しょっぴの日記...しょっぴ

 

 

おっぱい哀話 - 2004年05月31日(月)

保育園に通い始めてから、ちびちびは毎晩寝るときに
私のおっぱいを触るようになった。
断乳後一年たってはじまったその癖(?)、
まあ淋しいんであろう、そのうちおさまるだろうと
大目に見ていたが、一年たってもいっこうにやめる気配はない。
「もう大きくなったから、やめようよ」
「4歳になったらやめない?」
などと誘導するも、「いやだ」と首を横に振るばかり。
まあいいんだけどね……おなかが寒くて、
夏場でも腹巻きが必要だけどね……。
この前、腹巻きしてなくて、ちょっと体調も悪かったので
「今日は腹巻きしてないからやめて」って
さわらせなかったら、ビービー泣いていた。
そして次の日から、洋服をめくる前に
「はらまきした?」と確認されるようになってしまった。

それはいいんだが。

この前、朝方、私より早く目覚めたちびちびが
おっぱいをふにゃふにゃ触って何かつぶやいている。
何言ってるんだろ? と聞いてみると…。
「おっきいおっぱい、ちいさいおっぱい」と
つぶやいているではないか。
私の胸は、左のほうが大きい。
結婚する前からそうだったような気もするが、
妊娠して乳がでかくなったときに
あからさまに大きさが違ってしまった。
ちびちびは、その大きさの違いに気がついていたのか……
と思いつつ、うつぶせのかっこうからひじをついて
「どっちが大きいおっぱい?」とちびちびに尋ねてみた。
すると、やはり左を指して「こっち」。
やっぱそうか、と思っていると、
ちびちびはにっこり笑ってひとこと

「だって長いじゃん!」

…………
私は今まで、おっぱいというものは「大きい、小さい」と
形容されるものだと思っていましたが、
「長い・みじかい」で形容されるおっぱいが存在するということに、
そしてそれが他ならぬ自分自身のおっぱいであるという事実に
いきなり気付かされたのでした。

ああーかなしいよーう


...

おかあさんなんて - 2004年05月20日(木)

半月ほど前のこと。
例によっていたずらをやらかしたちびちびに、
くどくどと注意していたら、
ふくれっつらになって一言

「おかあさんなんて、もう、しゅき(好き)」

母はノックアウトです。
ああーほんとに、どうしてこんなに要領がいいのかしら……

「おならひっかけるよ」と言われて
脱力したこともあったが……。
やはりこれは作戦か?

うーん、てごわい。


...

オじル - 2004年05月19日(水)

オじル。

この言葉(言葉か?)を聞いて、
これがオジギソウの名前だと気付く人は
あまりいないだろう。

オじル……。

ちびは子どもちゃれんじ「じゃんぷ」を
とっているので、毎月届くのを心待ちにしているんであるが、
5月号の付録はオジギソウの栽培キットだった。
種をまくということが大好きなちびは
さっそくキットの鉢に種をまき、水をやり、
そして命名したのがこの「オじル」。
子どもが愛情を持って世話をできるように、
オジギソウに名前を付けましょう、ってことらしいんだけど。
ちゃれんじの本の表紙に描かれたオジギソウは、
「ぺこっち」と名づけられていた。
育て方の説明ページには、「おじっぴぃ」と
名づけられたオジギソウの写真が載っていた。
どういう発想から「オじル」なのかわからない……。

「オジル」と聞くと、「汚汁」と脳内変換されてしまうのは
私だけ?

それにしても、そのネーミングセンスについて
一緒に笑い合っていた夫が、
「それにしても、どういうセンスっていうか、
『俺の子ども』っていうか……」
と、妙に納得していてなんだかげんなりした。

ちなみに「オじル」は、5つまいた種全て芽を出し、
もう本葉も2枚以上出て、
毎朝子どもらにぺこぺこおじぎさせられています。
ちびちびも「おじる、おじる」と言ってかわいがっており、
愛情過多(単にいじりすぎ)により、葉っぱを2枚ほど
葬り去りました。
強く育て、オじル。

種好きといえば、そのちびが少し前に、
「お母さん、こんどひまわりの種買って」と言うので
「いいよ」と答えた。
しかし、うちの庭には魑魅魍魎、じゃなかった
怪しい虫がいっぱいいるらしく、
数年前に私が庭にひまわりを植えたときも
葉っぱが出る端から虫に食い尽くされ、
それでもやっとつぼみをつけて、貧相ではあったけれど
花を咲かせた、と思ったら
こんどは花びらをぐるっと虫に食われてしまったことがある。
昼間、虫の姿を探しても、影も形も見えないのに……。

その話をちびにして、
「だから、種まくのはいいけどうまく育たないかもよ」
と言ってみたのだが、返事は「違うよ、お母さん」。
何が違うの? と思ったら、
「種はそこらへんにまいて、ハムスターをつかまえるんだよ」。
…………。
砂糖に群がるアリのように、ひまわりの種をまくと
ハムスターがわらわらとわいて出てくるとでも
思っていたのだろうか。
年長になって、親の側も、
もういろんなことがわかっているような気がしているので、
こういうことを言われるとけっこう驚くのでありました。




...

こころの色 - 2004年05月05日(水)

朝日新聞の「ひととき」欄(だったかな?)に、
こんな投書が載っていた。

子どもは今小学校2年生で楽しく学校に通っているが、
1年生の秋に、学校に行くのを嫌がった時期があった。
保育士から教わった遊びに、こどもをぎゅーっと抱っこして
「今のこころの色は何色?」と聞く遊びがあって、
子どもが4歳の頃毎日のようにやっていた。当時は
いつもピンクか赤だった。
それを思い出して、1年生の子どもを抱きしめて
「今のこころの色は?」と聞くと、「ブルー」と言う答え。
そんなにさみしかったのか、と思い、しばらくそれを続けた。
子どもの心の色は、ブルーから黄色、赤へと変わり、
まもなくまた元気に登校するようになって、その遊びは必要なくなった。

ちょっと長くなったけど、まあこんな内容。
「ぎゅー」だけなら、私も子ども達を毎日ハグしてるけど、
「こころの色」かぁ、ちょっと面白そう。と思い、
さっそく試してみる。
まず、ちび。
彼は毎朝、保育園でわかれ際に「ぎゅー」をせがむ。
去年は、「ぎゅー」を忘れて帰ろうとしたら、
大泣きされたこともあったのに、
年長になってから、ずいぶんあっさりとわかれるようになって
「ぎゅー」ももう、必要ないかなって感じなんだけど、
ある日催促されなかったときにも、つい私が
「ぎゅー、しなくていいの?」と聞いてしまって、
今でも続いてる。
そのとき、彼の心の色は何色なのか。高まる期待…
ぎゅっ、と抱きしめて
「ねえ、ちびの今のこころの色は何色?」と聞くと、
「みどり」
……緑は、彼がいちばん好きな色だ。

なんかちょっと期待と違ったかも、と思いつつ、
こんどはちびちびを抱っこ。
抱っこ大好きなちびちび。
保育園での別れ際には、何度でも繰り返し「ぎゅーして」って
きりのないちびちび。
ぎゅっと抱きしめて、「ねえちびちびちゃん、
今、ちびちびちゃんのきもちの中は、どんな色?」
心、じゃわかんないかな、って思って、あえて気持ちと聞いた。
はたして、彼の答えや如何に……

「うーんとねえ、くろ」
………………。

たぶんこの遊びは、もうやらないと思う。


...




My追加

 

 

 

 

INDEX
past  will