フィンランド湾のヨット

2006年02月22日(水)  遠く離れて

心は空っぽでいて
思わない
日常も何もかもに
手の届く
それでいて


あいだ
から
こぼれて落ちる
もはや不毛ですらない
水曜日
椅子


2006年02月21日(火)  上書き

お誕生日おめでとうございます
毎年27歳っていうのは良いなぁ
私はじきに三十路ですが


2006年02月20日(月)  朝眠る

ああもう
夜はこんなに短くていいのか


2006年02月19日(日)  新しい言葉を覚えるようにして

音楽を身体に移し変えるためには

1・2・3・4・5・6・7・8

この“・”のところ
ここをとるだけで無限になる
その果ての無さに
少し涙目になりながらも
一朝一夕にはいかない

覚えるしかない

1 で引いて
・ で入れて
2 で引いて
・ で入れる

自然にできないなら
覚えるしかない


2006年02月18日(土)  白くなる

北欧のうすい
陽の光みたいに
雪みたいに
低い雲みたいに
顔が


2006年02月17日(金)  時差ぼけず

なぜなら
生活の時間帯が
変わらないから…


2006年02月16日(木)  春

タイツを脱いで
セーターを一枚減らして
でもまだ暑い

乗り継ぎの飛行機の
機内での記憶が
まったくありません


2006年02月15日(水)  さよなら

だって帰らなくては
いけないんだもんね


2006年02月14日(火)  闇の中の光

結局
映画館の座席は指定席だったのか?


2006年02月13日(月)  「スタンダードで」

タリンは雪 ヘルシンキも雪

月曜日はお休みのところが多くて
教会やなんか
どこから入ったらいいか
わからなかったり

「ブラジル」とかそういう
歌を聴きながら
ピザを食べて
VANATALLINNは甘い
ストレートしか無いの?
そしてすごく強い
よくわからないから
シンプルになってしまう

結局
スウィートは幾ら増しだったのか?
ハーバービュー


2006年02月12日(日)  「Oh my God!」

ホテルの予約、日付が間違ってた。
この言葉、普段はどこの引き出しに入っているのだろう。

メロディアはカラオケ無し。残念。


2006年02月11日(土)  なぎ払え!

雪でつるつると滑るのだ
苦労してよじ登って指差す
島のはじまで行ったら
チョコバーを食べよう
そして
海とすべすべの
岩盤を見るのだ


2006年02月10日(金)  熊がまもっているところ

音楽は途中の広がってゆくようなところが好きです。
マフラーをぐるぐる巻いて私たちは塔の上の目となって
橙色の灯り(街)と青白くて少し緑色の灯り(港)をみる。
煙突が遠くに見えてくろぐろと暗く街は低く。


2006年02月09日(木)  古城のある街

ふつう心は身体のなかにあって
そのなかで
伸びたり縮んだりする
でもときどき身体も縮むの

小さい


2006年02月08日(水)  五年ぶりに

暖かく気持ち良く晴れている
東京も心も
決めるのはいつも
自分自身でしかないわけだけれど

なぜか

呼ばれているから行くんだって
そう思います


2006年02月07日(火)  いつも通りにね

明日から非日常

だけれど

何食わぬ顔して普段通りに生きる
当たり前のことを
当たり前にできるように
なるんだ
なる


2006年02月06日(月)  くつした

これでやっと荷造りできる
子供のころにはいた
肌がまったく見えなくなるような


2006年02月05日(日)  そういう身体にならなくちゃ

カイロと
タオルと
生姜と
にんにくと
栄養ドリンクと
水分と
稽古着たくさんと

あと

気合い


2006年02月04日(土)  今日はどうしました?

普段どのようにして
身体を使っているか
心と身体の両方に
誠実であるということ


2006年02月03日(金)  冬の芝生

足もとの長い影
太った猫が日なたに居て
自転車を停めて
ベンチにはひとが
座ったり歩いたりしている
ひとの
気持ちが


2006年02月02日(木)  ある日。

ごみ袋を持って部屋を一周する。
悩ましいものが多くなってきた。
きっと、あと少しなんだけどなぁ。

冬の日の、色彩の、無調の
穏やかにまとまった感じ。

地下鉄に乗って、北のほうへ。


2006年02月01日(水)  いれもの作り

イメージが湧いてくるまで
ああじゃないこうじゃないって
水曜日はほっとする
ほっとしすぎて何もしなかった

外は雨
冬の


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