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2010年10月31日(日) U高 強歩大会 (通称 古河マラソン)

台風を追いやった。
サイは投げられた。

埼玉のU高校から、茨城の古河までの強歩大会。
でも全行程あるきだと、制限時間に間に合わない。
50.2km 自分との闘い。
卒業生が一番の思い出だという古河マラ。

トモは去年は、インフルエンザで欠席。
今年、二年生で初めての参加。

未経験の50kmという距離。
電車でも遠いのに・・高速使いたくなるのに・・・。
走れってか・・・。

スタートは 二年生7:35

+*+*+*

アキと母を車に乗せ、おっかけの始まり。
時間をみると、久喜関門なら間に合うかも。
浦高から、久喜までは30.2km
故障しないかぎり、走れるだろう。

久喜関門で待つ。
トップは休まず、関門チェックと給水だけで走り続ける。

到着、出発は、教員、お手伝いの役員や応援の保護者、近所の人たちの拍手や声援がある。

「いってらっしゃい!頑張って!」「はい!」

会釈する子、返事をする子、前を見つめて走るこたち。
保護者は涙目w
ホント、泣けるって!!!!




唐草模様の風呂敷のトモ。すぐわかるw
久喜関門でのチェック。
関門閉鎖の20分前に到着。とりあえず久喜突破だ。

靴のひもの調節と、水分塩分・・補給。

ここで11:20くらいだから、おにぎりなど食する子もいた。


私とハイタッチをして久喜関門を出かけていく。
隣にいた人が「かっこいい」とwww



各関門は、小学校や中学校、公民館など。
横断幕や看板で歓迎してくれる。



トモが一番つらかった場所。
幸手関門から栗橋関門まで。
ただまっすぐなアスファルト。

座り込んでる子。
ストレッチしている子。
友達に支えられている子。

これは、作り物ではなく「事実」だし「現実」だし「真実」




栗橋関門。U高から42.4km
すでにフルマラソンを超している。
文句を言いながらも笑顔。

凄いと思った。
私の足ががくがくふるえていた。

関門閉鎖まであと10分・・・。
友達の母親が抱き着いてきて号泣。
「今・・着たの。間に合ったの・・あの子」
抱き合って号泣。
声を出して泣いた。



利根川を越え、渡良瀬川沿いを走る。
小さくて見えないw

この河原でぼ〜〜〜〜としてる生徒もいたというw
別世界を見ると言われる場所。
トモはアスファルトではなく、土の上を走ったという。
悟りを開く場所らしいwww



ゴールの古河一小。校門をくぐってゴールにはゆっくり歩いて入る。
柔道部の友達と一緒だった。



ゴールした生徒たちが、体は動かないが、達成感に満ち溢れている。
冷却スプレーの匂いと汗の匂いwww
どの子も 足がふらふら。やっと歩いている。



友との語らいw
唐草模様と迷彩ウインドブレーカーのトモ。
「ネタかよ!!!」と言われていたw

足がふらふら、腰はくだけている。
でも、いい顔。



725名の完走者の中では、早い方ではないが・・。
トモが手にいれた宝物。 565位 完走。

+*+*+*+*


体力はとっくの昔に無くなっていた。
ただ・・精神力のみ。

心が何度も折れそうになった。
久喜を過ぎてから、ずっと止めようと思った。

でも、前に向かって進んだ。
動けるうちは動こうと思った。
足が動いたから・・前に進んだ。

同じスピードで走る友達と一緒に、
励ましながら進む。
友達に「先に行け」という。
友達が「先に行け」という。

友達と別れ、新しい友達とまた一緒に頑張る。

古河で友達と再会する。

+*+*+*+*+*+

なぜ、こんなことをするんだろう。
限界は超している。
いや・・自分たちに限界はないことを知る。
限界は自分が決めてしまっているだけである。
本当は、限界なんてないんだ。

+*+*+*+*+*+

「まだ・・走るの?止めたら?」
関門で、半べそで息子に泣きついている母親もいた。
「大丈夫だから」声にならない、声で出発する息子さん。
母親は見送り・・・その場に座り込む。

+*+*+*+*+*+

母親たちは、無力を知る。
何もしてあげられないと思う。

そして、成長した息子を誇りに思う。

強くなって、母親に背中を見せて走り去る息子の姿を見る。
追いかけることなんて、もうできない。

息子たちの背中をみて、祈り喜ぶだけである。


親バカでいい。

息子を尊敬し感謝した日だった。




2010年10月11日(月) 更新

まとめて更新してみた・・・。


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