『偏愛的猫生活』☆muux

◇登場人(猫)物◇=01年6月頃生の純日本猫♀、竹藪に捨てられていた。
ザジ=02年11月頃生 03年1月21日から同居。Mixアヘ〜猫♂9.2kg
ATU/ダンナ=絵描きになりたかった地質調査技師。ウドンは柔らか目。四国・松山出身
わたし=実は雑踏が大好き。道玄坂の奥がふる里 →<about me>

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ザジ水 2006年01月28日(土)

ザジがご飯を食べてすぐ、お水を飲むので、
口の中の汚れが、水飲み茶碗の水の中に入って
痛みやすいみたい、というお話ですが、
書こうと思っているうちに、
夫婦二人ともインフルエンザに罹ってしまった。

治ったら書き直します。


2006年01月21日(土)



朝起きたら雪が積もっていた。
9年ぶりくらいかな?

雪がじゃんじゃか降ってきていて、
いつも通り窓から外を眺めた猫たちは、
最初、見て見ぬ振りをした。
さっさか素知らぬ顔で家の中へ視線を向けた。
でもすぐに、雪に釘付けになった。
二人とも初めての雪だし、こんなにたくさん降っているから…
麦は興奮して、しばらく柴犬みたいに
ベランダと家の中を走り回っていた。





ザジ語 2006年01月20日(金)


ザジは普通の大きさの赤ちゃんで我が家に来た。
他と違うと言えば、少し掌が大きいなと思うくらいで、
まさかこんなに大きな猫になるなんて思っても見なかった。

今、体長は尻尾の付け根までで50センチ以上ある。
もし猫飼ってたら測ってみて欲しい。
たぶん普通は40センチくらいのものだと思う。
でもまあ、雄猫でもあるからと、あまり気にしていなかった。
性格は、おっとりしていて優しくてよく話しかけてくる可愛い子猫で
「さすが飼い猫出身は育ちがいいね」といって感心したものだった。
癒し系のザジに、なんでそんなにホッとしたかと言えば、
拾った時点でも野良猫だったか飼い猫だったか判別付かなかったのだけど、
なにしろ麦ときたら気の荒さと人間不信は相当なものだったから。
本当にちっちゃかったのに、何でもかんでも戦闘的態度を見せるバイオレンスキャットで、
こちらも相当参ってて『アサシン』と呼んでいたくらいだった。

そんな育ちのいい(?)ザジだったけど、
来たやいなや何か突き動かされているような驚異的な食欲を見せていた。
あまりに食欲が有りすぎてしまってエサを忘れて帰宅が遅くなった時、
なんとドライフラワーまで食べてしまっていた。
なんで判ったかというと!お尻から小さな枝が出ていたからだった。
まだセンセイの診察時間だったので慌てて連れて行った。
センセイは「ハッハッハ、時々あるんですよ」と言いながら、
さらっと小枝を抜いてくださった。
犬好きな獣医師は実に大らかでありました。
そんなこんなの出来事が幾つかありながら、
ザジはとうとう10キロにならんとする9キロ超にまで成長してしまった。

猫って人間みたいに、一人一人(一匹一匹)の性格がそれぞれに違うんだけど、
我が家の二匹もまるで違っている。
性格はもちろん正反対で、猫柄も大分違うものがある。
でも、何より言葉の次元みたいなところが随分と違っているのだ。

たとえば、寒いから暖かくしてくれと要求している時、
麦だと、猫として猫語で「寒いよ〜なんとかしてよー」と甘え声で鳴いて猫っぽく要求する。
猫の身体の内側から『麦』という人(猫)格が発する猫語のメッセージ。

で、ザジだと、どうも人間語を話しているつもりな感じに見える事が多い。
ちゃんと正面に座って、まともに顔を見ながら「ニャ〜ニャ、んぐニャ〜オ〜オ」と
如何にも通じているかのように大きな声で話しかけてくる。
このコが人間語を喋らないは解剖学的に猫の口をしているからだけで、
人間の口を持ったら、きっと人間語を話し始めるんじゃないかと思えるほどだ。
身体が大きくなると脳も大きくなるから、ものを理解する時に、
より人間ぽく考えることができるようになるのかな?と思ったりする。

これで面白いのが、ザジが『お礼』や『文句』を言う時。
以前、綿の敷物を敷いていたけど、あんまりザジがンンチした後のお尻を拭くので、
もう洗うのも面倒になって、二つ折りに折るとザジが寝る大きさになるように切ってしまった。
麦は全然そういう事しなくて、とても清潔に身仕舞いしている。
雄ってホントに…ったく。。。だ!

その敷物をストーブの前に置いてやったら、
ザジはえらく気に入って、いつもへばりついて寝ていた。
ある晴れた日、それにもンンチ跡がいっぱい付いてきたので、
たまには洗おうと敷物を取って洗濯機に放り込んだ。

そしたら、なんと!ザジはガッと飛んできて、
敷物を敷いてあった場所をカリカリと爪でひっかいて
「うぉん!?…ニュ〜ぉーん!ンググぉ〜んおーーん、アオ〜」と猛抗議を始めた。
大きな瞳でこちらを見つめながら、床を撫でたり掻いたりしながら真っ直ぐに抗議している。
「なんで!?…僕が大事にしているのに!どこへ持って行ったのよ!返してよ!」
と言っているようだった。
ちょっと機嫌が悪くなるとかじゃなくて、こんな猫の抗議は見たことなかったので驚いた。
こうなると、言えば判るような気がしてきたので
「だいじょうぶよ!今きれいに洗ってるから、じきに乾くから怒らないでね」と説明してみた。
ちゃんと話を聞いているようだった。
納得したような気がした。いや、ほんとに納得していた。

それから注意していると、
たまにこのザジ語で何やら語っていることがあるというのがわかってきた。
冬になってからザジが気に入っているのが、ベランダの物置の中の空間での日向ぼっこ。
風が強くてなかなか物置の鉄板が暖まらない日に、ザジが物置の中に入ったまま座りもせずに、
冷たいんだけどどうしようかな〜?と困った顔していたので、
綿の敷物とバスタオルを持って棚板に敷き込んでやった。
その時、敷き込んでいるすぐそばにザジはいたんだけど、そのまま敷物に乗りながら
今度はゴロゴロ喉を鳴らして喜びを最大に表し始めた、そして
「ほにゃ…はにゃ!!(これはこれは!!)ふにー(いいんっすか?)
 はぃ〜にゅう(ありがたいことで)…」と語り始めたのです!!

なんか、こう、、麦だとまぎれもない猫、と話している感じなんだけど、
ザジは、なんか、、違う国の人とか、幼児とか、、と会話をしているような
不思議な感じがするのです。



鹿食って… 2006年01月15日(日)

久しぶりの日記。
なんだかこの一、二年、世間がめまぐるしく変わっていくからか、
少し書かないでいると書くきっかけが掴めなくなってしまってる。
それと、パソコンの前には毎日座るしインターネットにはつながったままだけど、
どうも文章を書く熱が失せてしまっている。
自分の文章が下手で、いっこうに上達しないと感じてて
後で読むと、あまり気持ちが良くないというのもある。

何を書くか考えるのが億劫だし〜、
考える端から消えていくしぃ、、、
時間掛かかるしー、、
ブログはいっぱいあるから、ぐるっと周って
いろんな人の読むとお腹いっぱいになっちゃう、
自分とこを構築するほど切実なもの、自分にあるのかな?
と堂々巡りに振り返って動けなくなったりしているのです。
Ah、まあ愚痴ばっかりです。。



ATU、年末まで三ヶ月ほど鳥海山へ行っていた。
もう少し掛かるはずだったんだけど
雪が積もりすぎて仕事にならなくなって
春まで中止になって帰ってきた。
平年なら十二月はあまり降らなくて
年明けてから本格的に冬になるので、
一月中旬くらいまでやる予定だったらしい。



そんなあちこちの豪雪情報で
2006年は始まったのですが、
ATUの年始めの仕事は那須塩原で、
土日は帰って来ることになっている。
ところが、金曜に帰路につきながら
どんどん激しくなる寒気と悪寒と高熱と下痢で、
途中サービスエリアに車を停めては辛そうに電話してくる。
そんな状態で、よくトラック運転して帰ってこれるものだと
感心しながら心配した。
最初インフルエンザかな?と思ってた。
でも、どうも聞くと前日の夜、
宿の知り合いが鹿を仕留めたらしく、
鹿刺しが出と言う。むむ、、怪しい。。

ATU、実はほど遠いやんごとなき身体なのに、豪放磊落に憧れていて、
そういう野生の物などに、つい手を出す。
しかし、、野生動物の生肉!ですよ??
ヨーロッパでは狂牛病に罹る野生鹿も出ているというのに!

で、一度凍らした物が出たのかも訊いた。
「そんなもの判るか!」と電話の向こうで怒っている。
チッチ、怒ってる場合ではないですよん!
頭の中を肝炎とかO-157とかの言葉がチカチカ点滅する。
ああ〜、やっちゃったよ!
以前から聞いていたことだけど、
野生動物を生で食べる時は寄生虫などの心配があるから
少なくとも一度凍らしてからじゃないと食べてはいけないって、
だから、山の宿などでも絶対ルイベのようにして供しているって。。。
そういうとこ留意しないで怒ってる場合ではないですよ!

わたしは自己責任という言葉が大嫌いで、
むしろ自分に対する無批判ばかりを露呈している、自己責任という言葉を多用する人々、
その頭の中は、どこまで掘っても同じ顔の自動人形が詰まっていて、
無表情に共感の欠片を食い尽くしてるみたいに思えて我慢ならないのだけど、
今回のATUの発熱事件は、それそこ自己責任自己管理のモンダイに思えた。

車で迎えに行くとゲッソリしながらトラックから降りてきた、
帰って、すぐ寝かせた。熱は8度ちょっとある。
でも、ホントのインフルエンザの時よりは少し元気そうだ、
というとやっぱり案の定、あれか?
昨日の朝、掛かり付けの先生に行ったら
「検査の結果が出ないと何とも言えないけど、たぶん鹿です。
 これからの時代は、生の肉などは口に入れないようにした方がいいですよ。
 多いのはレバ刺しユッケ、よくあるんですよ。」
と言われたらしい。。尤もだ。。

昨日一日辛そうにしていたけど、
昨夜、夜中、止めるのも聞かずにチキンラーメンを完食。
大過なくて良かった☆
一緒に食べた岩手の山の人は何ともなかったらしい、
図らずも、ひ弱な都会人を証明することになってしまったようで…

ただ、なにか重要な菌が出たら、
その宿は営業停止などになるのかな?
ATUも不注意だった部分はあるかも知れないけど、
宿は営業していて、客に出したわけだから内容的には十分責任があると、
食中毒させられた家族としては思う、、症状は結構激しかったし、、、

めんどうなことに明日から又そこに泊まる。
そんなことがあったと宿に言った方がいいのか、
言わないでいた方がいいのか、ATU少々悩んでいる。
責任追求する気はないんだけど、向こうは商売なんだから
言っておいた方がいいのかとは思う。
ただ、向こうにそれで言い逃れみたいな態度とられたら
泊まりづらくなるし、いい宿なのにガッカリしなければならない。

で、そういうことでガッカリしたくない。。。
仕方ないから、こちらからは何も聞かずに様子を見ようという結論になった。
ただ…なんか、それってちょっと変だなと、、。。



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猫への虐待、許しませんよ!


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