月。
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2004年02月29日(日) |
最後に聞きたいのは誰の声ですか。 |
それはきっと あなたの声です
あなたにそれを伝えたい
おまえんち落ち着く
そうやって 数ヶ月に一度 やってくる人が居る
彼が家に来るときは たいてい かなり酔っ払っていて たいてい 彼のすべてが上手く廻っていないときで
家で 少しだけ飲んで しばらくすると 大きな身体をちいさく丸め 狭いシングルベッドでねむって 翌朝 きちんと朝ごはんを食べて ひとしきりのんびりしてから帰ってゆく
私と彼の関係は 色気のあるものでは全くなくて まるで母親の胎内で眠るようにゆったりと過ごすだけだ
いつかお互いが 誰かときちんと向き合える日が来るまでは このまま穏やかな時間が流れてゆけばいい
誕生日おめでとう
よく
いい奥さんになりそうだね
と言われる(それも既婚者にばかり)
嫁にゆく予定も気持ちも 今のところはないんだけれど
この間
いい奥さんになるかどうかはわからないけれど いいお母さんになりそうだよね
と言われた(独身のひとでした) 結構ガツンと来た
私は 自分のエゴで お母さんになることを放棄した
って話したら 彼はどんな表情をするだろう
少し 呼吸が 苦しくなった
初恋の女性に似ている 昔付き合った女性に似ている
よく言われることば
そうして 昔の淡い想いを もう一度思い出したことを 恋と勘違いするのはどうしてですか
私の心は ひんやりと冷えてゆくのに 気付かないのですね
今朝 ホームに降りたら あのひとが居た 気付いた 瞬間 あのひとの右腕を わし っとつかんでいた
びっくりした顔がそこにあった そうだろうね 私も自分で驚きました
好き
心の中にすとんと落ちた
あのひとの存在を感じられること あのひとの笑顔を見られること あのひとを好きと思えること
それが 私のなかに確かに在ればいい それでいいんだ
そう思えた
そうしたら 今までもやもやしていた気持ちが 落ち着いた
2週間ぶりに 南の国から帰ってきた あのひとを 見つけた瞬間 どうしてだか 泣いてしまいそうになった
あのひとの存在は 私にとっては特別なんだと思い知る なんにも変わることはないのに
はやくぐちゃぐちゃになっている仕事が落ち着くといいですね そんな一言さえもかけられないのに
大事なことは 簡単に忘れてしまうのに 忘れたいことを忘れられない
人間はそういう 不便な生き物なんですよ
日本テレビ 2004年02月09日放送分(「白髪鬼」より 雷道氏)
つかれる
もういいかげん 捨ててしまいたいのに
相手にされていないことも じゅうぶん過ぎるほどわかっているのに
それでも何処かで期待をしている自分が居る あの日抱きしめてくれたあのひとの気持ちをなかったことにしたくない ばかみたいだけれど
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