短編小説部屋...まどう ゆう

 

 

欲しい言葉。(振り/ハナタジ) - 2010年12月27日(月)

ボーイズやシニアに入ってまで野球をするヤツラは誰よりも上手くなりたいと思っているんじゃないかと思う。

学校の部活で野球をやっているヤツラよりもその気持ちは強いんじゃないだろうか?

だけどその分、チームの勝利を二の次にして強豪校へのスカウトの目に止まりたいとばかり自分がやりたい様にプレイするヤツだっている。

好きな野球が出来るなら別にそれでも良かった。

何処のチームへ行っても自分は4番バッターになるんだから!!


西浦は今までで1番好きなチームだ。

面白いヤツがいっぱいいるし、モモカンを中心にチーム一丸となって野球をやってる。

目標は全国制覇、甲子園優勝!!


花井に初めて目標を聞いた時、オレの目標を先に言おうと思ったら思いっきり止められた。

先に言われたら、オレに引っぱられた感じになるのがイヤなんだって。

でも今は一緒だよな?

今度、『どこまで行きたい?』ってオレが聞いたら…

「お前となら、どこへでも」

って答えてくれるってオレは思っているよ。


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田島様独白話というかリハビリですよ…

かなり訳が分からない感じですが、花井君に「お前となら、どこへでも」って言って欲しいメモ書きな話でした。










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プレゼント(振り/阿部誕・ハナベ) - 2010年12月11日(土)

三橋の誕生日を皆でお祝いしたのを切っ掛けに、西浦野球部ではささやかではあったが部員の誕生日を祝っていた。

11日は阿部の誕生日なので皆でお祝いしょうという事になっている。

毎回、幹事を決めてその日の主役が喜んで貰える様に演出をする様にしているだが、幹事によっては皆で楽しむ内容になっていて主役が置き去りになる事もあった。

今回の幹事は水谷で『阿部さんに喜んで貰える様に文貴頑張る』とか言ってはいたが、心配性の花井は大丈夫だろうかと思っていた。

何を企画しているのかは知らないが、主役本人に取り合えず聞いておこうかと阿部に声をかける。

「阿部は今、欲しいものとかあんの?」

「欲しいもの?」

何で急にそんな事を聞いてくるんだと問われて、上手く誤魔化せそうにもなかった花井はもう少しで誕生日だろうと言うとあーそうだなと阿部はあまり興味なさそうに返してくる。

「プレッシャーに強いホームランバッターとか狙った場所に必ず打てるバッターが欲しいかな?」

欲しいものはないけど、そんなバッターが欲しいなとにやにやと嫌な笑いと共に言われた花井はあのなぁと軽く落ち込みそうになる。

「…オレにそうなれって言うのかよ」

自分がプレッシャーに弱いのも田島が塁に出ているチャンスを生かせない事が度々ある事も花井は良く分かっていた。

「そうなってくれっとかなり楽になるんだけどな」

期待してますよ、キャプテンとにっと阿部に笑われた花井は咄嗟に返す言葉を失う。


阿部が望むならそうなってやりたいし、自分でもそうなりたいとは思うが簡単にはなれそうもない。

欲しいものだって言ってるだろうがと『もの』なのだと強調して言い返しながらも阿部の望むプレゼントを渡せる日が少しでも早くなれば良いと花井は思うのだった。







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優しい背中。2(振り/ハナタジ風味?) - 2010年12月04日(土)

野球部の部員達は食事は集中して食べる様にしている。良く噛んで食べてその後の残り時間はぐっすりと眠るのだ。

しかし、こうやって友達同士で食べていれば少しは話をする。

田島はふと気になっていた事を聞いてみる事にした。

「なぁ、三橋や泉は花井の背中を見て抱きつきたいとか思わない?」

別に花井の背中、限定じゃなくって浜田の背中とかでも良いんだけどと田島が続けると微妙な表情をされる。

「…花井に抱きつくなって怒られたの?」

「それはいつもなんだけど…」

あ、いつもなのねと浜田は苦笑を浮かべる。

「三橋は阿部の背中を見て、抱きつきたいとか思ったりしねぇの?」

「あ、阿部君、の??」

突然、阿部を名指しで問われた三橋は急には答えられなさそうだ。

「阿部はスキンシップとか好きそうには見えねぇけど?」

それにキャラじゃねぇだろと泉はきっぱりと言い切った。

「…花井も好きじゃねぇのかなぁ?」

だからオレが抱きつくといつも怒るのかもと田島はちょっと落ち込んでしまったのか声が寂しそうな感じになる。

「好きか嫌いかは分からないけど、花井は危ないって思ってるから怒るんじゃねぇの?」

だって『危ねぇだろ田島』って怒ってるだろうと泉はいつもの2人のやり取りを思い出してそう告げた。


廊下の端でも花井を見かけると田島は全速力で駆け寄って背中に抱きついていた。

そうすると花井は驚きの声を上げた後に危ないだろうといつも田島を叱るのだ。

何度、叱られても田島は花井を見かけると抱きつきたくなってしまう。

こんな気持ちは初めてで、三橋達もそう思ったりしないのか田島は気になっていたのだ。


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もうちょっと続きます。














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