暗行記...不夜

 

 

教育 - 2010年10月30日(土)

あるドラマを見た

子供が注意した大人に対して

大層な権利を主張していた

触れば傷害・痴漢

怒鳴れば恐喝

物を没収すれば窃盗

相手が教師であってもそれは同じだ



頭だけが大きくなって

心は生まれた時のまま成長していない



今の子供は大なり小なりそんなもの

競争もせず努力もせず

本当の喜怒哀楽など知らない



彼らは大人になり社会にでる

責任を与えられ逃げるだけ

怒られる意味も分からない



今この国はまだ世界に名だたる強国だ

だがこのバカな子供たちが

大人になる20年後

この国はバカを養う力など残っていない



この国は世界に類を見ない技術の国

知識を国力とした教育の国だ

石油でも軍事でもなく力は教育なんだ



その力が枯渇している

それどころか腐り始めている



我が子はバカにはすまい

だが国は一人では立ち上がれない



ならどうすればこのバカ共を

この国の力として育てていけるのだろうか


...

『 十三人の刺客 』 - 2010年10月29日(金)

ある歌を思い出す

誰かの命と引き換えに世界が救えるとして

僕は誰かが名乗り出るのを待っている

大切な人たちがいて臆病者になってしまった


こんな歌詞だ


この歌が好きで何度も何度も聴いている




世界中のヒーローじゃなく

誰か大切な人のためだけのヒーローでいい

その些細だけれど強い意思が好きなんだ




けれど彼らは世界を救ったのに

ヒーローにはなれなかった

名乗れば世界が変わってしまうから



侍だから

使命だから

そんなことでは無く



ただ大切な人たちが

少しでも笑えるようにしたかっただけ



戦争中に散っていった多くの若者が

そうだったように


大義名分など必要なく

ただただ愛する者がいたから戦った



守るべき国などどこにもない

あるのはただ幸せを願う人々だけ





『十三人の刺客』
      No.977


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書室 <その他> - 2010年10月24日(日)

【空飛ぶ船】多岐友伊

【コンセント】田口ランディ

【当方の嵐】千葉暁

【海峡の光】辻真先



No.701〜704


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『 Once Upon a time in America 』 - 2010年10月16日(土)

仲間は何を持って仲間といえるのだろう


裏切ったとしても

仲間と信じていれば仲間なのか


共有する時間が永ければ

自然と仲間になるのだろうか



理屈や位置付けはわからないが



仲間と信じる者がいれば

人生は楽しくなることは間違いない



この鬱蒼とした世界を

忘れさせてくれる時間と空間をくれる



『Once Upon a time in America』
              No.976


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『 借りぐらしのアリエッティ 』 - 2010年10月10日(日)

昔はリンゴが落ちることすら不思議だった

人間はその好奇心は武器に進化してきた



けれどその結果不思議は減っていった

現実には減っていないのかもしれないが

身近に疑問は落ちていなくなった


マクロや宇宙など

普通に考えることは出来なくなった



日本についてみれば

程ほどに働けば程ほどに生きられる

そんな安定を得てしまい

武器は必要なくなったと感じてしまった



人間は考えることを止めてしまったら

生きている意味など無くなってしまうのに

幸せとは程ほどの生活を出来ることではなく

不器用だろうと人と違う武器を持とうと

それを振るってこそ感じるものではないだろうか





『借りぐらしのアリエッティ』
            No.975


...

『 ザ・ロード 』 - 2010年10月03日(日)

色んな意見は多々あるだろうが

死ぬことはとても簡単なことじゃないだろうか



愛する者が絶対的な悪に犯される時

自らの手で

命を消すことは仕方がないのかもしれない



しかしそれでも人は生きなければ

何も見つけることは出来ないのではないだろうか



悪に染まろうと善を貫こうと

生きた先に見つけた自分の姿だろう



願わくばこんな世界になっても

心に火を灯す善の力が溢れていてほしい



大切な者たちを支えて導いてくれる

火をたくさん炊いていてほしい



悪など先には大したものは転がっていないから

つまらない世界を見たくなどないから





『ザ・ロード』
     No.974


...



 

 

 

 

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