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2015年08月09日(日) 8月9日のlesson de ラ・パレット

6月に続き、北川先生のお許しがあって、低学年の生徒さんの30分レッスンが実現しました。
猛暑が続きの頃でしたが、いつも通り、熱心な聴講の皆さまが集まってくださいました。

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11:00〜
 プレインベンションより  No,2
 ブルグミューラー25より アラベスク
 ハ長調音階

11:30〜
 バーナム : ピアノテクニック1巻 グループ4
 バッハ/ペッツォルト: メヌエット ト短調(プレインベンション18)
 ローリー: 小フーガ1(プレインベンション1)
 
12:00〜
 ベートーヴェン:ソナチネNo.6 F-dur
 ブルグミュラー:25の練習曲17番
 バルトーク: ミクロコスモス3巻69番
 ツェルニー:30番練習曲より10番

13:00〜
 チェルニー40番 9,10
 バルトーク:ミクロコスモス 98、99
 J.S.バッハ: シンフェニア1番
 ハイドン:ピアノソナタ Hob.XVI 23 第1楽章
 
 休憩 14:00〜14:40

14:40〜
 バッハ平均律2巻24番
 ショパンエチュードOp.25-12
 リストの超絶技巧10番
 ラフマニノフ音の絵Op.39-1

16:10〜
 ショパン:ノクターン第14番 Op.48 No.2 fis-moll
 ショパン:バラード第2番 Op.38 F-dur
 リスト:バラード第2番 h-moll
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この日一日レッスンを聴講していて、私は何とも言えない感動的な気持ちになりました。
小学一年生から成人の生徒さんまで、初めてラ・パレットの公開レッスンを受ける生徒さんも、2回目以上の生徒さんも、全ての生徒さんが真摯に演奏し、北川先生がおっしゃることを賢明に音にしようと音楽に向き合っていて、その様子に何度も心を動かされたのです。
ピアノのレッスンって、結局、こういう事なのかも知れない…と腑に落ちた思いでした。

今回、小学1,2年生の生徒さんが3人もいたため、そしてそのうちのお二人が、公開レッスンで弾いてくださるのが初めてだったため、ピアノに取り組む最初の段階で何をどのように学ぶことが大切か、集約して学ぶことができたのはラッキーでした。

まず、ピアノをはじめる時に大切なこととして、
「5本の指の音をそろえる」
「譜面を読む」
という二点をおっしゃいました。

そして、
『正確に弾くのが音楽的』
であるということ。
この正確さというのは機械的であるのとは違うという理解をすること。

「いつでも調性感を持ってひくこと」
「リズムの勉強をしっかりすること」

そして、
「出来上がった時には、人に伝えるために弾く」

正直なところ、これらを全て学ぶには、指導する私たちが相当注意深く課題を選ばなくてはならないし、学ぶ生徒さんは集中力を持って努力を続けなくてはなりません。
きっと、その愚直さこそがピアノを学んでいく上で必要不可欠なものなのでしょう。

この日の公開レッスンの最後に、先生が、
「何を目的にどう勉強するかがわかっていれば、誰でも上手くなる」
とおっしゃったのは大きな希望となりました。
『才能』などの漠然とした言葉ではなく、一つ一つ具体的なことをおっしゃってくださるからこそ、こう断言することができるのだと思います。
実際、ラ・パレットで弾いてくださった今までの生徒さんを見ていても、私自身が北川先生に教えていただいた事を考えても、その通りだと確信できます。

次回は10月4日日曜日。
お申込みをお待ちしています。


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