毒茄子
レガお君



 間引くなら知らせろ

台風一過。

通勤の道中でキョロキョロ。
近所の喫茶店は
外にあったガラスケースが転んで
ガラスが割れて中身が出てる。
中身と言うのはチョコパや
スパゲッティの模型。
歩道にハンバーグ定食。笑える。
普通、台風前に片付けんか?

ガーデニングの鉢は飛んでるし
庭の自転車は車にガッツリ当たってるし
新居近辺の人は台風対策に
全然慣れてないみたいで驚く。

台風の余波で電車は遅れる。
遅れるのはわかるんだけど
電車を間引いてもお知らせがない。
いつも乗り換えてる駅に降りてから
乗り継ぎの電車が来ないとわかる。

結局遅刻決定の延着で
慌ててもしょうがないから
悠長に座っていく。
東行きは東行きで運休があるのか
めちゃくちゃな混みかたで
いつもは空いてるホームの端まで
人がぎっしり並んでる。

気の毒だったのは
ホームに駆け上がったおじさんが
駆け込み乗車をしようとして
一番近いドアに走り寄ったものの
急にとなりの車両のドアを目指して
その間に電車は発車。
次の電車もどうせなかなかやってこない。

何してんの?と思ったら
おじさんがためらったドアは
女性専用車両だった。
まじめな男の人って生き難い。

昨日飲み会の予定だったオットは
またまた夜7時なんかに帰ってきて
どうしたのか聞いたら
「友達の一人が台風だから止めるって
言い出したから飲み会がなくなった」
との事。
それでも難波が遠くなってしまった今
チャンスは有効に使うという事で
昼から難波へ出たらしい。

結局散髪をして、新しく出来た
マッキントッシュの店に行って
本屋を巡って牛丼食べて
満足して帰ってきたオット。
また本を買ってるから
どんなのかなと思ったら
「海藻図鑑」と「へんないきもの」
と言うマニアックな本たち。

いちおう仕事のネタなんだろうけど
海藻の図鑑なんて存在すら知らないし
「へんないきもの」に載ってる生き物は
本当に変な生き物で
この生き物たちが「へん」だと
誰が分類したんだろうとか
不思議に思うことは多い。

自分のオットながら変わった人だなぁと。

2004年08月31日(火)



 亭主元気で

オリンピック終了。

柔道が済んだらろくに見てなかった。
今の最大の関心は台風。
結局警報は思うように出ず
大風の中を実習先へ。
雨が降らない事だけ願って出かける。

オットは本日難波で飲み会の予定。
朝から天気予報で
「夜に関西接近」と連呼してても
お出かけを止めるとも言わないし
私も止めろと言わない。

オットが出かけたら
私は夕食を作らなくて良い。
おまけにゆっくりF1の録画も見られる。
嵐の中出歩いて怪我されたら困るけど
目先の手抜きも魅力的なわけで。
最近一番余裕を感じるのは
寝る前に朝刊を読むときだったりする。

という事で夕方は早々に帰宅して
台所の掃除をしたら
アイスコーヒーとおやつをお供に
ゆっくり新聞と広告をチェックする。
オットは出かける前に
部屋の掃除をしてくれてて嬉しい。
だから玄関にタオルを用意して
おいしいコーヒーを入れておこう。

奴も夏休み終了目前でお互い忙しくなる。
私は慣れない実習でテンパっても
奴が休みで余裕があったから
うまく交わしてくれてたような気がする。
実際は奴なりにストレスがあるのか
便秘じゃないのに
ニキビが治らなかったりして
テンパるのをカッコ悪がるしで
私以上に発散が難しいのかも。

いたぶりあいじゃなくて、いたわりあい。

2004年08月30日(月)



 倍率のワナ

台風はまだ来ない。

今日こそ起きたら大雨だと思ったら
ただ蒸し暑いだけで困る。
台風が近づくのは明日らしいけど
平日はまずいなぁ。実習日数が減る。
3週間の実習なんだけど
編入試験やらで3日休んでる子がいる。

理由が台風と試験だから
欠席が4日になったところで
何とかなるとは思うけど
問題は内容。
あまり出来のよくない学生だから
そんなに沢山休んで
時間数より内容が到達できるか?

ぼちぼち色んな学校の
編入試験が始まってて
試験倍率とかが話題に上がる。
が、自分の学校の学生を見て
倍率はあてにならないなぁと。
倍率なんて受験の人数の問題で
受験生のレベルは別の話。
それでも学生は倍率で大騒ぎする。

2倍でも「各校成績上位何パーセント」
が受験ならかなりの難関だし
10倍でもほとんど冷やかしなら
それなりに楽チンなんだし。
で、うちの編入希望生には
今やってる領域別実習で
散々な成績の学生がいる。

なんでこの子が編入?と思いながら
よく考えたら成績が悪くても
受験は自由なんだと気がつく。
試験を受けるのはまぁいいとして
まかり間違って合格してから
「何でこの子が合格?」と
驚くことにしよう。

台風が来たら実習は休み。
基準の時間は朝6時ぐらいの警報で
実習場所が遠いから
早い学生は6時前に家を出る。
そんな状況で私は
どう動いたらいいんだか困る。

だからオットに「普通の学校やったら
こういう時どうするん?」って聞いたら
「えー、俺明日休みやもーん。」って。
はぁ?
ちょっと前に奴の友達から
「月曜飲みに行こう」って連絡があって
その約束は成立してるんだけど
てっきり仕事帰りだと思ってた。

よく考えたら奴の職場はまだ夏休みで
奴も夏期講習も部活もないから
結局仕事も休みって。
それで一日ゆっくりして
夕方から難波に飲みに行くって何。
そんな働き方で私より稼ぐって何。

だんだん嫌になってきた。

2004年08月29日(日)



 むさい。

台風が来ない。

雨だと思ってたらいい天気だったので
張り切って洗濯する。
最近の週末は洗濯三昧だけど
なんだか結構気分良かったりして
掃除機かけた後に畳でゴロゴロするのは
かなーりくつろげたりする。

今日はやっとこさベッドが来て
畳に座布団敷いて寝ると言う
貧乏くさい生活もおしまい。
そのかわり当たり前だけど
いちいち寝室に行かないといけなくて
マンガ読みながら寝ちゃうとか
ダラダラ過ごすのも難しくなる。

ベッドが来たのでリネン類の調達と
その他諸々の用事でオットと出かける。
奴は昼の三宮デビューで
「神戸はお洒落な街らしいな。」
と言いながら首にタオルをぶら下げたまま
車から降りようとするから困る。

奴が神戸に住む事になってから
奴は友達に「ええなぁ、神戸の子は
キレイなんやろ?」と言われるらしい。
は?どこが。
どこに行ってもキレイな子はキレイで
ブサイクはブサイク。
ただ、神戸にはブサイクを
うまーくカバーするべく
努力してる子が多いのだ。

8月も終盤で電車に学生が復活。
最近私が乗る電車には
どっかの私立男子校生徒とおぼしき
汗だくの男の子が突然大量発生して
非常にむさくるしい。

隣に座ると凍ったジュースとかを
首筋に当てたりして涼んでるんだけど
汗はダラダラでしかも色は白くて
見ててあまり気持ちよくない。
日焼けした子の汗と違って
色白の子の汗って何だか
爽やかに見えにくかったりする。

そうか、オットの職場はこんな感じか。
男同士でもやっぱりむさくるしいのかな?
うちは女だらけでお互い偏ってる。
でも、男だらけと違って
女だらけはちょっといい匂いするかな?
と思ったら甘かった。

用事があって学生更衣室に行ったら
ジュースのペットボトルが散乱。
ゴミ箱はお菓子の袋だらけで
靴は揃ってないし靴下が落ちてたり
流しは髪の毛だらけでもう最悪。
私たちが学生の頃も
あまりお行儀はよくなかったけど
ここまでじゃなかった。
やっぱり男の子の目がないと
だめなのかもしれない。

オットの教え子と合コンさせてみようか。

2004年08月28日(土)



 大人の感想

さあ週末。

今日はかねてからお約束の焼肉。
オットがおごってくれると言うので
喜び勇んで帰って焼肉屋に出かけて
たらふく食べてへべれけ酔っ払って
ご機嫌で一週間を締めくくる。
機嫌が良いので帰り道に
近所の美味しい喫茶店で
コーヒー豆を買って帰って
美味しいコーヒーを入れる。

一週間はなかなか大変で
私だけじゃなくオットも
それなりにストレスは貯まってたらしく
まぁイライラしながら労わりながら
金曜の夜に笑ってりゃ
それでいいじゃないという事で。

実習も一週間を乗り切って折り返し。
初日は緊張で目が泳いでた学生も
今日のカンファレンスでは
それなりの手ごたえを元に
ちゃんと来週の方向性を出せてたりするから
すごいなぁと他人事のように考える。
私は彼女たちに何を指導したと言う
実感が余りない。

が、一人心配な学生がいて
精神状態がかなり不安定。
実習の始めは「眠れない」とか言ってたのが
今日は不安で記録が出せないという。
記録用紙には色々と書いてあるんだけど
エンピツで書き間違えてる所を
消しゴムを使わずに真っ黒に塗りつぶして
上に書き直してたりするし
誤字脱字も激しい。

実習といえば学生にとっては
かなりのストレスになるのはわかってる。
その上彼女は元々精神状態が不安定で
去年の実習も補習エピソードありで
はたして残り一週間乗り切れるかどうか。
朝は不安でパニクって患者さんの名前も出ず
昼はハイで「カメハメ波が出そうな日って
ありませんでしたか?」とか言い出して
思わず引いてしまう。
どうしてよいのかこっちが不安になる。

他の学生はちょっと患者さんとも打ち解けて
色々話す中で私もネタになってるらしい。
患者さんが「あの人が先生か?」って聞くと
学生は「そう。先生は先週結婚したばっか。」
と余計な事を言う。

そこでの熟年男性患者さんの反応が
「新婚さんかー。エッチやのー。」
というものだったらしく
学生も自分で話を振りながら
どう反応してよいのやら
わからずに顔を赤らめたりしてる。

まだまだお子様。

2004年08月27日(金)



 汚い話ですが。

息抜きだ!

本日オットは会議で遅くなるから
夕食はいらないとの事で
朝から息抜きモードですごす。
午後からは看護師免許の名義変更に
区役所まで行くのに休みを取る。

午後を丸ごと休暇にして
せっかくだから買い物に出る。
で、店の駐車場で友達の車発見。
電話したらもう一人の友達と
お茶をしてると言うので合流。

私の独身最後の週末に
飲み会をしたメンバーの再会で
友達二人は今日
職場の健康診断に行った帰り。
二人とも私の1歳年上で今年30歳。
30歳といえばバリウムデビューの歳で
一人でバリウムを飲むのは寂しいと
育児休暇中と休暇明けの二人は
日にちを合わせて行ったらしい。

二人は看護学校からの友達で
夜遊びもお洒落も大酒飲みも一緒で
誕生日が1日違いで
同じ年に結婚して子どもを産んでる。
そんな仲良し二人組みは
バリウムデビューも一緒。

その仲良し二人組みも
身体の周期は一緒でないらしく
片方は生理中。
生理中の検尿と言えば
潜血で引っかかるのが常識で
たいてい日を変えるんだけど
まる1ヵ月後にしか日がなくて
それだったらまたその月の生理。

生理中の子はもう片方の子に
どうしたらいいか相談してその返事は
「タンポンを入れてお風呂に入ってから
検診に行ったらええやん」という
至極まっとうなモノなのに
そのアドバイスに対する答えは
「えー。タンポン持ってないー。」
買えよ。

友達は開き直ったのか何なのか
結局何の対策もせず採尿をして
案の定検体は真っ赤。
「ああーこれじゃひっかかるー」って
当たり前の事で困ってる彼女を見て
もう片方が「1センチあったらええんやろ。
あたしのあげるわ」って。

二人とも現役と育児休暇中の看護師で
検尿の知識はあるから
検査のためにはコップの中に
1センチ深の検体があれば良いと知ってる。
という事であっさりと
尿検査の検体を分け合って出したらしい。

「動物のお医者さん」というマンガで
登場人物が調子の悪い愛犬を心配する余り
学校の検尿で犬の尿を提出して叱られる
というネタは見た事があったけど
三十路の子どももいる
仕事はカッコいい看護師がやるとは思わず。
喫茶店でゲラゲラ笑ってストレス解消。

今日はおうちで一人なので
のんびりしようと計画。
思う存分パソコンを触ったら
見残してたDVD見て新聞読んで
ビールも飲んでゴロゴロするんだと
盛りだくさんなネタを練ってたら
オットはあっさり帰ってきた。
夜7時帰宅のおかげで計画は全部未遂。

息抜きたい。


2004年08月26日(木)



 おむつをかえよう

早起きに飽きる。

早起きしての出勤も
電車が座れて少し眠れるのが
小さな毎日の幸せ。
なのに、今日来た電車は満員で
中が真っ黒に見える。

絶対に座れるように
わざわざホームの端まで歩いてるのに
1両目からギチギチ満員で
何が起こってるんだかわからない。
文句言ってもしょうがないから
乗ったけど掴まる所もない。

私のまわりのおじさんは
痴漢に間違われたくないのか
私が汚いのか何とか隙間をあけようと
必死みたいで気の毒。
混雑の原因は新快速の運休。
たった1本の新快速だけど影響は莫大。

駅に着くたびにホームにいる人が
満員の電車を見て「げー」と
困ってる顔が見えて面白い。
座れると思ってて満員だと凹むよな。
結局最後まで座れず
朝ごはん抜きの身体で50分の満員電車。
ただただグッタリ。

実習は中盤に入って
学生もぼちぼちと患者さんの所へ行き
所在なさげにホームを彷徨わなくなった。
という事で様子を見るためには
部屋へ行かなくちゃいけない。
で、ある大部屋に行ったら
手前の患者さんが
ベッドから身を乗り出してる。

「おい!おい!」って大きな声で呼ぶから
「何ですか?」って近づいたら
オムツをゴソゴソ触ってる。
申し送りで失禁が多い患者さんだと
言ってたから「おしっこですか?」
って聞いてみたら「おお。」って。

見回したらスタッフは誰もいない。
患者さんはずっと「おい!おい!」
って言ってて落ち着きそうにない。
とりあえずオムツを開けて見てみたら
尿とりパッドはズッシリ。
これを換えるぐらいなら私でも出来る。

しばらく患者さんのお世話もしてないし
ほって置くワケにもいかないから
枕頭台を開けると尿とりパッド山盛り。
さくっと取り替えて
患者さんは落ち着いてお互いスッキリ。
詰所に戻ってスタッフ捕まえて
「○○さんのおむつ換えたんですけど
カウントとか何かしますか?」って
聞いてみたら「はぁ?何もしません」
って言われて
ここが精神科だったと思い出す。

ズッシリの尿とりパッドを持って
トイレに行ったら「オムツ」って書いた
デカいゴミ箱があったから
そこへ突っ込んで終了。

久々に仕事した気分。
教員だから実習指導してりゃ
それが立派に仕事なんだけど
白衣着てる以上、たまには何かしたい。
今は特に畑違いの精神科で
教員らしい事は何もできてないから
オムツでも替えられたら
ちっとは働いたという自己満足。

その話を一緒に行ってる教員にしたら
「えーオムツ交換って
そんな事してるんですかー。
あたしそんなんできませーん」って。
看護は実践。看護教育も実践。
「そんな事」って失禁の患者さんの
おむつ交換って大切なケアだと思うし
スタッフが行き届かないなら
白衣着てる自分がしてもいい。

確かにどんな患者さんか
よくわからないまま接するのは
色々危険もあるかもしれないけど
尿とりパッドぐらい仰臥位のまま
サクっと換えて
あとで手をきちんと洗えば
どうってことないと思うけど。

ケアを手伝うのを嫌がる教員がいて
「そんなしんどい事」って聞いて驚く。
学生が患者さんの吐物をもって行っても
「いやーん、そんなん
看護師さんに見て貰ってー」と言って
自分も看護師のくせに。

だから臨床家に嫌われるねん。

2004年08月25日(水)



 鬱憤源は実家

肌荒れ炸裂。

朝から顔半分腫れてて気分最悪。
やっぱり畑違いの精神科実習は
かなり応えてるのかなぁと。
家事もちょっと慣れた感はあるけど
毎日帰ったらそのまま台所で
座るのはごはん食べるときが初めて。

それでも今日はオットが
肩を揉んでくれて嬉しい。
病棟実習はクーラーがきつくて
冷房だけで肩がバリバリに凝る。
寝るのは相変わらず畳に座布団で
早く普通に暮らしたいなぁと。

実習は本日外来見学で
学生が院長の診察を見学。
が、見てきたものを聞いて驚く。
診察室には灰皿があって
3人診察しては休憩でタバコ1本。
また3人診たらタバコ1本。
そんな感じで進んでいくらしい。
自分の病院とはいえ診察室で喫煙って
常識も何もあったもんじゃない。

診察中に患者さんと話してて
院長が椅子蹴ったり机叩いたり
結構激しい感情表現もあるみたいで
学生が「ああいうモンなんですか?」
って聞くから嫌になる。

精神科って偏見が多いとか
ケアのレベルがとか色々言われてるけど
見てて「????」な事は多い。
薬の副作用でパーキンソン的な症状が
出まくってる患者さんは
お風呂に入ればモノのように洗われて
じっくりその患者さんの出来る事を
待ってみるなんて絵空事みたいになってる。

自分が働いてた病院がいかに恵まれてて
自分がいかにキレイ事に染まってたか
なんだか今になって思い知らされたような
変な気分の毎日。
本当は私のしてきた仕事が
キレイ事とは思いたくもないし
キレイ事の域にも達していない
ごくごく基本的な看護だったんだと思うけど
何が普通なのか見失いそうになってる。

実家の母親が電話をしてきて
「ちゃんとご飯作ってるのか」とか
「朝ごはん食べてるのか」とか
色々聞くのがうっとおしい。
私なりに必死にやってるし
オットも文句は言わない。
実家では滅多に母親が作らなかった汁物も
私は毎日バリエーションつけて考えてる。

「ちゃんとやってるの?」って
聞いたところで出来る事はやってるし
今、出来てないことが
出来るようになるわけもなく
現状は変わらないんだから
イチイチ聞かないで欲しい。
聞かれて「それなりにやってる」って
答えたら答えたで「ホンマに?」って
信じられないなら聞くな。

何がイラつくって実家からの電話が一番。

2004年08月24日(火)



 開店まで3分

夏休みは完全に終了。

今日から実習でしかも病院が遠い。
6時57分とかいう電車に乗るんだけど
朝ごはんとお昼ごはんを
駅前のハートインで買おうと思って
早めに家を出たら営業は7時から。
朝7時前と言っても
結構な人が乗り降りしてるのに
せめてもう30分早く働けよ。店員。

せっかく早めに家を出たのに
店が閉まってたらする事がない。
朝ごはんも食べられない。
早い電車に乗っても
新快速の乗り継ぎを考えたら
結局次の電車と一緒で
単に待ちが長いだけという
もう最悪の結果。
しょうがないからキオスクで
カロリーメイトを2箱買う。

久々の実習で白衣を着ると
さすがに気分がピリっとする。
夏休み明けの学生はボケボケで
朝から遅刻ギリギリとか
ツメ伸び放題とかいい加減にしろ。

精神科の実習は自分の学生時代以来で
独特の雰囲気に飲まれそうになる。
学生は無邪気に患者さんと
ホールでトランプとかしてるけど
私はハイテンションの患者さんに
「きゃー。学生さん?先生?
カワイー」と追い掛け回されて対応に困る。

お昼ごはんが買えなかったから
病院の売店に行ったら張り紙。
「昼休みは12時から1時まで」
はぁ?
見事な商売気のなさ。

古い病院なので詰所の中に
デンとオートクレーブがあったりして
なかなか面白い。
延々と夜勤からの申し送りを
学生も聞かないといけないんだけど
内容はと言うと
「○○さん、昨夜眠前ラキソ3滴。
反応便ありません」とかで寝そう。
3滴ってねぇ。
向精神薬の便秘に効くのかねぇ。

見るもの聞くもの新鮮な一日は終わって
家に帰って食事の支度をしてると
まずは妹から電話がかかる。
ハンバーグをこねてて手が汚れてるので
オットが電話に出てくれる。
もうしばらくしてまた電話があって
今度はオットの実家から。
暗にいっぺん帰って来いという内容らしい。

結婚してからというもの
新居からお互いの実家に電話した事はなく
ご両家とも様子を見ながらも
そろそろシビレを切らしたのか?
オットはともかく
私の周りでは結婚してから毎日
実家に電話してる嫁さんの話を聞く。
寂しいというか、ヒマなのか?

便りがないのは良い便り。

2004年08月23日(月)



 ユキチ1万人

今日は引きこもり。

朝からまた洗濯して
人が変わったように頭の中は主婦。
大丸へ秋物を買いに行こうとか
タワレコへ新譜漁りに行こうとか
そんな事は全く頭に浮かばず
バスマットも洗いたいとか
目覚まし時計が欲しいとか
やっぱりお彼岸には
実家へ帰るべきかとか
そんな事ばかり考えてる。

昼過ぎに新聞の勧誘が来て
知らないおじさん相手にあっさりと
スッピンで対応してしまうあたり
もうお嬢さんには戻れないのだと
しみじみ思う。

オットは朝から読書三昧で
しかも内容が「精子の不思議」って
仕事のネタだとは言え
全然爽やかじゃない。
その横で私は統合失調の病態や
無為・好褥状態と幻覚妄想状態の
患者さんのケアについての
文献なんて読んでたりする。

日曜の午後に夫婦で読書って
なんだか賢そうな感じだけど
内容はいかがなものか。
途中から新聞に変わって
折り込み広告をしげしげと見る。

日曜は不動産関係が多い。
いつかは持ち家が欲しいので
内容をちらりと見て驚く。
実家で見てた広告より一桁多い。
実家近辺は俗に言う田舎で
土地もマンションも一戸建ても
単位が万円で数字は4桁だった。
しかもいちばん左は多くて「4」。
ユキチが4000人いれば
立派に家が建つのが実家近辺の常識。

が、新居の近所には全国に名の通った
高級住宅地があって
そこらへんの物件は「5桁万円」になってる。
「お客様の声」にも「リフォーム込みで
1億円以下で探しています」とか
庶民にはなかなか本気で口に出来ない
お金の単位が出てきたりする。ああ。

一番すごかったのは90坪で1億5千万。
税金とか入れたらさらに上がるんだろうけど
浴室3つの洗面所4つ。
地下に駐車場2台分ありで
かなりの部屋に床暖房がついてる。
風呂場が3つって
それだけ水道代もかかるのよね?
しかも売りに出てるって新築時は
これ以上で買った人がいたって事よね?

この家に住む人は、真面目に働いてるのか?

2004年08月22日(日)



 同一家計

お休み。

いい天気なので
朝から張り切って洗濯2回と掃除。
生理が来てお腹が痛くて
途中からグッタリしながらも
余りしんどそうにしてると
花火に連れて行ってもらえない
かもしれないので我慢。

そんな私をヨソに奴はTVゲーム。
しょうがないので
わざわざ地図を引っ張り出して
となりにドッカリ座って
「なー花火ー花火ー花火ー」と粘る。
結局は粘り勝ちで
晴れてバイクでお出かけとなる。

田舎の川沿いは爽やかで
夕涼みにピッタリ。
通行止めが始まるから早めに行って
焼ソバやらたこ焼きやら
定番メニューで腹ごしらえ。
食べるものを買うのに
今までは奴の財布からお金が出てたのに
今は家計を握る私の財布がメインで
そういうので同一家計の世帯を実感。

あっという間に8月も終盤で忙しかった。
ぼちぼち仕事が始まったと思ったら
そろそろ結婚式の打ち合わせも始まる。
モードとしては完全に日常だけど
実は引越し葉書も放置だし
近所の挨拶もしてないし
銀行の名義変更もまだだし
さぁてどうするかね。

あ、ベッドもまだ。

2004年08月21日(土)



 バナナを切って出す

1週間終わりました。

今日からオットも出勤。
なのに私は昨夜からの
ご機嫌斜めがたたってろくに動かず。
奴が「忙しかったら朝ごはんええで」
というので「ごめんなー」と言いながら
清々した気分で自分の支度をする。
玄関にゴミを置いておいたら
奴はだまってぶら下げて行った。
よし。

仕事は来週からの実習に向けて
準備も大詰め。
夏休みなんて本当にあっという間で
結局講義の準備は進まなかった。
といいつつ後期の時間割も
最終決定バージョンはまだ。

今日は車で出勤。
朝から気分良く走ろうと思ったら
またまた高速が事故で閉鎖。
どないやねんと思いながら地道で行く。
高速使う前提で出発してるのに
地道となると遅刻の可能性も高い。
結局は始業2分前出勤。

車で出勤したので
帰りにスーパーで買い物して
帰るなり食事の支度に取り掛かる。
オットは先に帰ってて
またゴロゴロしてたけど
食事の支度が始まったのを見て
洗濯物を入れてくれる。よし。

今日の休憩時間に
去年結婚した先輩と話してて
先輩の家事の状況を聞いたら
何と彼女は朝食に出すバナナを
一口大に切って出してるらしい。
まさかトーストに
バター塗って出してないよなと思って
聞いてみたら昔はそうしてたらしい。

うっひょう。

先輩曰く
「私は講義で『女性の社会的地位を確立すべき』
とかいいながら家では何かそんな事してて
母親の影響は大きいですね」との事。
母親の影響かー。
うちの母親は汁物を作らない。
「本当はこんなんしたらあかんねんで」
と言いながら夕食の刺身は
スーパーのトレイのままだったりする。

そんな話を聞いてたら
しんどいのは自分だけじゃないなぁと
何だかちょっと楽になって
すんなり帰りにスーパーに寄って
1週間お疲れのごはんを作ろうと
さくさく動けたりする。
気分は偉大だ。

何だかんだ行ってこの1週間
オットは私の家事に文句はつけなかった。
食事が遅くてもじっと待ってたし
べちゃべちゃのご飯も
ナゾのおかずも黙って食べた。
偉いぞ。

とにかくウォーミングアップの1週間は終了。
来週から私は平常どおりの仕事で
本格的にお疲れも出るだろうから
気をつけてやらないと。

おつかれ、私。

2004年08月20日(金)



 新妻の鬱憤

今日は午前のみ出勤。

オットの休みも今日でおしまい。
朝から食事の準備をするのに
出勤の私が化粧をしながら
休日のオットの食事の準備をしてるのが
何だか腹立たしくて朝からイライラ。

オットは横になってTVを見てる。
奴が仕事の日は私の方が
朝に時間の余裕があるからいいけど
相手が休みとなると私だけバタバタで
ちょっと気分が悪い。
でも、朝からケンカするのもなんなので
ぐっと飲み込んで黙っておく。
人間こうやって気が長くなるのか?

今日は午後からネットの工事で
やっとこさネットが使えるようになる。
という事で昼から休みをとって
帰ろうと思ったら事故で高速閉鎖。
しょうがないから神戸線の高架下を
延々走って帰るんだけど
頭上でずっと救急車のサイレンが鳴ってる。

上で車をかき分けながら走るのと
下を走るスピードは似てるのか
どこまで行ってもピーポーピーポー。
京橋からやっとこさ東行きが開いたら
今度は西行きがわき見渋滞で閉鎖。
迷惑この上ない。

ネットの工事は先にNTTから郵便で
モデムやらルーターやらが来て
その後で業者の人が来るんだけど
何でも他所で開封したものが届いてて
手違いで送ったものの新品だから
1000円割引で買って欲しいとのこと。

電話を受けたオットは「まぁいいか」
という事で引き受けたんだけど
実際中を見たらモデムは新品だけど
入ってる説明書が別の機種だったりして
設定業者の人が困りまくってる。
おのれNTT。どうしてくれようか。

結局設定は4時間近くかかって
業者が帰ったら掃除をしようと思ってた
私の主婦的計画は木っ端微塵。
夕食をつくるのがやっとだった。

現在の我が家と言えば
床はホコリだらけ。
早く掃除機をかけたいけど
食事の支度に時間がかかるから
中途半端な時間では始められず
私が台所にいる間に
オットが掃除機かけてくれたら助かるけど
奴にそんな気はないようで
ヒマがあれば読書かTVゲーム。

生理前のイライラも手伝って
だんだん嫌になってくる。
結婚前に食器乾燥機が欲しいと言ったら
「そんなもんはいらん。
食器なら俺が拭く」と豪語しておいて
今まで洗い終わった食器を拭いた事はない。

「相手に期待するものが大きいとしんどい」
という言葉は本当に見事に真実で
一緒に暮らすとまちがいなく
女性の負担は増える。
それを「ありがとう」って
ちゃんと認めてくれたらいいけど
TVの前でゴロゴロされるだけじゃたまらない。

息抜きをしたいから
土曜にある花火大会に
バイクで連れて行けといったら
これまた渋い返事で気分は最悪。
毎年夏は花火で冬はボードを欠かさなかった。
一緒に行こうと約束してた
枚方の花火が中止になって
そのかわりに少し近くの花火を探したのに
却下って何。

自分ばかりしんどいみたいで嫌になる。

2004年08月19日(木)



 プロの揉み

結婚後初出勤。

オットは今日もお休みだけど
いちおう一緒に起きてくれる。
で、一緒に朝ごはんを食べて
一緒にゴミ出しして私は出勤。
外へ出ると近所のおじさんも出勤で
それを奥さんが見送ってるんだけど
見送る姿勢が直立不動。
なんかヘン。

「あなた、いってらっしゃーい。
稼ぐのよー。」と無精ひげの
デカいオットに見送られて
優雅に日傘さして駅まで。
出勤で最寄り駅を使うのは初めてで
西行きの電車の空き加減に驚く。
座れるのはもちろん
目の前に人が立ちはだからない。

職場は机の名札がすでに変わってて
ハンコ持って書類を取りに行く。
先月の給料明細が来て
それが最後の旧姓押印という事で。
職場について真っ先にするのは
お祝い返し配りで
女の職場はお付き合いがややこしい。

昼休みにごはんを食べてると
学生が来て手を引っ張られて行くと
3年生がずらっといる。
何かいなと思ったら
「結婚おめでとうございます」って
学科が変わって半年で
話したことがある学生の方が少ないのに。

見てみたらアフタヌーンティーの食器で
かわいらしくペアになってる。
うーん、ハタチそこそこの子って
こういう趣味よねー。おそろしく爽やか。

今日は午後から出張で夜は職場の宴会。
という事でいきなり今夜は
ごはん作らなくていいんだけど
それはそれでオットに気を使う。
という事にしておこう。

実際はいきなり羽根伸ばしモードで
実習の打ち合わせが済んだら
会場のホテルに直行して
お茶してからマッサージに行く。
プロのマッサージは初めてで
今までも興味を持ちながら通り過ぎるのみ。

15分1500円のクイックマッサージで
おばさんとオリンピックの話をしながら。
首から背中にかけてほぐしてくれんだけど
私の身体はカチカチに凝ってるらしい。
心当たりは・・・新婚生活のストレスと
畳に座布団と言う寝具環境。

オットは家で退屈なのか
「あなた、雨が降りそうよ。
カサはお持ちになって?」
「帰りは何時ごろ?」とメールを寄越す。
現実に戻りたくないからシカト。
結局はおりこうに22時過ぎご帰宅。

帰りの東行き電車もガラガラで嬉しい。
すれ違う西行きは相変わらず混んでて
同じ電車賃なのにこちらは快適。
そのうちオットがあれに乗るんだろうから
お疲れがたまってないか
時々は聞いて送り迎えしてあげよう。

どうせ奴の方が帰りが早いんだけど。




2004年08月18日(水)



 雨を呼ぶ手料理

妻生活二日目。

今日で引っ越し休みも終了。
という事なので
ちゃんとした夕食を作ってみる。
料理の本を見て何か作るほど
材料もうまく揃えられないし
いきなり頑張りすぎるのもなんだから
テキトーに考えてメインと汁物と
もう一品という組み合わせ。

何事も形からという事で
ランチョンマットを敷いて
こないだ買ったペアのお茶碗と
湯呑みとお箸。
「見た目」だけは
ちゃんとしたものが出来たから
記念の写メールを撮っておく。

やれば出来るもんだと悦に入ってたら
外で大きな音がして
この夏初めてじゃないかというような
立派な大雷雨。
ああそう、やはりなれない事をすると
こういう事になるわけね。
ネタっぽくていいやんと開き直る。
お味は可もなく不可もなく。

明日から出勤で新しい名前。
うまく切り替えはできるかしらん。
っていうか本当に
仕事しながら主婦できるのか
ちょっとドキドキ。
まぁ様子見ながら手を抜こう。

もちろん、家事の手を。


2004年08月17日(火)



 

朝からよい天気。

今日はご入籍で区役所へ。
さすがに都会の区役所は人がいっぱいで
石を投げても当たる人がいないような
田舎の町役場とは大違い。
恥ずかしいことに「妻」という字の
横線の数がわからずにまごまごする。
戸籍課へ行って転入届を書いて
一緒に婚姻届も出してあっさり受理。

実感ないけどこんなもんね。
紙を出す前の私たちと
3分後の今の私たちは
法律的には全然違う間柄で
何だか不思議な感じ。
夫婦だって言っても
今は誰もそれを知らないわけだし。
よく芸能人で「婚姻届書き間違えて」
とか聞くけど、恐ろしくあっけない。

戻ってまた片付ける気にもならず
遊びに出かける。
どこに行こうと相談するでもなく
西向いて走ったら須磨水族園に着く。
初デートの場所だから懐かしく歩きながら
二人とも初デートと
同じ服を着てるのに気づく。

お盆で人は多いけど
本当に久しぶりの「デート」。
12月に結婚が決まってからというもの
お出かけはたいてい式場めぐりや
新居探しといった用件があって
純粋に遊んだのは見事に半年ぶり。

入籍のお祝いに今夜は豪華に肉。
近所に見つけたステーキハウスで
コース料理を奮発する。
1階でステーキを食べた後
2階で革のソファに座ってデザートという
おそろしく凝った演出の店で
野球選手のサインもたくさん貼ってある。

歩いて行ける所に
こんなステキなお店があるなんて
とっても嬉しい。
でも、歩いていけるからといって
ビーチサンダルでは入りにくい店。
近所の店まで歩いていくのに
ちゃんとした格好というのも
何となく変。

という事で今日から夫婦。
これからも末永くよろしくと言われて
あっさり「うん」って言ったけど
よく考えたら重い約束やなぁと。
お休みも明日一日だけで
明後日からの日常生活を
はたしてうまくやっていけるだろうか?

今日から名前が変わって
占い的には新しい人生。
結婚が決まってから
「落ち着いた」とか言われて
自分の先輩にも俗に言う
「結婚して丸くなった」人も沢山いて
自分がどんな風になるか
変わらないのはどんなところか興味津々。

とりあえずは奥様のフリから入ろう。


2004年08月16日(月)



 肩揉み

朝から緊張。

今日はうちの狭いリビングに
大人9人がひしめいて顔合わせ。
うち5人は170センチ近くあって
暑苦しいったらありゃしない。
座布団もグラスも面積も足りない。
みんなが来る前に高校教師と二人で
婚姻届を書く。
お約束どおり書き間違えて
2枚目が役に立つ。

いちおうお客を招いて
ちゃんとお茶とお菓子を出して
おもてなしの真似事をせねば。
うちの母親にしたら
私がそれをきちんとやってのけるか
心配でしょうがないらしい。
まぁリビングで奴のご両親と話すより
台所に立てこもって
ゴソゴソしてるほうが気が楽。

皆様律儀に予定時刻の1時間前に到着。
予想外の出来事にてんてこ舞いで
客であるはずの自分の妹にお金を握らせ
お茶を買いに行かせたりする。
妹、素直に働いてくれて感謝。

客が来る前にダイニングセットと
食器棚がやってきて
一段と「家」らしくなってきた。
食器棚が入るとタダでさえ狭いキッチンが
まさに「ケモノ道」状態で
高校教師が入るとさらに圧迫感あり。
その状態で大人9人。
さすがに窮屈で婚姻届の証人欄に
ハンコをもらってさっさと食事に行く。

食事はつつがなく終わって
みなさんにさっさと撤収していただいて
後は奴と水入らず。
出来上がった婚姻届をしげしげと眺めて
本当にこれで大丈夫なのか
何度も何度も見返す。

夕方からまた荷物を片付け始めるのに
思うように進まないからまたイライラする。
さすがに今日は奴もゲームはしないけど
ごろーんと横になってTV見てると
「動けよ」とちょっと不機嫌になる私。
ごはんを作るのが嫌で
ラーメンを食べに行く事にする。

お互い不機嫌なまま黙々と店まで歩く途中
信号で止まった時になぜか
いきなり奴が肩を揉んでくれる。
イライラがふっと途切れて涙が出る。
たいてい何かあれば奴が不機嫌になって
黙ってしまって私がオロオロするんだけど
奴なりに私に合わせようともしてくれてる。
どうしても他人を自分のペースで
動かそうとしがちな私のクセも
うまくかわしてくれてるのかもしれない。

お互い独身最後の夜で
奴は遅くまで起きてる。
寝ぇへんの?って聞いても生返事で
まぁ色々思うところもあるかもしれないから
ここは放置で先に寝る。

休みも残り少ない。

2004年08月15日(日)



 食い違い

朝からまぶたにタコ焼き

座布団の寝心地が悪いのと
昨夜のイライラが見事に作用して
肌は荒れ放題で目も一重。
さすがに高校教師がびっくりして
「どしたん?」って聞くから
「少々お疲れのご様子」と
やな感じの返事を返しておく。

奴は今夜、高校時代の友達と飲み会で
晩御飯作らなくていいのが嬉しい。
そう思ったら少し気分が楽になって
朝からフレンチトーストなど作ってみる。
トースターがない現状で
食パンを食べるとなると
私に思いつく調理法といえば
フレンチトーストのみ。

週末に入って残りの休日を数えると
どんどん片付けないと
間に合わないような気がして焦る。
でも高校教師はちゃっかりヒマを見つけて
TVゲームしてるから腹が立つ。

イライラした気分は
甘々のフレンチトーストでマシになったから
初洗濯してみる。
洗濯機が表示する洗剤量の数字と
洗剤のスプーンと説明書の洗剤量を見て
悩みながらの洗濯。
天気がいいのであっという間に乾きそう。

奴は午後から出かけて
帰ってきたのは12時前。
お土産に頼んだ新しい姓のシャチハタ印と
なぜかマツケンサンバのCDを買ってきた。
私は奴が会ってる男の子の奥様と
外でご飯食べて羽を伸ばして
帰ってひとり新居でのんびり。

オリンピックが始まって
ヤワラちゃんだけは見たいのに
新聞がないから放送時間がわからない。
高校教師にTVガイドを買ってきてくれるよう
頼んだところでいい返事はこない。
ふてくされてたら飲みに行く道中で
雑誌を立ち読んでメールをくれた。
まぁ、よしとしよう。

明日は新居にご両家揃って顔合わせと食事。
非常に気が重い一日なのは明白で
奴と仲良く柔道見て早めに寝る。
同棲もあと1日でおしまいで
明後日からは家族。
高校教師は一日ゆっくり遊びたいと言うけど
それで本当に出勤日までに
家の中が片付くかは不明。
それが悠長に思えるからまたイライラする。

奴は奴で「頑張りすぎたら持たんで」って
言ってくれるけど、
「頑張らんと何も進まん」と
せっかちな私は思うわけで
そこをあからさまに出すと衝突がおこる。
そういうのがぼちぼち見えて来た。

他人と暮らすのは難しい。

2004年08月14日(土)



 麦茶待ち

暑くて目覚める。

起きたら身体中痛い。
やはり座布団で寝るのは無謀か
と思いながらベッドは未着で
どうしようもない。
朝から台所を片付けるのに
食器棚もまだ来てない。
どこからどうしていいのやら。

それでも細々したものを触ってると
高校教師はTVの前に座ってTVゲーム開始。
    ムカムカする。
確かに奴の荷物は大方片付いてるけど
台所とか風呂場とかいう
共有のスペースもあるわけで
そこを何とかしようという気はないのか?
「ごはん作って」とか言うけど
台所が整わないと手も足も出ないのが
わかってるか?

キレそうになりながら
息抜きしたい奴の気持ちも
わからんでもないからしばらく放置。
夕方からの買出しに荷物持ちで駆り出す。
スーパーで一緒に食料品を選ぶと
何やら同棲気分も盛り上がる。
不十分な台所で作れるような
簡単な内容にして品数で勝負だ。

結局そうめん、インスタントのスープ
焼くだけの餃子、豆腐とハムのサラダ。
サラダはレタスの量がわからず
葉っぱばかり2回分ちぎってしまう。
何だか間抜けなことしてるな。

食べたらまた台所の片づけで
奴は相変わらずTVゲーム。
やたらと飲む奴のために麦茶を作って
洗い物をしてる間に奴は風呂へ行って
その次に私がお風呂に入って出ると
何と奴はすでに寝てた。

カチンと来たけど
たたき起こしてケンカする気にもならず
そのまま放置する。
一緒に寝るのも気分が悪いし
水出しの麦茶が出きってないから
そのまま寝るわけにもいかず
使い慣れないガスレンジの
取り扱い説明なんかを見て時間をつぶす。

一人暮らしの時に
こまめに家事をしてた奴が
結婚してもマメかと言うと
かなり怪しくなってきた。
奴は寝てるけど私は起きて
ぼんやり麦茶が出来るのを待ってる。
その最高にイライラする状況の中で
さて私は自分をどうコントロールするか。

みんなこんな感じかね?


2004年08月13日(金)



 あっさりと実家出発

今日から同棲。

昼前から新居へ荷物を運んで
そのまま高校教師を連れてまた実家。
今日、実家を出る私を
奴が「お迎えに」来る意味合いなんだけど
結局はお迎えに来る奴を
私がお迎えに行ってる訳で。

私が実家から出るのに
見送る母親が仕事から帰るまで
友達の家に遊びに行くことにする。
私の古巣病棟の友達で
これからも付き合いがあるから
ちゃんと結婚前に紹介しておきたかったし。

という事でまずは腹ごしらえに入った店で
先輩教員親子に出会う。
よりによって高校教師は無精ひげ全開。
汚い顔でも会ってしまえばしょうがない
先輩に奴を紹介する。

その後は友達の家へ。
奴が私の友達に会うのは初めてだから
どんな反応かなぁと思ったら
期待通り無難に乗り切ってくれて
3人で和やかに高校野球を見る。

沖縄代表の大きな男の子が目に付いて
また名前も代わってるものだから
3人ともすっかりその子がお気に入り。
「阿波根」と書いて
「あわね」かと思ったら「あわごん」。
身体でかくて「怪獣アワゴン」みたい。

TVもその子をやたら追いかけるんだけど
でかくてろくに走れないし
途中から代打を出されて
優秀な選手でもなさそう。
でも注目度は抜群というギャップが
気になってそのまま最後まで。
沖縄代表は負けてしまったので
その子が何者かよくわからないまま。

夕方に実家へついて最後の荷物を車に積んで
うちの両親とお茶を飲んで家を出る。
私はレガおのラゲッジで
TVが暴れないか心配で色々包装をする。
その間高校教師と父親が話してて
奴曰く「お父さん、感慨深げや」なんだけど
私はあっさりと「ほなねー」と
運転席から手を振ってさよなら。

世間では「お父さん、お母さん
お世話になりました」とかやるらしいけど
そんな辛気臭いもの、キャラじゃない。
そのままおばあちゃん家へ行って
これまた高校教師がご挨拶。

おばあちゃんは古式ゆかしく
昆布茶を入れてくれて
お茶の中に「寿」の字にカットした
昆布が入ってて驚く。
私はあっさり過ごしてるけど
ばぁちゃんは寂しいらしく
「可愛がってもらうんよ」とか色々言う。
可愛がるってねぇ、おばあちゃんは
自分の孫のおっさん女度を知らない。

新居は荷物だらけだから今日は料理不可。
初めての夜だし美味しい肉を食べようと
前から奴が目をつけてた店に行く。
地味な感じの焼肉屋なのに
肉が良くて美味しくて最高で
お客も続々とやってくる。
肉が美味しいって幸せ。

家へ帰ってビールで乾杯。
これまたフツーに飲もうとしたら
高校教師が「これからよろしく」とか言うから
それで初めて「一緒に住むんだなぁ」と
ちょっとだけジーンとする。

気分が盛り上がったところで
家の中はぐちゃぐちゃで
荷物を積み上げた和室の畳の見えてるところに
座布団を敷いてクッションを枕に
タオルケットを分け合って寝る。
何かキャンプとか災害避難みたいで
ちょっと面白い。

明日からは怒涛の荷物整理。


2004年08月12日(木)



 実家最後の夜

やや涼しい?

空は青くていい天気。
今日から引越し休暇で朝から荷造り。
今日と明日で荷物を全部
引き上げるよていなんだけど
明日はTVという大物があるから
事実上は今日が最終。

残ってるのは主に洋服類。
Tシャツなんて死ぬほどあるし
ライブに行く度に買うから
まだ着てないサラもある。
とりあえず全部持っていく。

レガおの実力の見せ所だから
まぁせいぜい詰め込もうと思っても
ラゲッジをフラットで満載にすると
後ろの視界が全くない状態になるから
それはそれで怖いものがある。
高速の車線変更とかで
斜め後方のガラス越しに
荷物で何も見えないとなるとマジで怖い。
という事でレガおは腹7分目。

お盆で渋滞もひどい。
JHで見てもあちこちで事故ってるし
わき見渋滞も結構あって
私も夕方の摩耶−柳原でつかまる。
わき見渋滞ってねぇ
高速道路なんだからわき目はふらず
一心不乱に運転するべし。
真ん中の壁もちゃんと
隣が見えない高さにしてよね。

そんなこんなで荷物を運んだのは夕方で
高校教師は新居で一人片づけではなく
買ったばかりのサッカーゲームに夢中。
頼んでいた台所のタイル壁の保護フィルムも
ちゃんと張ってくれてたから
怒る気にもならずに放置する。

その後は一緒に買出し。
近くのスーパーで米やら味噌やら
しょうゆやらサラダ油やメリケン粉や
みりんに料理酒にだしの素など
必要なものを買いに行く。
結構な量なのでカートのカゴは上下一杯で
奴がカートを押して私が色々選んでいく。

何か同居気分盛り上がるやん。
と思ってたら高校教師が消えて
見つけたと思ったらジュースの棚で
ポカリやコーラを物色中。
どうしてこう男の子って
こういう清涼飲料水が好きなのか。
こないだもファンタとか飲んでて
そんな炭酸のジュースなんて
もう長らく飲んでない。
女の子の定番はお茶系が多そうな。

今日は実家で過ごす最後の夜だから
献立がすき焼きになった。
夏バテ気味の高校教師と
「明日は引越し祝いで肉にしよう」
って言ってたけど今日も肉。
最後と言いながらあっさりとした雰囲気で
普段どおりにパクパク食べて
「ごちそうさま」と
さっさと自分の部屋に篭る。

よくドラマじゃ娘が嫁ぐ前に
何やらしんみりした食事風景とかがあるけど
別にお酒を飲むでもなく
特別な話題が出るわけでもなく
淡々といつもどおりにごはん。

改まると照れくさいのもあるけど
明日から帰ってこないのが
いまいちピンと来ないし
家を出るのが別に寂しいわけでもない。
どっちかと言わなくても
家を早く出たかったわけだし。

新居にベッドがまだ来てないから
しばらくは畳に座布団という
なかなかの就寝環境。
あの荷物だらけの和室で
果たして寝られるのか不安は多い。
ダイニングセットもないし
食器棚もまだないけど
まぁ、スタートは質素でもいいかな。

質素と言いながらすでにTV2台。

2004年08月11日(水)



 やめない。

朝から気分最悪。

結局昨夜は正真正銘の泣き寝入りで
朝から目は腫れてるし頭は重いしで
朝ごはんもろくにのどを通らず
ぼんやりと出勤。ダメージは強い。

結局高校教師からは何の音沙汰もなく
昨夜「また無視?」という
メールを送ったのにも返事がなく
もう、結婚なんてやめて
今日いきなり新居に行って
荷物全部引き上げてやろうかとか
グルグルといらない事を考える。

「ウツ」って今まさに私の状況だと
教科書を読みながら思う。
食欲がなく気力がなく思考も止まって
ぼんやりと、かつ悲観的に。
朝ごはんも食べられなかったのに
昼もろくに入らなくてイライラする。

職場の人たちは私が
明日から引っ越し休みだと知ってるから
お祝いの品とお花を下さる。
「どうぞお幸せに」って
言って下さるんだけど
よりによってこんな日に限って
最悪な気分だし。

言葉が見つからないので
「ありがとうございます。
実は現在ケンカ中ですが何とか頑張ります」
ってぶちまけて笑われる。
でも、「そうなのよね。
引越しとか入籍とか式とかで
疲れたり余裕がなくなると
見事にケンカが増えるのよ」って
あっさりオトナに笑われて少し和む。

帰る時間が近づいて緊張してくる。
新居に行きたくないし奴に会いたくない。
このまま無視されたら
どうしていいかわかんない。
私も無視して荷物置くのも嫌だし
でも今日行かなかったら
さらに話がややこしくなるし。

あれこれウジウジ悩んだ挙句
とにかく行ってみて
真っ向勝負する事にする。
仕事が手につかなくて
職場でネットサーフィンをしてると
夫婦は言いたい事を言わないままだと
どこかにひずみが起きやすいって言うから
思ってることをちゃんと言って
それでダメなら入籍前にやめちゃえば
傷は最小限ですむかなと
思いつめていざ新居へ。

玄関開けたら高校教師がこっち向いてて
「今メールしようと思っとってん。
携帯調子悪いみたいで友達にも
電話が入らんって言われて・・・」って。

はぁ?

私はてっきり奴がずっと怒ってると思って
一晩悶々として食事もまともに取れないほど
どっぷり悩んだのに理由が携帯の不調?
文明の利器は時に、
ものすごい行き違いを生む。
ホッとしたら涙が出てきて
高校教師は「すんません」と謝って騒ぎは終息。

ああ、職場の人に「ケンカ中です」
とか余計な事言って実は携帯の問題って
コミュニケーションが浅いとか思われそう。
恥ずかしいったらありゃしない。
それでも今朝愚痴を聞いてもらった先輩には
ちゃんと事の次第を報告したら
「はぁ?ハナクソみたいな話やなー。
ノロケか?」というコメント。
ああ、私が悪いのです・・・。

高校教師は今日から新居住まいで
明日からは私が通いで引越し。
私がもらったお祝いの品を
一緒にガサガサと開けてはしゃぐ。
いちおう「仲直り」でお互いホッとしたみたい。
よく考えたら些細なことで
「この人とやって行けるの?」
「やっぱり結婚は止めた方がいいのか?」って
思いつめるのは典型的なマリッジブルー。

何とかこのまま平和に過ごせますように。

2004年08月10日(火)



 やめたい。

全然秋じゃない。

高校教師の機嫌が直ってないらしい。
「らしい」というのは
音沙汰がないから推測で。
昨日夕方に用事があって
こちらから電話して以来
向こうからは連絡がなくて今日も同じ。

出会ってから毎日
夜は奴からメールが来て
それで少し話をして
一日が終わる感じだったのに
今日は何もナシ。
こっちから用件をメールしても返事ナシ。

だんだんどころか完全に嫌になって
気分転換に携帯を新調する。
何でそんなに怒ってるのか
私には見当がつかないし
そこまで気を使わないといけないなんて
子どもじゃないんだから止めて欲しい。

奴は自分の荷物は運んだ。
だから時間があるなら銀行へ行って
早めに口座を開いてほしいと言った。
返事は「いや」の一言で終了。
口座ができないと公共料金の支払いも困る。
口座がなくてケーブルTVが契約できないと
私は楽しみにしてるF1が見られない。

奴は「私のTVをいつ持ち込むのか」
って言うから「和室が荷物だらけだから
最後にする」って言ったら
「えー、プレステ出来へんやん」って
プレステ?そんな事してる暇が
あると思うか?
自分が遊ぶことは考えてるけど
私の楽しみにしてるF1は放置か?

今日も仕事が終わって一人荷造りをして
母親がゴミの片づけをしてくれてると
父親が「何で本人のゴミを
本人が片付けへんねん」って
言ってるのが聞こえる。
仕事は明日から1週間休むのがやっとで
高校教師はずっと夏休みで
何だか自分だけが頑張ってる気になって
先を思うと嫌になってくる。

今回は奴もかなりナーバスな感じで
俗に言う「男のマリッジブルー」
なのか何なのか。
それでもお互い自分の選んだ相手だから
何とか乗り切らないといけないと思うけど
乗り切るも何も話し合いにもならないから
どうしていいのかわからない。

辛くて一人泣いても
他人に愚痴を言いながら
自分が選んだ男を悪く言うのも
それはそれで気分が悪い。
だから黙って悶々とするのみ。
何事も前向きにきちんと話が
出来る人だと思ってたけど
私の見る目がなかったんだろうか?

皆こんな感じで悩みながら嫁に行くの?

2004年08月09日(月)



 やめたくもなるわい。

独身最後の二日酔い。

やっぱりワインはダメ。
頭がガンガンしておなかもヘン。
なのに今日は婚礼料理の試食会で
コース料理なんか食べられるのか?
肉とか気分悪くなりそうな・・・。
と不安に思ってたら
昨日の行いを知ってる先輩から
「独身最後の日曜は二日酔い?」
と図星のメールを頂く。

高校教師は会うなり不機嫌。
思い当たる節はと言うと
昨日、奴はバイクを新居に移動して
私と待ち合わせようと思ってたのに
私は「花火で道が混むから」と
結局新居には行かなかった。
それぐらい。

なんだけど
そんな事で不機嫌になるなよ。
何で奴がバイクを持ってくるのに
私が一緒にいなくちゃいけないのか。
バイク関連に関しては
私ができることなんて一つもない。
それだったら私は私で
全然片付いてない実家の荷物を
少しでも早くまとめたい。

思うところは色々あるんだけど
何で機嫌が悪いのかはハッキリしない。
奴がいつものごとく喋らないし
「眠いん?」「機嫌悪いん?」
「しんどいん?」と質問しても
「いや」って言うだけだから
もう放っておく事にする。

食事会は成約者のみの招待で
本番さながらの雰囲気。
丸テーブルに何組かのカップルがいて
隣のカップルは喧しいぐらいに喋る。
もう一組は新婦とその母で
もう一組はどちらかの両親カップル。
皆さん装花や料理の写真を撮ったりして
それなりに楽しんでる様子。
で、うちは二人とも黙って黙々と食べる。
他所からしたらかなり感じ悪い。

感じ悪いまま食事会が済んで
いちおう引き出物とかを見て回るのに
奴は気もそぞろだから私とぶつかる。
で、奴のジャケットに私の化粧がついて
私が汚れ具合を見ようとしたら振り払う。
「化粧ついたよ」って言ったら
「別にええ」って言うから
カチンときて放置する。
夏の汗かきお肌にもしっかりつく
ウォータープルーフファンデをなめるなよ。
私は洗わないからね。

機嫌悪いのかと聞いても「いいや」で
私が奴の機嫌を気にしてるのをわかってて
だからといって態度が変わる訳でもない。
私にしたら「だからどうしろって言うねん。」
という感じで非常に気分が悪い。
引き出物を見て回って
色々パンフレットを貰って
私がたくさん紙袋を提げてても放置で
普段とは全然違うのがあからさま。

一緒にいても気分悪いだけだから
早々に撤収することにする。
それでも暑い中ジャケット着て帰るのは
さすがに辛いかなと思って
送っていこうか?って聞いたら
「ええわ」って。ふん、好きにしろ。

って本当はお茶碗も買いに行きたいし
マリッジリングも取りに行きたいし
バイクの移動と違って
二人でする事はたくさんあるのに
そんな感じで進まない。

奴が帰ったから私は一人で
こつこつ自分の荷物を運ぶ。
そう、自分の事は自分でするの。
嫌々手伝ってもらっても
気分悪いだけだから手伝えとも言わず。
と思いながら気持ちは重い。
式場で別れるときに「新居に寄るけど
何かしとくことある?」って聞いたら
「別に」って。これまた気分悪い。

うちにはまだトイレットペーパーもないし
ティッシュもないし換気扇カバーもないし
空いたダンボールとか緩衝剤を捨てないと
新しい荷物なんて置くとこもないのに
そんなの何も気づいてないのか?
わかってたら「捨てて」とか「買って」
って言えると思うんだけど。

とにかく機嫌が悪い時に奴が
むっつり黙ってるのがムカつく。
結局今日は奴から喋りかけた事はなかった。
同居で私を無視できると思うなよ。
無視するぐらいなら
ハッキリ言われる方が楽というより
無視されたらお話にならないから
お互いの思うことは伝わらないわけで
それじゃ何の解決にもならない。
こういうのがあると、籍入れるのが嫌になる。

結婚するといったら楽しみと一緒に
不安もしっかりあって
それがいよいよ目前になって
不安も増大する時にこういうのは辛い。

果たして無事に入籍にこぎつけるか?

2004年08月08日(日)



 ママは夜遊び

立秋。

独身最後の週末は夜遊び。
とっくに結婚して出産した友達と
女3人で久々に三宮で飲む。
私はどこでもよかったんだけど
毎日子育てに追われてる二人は
「そらぁ飲むんやったら三宮」
という事で非日常を夢見る。
他人は花火大会で海へ向かうけど
私たちは山の手へ。

かつては毎週三宮で遊んでた母2人。
今日はこどもを実家に預けて
「ママお仕事」はいいとして
「ママ歯医者」とかワケわかんない理由で
子は「ばぁばと留守番」っておりこうに
いつものお返事で出かけてきたらしい。

二人ともこどもが色々喋りだして
自分の口真似をする。
真似するのは「ああそうなん」「ふぅん」
という他愛もない相槌から
受話器を取ったらまず「ごはんないで」
という笑えないものまで。
子は母の背中をみて育つ。

二人ともダンナはやきもち焼きで
昔なら三宮へ行くと言ったら
1時間おきに電話がかかったり
「男とおるんちゃうやろなー」と
余計な詮索がしつこかったりしたのに
今日は「もう3人ともオバハンやから
ナンパの心配もないなぁ」と
聞き捨てならないコメントだったらしい。

もともと独身時代から
いつもキレイにしてた二人。
少々ブランクがあったところで
ちゃんと化粧してそれなりのカッコだと
おおよそ子持ちには見えない。
一人は何気にマリッジリングを
外して出かけようとして
ダンナに文句を言われたらしい。
ちゃんと、そういうとこ見てるのね。

「ナンパの心配はない」と言いながら
結局たびたび電話してくるダンナ1。
「仕事終わったら合流するわ」と
あからさまなけん制をかけるダンナ2。
ふたりとも馴れ初めはほぼナンパだったし
心配なのがひしひしと伝わってくる。

あっさりとおいしい和食の店で
開店からラストオーダーまで居座る。
そこから2軒めへ行ってさらに飲む。
花火の日だけあって
飲み屋は空いてて嬉しい。
結局ダラダラ飲んで
ベロベロに酔っ払って
終電の中でも騒がしく過ごす。

確かに結婚して子どもがいる状態で
終電まで遊ぶってなかなか難しい。
昔は朝まで遊んでた彼女たちも
途中で子どもが寝たかどうか
実家に電話で確認したりしてる。

そんな二人に「落ち着いたな」
と言われた私。
昨日片方のダンナと駅で偶然会って
車で家まで送ってもらったけど
そのときのダンナの感想も
「レガおちゃんに久々に会ったけど
めっちゃ落ち着いて
キャピキャピさは消えてたわ」
というモノだったらしい。

職場の年齢層もさることながら
やっぱり結婚するとなったら
そんなもんなんだろうか。
結婚してもキャピキャピな人はいる。
「落ち着きたい」と思って結婚する私は
まぁそれでいいのかなぁとも思うけど
「落ち着く」と「老ける」を
履き違えないようにだけしないと。

ダンナ連中がしつこく警戒したナンパは
寄ってきたのはカラオケの呼び込みだけ。
「土曜はカップルだらけで
あまりナンパという雰囲気でもない。
遊ぶなら金曜よな」というママ二人。

負け惜しみと真実が交錯する。




2004年08月07日(土)



 混ぜるな危険

久々の電車は蒸し暑い。

今日は午後から早退して散髪。
何となく伸びてもっさりしてきてて
すぐに切らないといけない
というほどじゃないけど
この先3週間はバタバタだと思ったら
その間放置できるほどの余裕もない。

名前が変わったら免許とか
職員証とかパスポートとか
写真を撮りなおす機会は多いので
どうせならさっぱりさせておこう。
という事になる。

ついでに高いシャンプーも買っておく。
奥さんになって
月のお小遣いが3万になっても
私は気に入ったシャンプーを
この先も使い続けられるのか?
何だかわびしい気分になって
今のうちとばかりに
お徳用のデカイのをお買い上げ。

散髪中に奴からメールが来る。
どうやらワイドショーを見てるようだから
「暇なら銀行に行け」と行ったら
「忙しい」という。
何が忙しいのか聞いたら
「一言では言い尽くせません」って言う。
「なら、延々と述べよ」と返したら
期待に応えるべく延々と述べてくれた。

「まず、今日は朝から大変やったわけです。
何が大変かと言うと、せっかく捕まえた
アオスジアゲハをクマゼミと
同じカゴに入れておいたところ
クマゼミが余りにも暴れるので
アオスジアゲハはこっぱみじんに
なってしまったのです。
まことにかわいそうな出来事でした。
次にまだ死んでいないクマゼミを
針で刺して標本作りをしようとして
死んでないので、たまに動きます。
これがまた怖い。・・・・・」続く。

聞くんじゃなかった。
セミが暴れて蝶がこっぱみじんって
そんなんで生き物がバラバラになるのか?
同じオリに馬と人を閉じ込めて
興奮して暴れる馬に人間が蹴られて
死んじゃうみたいな感じ?
人間と違って蝶だったら
バラバラになるかなぁ。

虫かごの中でブンブン暴れるセミと
羽が取れて行く蝶なんて
想像したらめちゃくちゃ気持ち悪い。
しかもセミに針刺したら
死んでないから動くって
そんなん怖いに決まってるし。

・・・。
子が出来たら奴と私の「相の子」。
昆虫標本作成過程で
バラバラ事件を起こす父(教師)と
それをあっさり人間に置き換えて
想像する母(看護教員)。

子作り、やめとこかな。

2004年08月06日(金)



 自称「お兄ちゃん」

台風だったのね。

昨日夕方から雨が降って
久々だなぁと思ってたら
急に台風が生まれたらしく
夜中にものすごい雨風の音で起きる。
まるで洗車機の中みたいって
悠長な事を思いながらまた寝て
朝起きたら本当に車がピカピカだった。
わーい。

暦の上ではもうすぐ立秋で
検索エンジンからscooter CLとか
冬仕様のキーワードでくる人も出現。
例年ならもうそろそろ
雪山対策が始まるんだけど
ボードチームも幹事が妊娠と結婚じゃ
全く動きが取れず恒例になってた
12月1週目の北海道初すべりツアーは
消滅しそうな感じ。

そんな年に限って
カメムシ大量発生注意報とか出てるし。
去年の年末雪不足では
ヒラフでもソールを傷めまくったから
今年こそはリベンジしたいけど
結婚式でそれどころじゃなさそう。

近藤雅彦が和歌山の海で
漂流中の小学生を助けるのに
「お兄ちゃんが助けてあげる」
と言ったらしい。
40歳で自称お兄ちゃんはかなり厚かましい。
アイドルやってた人のイメージって
そんなもんだろうか?

いちおう20代の私でも
「自称お姉ちゃん」はちょっと恥ずかしい。
まぁマッチは独身だし
お兄ちゃんでもいいんだろうけど
自称お兄ちゃんのうちはきっと
大人の良さも何もあったもんじゃない。
40歳、不惑を迎えてもお兄ちゃん。

さむ。

2004年08月05日(木)



 捨てる

荷造ろう。

今日は仕事を休んで引越しの準備。
スッキリ休んだものの
何から手をつけて良いのやら不明。
本棚を一つづつ空にしようと思い
順番に中身を出していって
写真にたどりつく。

写真はアルバムじゃなくて
もうひと纏めに袋に放り込んである。
よく考えたらいろんな写真が混じってて
あっさりそのまま
持って行って良いかは不明。
というか良くないような気がする。

で、中身を改めたら・・・。
予想通り宴会で酔っ払ってる写真とか
顔がまん丸とかひどいのがある。
という事でキレイに間引いておく。
ブサイクな写真を間引いてたら
短大の時の彼氏に始まって
歴代彼氏何人かが登場。躊躇なく捨てる。

白衣の写真が出だして
病棟異動の時に撮った写真が
結構たくさん出てくる。
この頃は我ながらいい顔をしてて
自分なりに頑張った達成感もあって
人に惜しまれながら異動するという
冥利につきる充実の顔。

そうなると色々あった間柄の
医者も登場するわけで
記憶に新しい魚はサクサク間引けても
もう一人の横ちゃんのほうが
シゲシゲと写真を眺めてしまう。

既婚の横ちゃんは
おそらくこの写真を保管してない。
二人で写った写真は残しにくいけど
大勢なら何とかなる。
結局それは捨てずに置いておく。
問題は魚の写真で、大勢で写ってても
私と魚だけが一緒に白目むいて写ってたりで
仲良しな雰囲気は出てる。
高校教師が見るかはわかんないけど
見られたら微妙なので抹殺。
写真の量は見事に半分になる。

アクセサリーを整理しても
ごちゃごちゃと沢山あって
それでも使うのは限られてる。
漫然と持ってても邪魔なので
これまたゴミ箱行き。
ピアスって燃えるゴミか
燃えないゴミなのかで悩む。
リサイクルにならないのは間違いない。

学生時代に流行って憧れた
プラチナのポージーリングも出てきて
学生にはいい値段だったけど
彼氏が社会人なのをいい事に買ってもらい
その時は大事にしてたから
別れてからも何となく持ってたけど
それもサクッと今日捨てる。

化粧品の試供品もたくさんあって
ちょっと使って肌に合わなかったものを
容器を捨てるのに中身が邪魔だから
洗面所に流してしまう。
結構な値段だったモノもあるけど
肌に合わないならしょうがない。

ヘレナとかイプサとか
雑誌で褒められてるコスメを
ドボドボと流して捨てる。
クリームはひねり出して他と混ざって
ものすごい事になってる。
これって総額いくらになるのかって
思わず考えてしまうあたり
私もオバサンに近づいたのかも。

色んなものを捨てて嫁に行く。
過去の写真や集めたガラクタや
独身ならではの好き勝手生活も
育った土地も苗字も捨てる。
それでも結構あっさり捨てられるもので
自分なりに優先順位とか
最低限必要なモノとかが
よくわかるようになってきたのかも。

捨てなくちゃ得られない物もあるのだ。

2004年08月04日(水)



 自己満足な機嫌取り

明日は休もう。

何だか8月は短そうな予感。
いちおう夏休みだから
みんなちらほら休んでたり
補習実習に行ってたりして
学内の人口密度は非常に薄い。
またそれがやる気を削ぎまくる。

若手(教員キャリア的若手で
年齢とは無関係)の教員ばかりが
教務室に残ってたりしたら
愚痴やらナゾやら話に花が咲いて
盛り上がって楽しいけど
見事に仕事は進まない。

「絶対に今日中にしないといけない」
という差し迫った仕事は少ない。が、
「夏休み中にやらなければいけない」
と言う近日追い込まれそうな仕事は多い。
という事で今は危機感ゼロ。

それをコツコツ自分でペース配分して
地道にこなしていかなくちゃいけないのが
子どもの宿題と一緒で難しい。
「まだ時間あるし〜」って
みんなでぬるま湯につかると
大変な目に会うのである。

それでも今日は早々に退出。
お楽しみのCDを買いに行くのと
明日は一日荷造りに費やすから
休みといえども普段どおりに起きて
ちゃっちゃと働くためには
早く帰って寝なくちゃ。

お楽しみのCDはeastern youthとPE'Zで
easternはライブのチケットも確保済み。
仕事帰りにタワレコに寄って
色々物色してまわる。
気になったのは来週発売のプロディジー。
7年ぶりってカニのアルバムからもう7年。
テクノ系でブランク7年って
どんな事になるのか興味アリ。
さらにEGO-WRAPPIN'もリリースあり。

PE'Zはミニアルバムだけど
どの曲も粒揃いでいい感じ。
何か全曲タイアップらしくて
えらく力入れてもらってるのね。
あんまりPE'Zが頑張りすぎると
東京事変のツアーに差し支えるから
ほどほどにヒイズミ氏を空けててほしい。

明日は新居にクーラーがつく。
ガスも開通する。
だんだん住めるようになっていく。
昨日の帰りに新居に寄って
冷凍庫にシューアイスを入れて
カップ麺やレトルトのパスタソースを
台所の目に付くところに置き
コンロにサラの鍋をひとつ置いてきた。
そこには「これで何とかしろ」という
メッセージがこもってる。

こうしておけばガスが通った後
高校教師一人でも死なない程度に
生きていけるかなぁと。
カップ麺もパスタもお湯があればOKで
汁気が少ないから台所も汚れにくい。

シューアイスはささやかなご機嫌とり。
明日は一緒に工事立会いの予定だったけど
ハナから遅刻していくつもりで
私が遅刻しても困らないよう
ハンコやら何やらを先に準備だ。

結局怒られそうな気がするけど。

2004年08月03日(火)



 勉強の仕方を知らない高校生

朝から1枚のFAXを渡される。

上司のところに届いたもので
送り主は高校生。
夏休みの課題で調べ物をしてるので
質問に答えて欲しいと言う趣旨らしい。
で、上司一人では答えきれないので
こちらに応援要請という事に。

内容を見たら
「がん告知のメリットと
デメリットを教えてください。」
「がんだとわかったら
告知してほしいですか?」
「最近のエイズの急増について
どう思われますか?」
という内容に混ざって
「CD4リンパ球について
詳しく教えて下さい」って何?

そこから質問の傾向が変わってきて
「レトロウイルスとは何ですか?」
「RAN遺伝子とは何ですか?」
ってそんな事は生物の教師に聞け。
リンパ球についても「詳しく」って
どんな内容が入れば詳しいのか
さっぱりわかんない。

だいたいRAN遺伝子って
RNA遺伝子の間違いなんだろうし
そんなワケのわかんない間違いするなよ。
この質問状は高校の教員経由で
うちに来たみたいなんだけど
教員もこの内容見て
誤字チェックとか自分で調べるようにって
生徒に言わなかったんだろうか?
RNAなんて見事に高校の生物。

告知の事とかエイズに対する考えとか
私たちに聞いてもらって答えられる事と
高校の生物レベルの質問が混ざってるって
高校の教員が見たらわかんないか?
自分のところの生徒が何してるか
自分がFAX送ってるくせに
把握してないような気がする。

文句言っててもしょうがないから
自分の仕事の合間に色々と調べる。
便利なものでネットを引けば
たいていのものは出てくる。
それをつなぎ合わせて
解剖生理の教科書を参考にしながら
解りやすい文章にまとめて答えにする。

解ってるつもりのことも改めて調べて
人にわかりやすく説明できるように
と思うと調べ応えがあって面白い。
きれいに忘れかけてた
ワトソンとクリックの名前とか
塩基配列とかを懐かしく思い出す。

で、回答書を書きながら思う。
「課題で調べてます」って
「調べる=人に聞く」のと勘違いしてない?
調べると言うのは自分で本や資料を探して
自分が納得いく説明を導き出すのが
「調べる」の本来の意味だと思う。

あっさり人に聞いたことが
後々どれだけ自分の知識として定着するか
かなり怪しいものがある。
今回の私がそうだったように
自分で答えを探すこと。
それが本来の勉強の仕方だと思うんだけど
もしかしたらこの高校生は
そういう事を学校で教わってないのか?

高校の教員も生徒に調べ方を教えるよりは
人に聞けと言った方が楽だとは思うけど
それじゃいつまでたっても
勉強の仕方は進歩しないわけで
覚えろと言われた事を覚えるだけの
つまんない子ができあがるんだと思う。

FAXは上司の名前宛に来てて
どっかの普通科の高校生が
うちの学校の教員の名前を
知ってるはずもないんだから
うちに質問するよう
高校の教員が仲介してるはず。

安易に看護学校を紹介する前に
自分の学校の生物の教員のところへ
行かせてみるとか出来る事はあるはずで
まさかそんな事を高校の教員が
知らないとは思いたくない。
知っててこっちへ回したならそれはそれで
うちらの仕事を何だと思ってるのか
ひとこと言ってやりたい気分になる。

手抜きしないでね、先生。

2004年08月02日(月)



 見せてなんぼの生活

結局台風はまともに来ず。

昨日は午前中に高校教師と合流して
心斎橋でお買い物。
念願のエプロンを買ってもらって
ご機嫌よく過ごす。
いちおう洗い替えの分も買って
ついでにランチョンマットとか
小物もきちんと揃えて
やる気があるようなフリをしておく。

お箸とお茶碗と湯飲みは
一応新婚らしくおそろいにしたいから
また今度ちゃんとした
食器のお店で選ぶことにする。
同居の準備は面倒なんだけど
こういうのはさすがに楽しい。

そのまま難波まで歩いて
無印でインテリアを物色するも
何だか結構割高な感じで
買うと決めてた照明器具だけ買ってくる。
「ええのんあったら買おか」と言ってた
布団や座布団類は却下。
なかなか気に入るモノがなくて
買い物に勢いがつかない。
いつになったらモノが揃うのか
先は長い。

高校教師宅は荷物が片付きつつあって
冷蔵庫が消えていた。
早々に職場に寄付したらしく
このクソ暑いのに奴は冷蔵庫なし生活。
外食で食いつないでるみたいだけど
家にいるのに冷蔵庫がないって
それじゃキャンプと変わらんし。
床には本の山が出来上がってて
果たしてどこに置くつもりやら。

今日は今日で昨日気に入るものがなくて
買えなかったモノを買いに行く。
神戸方面へ足を伸ばして
何軒かインテリアショップを回る。
で、お昼を食べに入ったお好み焼き屋で
家族連れがいたんだけどママがワンピ。

小さい子ども連れてても
ママは小奇麗にワンピースで
これが神戸マダムなのか?
ランチがお好み焼きでも
ヒールにワンピ?
ちなみにパパは普通。

駐車場に行けば真黄色のメルセデスCLK。
派手やなーと思ったら
中は老夫婦でこれまたビックリ。
ちょっとお洒落な感じの
インテリアショップの駐車場では
BMWの3シリーズがやたらといる代わりに
軽4をほとんど見ない。

街中でもEクラスみたいな
本当の高級車の割合は
よそと変わらない気がする。
でも、ゴルフとかAクラスとか
プジョーとかコンパクトな街乗り車の
外車率が他所より高い気がする。

出て間もないVWのTORANとかも走ってて
同じようなスペックで
安い日本車があるだろうに
わざわざそれを選んでるのが
高校教師に言わせると「見栄っぱり」で
やな感じらしい。
ここでの生活は
見せてなんぼなのかも知れない。

まぁ、お茶しに入っても
Tシャツにジーンズの私たちは
ちょっと浮いてるような
気がしないでもない。
オバサンもボタン2個開けてシャツを着て
頭にサングラス乗っけてたりする。

美味しいスムージーは1杯800円で
毎日の昼の弁当より余裕で高い。
神戸ってそんなにハイソな
余裕のあるとこか?
奴の言う「背伸びしたしんどさ」「うそ臭さ」
も何となくわかる気がする。

郷に従えなければ郷に入るべからず。

2004年08月01日(日)
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