うたのかけら

2003年04月30日(水) 訃報

過去形で語ることしかできないの 想いは募り過去へと辿る



2003年04月29日(火) 若葉繁る

花なんて咲かせてないと言うように若葉が揺れて初夏となる



2003年04月28日(月) あれから10年

爆睡をしたいあのときあの頃の日常会話バブルの記憶



2003年04月27日(日) 初夏の海

初夏の煌く海を眺めつつ過ぎた時間を考えている



2003年04月26日(土) 花みずき

花みずき満開となりこれからの空の青さを引き立てている



2003年04月25日(金) 連休前日

とりあえず受注業務をやり終えて次の段取り考えている



2003年04月24日(木) 連休前

連休の前にひとまず片づける仕事のリスト作るひととき



2003年04月23日(水) ポカミス

殺界という言葉など思いつつ後始末する午後の長さよ



2003年04月22日(火) ミス発覚

言い訳は聞かないからね 淡々と後始末して背中で怒る



2003年04月21日(月) 山吹

山吹の華やかなればこれからの仕事も少しうまくいくかも



2003年04月20日(日) 追悼番組

伝え得ぬ想いを残しイベントは果て流れ星君は消え行く



2003年04月19日(土) 春の虹

春の虹大きくかかるその空を通り過ぎてく想いは幾多



2003年04月18日(金) 工程管理

工程も管理できないボスのため 苦労尽きない道のり思う



2003年04月17日(木) ボスの能天気

ストレスと無縁のボスの能天気 部下の健康蝕んでいく



2003年04月16日(水) 歓迎会

歓迎の宴にも来ない役員の影の薄さが気にかかる夜



2003年04月15日(火) 花屑

花屑が風に舞いつつこの春の桜の終わり告げ通り過ぐ



2003年04月14日(月) 訃報

週明けの扉を開くその声を聞けないことの寂しさ夜のしじまに



2003年04月13日(日) カタログ熟読

カタログを熟読しつつ究極の選択のため悩んでおりぬ



2003年04月12日(土) 春の雨

春雨が花屑を染め憂い増す心を染めて降りしきる午後



2003年04月11日(金) 週末

週末がようやく来たと安堵して机の上を片づけている



2003年04月10日(木) 立ち読み

タイトルに頷きながらどこにでもあることなのね 納得をする



2003年04月09日(水) 段取りは・・

段取りはあなたの辞書にない言葉? ならばしかたがないことだけど



2003年04月08日(火) 割り切れぬ想い

結論もない独演の続く夜は割り切れなさも降り積もっていく



2003年04月07日(月) 新入生

混雑で入学式と思い知る明日から五分早く出ようか



2003年04月06日(日) 桜花

遠い日の記憶の中の桜花花びら散らし夢路に誘う



2003年04月05日(土) 桜飴

桜飴この時期ここで買うものと決めてた美学今はいずこに



2003年04月04日(金) 桜まつり

満開の桜の下を通り抜け家路を急ぐ週末なれば



2003年04月03日(木) 花いちもんめ

欲しい人取り合うような心地して花いちもんめふと口ずさむ



2003年04月02日(水) 花散らし

花散らし流れる雨が淡く濃く灰色の空染めてゆく午後



2003年04月01日(火) 桜満開

満開の桜の下を歩むとき満たされるもの感じておりぬ


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