うたのかけら

2004年06月30日(水) 最終日

満面の笑みで挨拶する部下に穏やかならぬもの感じてる



2004年06月29日(火) 応援メンバー

応援のメンバー揃いとりあえずひと息ついて計画を練る



2004年06月28日(月) あと三日

円満に契約終えることのみに心を砕く日々が続けば



2004年06月27日(日) 雨近し

涼しげな風流れ来て雨が降る刻が近いことなど告げている



2004年06月26日(土) 時の流れ

いつの間に貯めこんでいたポイントに通った月日重ね合わせる



2004年06月25日(金) 週末

週末にいきなりそれはないでしょう 笑顔で拒否も仕事のうちね



2004年06月24日(木) 向日葵

向日葵の咲く丘のよな華やかさ持つ歌声に包まれていく



2004年06月23日(水) 運河

風渡る運河の波を眺めつつ自分に戻る昼のひととき



2004年06月22日(火) 台風一過

台風の吹き返す風受けている夏一番の暑さの中で



2004年06月21日(月) 台風接近

雨風にやきもきしてる傍らでわが道を行く部下の横顔



2004年06月20日(日) 紫陽花

紫陽花の色移ろうに似た心移ろうさまにしばし戸惑う



2004年06月19日(土) 鎌倉の海

あの頃と変わらぬ海の波の色眺めて想うさまざまなこと



2004年06月18日(金) 上司の顔

残業が果てて見上げる窓の闇上司の顔の自分を映す



2004年06月17日(木) 結論

とりあえず結論が出て落ち着きを取り戻してる昼休みかな



2004年06月16日(水) いつかまた

そしてまた諦めている出逢いありいつかまたねと心に誓う



2004年06月15日(火) ミスの数

この数字どう見ますかと婉曲に上司に投げる質問の意味



2004年06月14日(月) 鼻歌まじり

鼻歌に苛立ち募るこの頃は人事の腰の重さ気になる



2004年06月13日(日) ウォーター・フォール

水流れ流れる先にあるものを見つめる心地続いておりぬ



2004年06月12日(土) アルト・サックス

不惑すぎ艶を重ねた音色持つ人の眼差し深く街を見つめる



2004年06月11日(金) 嫌な役回り

黒穂抜く役目がまたも回るとは つくづく嫌な役だと思う



2004年06月10日(木) 話し合いの余地

話し合う余地などないと思いつつどう切り出すか組み立てている



2004年06月09日(水) 思案のしどころ

入念に文章を練り夜の闇見つめてひとつため息をつく



2004年06月08日(火) 残業

カタカタと打つ音響く残業の時間の部屋の静けさの中



2004年06月07日(月) 繰言

繰言に半ば呆れている午後に雨は激しく降り続いている



2004年06月06日(日) 梅雨入り

梅雨入りで不快指数があがるよな心地が続く薄明かりの空



2004年06月05日(土) 真夏日

暑さ避け書店を巡るひとときは自分探しの小さな旅か



2004年06月04日(金) 薔薇

朱夏という自分の季節重ねてるこの色合いの小さい薔薇に



2004年06月03日(木) ビール

ひと息をついて語らうひとときにビール片手に挨拶まわり



2004年06月02日(水) 開港祭

夏来ると高らかに告げ曇天の空を彩る打ち上げ花火



2004年06月01日(火) つかの間の休息

つかの間の休息だけど和めずに過ごす時間の長さを想う


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