青春の思ひで。

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2003年12月01日(月) おもひで。

もう12月かぁ。
今年こそほんとうに何にもしていないなぁ。
でも、前期の単位は真面目にがんばってとれたな(自慢になりません)。
後期の単位はもうすでにやばいな(…と前期も思ったけど、まだ間に合うだろうからがんばらなければ)。

最近、学校に行けた日って朝まで起きてた日だけなのがやばい。


今日、唐突に高校の頃好きだったひとのことを思い出した。
どうにもならない片恋で。
特に親しいわけでもなかった、ただの一時期のクラスメイト。
好きだと告げる勇気もなく、彼女ができていくのをリアルタイムで見る日々だった。
悪いことだけじゃなかった。
ほんの些細なことに幸福を感じれたし、想うだけで日々が楽しかったし。
いい片恋をしている、と思った。
彼が好きだった。
あたしとは何もかもが違う彼が好きだった。
夏の虫が、炎に焦がれるようなそんな恋だったと思う。
思い返してみれば、この時期は、遊郭に行って花魁になるか、頭を剃って尼になるかしか救われないと思っていた。
彼のことはよく思い出していた。
と、いうよりはよくネタにしていた(オイ)。
「あたしが東京に来たのは彼を追いかけてきた結果」だとか。
高校時代のいい思い出と一緒に、時折思い出しては話のネタにしてみたり、元気にしてるかな、なんて思ってみたりしてた。
でも。
今日は、最後に話したときのことを思い出した。
最初で最後の電話。
卒業した数日後。
電話で好きだと言った。
彼女がいるのは知っていたし、当然のことながら結果は予想通り。
彼は、驚いていた。
あたしが、彼を好きなことが信じられないみたいだった。
「好きだったんだ」
「誰を?」だか「誰が?」だか忘れたけど、そう聞き返されたときには、あたしがあんたを好きなんだよっ!とものすごく突っ込みたくなった。
緊張していたのと、ふたりだけで会話していることに舞い上がっていろいろいらないことを喋ったように思う。
戸惑っただろうな、って思う。
「同じ関東方面に行くんだし、機会があったら遊ぼうね」って言ってみたけど、そんな機会は3年経っても訪れていない。
これからも、そんな機会はないと思う。
彼と最後にあったのは卒業式の日。最後に喋ったのは失恋した電話。

東京に来て、すぐにあたしは新しい恋をしたし、それを失ってもすぐにまた別の恋をした。

彼のことが、すごくすごく好きだったのに。

最後の電話をする前の、しているときの、胸が締め付けられるような緊張を覚えている。


でも、もうあたしは彼の声を覚えていない。
好きだったのに。











会いたいな。
ほんとうに。




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