うたのかけら

2002年06月30日(日) 財布の紐

プロでない店員多いこの頃は財布の紐も堅くなり行く



2002年06月29日(土) バーゲン初日

着たい服捜し求めて一日を費やすことの虚しさを知る



2002年06月28日(金) 花火

次々と花火が上がる空仰ぐ梅雨の晴れ間のひとときなれば



2002年06月27日(木) レポート

レポートに取り組む部下の眼差しは凛々しさ帯びて未来を見てる



2002年06月26日(水) 梅雨寒

梅雨寒の一日なれば白衣など羽織りて部下に指示などをする



2002年06月25日(火) 花菖蒲

花菖蒲花刻に逢う難しさ素知らぬ顔で咲き競いたり



2002年06月24日(月) サボテンの花

梅雨寒の空を明るく照らすよにサボテンの花開いておりぬ



2002年06月23日(日) 『蝋涙』

懐かしい作家の本を傍らにのんびり過ごす休日の午後



2002年06月22日(土) 『月華厳島』

群青の中に仄かに浮かぶ厳島回廊にさす月のささやき



2002年06月21日(金) 夏至

夏至の夜の時間の流れゆるやかに眠りに誘う優しい調べ



2002年06月20日(木) 『恵みの島〜星のつぶやき』

屋久島の夏の海など思いつつ流れる曲の世界で遊ぶ



2002年06月19日(水) 夕焼け

柔らかい色鉛筆で描いたよに夕焼けの空微妙に染まる



2002年06月18日(火) 『ジェット・ストリーム』

昨日今日重なる刻のはざまにて翼を広げ夢に羽ばたく



2002年06月17日(月) 夏草

夏草に怯える我の左眼は早くも痛み覚えておりぬ



2002年06月16日(日) ル・マン

いつまでも走り続ける夢を追う男の顔は凛々しさを増す



2002年06月15日(土) 雨の音

雨の音夢の中まで入り込みやむこともなし休日の朝



2002年06月14日(金) 雨のにおい

雨が降る気配を知らせ匂い立つ青葉の色を心に留める



2002年06月13日(木) 梅雨寒

梅雨寒の空を仰いで思うことリーダーという自覚が欲しい



2002年06月12日(水) 少数精鋭

手間貯金ばかり増えてる少数が精鋭なのが救いだけれど



2002年06月11日(火) 梅雨入り

梅雨入りの灰色の空眺めつつ調査結果の分析急ぐ



2002年06月10日(月) 強い風

強い風吹く窓の外眺めつつ明日の仕事の段取りをする



2002年06月09日(日) 風の音

風の音激しく我を揺らすよな気分が続くスランプ間近



2002年06月08日(土)

窓開けて風を呼び込むひとときの清しき気持ち保ちたいけど



2002年06月07日(金) 百合の花

百合の花開いて香るひとときをいとおしみたい心地続きぬ



2002年06月06日(木) 部下のため息

リーダーになれる資質もなきものを育てるのかと部下のため息



2002年06月05日(水) ため息

精度増す作業のために終日画面を見つめため息をつく



2002年06月04日(火) W杯初戦

とりあえず引き分けたよな心地して受ける人事に不満も募る



2002年06月03日(月) 『水に祈りて』

ひとしずく水の流れをおもうときふと穏やかな顔に戻りぬ



2002年06月02日(日) 開港祭

花火果て潮の香強く残りたるどうやら明日は雨になるらし



2002年06月01日(土) 『サタデー・ウエイティング・バー』

週末の麻布の街にあるというバーで織りなす人間模様


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遠峰あかね [MAIL] [HOMEPAGE]