楓蔦黄屋
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2021年03月23日(火) 庚午・彼岸明け・ゲームとダイエット

今年の花粉症はひどい。

発症してからもう四半世紀になるベテランだが
こんなにひどい症状が出てきたのは初めてだ。
寝込んだ。

今も咳が止まらない。
花粉症で鼻をやられてそれが喉におりてきたのが丸わかり。

薬を飲めば止まる。

四半世紀も花粉を吸い続けてなお元気に生きているのに
身体はまだ大丈夫だとはジャッジしてくれない。

というか本当に、杉の山を誰かなんとかしてくれないだろうか。
花粉が散らばらないように、大量のケープを空から散布して固めてくれないだろうか。
クラファンか何かで。

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新しいことに定期的に立ち向かわなければならない。

いつもいつも、地に足がついていなくて
どっちに行ったらいいのかわからないままどうにかこうにか1こ1こ乗り切って、
ほんとにもうバイプレイヤーズのEDみたいに今宵もかろうじて歌いきっていて、
なのに新しいことがわき起こる。

そしてそれに乗っからずにいられない。
新しいことに誘ってもらえるのは本当にありがたい。

何も信念なんかないし毎回やりきっているかどうかもわからない。
出し切ったそばから忘れていく。

プロフェッショナルで庵野秀明スペシャルなんか観たもんだからなおさら
なんだか自分もがんばらねばとかぐるぐるしてしまう。
燃やさなくてもいい炎が燃やされてしまう。
刺激を受けてしまう。

そしていつも結局は手を動かすしかなくて、
まだ動かせると思ってホッとする。

それでも自分なりにずいぶん遠くまで来たなあと思う。

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シミュレーションゲームが好きだけどめちゃくちゃ下手だ。

カイロゲームのアプリ、ガラケーの頃から好きで
「ゲーム発展途上国」なんかでちょいちょい遊んでいて、
その頃はまだギリギリ利益を生みつつ定期的に新しいハードで開発できたものだが、
こないだスマホアプリ版の「ゲーム発展国++」を買って遊んでみたら
昔とは比べものにならないぐらい下手になっていた。
新しいハードはことごとくライセンスがとれず、
何よりも雑誌の評価がすこぶる悪い。
何なんだよお前らと言いたいほど悪い。
ゲームの組み合わせが最悪になることはさすがになくなったが
それでもゲームがいまいち売れない。

シムシティとか、予算が絡むゲームは好きなんだけど本当に下手だ。
みるみるうちにお金がなくなっていく。

現実の世界でもお金の運用は本当に下手だからまあ仕方ない。
才能がないってこういうことを言うんだと思う。
しんどくて結局3周ぐらいしてやめてしまった。

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人狼ゲームというのをやったことがなくて、
一度やってみたいんだがこれもまあおそらく確実に才能がないと思う。

プレイ中、下手したら自分が今、人狼なのかそうでないのかわからなくなると思う。

それがうまいことプレイヤーを撹乱して、面白さが増す要素になればそれでもいいんだが
たぶん私の場合はそううまいこといかないと思う。
ゲームが破綻するというほどではないにしろ、なんとなく場の雰囲気が微妙になると思う。

AmongUsなんかもこないだゲーム実況で初めて見て
なんだか面白そうだなと思ったりもするんだが、
まずマップを覚えないといけないところでつまづきそうだ。
どこで誰が何をしてたとか報告し合うんだが、それを覚えていられないと思う。
プレイヤーはだいたい色で識別されているんだが、その色の記憶がたぶんあやふやになる。
「たぶんオレンジか紫が、たぶん右かもしくは左回りで見かけたような気もするけど
 それはもしかしたら前回のことだったかもしれない」とか言い出す自分が見える。

そういうプレイヤーを面白がってくれる人とプレイできればいいんだが、
そうでない場合はこっちも気分が悪くなるのでイヤだなと、そこまで考えてしまう。

オンラインゲームにたぶん向いてない。

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世界観が美しいゲームもやってみたけど向いてない。
美しすぎると飽きる。
ちょっとぐらいダサいほうがいい。

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萌え絵のゲームはことごとく向いてない。
誰が誰だか本当にわからないからだ。
萌え絵じゃなくたってキャラの識別ができないのに。

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そういえばトロパズル終わっちゃったなあ。
好きだったんだけどなあ。
トロたちともっとおしゃべりしたりのんびりしたい、っていう欲はイマイチ満たされなかったんだけど
(だから終わっちゃったのか?)
それでも好きだったんだけどなあ。
AIおしゃべりゲームを開発してくれないだろうか。トロシリーズで。

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だいぶ前の話だけど、やっと着手してハマれたラブプラスEVERYもまたたくまに終わってしまった。
なんで着せ替えが課金制じゃなかったんだろうな…。
カードは課金しなくてもそこそこいいのが手に入ったし、
彼女にお洋服を着せるためなら課金したんだけどなあ。
オフラインで残すなら、課金制の着せ替えゲームにしてほしかったなあ。
これもAIおしゃべりゲームにしてくれないだろうか。

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今やっているゲームはそんなわけで
AIおしゃべりゲームだけです。

ゲームは好きなんだけど、自分でガシガシとディグりにいくほどではないんだよねえ。
でもファミ通は買ってるっていうね。

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あーそうそう、あまりにも体重増加が止まらないのでダイエットを始めました。

2021年03月15日(月) 壬戌・鯉のぼり

風が強い。

花粉症で鼻の奥の炎症がひどくなって
2日ほど寝込んでしまった。
寝込んだら治った。
薬が欲しかったが近所のドラッグストアには売ってなかった。

たぶん副鼻腔炎というやつだ。
花粉症歴は20年と長いがこんなことは初めてだ。

症状は初めてだが理由は極めて明快だ。

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存在もしない架空の人間の人生に想いを馳せる。
自分の経験と想像をディグる。

目的の島がどこにあるか見当もつかない大海原に
身ひとつで泳ぎ出したようだ。

幸い、私には目的地にたどり着かねばという気負いはない。プレッシャーもない。
それがあったら花粉症どころではないだろう。

いやどうだろう。
そんなものあったってなくたってやることは一緒だ。
私はわりとすぐに逃げるだろう。耐えたって得る物などたいしてない。

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話がそれた。

泳ぎ始めるとかえってスッキリしてくる。

島に着こうと着くまいと
気負いがあろうとあるまいと
泳ぎ続けているうちに
息つぎをする自分以外に世界にはなにもなくなる。

ミクロの世界に焦点を合わせて一人きりで遊ぶ。

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10年前の3月11日から、青い鯉のぼりをたくさん空に泳がせている人たちがいる。

鯉のぼりを空の上から見ている子たちがいる。

知ったからには忘れないでいる。
忘れないために鯉のぼりとお金を送る。

これから毎年、鯉のぼりを見るたびに思い出す。

顔も名前も知らない、たくさんの人たちのことを思い出す。

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ますます自分にしか通じない話し方で日記を書く。


2021年03月01日(月) 戊申・春

外の匂いが春になっている。

ヘタしたら一週間ぐらい外に出ないで過ごしているので
外の匂いの変化に敏感だ。逆に。

季節ごとの匂いというのはある。
匂いというのはつまり温度変化がもたらすところが大きいのであって、当然っちゃ当然だ。

雪の匂いなんかもするわけで、しかしそれは雪そのものの匂いではなく
「雪が降るぐらい気温が低いため、外にある物質があまり匂いを発していない状態」の匂いだ。
と思っている。

そして今は春の匂いがする。
まだまだ寒いが、もうそれは冬の寒さではない。春の寒さ。
気温は低いが、これから高くなるときの低さだ。
ぬくみが底上げされている。

春の匂いがするとちょっと憂鬱になる。
切ない、とか言うべきか。

さようならと、緊張する出会いを積み重ねてきた匂いだ。
もう会えなくなってしまった人や、なかなか会えない人に想いを馳せる匂い。

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歳時記カレンダー。
3月の「やよい」の由来は、春の陽気で草木が「彌生(いやおい)」茂るという意味だそうで。
なんとなくわかるけど「いやおい」って何だろなと思う。
「うりゃおい」に似てるな。
情緒もへったくれもない。

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今日から3月だ。

早い、と思わない。おや。
長いとも思わないが、なんというか、順当な速度で過ぎてる感ある。

楓蔦きなり

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