝も早よからカラスの鳴き声。縁起悪いなぁと思っていたら、電信柱に巣を作っていた。どこから持ってきたのかハンガーを幾つも重ねている。誰に教えられた訳でもなく、カラスは人間の行動を見て学習する。他に硬いものを走る車に通る場所へ持っていき、割らせたりする映像もテレビで観たことがある。何にしても賢い鳥だ。ずる賢いと言った方がいいかも。平和のシンボルとされている鳩とは大違い。
 小学1年生の時、劇でカラスの役をやった。何の劇でどういう役だったかは忘れてしまった。只、色んな鳥の出てくるお話でカラスは悪役だったのは憶えている。「みんな黒く塗りつぶしてしまえ〜!!」みたいなセリフで他の鳥を威嚇していた。ここでも良いイメージはない。
 ゴミを散らかしたり、人を襲ったり、至る所に巣を作るカラスたちを取り締まろうと言うことで、去年東京都ではカラス狩りが行われた。あっという間に何百羽のカラスが捕獲され殺された。僕の職場僕は2階なのだけど、以前入り口に居る筈のないカラスが居て驚いたこともあったけど、他に直接被害に合ったことはない。しかし、いつの間にか悪いイメージが僕の脳には刷り込まれている。被害に合った人ならなおさら、カラスを嫌っているだろう。

 もし、カラスが突然変異で言語を理解し、話し始めたら人間はどうするのだろう。「殺さないで」と叫ぶカラスを同じように殺せるだろうか。それこそ対等な立場で議論でもしたならば、人間側に言い分などない。地球の生態系を異常に狂わせているのは人間だけであると、言い負かされて「カラスのくせに…」と呟くのが精一杯かもしれない。でも、実は本当に賢いのは人間でもカラスでもなく、鳩かもしれない。いつものように餌にあやかろうとしながら、人間とカラス両方に付き、その混乱を笑うだろう。

 夜、仕事から帰ってくると道にハンガーが落ちていて、電柱のカラスは何処かへ消えていた。そして、上に書いたような妄想をした。『PAINT IT BLACK』はストーンズで一番好きな曲。ブライアン・ジョーンズのシタールはいつ聴いてもしびれる。

 表紙のハイジの絵につられ『コミック・キュー食べ物天国』購入。今回はどれもほのぼのとした内容。食べ物関連ではなかったが、地下沢中也『兆-Sign-』にはぐっときた。

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2002年04月07日(日) 今でも僕は生きている

 夕べは「やっぱり枕が替わると寝にくいなぁ」と思いながら3秒で就寝。のび太並の僕。『エイジーワールド』、『茜レコード』更新しました。

 今日は鉄腕アトムの誕生日の1年前。来年には生まれることになっている。NHK-BS2でもアトム特集をやっていたが、流石に8時間半(山田五郎お疲れさま)も観てられないし、他にすることがあったのでビデオに録画する。夕飯時にまだやっていたので観てみる。アトムは手塚の代表作品だけど、僕はコミックでもアニメでもちゃんと読んだことがない。どうもキャラクター的にまっとう過ぎて毛嫌いしていた。しかし、今日ちゃんとアトムの第1話を観て印象ががらりと変わった。

 アトムは交通事故で死んでしまった天馬博士の息子「トビオ」そっくりのロボットとして作られる。設定はロボットだけど、クローン人間みたいなものだろう。一度は天馬博士を喜ばせるものの、時が経つにつれ周りの子供は成長しているのにアトムだけ成長しない。誕生時には「お父さんと呼んでくれ」と願った天馬博士であったが「もう、おまえはトビオでもなんでもない!」とアトムを家から追い出す。ロボットサーカス団に売られたアトムは自分の存在理由を探していた。そこでサーカスを見に来ていた御茶ノ水博士に拾われ、なんとか人間に近い生活に戻れた。そこからは自分がロボットであることの葛藤を抱えながらも、人間の為に生きて行く。そして最終回では気温が急上昇した地球の為に、温度を下げる爆弾を抱えたまま太陽に身を投げる。産みの親である天馬博士に自身を否定されたアトムは、最期まで自分の存在理由を探していたのである。その答えが身を投げてまでも、地球を救おうと決断するなんて。きっと、天馬博士に「いいこだね」と頭を撫でてもらいたかっただけなのだ…哀しすぎる。

 誉められもせずに育った者はまず、自分の存在理由を探す。それ故に自分が何者であり何処へ行くのかと自問自答を繰り返す。愛情を受けて育った者でさえ、自分が何者であり何処へ行くのかと自問自答をする。
それが分からないから、今でも僕は生きている。

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2002年04月06日(土) 歯痒いのよ

 昼間、本人と親御さん宛てにポンチ家にファックスを送る。ちゃんとした手紙を書きなれてないので、不躾な内容になったかもしれぬ。思いが伝わればいいのだが。
 夜は祖母の家へ。美容院へ行って綺麗になったペルちゃん(シーズー犬)が出迎えてくれた。明後日はこの子の誕生日だと知る。いつもながらにご馳走に。昨日、自分でも作ったぶりの照り焼きが出たのだけど、やはり年期が違う。祖母の作った方が断然旨い。従兄妹が居たので祖母は余り僕に話をしない。聞かれてまずい話は小声でする。まるで子供みたいで面白い。そうじゃなくても祖母は元々なのか、お茶目な所があって笑わせてくれる。しかし相変わらず、腰が痛いみたいで心配。「1度行けば治る医者はないものかねぇ…」とつぶやく。何も出来ないのは歯痒い。

 イースタンユースのHP『坂本商店』を細道リンクに追加。もう随分前にやってたんだけど、忘れてたわ…。他のは明日更新する予定。
 祖母経由で実家からもらって来た枕を今日から使う。今使っているのは頭が沈みすぎる。まぁ、あとはいつ誰が泊まりに来てもいいように。

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2002年04月05日(金) さよならトダヤ

 仕事を終え、帰り道いつものスーパーに寄る。どんどん店に近づいて行くのだけれど、一向に店の明かりが見えない。閉められたシャッター、予感は的中。そしておきまりの一枚の張り紙『4月3日をもって閉店致します』と。水曜日に来た時も遠くから見て閉まってたから「定休日か棚卸かなぁ〜」なんて思ってたけど、この日すでに閉店していたのね…。僕がだいたい行く時間には惣菜が半額になってたり、日曜には玉子が激安(¥16〜80くらい)で売ってたりするから良く利用していた。その他はさして安くもなければ高くもない、どこにでもある町のスーパーだった。何だかんだ言って一番近いから利用していただけなんだけどね。
 店員は知らされていたんだろうか?レジ打ちのおねえちゃんは新たな仕事を見付けることが出来たのだろうか?ひどい店だと朝いつも通り出社したら閉店していたと言う話も聞く。確かにこの時世いつ閉店してもおかしくない。思えば前触れがあったのかもしれないけど、今となっては後の祭り。何もスーパーだけじゃなく、多くの会社が倒産している。そしてそこに売り掛けなどある会社がとばっちりを食らっての共倒れ。今じゃ全然めずらしい話ではない。悪循環の火の車は火の粉を飛ばしながらいつまで廻り続けるのだろう。
 あっ、ポイントカード貯めてたんだった…もったいないなぁ。

 双葉双一という歌手が気になる。くるり・キセル・ママスタジオを輩出した立命館大学系京都系で、ボブ・ディランやベルベットアンダーグランド、友部正人にも通ずるという。検索してみたら『双葉双一に気をつけて』『春と乙女』というアルバムを出している。曲名の付け方など面白い、ますます気になる。近いうち買うか試聴してみたい。どなたか知ってますか?
…と、これを書いてて思ったのだが最近ADSLが使えるようになり、ネットで色々検索できるようになったはいいが、情報を吸収するだけで吐き出してない気がした。要は自分の音楽のこと。ライブもとんとご無沙汰してるし。林矢子のサポートはやめないけど、自分のもやっていかないとどうにかなってしまいそう。

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2002年04月04日(木) ポジティブ・脱力・クラブ

 昨日は『俺たちの旅』最終回を無事観れてしあわせな1日。お次は日テレの『探偵物語』再放送。探偵事務所の女の娘がラジカセから流れる「東京ワッショイ」(遠藤賢司)で踊ってた。流行ってたのか!?
 夜から渋谷でリハ。夕飯を食べながら矢ちゃんに「焼けたねぇ〜」と言われる。郵便局に行くために5分ほど歩いただけなのに…。夏になったらどうしましょ。ラーメン屋で矢ちゃんはチャーシューメンを僕はチャーハンを喰らう。そして肝心のスタジオではダメ出しを散々喰らう…。

 帰ってきてからテレビで、去年武道館でやった『真心ブラザーズ活動休止ライブ』を観る。あぁ、これも行きたかったなぁ〜。内海洋子が出てなかったのはちと残念。5年くらい前に出した彼らのアルバム『KING OF ROCK』にやられた。そして僕らはラップとも語りとも何とも形容し難い曲「スピード」にはやられっぱなしだった。
 ライブのインタビューの中で「真心は人生のモラトリアムだった」と語る倉持はまるで永遠の大学生のような出で立ち。その脱力感がいい。休止の訳は倉持が桜井がいなくても、自分ひとりで出きることに気が付いてしまったんだなぁ、きっと。それでもふたりだけで弾き語る『埋めたて工事現場の雨上がりの夕暮れ』を聴いていると「このまま真心を続ければ良いのに」なんて思う。気が向いたらまた出来るように「休止」を選んだ真心らしい選択。いいよ、ポジティブ・脱力・クラブ(こだわり過ぎな世の中にあえて脱力、そして幸福になるための有効な態度)で待ってるよ。

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2002年04月01日(月) 続・じんじんじん

 昨日の薬湯が目にも効いているのか、目がじんじんして痛い。朝、念入りに洗顔フォームをつけて洗おうと鏡をふと見ると、KISSのメンバーみたいだった。痛みはなかなか治らなかったけど、目薬さしたら少しずつ治まった。
 だけど、今度は身体がだるく、頭も少し痛い。風邪でも引いたかな。早めに寝ます、おやすみ。


臨月 エイジ |お便り気付かない細道へ向かえ旧ぐっどないみゅうじっく

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