愚痴日記

2006年08月28日(月)


どうしようもなく

我が心 棘になりたる日の寂しき

いつもより丁寧にコーヒーを入れる

その琥珀色の液体は

ひび割れた我が心をゆっくり満たしてくれる



2006年08月17日(木)

今朝からダンナが仕事に行って お盆も終わった
初盆である義母のお盆も
私の両親のお盆も 私の心の中では不完全燃焼な思いでいる
義母は長男である義兄がおまつりしているし
私の両親は弟がおまつりしている
どちらも私が口を出せるはずもなし で私がそれぞれを偲ぶしかない
墓参りをすればいいというわけではないのだ
誰かさんの口癖ではないがこころの問題だろう
適切な表現ではないかもしれないが
死んで生きるというのがある
とくに私の両親への思いは死なれてからのほうが強い
折にふれて思う ちちははへの思いは多少大げさかもしれないが、今の私には生きる指針にもなっている
父の我を通した生き方も
母が私や弟にかけてくれた愛情も今の私の心の隙間を埋めてくれる



久しぶりに見た夢の中で娘はふて腐れて布団をかぶって寝ていた
だから 顔は見えなかった・・・











2006年08月11日(金)


 先を行く トンボについて墓参り


 新本の香り久しき 盆休み


 読み疲れ 散歩に出ても本の中


 供養にと 母が手縫いの浴衣着る


 新しき駅に降り立ち 今を見る















2006年08月08日(火)

お盆が近い
京都の六道珍皇寺では先祖を迎えるための六道参りというのがあるらしい
そして 奈良にも六道の辻があるのを知った
(ちなみに六道とは地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人道、天道を言う)
猿沢池に近いその六道の辻から奈良町界隈を歩いた
以前から行こう、行こうと思っていた元興寺もあった
境内には無数の石仏があってその石仏に寄り添うようにききょうが満開だった
デジカメを家に置いてきてもったいないことをした
お寺の案内では彼岸花も美しいようなので、来月歴史教室の帰りにでも寄ってみようか
風が通る涼しい国宝の禅室の縁に座して、それらの石仏を眺めしばし世の憂さを忘れる

ライトアップや燈火会がされている今の奈良は幻想的だ
浴衣姿や呂や紗といった、夏物の着物を着た女性もこの時期よく目にする


そして きょうは早や立秋
月日だけは過ぎていく





たたずみて しばし聞き入る 蝉しぐれ

静かなる 古都の道行き 風わたる










2006年08月02日(水)


義母の初盆のお供えを何にしようか悩む
満中陰のときのおそうめんは皆に喜んでもらえた
ちょっと高くついたけど・・

スーパーの手芸コーナーで小学生の女の子が簡単な手芸をしている
夏休み企画だろうけれど ここに来れる子供は幸せなのか・・とふと思う
親に殺されたり
虐待を受けていたり
遊びに行った先で事故にあって亡くなったり
世の中はいろいろだとは言い切れないことばかり
ふと 低学年だった頃の娘はどんな夏休みを送っていただろう・・と
しばし懐かしむ
いつも胸にある娘への思いが形になればなぁ・・と思う

きょうは 半期毎の棚卸しの日
気分的にも疲れるだろうから 夕ご飯の準備をして出かけよう
きょうも暑くなるんだろうなぁ









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