夢中夜
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***この間は夢***ほかは現実です、たぶん。


2005年03月31日(木) 人間失格

電車に乗っている人が読んでいる本を探るのが好き。
カバーがかかっていても、文章で判断する。
右隣の人が「人間失格」を読んでいた。
どういうセレクトなんだろう、と考えるのが好き。
いつのまにか目的地に着く。


2005年03月27日(日) 〔  〕









表現の欲求は痕跡を残したがる。

音の無い音楽にも題名が
絵の無い絵画にも額縁が

spaceの中に欲求だけがしぶとく残る。



















2005年03月20日(日) 純粋容器の旅

はじめジャムの壜にはジャムが入っている。
ジャムを食べきった後、壜を別の用途に使う。

ハサミを入れてみると、重さで不安定になる。
筆立てにすると、浅すぎて見た目のバランスがおかしい。
じゃあといって、フタを有効活用して、小物を入れて蓋してみる。

<ジャム専用>の壜の名残はなかなか消せない。
いつの間にか、ジャムの壜にぴったりの中身を選ぶことに必死になっている。

私は<入れるもの>にぴったりの容器を探すため、わざわざ外へ出かけて行く。そして、それがぜんぜん見つからない。


2005年03月12日(土) 焦げ茶のドローイング

***
A本さんが3枚の絵を描いた。
中世の版画みたいな不思議な絵だった。
***


2005年03月08日(火) ぼくの作ったマザーグース(寺山修司)

この世で一ばん小さな棺桶は 筆箱です
そして 死体は一本の赤鉛筆です
なかを一本の血管が通っています

赤鉛筆で書いた詩は 血で書いた詩で
消しゴムは 消えていった魂たちのお墓です

さて あなたは
詩の中で何人死なせたかな?


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きみの星はやみの夜に輝いている
(Carl Hilty)
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