絵童飛鳥のエッセイ
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2002年03月30日(土) 車海老

いつも傍にあるから、大切さに気づかないでいた僕。
でも、今僕は、気づいたんだ。

太陽のように笑う君に、僕は心奪われ、
明日も会えるさと、勝手に決め付けていた。

夕日が僕の顔を染めるころ、なった電話は、
僕の心に穴をあけた・・・。

僕は、今、気づいたんだ。でも、少しだけ遅かった。
もうすこし早く気づいていたなら。
もっとやさしく出来たのに。
涙の伝った跡が、とても寒かった・・・。
まるで、僕の心のように・・・。


2002年03月25日(月) 赤とんぼ

川の流れのように。
それは、只当たり前のように、右から左へ、
退屈な毎日。

人から石を投げられても、それを川底に包み込み
只、少しだけ水かさを上げる。
そして、ずっと、ずっと我慢して、いつの日か、
堤防は壊れる・・・。

人に触られても、その人の指の周りをうまい具合に
潜り抜け、今日も、右から左へ。
人に石を投げられても、それを包み込み、
明日も、右から左へ

何をされたって、右から左へ。


(本文一部省略・変更)


2002年03月24日(日) ルパン三世

いつの間に僕はこんなになってしまったのだろう・・・。
いつも遠くを見て、近くが見えない・・・。

そんな僕だから、大切なものを失って、
失ったことにさえ気づかないでいる・・・。
でも、まだ、本当に大切なものを見つけていないだけ。

明日になれば、見つかるかなぁ?
明後日になれば、見つかるかなぁ?
   ・
   ・
   ・

見つかるはずがない!
僕はまだ知らないのだから・・・。


2002年03月21日(木) 田舎娘。

いつもと同じ日常に嫌気がさして、
何か、特別な物を探して旅に出た。
ずっとずっと西に進む。歩いてずっとずっと…。

太陽は、私の背中を焼いて、得意げに笑う。
私は、ムッとしながら、それでも西に進む…。

太陽にも、追い抜かれ、あたりが月の光に包まれる…。
明るくて、とても優しい光。

私は、この光を求めていたのかも知れない…。


2002年03月20日(水) トノサマガエル

明日になれば、いいことがあるなんて、
そんな甘っちょろい考え方は捨てろ!
明日になっても、いいことなんて起きるはずはない!

未来に希望を…なんて、あまい考えは、必要ない。
寧ろ、そんな考えの奴は、碌な奴じゃない。

明日をすばらしく出来るのは、自分だ。
いいことがあるなんて、信じていてもいいことはない。

希望を持つだけで、何も行動しなければ、いいことなんて起こらない。
信じれるものは、自分だけだ。他の人を信じるな!

他人には何も無い。無いものを信じてどうする。
自分を見つめて、自分の道を歩め!!


2002年03月15日(金) スズメバチ・・・。

夕暮れの町に取り残されて、
僕は、只々さまよい歩く…。

いずれ、暗闇が訪れ、僕の心の中に闇の使者が、
やってくる。

「キミは、この世界に必要ない…。」
「キミの存在自体に何の価値もない…。」

僕は、小さくうなずき、使者の後をついて逝く。
何もない橋を渡ろう。
空を歩こう。
そして…。

僕は、今日も病院のベットの上。
真っ白な天井を見上げながら、暗闇が訪れるのを待つ…。


2002年03月12日(火) 今日から公開!

今日から、公開です!
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僕は、宝石を見つけた。でも…。
その宝石は、とても壊れやすく、とても傷つきやすい。

僕は、その宝石を宝石箱に入れる。
しかし、その宝石の命は、宝石箱に入れていると、
死ンでしまう。

だから僕は、宝石箱から宝石を取り出す。
すると、宝石は光り輝き出し。
僕の心を豊かにしてくれる。



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