愚痴日記

2007年10月31日(水)


今朝はもやがかかっていた

こんな日は晴れてくるというけれど

何気に初冬を思わせる

明日からはもう11月

スイッチひとつで エンドレスに流れる音楽は

失恋を歌っているけれど

あなた・・という言葉を娘の名に置き換えたら

私の今の気持ちを表わしているようだ

やっぱり寂しくてならない・・・
























2007年10月29日(月)


朝 仕事に行くダンナを見送ってから
玄関の扉を閉めようとしたら
太いゴム輪のようなものが見えた
・・・?・・・
もしかして・・・むかで・・・
我が家はむかでの出没が多くて
ダンナも私も何回か噛まれているので
家の出入りの場所に忌避剤をまいている
今朝のむかではその忌避剤で苦しんでいるようだ
まだ うごめいている・・・
よく見たら あんまり長くはないけれど とても太い
かなり太い
あんなに肥えた(・・・?)むかでを初めて見た
もし こんなのに噛まれていたら 即 病院行きだろうなぁ
朝から むかでのことをここに書き込んでいるのも
ちょっと、アレだなぁ・・とは思うけれど
あまりの大きさに動悸がしてる











2007年10月25日(木)



確かに学校で学んだはずの北朝、南朝のことは恥ずかしいくらい何も覚えていない。
両統迭立のはずだったのが、後醍醐天皇の権力への執着から南北朝といった複雑な歴史が始まったのだ。
楠木正成、新田義貞、足利尊氏といった武士たちによる権力争いの戦があったことはわかる。
ただ 後醍醐天皇が南朝として吉野に行宮を置いていたことは同じ県に住むものとして聞いたことはあった。
その吉野に行ってきた。
雨の予報が外れて用意していった雨具は重い荷物になってしまった。
宮内庁が管理する後醍醐天皇陵も亡くなったとされる金輪王寺も、そろそろ紅葉が始ろうかという季節で人出も少なくそぞろ歩きを楽しんできた。
どの天皇陵も南を向いているのにたいして、この後醍醐天皇陵だけが北を向いている。吉野からみれば北の方角になつかしい京があるわけで、死してなお京都奪回を望んでいたということだろう。
いくら失意のうちに亡くなられたといっても、私は後醍醐天皇のような権力に執着するような人は哀れとは思わない。
ただ この吉野という土地柄は何故か権力の奪回をはかる人たちに愛されたようだ。
大海人皇子(のちの天武天皇)や、兄の源頼朝に追われた義経も静御前とともに吉野に逃れている。
そして あの西行も奥千本近くの庵で花鳥風月を愛した。
桜や紅葉で有名な吉野だけれど、華やかな歴史とはちがった一面を見せてもらった気がしている。



















2007年10月22日(月)


朝晩はよく冷えて(・・・?)
最低気温が10度以下の日もでてきた
人間の感覚として 最低気温が14度くらいになったら
暖房用品が欲しくなるようだ
正にそんな統計通りに
こたつ関連や厚地の肌着がよく売れるようになってきた
朝礼や昼礼ではそれらの品切れを起こさないようにと毎回言われる

私は、私だけではないかもしれないが
この時期になると寂しさの感情が増してくるようだ
いろいろ気晴らしはあるけれど もの悲しくてならない
お母さんの介護をしながらほどいたキモノを縫ってくれているMちゃんは
離婚しているけれど、その元ダンナさんが亡くなられたとメールしてきた
自殺でした、とある
私は元気だけれど落ち着くまでしばらくメールをお休みします、とあった
あぁ やはり人生なんて何があるか分らないようだ
このMちゃんからのメールに私はかなり動揺している

私の悪い癖である・・・
自分に置き換える気持ちがふつふつとわいてくるのだ
もし・・・もしも・・・もしも・・・と思うと怖くてならない












2007年10月19日(金)


ここんとこ 9月に受けた主人の健康診断の結果を前にして、私ひとりが呻吟している
はっきり糖尿病と肝炎(アルコール性肝炎と脂肪肝)それに高脂血が数字の上に現れている
再検査ではなくて要治療なのだ
別記としてどろどろ血だともあった
去年は受診しなかったけれど、2年前にも指摘されていたことだ
糖尿なんて空腹時の数値が230・・・
本人は自覚症状はないし、自分の身体は自分がいちばんよくわかっているとか言って涼しい顔をしている
糖尿もインシュリンを必要とするようになったべらぼうに医療費がかかるらしいので、早めに病院に行ってという私を無視する
でも針の穴くらいの意識はあるのかお酒は焼酎に変えた
ただ主人のお酒はいいお酒だと私は思っている
酒量としては決して多くはないし、外ではほとんど飲まない
ただ野菜が嫌いでラーメンやうどんのような麺類、お寿司と炊き立ての白米やお好み焼きとたこやきのいわゆる粉もんが大好物
私も降圧剤のお世話になっているのでいわゆるケーキ類はいっさい買っていないから、やはり夫婦してストレスなのだろうか・・・
私みたいに自覚して ささやかでも運動を始めてくれたらいいのだけれど、私のいうことを素直に聞くような人なら私も今まで苦労はしていない
あの大きな身体をどうして病院へ運ぼうか・・・












2007年10月17日(水)

私が好んで読む飛鳥時代というか藤原京の頃の物語に『甘樫の丘』がよくでてくる
その『甘樫の丘』に いつか立ってみたいものだと思っていた
その『甘樫の丘』に きのう行ってきた
素晴らしい眺めだった
その昔 多くのいにしえ人がここから奈良盆地を眺めて、何を思ったのだろう・・と、私もふっとタイムトリップしたような気になっている
同じ県に住んでいて 来ようと思えばいつでも来れる距離にありながら特別な理由もないまま月日だけが流れていた

あたりの田んぼでは稲刈りの真っ最中で子供の頃のなつかしい光景にふれた
その先にある飛鳥寺では たぶん聖徳太子も額づいたであろう日本最古の釈迦如来像である飛鳥大仏は来年1400歳になられるそうだ

お弁当をひろげた石舞台では小中学生の遠足のようで、混雑しているという表現がぴったりだった
でも今どきは 引率の先生のあとをぞろぞろ行くのではなくて、グループ行動のようでチェックポイントに先生がおられるようだった
飛鳥大仏の前でかわいい顔で真剣に話しをきいていた男児とは、そのあともいくつかの場所で会った
解散の飛鳥駅ではバイバイなんて挨拶もできるくらい行動パターンが一緒だった
ほんと、子供って可愛いなぁ



 そぞろ行く 明日香の里に 稲かおる

 刈り入れの 匂いあふれる 明日香みち

 優しげに 飛鳥大仏 我を見る

 悠久の歴史くぐりて みほとけや

 皇女(ひめ)の墓 コスモス咲きて 静かなり















2007年10月12日(金)

一週間前の大和三山でかなり疲れて
やっと 元に戻ったというのに
きのう また 磐余を歩くというのに参加してきた
今度は 山はなくて平たい道というか田舎道を歩いた
彼岸花はもう終わっていて かわりにコスモスが満開だった
国の特別史跡に指定されている山田寺跡や
まだ石棺が残っている艸墓古墳(くさはかこふん)
そして日本で始めての国立劇場といわれる土舞台など
およそ11キロ、約2万歩の距離を歩いて来た
正直 かなり疲れている
きょうは 筋肉痛で身体中がギシギシいってる
でも それを口にしたらダンナに叱られるし
まだまだ予定しているイベントに参加できなくなってしまう
だから 全然しんどくないふりをしている・・・

藤原京が世界遺産暫定登録リストになったこともあって
県やもよりの市町村もかなり力を入れているようだ
県庁の人にお伺いしたら、来年はもう平城京遷都1300年のほうが忙しくなってくるので、こういうイベントは来年からは各市町村単位になって県はタッチしないようになると言われた
まぁ 私らが各自で楽しめばいいことだけれど
10月6日にはムーンライトIN藤原京と題してライトアップした幽玄なイベントもあった
東儀秀樹ライブもあったので、これはほんとうに行きたかった
でも いろんな理由で参加できないことが多い

最近・・・密かに思っているのだけれど・・・
飛鳥か藤原京のあったあたりに引越ししたい・・・
やっぱり大津皇子が好きだ
持統天皇から死を賜った大津皇子を葬ったといわれている二上山をいつも視野に入れていられるところに住みたい・・・

うつそみの人にあるわれや
明日よりは二上山(ふたかみやま)を
弟世(いろせ)とわが見む
            大伯皇女(大津皇子の姉で伊勢斎宮)









2007年10月04日(木)


奈良の歴史に興味をもつようになって、いつかは挑戦したいと思っていた大和三山に登ってきた
午後から雨が降るかも・・という予報で傘を忍ばせての出発だったけれど、雨どころかほんとに上天気で暑いくらいだった
耳成山
香具山
畝傍山
と、いずれも200メートルもない小山だけれど、膝が悪い私にはちょっとした覚悟のいる山登りだった
藤原京を囲むようにそびえている大和三山を、およそ6時間半をかけて14キロの行程だった
県の観光課主催のイベントだったけれど、やはりほとんどが定年退職者の方々で50代の私らのグループは若い部類なのだ
でも80歳だといわれる男性のほうが健脚で、私はどこでも一番最後の到着だった
彼岸花とコスモスと稲穂のコントラストは言葉にできないほど美しい光景だった
去年は二上山に登ったし、今年は大和三山に挑戦して一緒にいろんな経験をすることのできる友達がいてほんとうに幸せなことだ

帰り頃からヤケに右のつま先が痛くて、家に帰って靴下を脱いでみたら親指の爪が青くなっていて、爪の根元がぐらぐらしている
これはきっと爪がはがれるのだろう・・
痛いわけだ・・
どうしよう・・














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