良質のカードに刻むローマ字が羅列のように用語を示す
柵を捨てたい気持ち映すよに捨て去るモノの多さに気がつく
夏が果て納期が見える今だから凛としている自分でいたい
ありし日の恩師の姿重ねてる古い歌集の頁の中で
運命の時間割みて思い立つ京都の秋の愉しみ想う
2003年08月26日(火) |
チタン・ブレスレット |
桃色に帯びた輝き想い出の中のあなたのタイピンの色
会者定離そんな言葉を思いつつサイトを巡るうたかたの刻
あかねそらふんわり包む想いなど伝えてみたい暮れ方の空
ポジティブでありたい気持ち裏腹の言葉と気づく夜は更け行く
人と人交わることの不思議さをふと感じてるクロス・ポイント
はんなりと空気を包む京ことば怒りの強さ伝わらなくて
上期末見据えて指示を重ねてる上司の顔の仮面をつけて
こだわりは遊び心のあるサイトふんわり包む言葉を探す
ふたたびの歌の出逢いに思うこと歌う力と言葉の力
舞い降りる語りの力懐かしむ午後のひととき緩やかな刻
あの頃の空気がふわりカセットの中より流れ想い出包む
降りしきる雨の激しさ気にしつつ出かける街は賑わい増して
考えを遮るように土砂降りの雨音強く心に響く
みちのくは梅雨明けぬまま秋雨の降り続くらし鈍色の空
とりあえずひと息ついて考える実稼働日は残りわずかと
夏まつり喧騒の中馴染めない想いなど抱き家路を急ぐ
青空に投げたい想い抱えつつ広げる白いTシャツの山
窓を打つ雨激しさを増しながら心の中を通り過ぎ行く
台風の近づく気配感じつつ仕事に励む夜の長さよ
どんぐりが青い実つけるその上に夏空青く高く広がる
今年また原爆忌来て読み返すあの夏の記憶平和の祈り
投げるなら重たい梨を選ぼうかそんな想いがふと過ぎる午後
蝉の声朝から夕べとさまざまな蝉が鳴くこと感じておりぬ
梅雨明けの空に響けと声高く神輿のねる音遠くなりゆく
蝉時雨染み込むような心地してデータ照査を続ける午後に
海霧に包まれるよに次々と上る花火の音の激しさ
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