...ささなみ

 

 

ゆくすえ

枝雀。 - 2002年05月29日(水)

同僚から桂枝雀のビデオを借りて観る。
「鷺とり」と「皿屋敷」。
落語を聴くのは久しぶりだ。

枝雀の噺はまともに観たことがなかった。
映画の「ドグラマグラ」のみを観ている。
そのときもかなりぬめりとした感じだった。

噺は名人芸というよりはアートという印象。
亡くなり方がああいうものだったので
観ていてどうしてもそのことがつきまとう。

「鷺とり」は、はじめそのスピードに
感覚がついて行けなかった。
枝雀自身が自分のスピードについていくのに必死な感さえある。
私の好みとしては
米朝さんくらいのテムポが安心して聴けるなあ。
(米朝さん7月に来る。きっとこれがラスト。)

枝雀のあのスピードには
不穏なものがある。
これも彼の死のありようが落とす影(バイアス)なのだろうか。



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観劇日記。「MILK」 - 2002年05月26日(日)

24日、I氏の脚本による女優4人の芝居。
BLOCHというハコの感じはわるくなかった。
出産、不妊をめぐるお話ということを知っていたら
見にいかなかったと思う。

女優陣は達者で
ギャグもすべらず、
ファンの人には楽しめる運びだったのだろう。

ただ、ホンが
出産、不妊治療の参考資料の情報を
羅列したようなところに、
ちょっぴりありがちなメッセージが
混ぜ込んであるだけなのには、
正直辟易した。
それと品の悪いところで
ギャグをつくっているのも
いやだった。
(笑えなかった。

たまに出てくる
初歩的な日本語ミスも
私には大きな減点対象だ。
ものを書く人なら
言葉は大切にしてほしい。
それだけで見る気が失せるぞ。

主役の女優さんはとても魅力的だった。


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観劇日記。真夏の夜の夢。(原語ヴァージョン) - 2002年05月19日(日)

TNT Theater Britain presents
A MIDSUMMER NIGHT’S DREAM
by W.Shakespeare
Directed by Paul Stebbings

職場でただ券をもらい
北海道インターナショナルスクールで見てきた。
なんだか今年は「真夏の夜の夢」ならびに
シェイクスピアがふたたびマイブームの気配だ。

ホールとは名ばかり体育館も兼ねた場所での公演だった。
はじめはあれれと思ったが
舞台のちゃちな具合が、かえってよかったみたい。
昔のイギリス人も結構こんなかんじ(近さと日常感)で
見ていたんじゃないかな。

日本語の本も何度か読んでいるし
その昔大島弓子の漫画でも親しんだ話、
筋はだいたい分かっているが
やはり英語のセリフは単純なセンテンス以外ききとれない。
(古い言葉はほとんど使っていなかったような気がする。)
はじめは少しでも聞き取りたいと思っていたが
後半舞台の動きに引き込まれるに従い
無駄な努力をするのをやめていたようだ。

話は、ボトムはでてくるものの
村人たちのこっけいな部分を割愛した短縮版。
役者は複数の役をこなしていた。
生のバイオリンやフルート、
歌も入り、(どれも聴くにたえるりっぱなもの)
役者の動きもおどりの基礎がある程度あると感じられるもので
ただで見られたのはたいへんお得なことであった。

全体からは明るくラヴリーな猥雑さが感じられた。
シェイクスピアの喜劇にこれは大事なことなんだろうな。
またまたシェイクスピアの魅力とおもしろさを感じてしまった日曜日だった。
それにしても
やっぱりもっと英語がわかればなー。
あの三倍は笑えたのに…。

http://www.oneworld.co.jp/commu_intro.htm




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