青春の思ひで。

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2005年09月15日(木) 甘い夏の終わり。

あの田舎の夜道で、あの男に殺されていれば一番よかったのに、と何度も思う。


気持ち悪いほどの痣も、白目にできた血溜まりもとっくに治った。
今じゃ、痣のあとよりも、擦り剥いてしまった腕や脚の擦り傷の痕の方が、色素沈着してわかりやすい。

腕と脚にできた痣を見て後輩は「こんなひどい痣があったら、これを見るたびに思い出しちゃうじゃない」と言った。
何も言い返せなかった。

だって、きっと忘れたくない。
だから、治らなければそれはそれは醜悪な姿になってしまっただろうけれど、心のどこかで痕が残ればいいと思っていた。

五分袖や七分袖を着て、他人から痣が見えないように生活していたけれど、
ああ、一度くらいは見せてやりたかったな、あの男に。


あたしだって一緒だ。
「汚い」「不潔だ」と大人になってしまった友人たちを嫌悪するとき、あたしは彼女たちよりも自分を憎み忌むべきだ。
軽々と器用にやっていけないだけ、あたしは大切なひとを傷つけているのだから。
不器用なんて美徳じゃない。罪だ。


わけもなく頭痛がするとき、お腹が痛むとき、これがあのときの後遺症ならいいのに、と思う。
実際、そんなわけないんだろうけれど。

あのときの傷痕なんて消えたけれど、やっぱり忘れたりはできなかった。
自嘲気味な微笑が出る。
あたしの、望みどおりじゃないか。


もし、あの男に少しでも情があれば、あのときのことをあたしは完璧に、甘美な思いでにできるのに。
ナルシスティックなのはわかっているけれど。
でも、真実のところは、あたしは、愛されてもいない男から暴力を受けただけ、だ。


他人に、暴力を振るってしまった、ということであの男は傷ついているだろうか。
もしもそうなら可哀想だと思う。
自分の意思じゃなかっただろうから。お酒と煽ったあたしが悪いのだから。
でも、たぶん、後悔はしていても傷ついていたりはしてないだろう。
一連のあたしとの関係性と同じように、きっとわずらわしい出来事のひとつとしか思っていないだろう。
傷つかないでほしい、と思ったものの、それならそれで腹立たしい気持ちにもなる。


首を絞められようが、殴られようが、そんなの構わない。
あの男に、「関係ない」と言われることが一番嫌だ。

殺されていれば、「関係ない」なんて言わせないのに。


2005年09月12日(月) 先生に会いたい。

先生にもう一ヶ月近く会っていないので、会いたいです。
「あたしの先生」に。


「あたしの先生」は、あたしの指導教員です。
あたしが心の底から敬愛する、あたしにとってとても大切なひとです。
「あたしの先生」と「お仕事先の先生」は別人です。
「お仕事先の先生」の許で秘書バイトなどして小金をもらっています。
「お仕事先の先生」のこともそりゃそれなりに尊敬しておりますが、正直に言うと「あたしの先生」ほどお慕いすることはできない。

先日、先輩から嫌なこと聞いちゃってちょっと滅入ってます。
「あたしの先生」と「お仕事先の先生」の仲がよろしくない、と。

……あ、でもわかる気がするわ。

たぶん、「お仕事先の先生」は「あたしの先生」のことをなんとも思ってないんだろうけれど、「あたしの先生」は「お仕事先の先生」のことをあまりよく思ってらっしゃらないんだろうな。
「嫌い」というより、たぶん「苦手」なんだろうと思う。

あたしもたまに「お仕事先の先生」の言動を苦手だと感じることがあるから。
でも、悪いひとじゃないからなぁ。たぶん、そんなことくらい「あたしの先生」だってわかってると思うけど。

いわゆる波長が合わない、といったところでしょうね。
もちろんそれを表には出さない先生方は大人です。


だけど、「お仕事先の先生」の秘書をやっている自分のところのあまり優秀じゃない学生のことを「あたしの先生」はどう思うのだろう……。

もともと秘書を必要としていたのは、「お仕事先の先生」だけじゃなく、「あたしの先生」もだった。
あたしと、もうひとりの院の新入生が「お仕事先の先生」と「あたしの先生」の秘書候補だった。
あたしだって、それなら当然「あたしの先生」の秘書をやりたかった(今よりお給料少ないと思うけど・苦笑)。
でも、もうひとりのひとの「○○の作業が苦手」(「お仕事先の先生」のお仕事には○○作業が多い)という主張で、あたし自身も了承して、今の秘書分担になった(実は、もうひとりのひとが苦手としていたのは作業でなく「お仕事先の先生」そのひとだということも後から知ってしまったけど)。

あたしは自分で「お仕事先の先生」の秘書仕事を引き受けたんだ。
そして、「あたしの先生」にも秘書がいる。


帰省する前日に「お仕事先の先生」から「あたしの先生」があたしに頼みたい仕事があるようだ、ということを聞いた。
おそらく後からメィルが届くだろう、と。

メィルは届かない。

別に急ぎの仕事じゃないから、会ったときでいいと思ってらっしゃるのか。
それとも、「あたしの先生」の秘書のひとに頼んじゃったのかな。
そうだとしたら、どんどん先生との繋がりが薄くなっていく気がする。
僻みだとはわかっているけれど、「あたしの先生」の秘書をやっているひととその周辺のひとたちと先生の結びつきが強くなっていく反面、それから取り残されているような気がする。

「あたしの先生」から少し頼りにされてるって思えて嬉しかったのに。


頼まれるかもしれない(しれなかった?)お仕事の内容は後期の授業のアシスタント。
それを「お仕事先の先生」から聞いた瞬間は単純に嬉しかった。
断る理由もなければ断れる立場でもないから、当然お引き受けしてがんばるつもりだった。

少し時間が経つと気付いた。

もしかするとその授業にはあの男がいるかもしれない、ということに。


もし、あの男がいるだろう授業だとわかっても、あたしはお引き受けしただろう。
「断る理由もないし、断れる立場でもない」と自分自身をごまかして。
そして、後輩にはそう告げて。


あの男とはあれ以来会っていない。
「場合によったら二度と会わないよ」とあたしから言った。
その「場合」の決着はまだ着いていないけれど、その「場合」が訪れても先生からのお仕事を盾にして会ってしまうはめになるところだった。


先生、会いたいです。
お仕事の件をはっきりさせたいです。
もやもやして気持ち悪いです。

でも、先生に会うことで、あたしは誰と会おうとしているんだ。
もしお仕事のお話がお流れになったら、あたしは二重の意味で落ち込むのだろう。
「あたしの先生」から頼りにしてもらえなかった、ということと、もうひとつ。
自覚しているだけ性質が悪すぎる。

女であることをこれほど恨む日々も久しぶりだ。


2005年09月09日(金) 欲望。

今の自分に渦巻く感情たちは、きっと「欲望」と呼ぶのが一番相応しいと思う。


恋と呼ぶにはあまりにも自分本位だ。
優しい気持ちにはけっしてなれない。
破滅的だ。
この感情はきっと「欲望」だ。

夢と呼ぶにはあまりにも不健康だ。
未来がないのに気持ちだけが募る。
やっぱり破滅的だ。ある意味で。
この感情もきっと「欲望」だ。


「欲望」だけが他のすべてを無視して肥大していく。

そして、最悪なことは他人からはきっと「恋」だと見られる「欲望」と「夢」だと見られる「欲望」が繋がりあっていることだ。

片方を満たそうとすれば、もう片方が更に加速する。


自分が求めているものを探れば探るほどに、別のものを求めていることに気づく。
好きになったものを見つめれば見つめるほどに、ルーツが重なっているのが見える。


どうにもならない「欲望」を持て余している。
割り切れないし、諦めが悪いから、きっといつまでも残り続けるだろう。
……そんなわけないのに、今は出口が見えない。


そんなことより勉強しなきゃ、なぁ。


2005年09月05日(月) 今更だけど。

mixiに日記書く気力あるならこっちに書こうと改めて思う。
mixiはそろそろやばい。
全然closedな世界じゃなくなってきている。自分で招いた種も多いけどさ。
正直、知り合い増えすぎて(そして今後も増えていくだろうから)滅多なこと書けやしない。


今日はメィル不精な瞳冴ちゃんにしてはめずらしくがんばってたくさんのひとにメィルを送ったよ。
松山に帰るから遊んで、とか、岡山に行くから遊んで、とか。
(ここ見てるだろうと確信してるひとたちには送ってませんw)
そうしたら割とお返事くれてうれしかった。
2年ぶり、とか3年ぶり、とかに連絡するひとたちだったわけだけれど。
しかし、あたしの送ったメィルから、
・瞳冴ちゃんは松山には戻っていない
ということはみなさん推測できただろうけれど、「何やってるの?」とは聞かれなかったので、みなさんどう思ってるんでしょうか。


4月からこっちまともな日記を書いていないので、改めて近況報告。

3月に大学を卒業した後、4月に大学院に進学しました。
修士1年生です。
来年、修士論文を書いて修了する予定です。
「しゃかいがく」(最近マジで検索怖いのでひらがな)とかやってます。

前期は学部生なみに授業を受けて2つほど切ってしまったけれど、他はなんとかなっていると思います。
結果だけ見ると、学部のときとは違って結構優秀かもしれません。
あくまで結果だけ、ね。
プロセス見てるひとには、どれだけ院生としてあるまじきなんだと思われていることでしょう。

学校内で2つ3つバイトをしつつ、相変わらず親のお金で生きています。
ぱらさいと(これも検索怖い)です。
にーと(これも以下略)もどきです。


大好きなひとたちに顔を合わせられるような生活をしてません。
お酒と煩悩に負け続けてます。


山と谷で言えば、谷が終わる時期にしか日記を書いてないので、心配かけたり、嫌な思いをさせたりしてるかもしれない。
だから、これからはできるだけ日記を書こうと思う。
精神状態にムラなく。

とか言ってる今も谷が終わるかな、って頃合なんだけどね。


2005年09月03日(土) 気力があるときに少しだけだけど書いておくよ。

もう恒例ですが、ジモティーのみなさーん。
瞳冴ちゃん(新しいぱそこさんから打っているので「とうこ」が一発変換されなかったよorz)の奇声寄生帰省日程は8日〜21日です。
そのうち10〜12は地元にはおりません、たぶん。
よろしかったら遊んでください。ください。ください。
あのね、最近ほんと友達に飢えてるの。
大学にも友達いるんだけど、なんか最近嫌なの。
しかも、あんまり心を許してないんだなぁ、ということに最近気づいたの。


POMちゃん、お誕生日おめでとう。これも毎年恒例、すぐ追いつくよ。

琴葉ちゃん、内定おめでとう&ネットのピアノレッスンとやらが少し気になる(うずうず)。


最近は1枚のとあるコンセプトアルバムを狂ったように聞いているよ。
あたしのエフェドリン。


追記
調子に乗ったついでにプロフィールもいろいろと手を加えてみたり。
そろそろサイト復活も考えようかな。
何ができるかわからないけれど。


天上旋律 |前略プロフィールゲストブック永久少女天然色夢絵巻kitchen & closetMAIL

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