毒茄子
レガお君



 年度末

年度末です。

朝から皆さん大掃除で
机の引き出しから本棚から
ものすごい量の書類が出てくる。
中には実習記録のコピーもあって
シュレッダーの前では
紙の束抱えて順番待ち。

席替えをするのに机ごと動かす。
LANケーブルとかがあるのを
かき分け乗り越え机は進む。
年末の大掃除は
スノボ休暇で知らないけど
もしかしたら年末よりも
大掛かりな事をやってそう。

かく言う私も消耗品庫から
ファイルを山ほど取ってきて
プリントというプリントに穴あけて
ファイルに綴じては自分の棚へ。
やってもやってもプリントは減らず
指先はカサカサ。
今度からはこまめにファイリングしよう。

午後から机を動かして
事実上はレギュラーの人となる。
あまり喋る人もいないながら
早速実習配置表作成なんかを手伝って
時間はドンドン過ぎていく。

卒業生が国家試験の結果を持ってくる。
最近は(今年から?)合格通知に
試験の点数がついてくる。
で、それを見るとみんな7割8割とれてて
本当によく頑張ったんだなぁというのが
ちゃんと数字に表れてる。

レギュラーに比べてやはり
進学コースの子の合格率は悪い。
その中でこの堂々たる成績ってすごい。
中には「看護師なんて
国家試験通ってりゃいい」
って言う人もいるけど
国試の時点できちんと
知識の差はついてる。

で、その学生たちが
卒業式での写真を渡そうと
私が座ってた机へ行くんだけど
様子が違うので驚いてる。
で、他の教員に「レガお先生はあっち」
って言われて「ええー何で?」
って言うんだけど
それは私が聞きたい。

年度末の午後は怒涛の挨拶周り。
あちこちで頭下げたり立ち話しながら
お餞別やお礼の品が飛びかう。
私の手元にもハンカチ3枚と
お菓子の箱詰めがあって
包装紙で見ると大丸がトップ。
ハンカチは3枚中
2枚がバーバリーと言う微妙な結果。

うちの送別会は今夜。
退職一人と別の学校へ行く教員と
となりの学科へ行く私へ
残る人たちからプレゼント。
1年前に歓迎会をしてもらって
1年間沢山の事を教えてもらって
また送別会でお餞別もらって
ああ、もらいっぱなし。
恩返しできるのはいつになるやら。

とにかく私の1年目は終了で
良く頑張ったと自画自賛。
また新しい場所へ行くけど
流れ着いた先でどう咲くか
そこを工夫するのもキャリアアップ。
モラトリアムはほどほどで
来週からはちゃんと戦力として
いきなり実習デビュー。

初心忘れるべからず。

2004年03月31日(水)



 飛ぶ前に

ダルすぎる。

今日も朝から電車で爆睡。
駅から職場までも欠伸連発で
気合と言う気合が
でっかくあいた口から逃げてる。
これがいつまで続くのか。

年度変わりカウントダウンで
あちこちで引継ぎや大掃除をしてる。
私もレギュラーの教員から
新年度の講義予定や
実習の予定を聞きながら
講義資料を説明してもらう。

今年度は4時間だった講義が
来年度は30時間ちょいって。
一年限りのお客ではいられないらしい。
「食の援助技術」って言われても
いまひとつピンとこない。
うー。食事介助の仕方か?

健康レベル別の援助論もあたってて
急性期の講義もしなくちゃいけない。
しかも急性期って術後だけじゃなくて
災害後とか外傷とか救命救急とか
結構幅広いらしい。
災害って外傷って言われても
肺がんのケモしかしたことがない私に
何が言えるというのか。
かなーり勉強しなくちゃ。

今は事務系の作業ばかりで
講義や実習なんて頭から飛んでる。
これで本当に来週から実習に行けるのか
不思議なくらい自信がない。

高校教師は春休みでノンビリしてる。
ちゃんとした学校の先生って
春休みと夏休みはそれなりに
まとまった時間があるらしい。
うちは半分事務員扱いだから
学生は休みでもカレンダーどおり。

一緒に暮らし始めたら
夏休みと冬休みと春休みは
奴に家事を頑張ってもらおう。
時には終業時間に
バイクで迎えに来てもらったりして
新婚らしくラブラブと過ごそう。
わーい。

うちの妹がペットにモモンガを飼った。
そんなものペットにしていいのか?
と思ったら1ユキチ近くしたらしい。
学生時代に飼ってた
数百円のハムスターから
ペットの金額も出世するのか?
モモンガがワンルームで飛ぶのかが
私にしたらかなりナゾ。

面白いから高校教師に聞いてみる。
で、お返事はと言うと
「飛ぶことは飛ぶけどぶつかるやろうな。
子どものモモンガは飛ぶ前に必ず
おしっこをして、それがかなり臭いらしい」
という期待を裏切らない内容。
飛ぶ前におしっこって
何ともお行儀のよい事で面白すぎる。

しんどいから今日はこの辺で。

2004年03月30日(火)



 私の「とりえ」

しんどい。

最近平日も休日もフル稼働なので
全然疲れがとれない。
朝から電車で爆睡で寝過ごし寸前。
ウトウトではなく完全に寝てるので
起きると首がものすごく痛い。

レギュラーへ異動になった私に
進学コースの主任が近づいてきた。
「うちのターミナルの講義、
レギュラーから出張してね。
レギュラーの実習が
空いてる日を聞いたから
その日に2コマぶっ通しになるけど
いい?うふふ。」

「うふふ」ってね、「いい?」ってね
どーせその日程しかできないんでしょ。
「いい?って、やるしかないんですよね」
って言ったら「あらー助かるわぁ」って
白々しすぎて面白い。

で、そのときに隣にいた先輩が主任に
「ほらね、タフでしょ。」って。
一緒にいて考えてることがわかり難い
ナゾの多い先輩だったけど
私に対してそういう評価をしてるらしい。
今頃になって色んな評価が
ポロポロ出てくるのが面白い。

主任は主任で私がレギュラーへ行く話を
他の教員にしながら
「どっぷり進学コースの学生に
はまってるから気分変えてもいいし」
って言ってたりする。
そうか、そう見えてたのか。
溶け込めてないよりはいいのかな?

今週は年度末の宴会週間。
退職者の送別会に学科の送別会に
新人と異動者の歓送迎会。
ここまで続くとしんどい。
お酒を飲むのは好きだけど
職場の宴会は非常に気を使うし
飲むったって毎晩では辛い。
私が好きなのは週に一回
高校教師宅で酔っ払って
奴にかまってもらうのが一番幸せ。

高校教師と過ごすのに
私は奴のひげを抜くのにはまってる。
TVを見てる奴の顔を勝手に触って
ブチブチとヒゲを抜いてる。
度が過ぎると痛かったり
TVが見えなくて困るらしく
私がTVに背中を向けて
奴の顔に手を伸ばすと
「TVの方が面白い」とアピールする。

相撲を見てて横綱が出ても
お構いナシで顔を触る私に困り果て
何とか気をそらそうと
「ほら見て、木村庄之助が出てきたで」
と言うから適当に「いや、ええわ。
あたしは式守伊之助が好きやねん」
って返したのがツボにはまったらしく
ゲラゲラ笑って無抵抗になる。

「ほんまに口の減らん奴やな」
と言いながら私の切り返しの視点は
気に入ってるらしい。
ふふん、私だって行司の名前は知ってる。
野球を見てもちゃんと話が出来るし
サッカーの選手やルールもだいぶ覚えた。
魚の名前も詳しくなったし
奴の周りの人間の名前は覚えた。
やっぱ、相手を楽しませる会話って
ある程度は努力で手に入るのよ。

人間関係は技術より姿勢。

2004年03月29日(月)



 昔の男に CD2枚くれてやる

何といういい天気。

昨日は高校教師宅に着くのが遅く
奴はややイライラしてるのが分かる。
遅くまで私に合わせて
晩御飯を待っててくれたのだな。
今まで喧嘩はした事がない。
逃げるんじゃなくて
悪かったことはちゃんと謝ろう。

奴も怒ってもしょうがないと思ったのか
「チャーハン作ろうか」って
台所に立ってくれる。
う、ご機嫌を取らねばならない。
チャーハンだから
私が手伝うこともないんだけど
一緒に台所にいて奴が使った包丁や
フライ返しを細々洗って側にいる。

何だかテキパキと調理する高校教師。
私なんかより絶対手際がいい。
どうしよう。
ここはやはり、しっかり喜んでおこう。
何とか私も修行しないと、いつまでも
おだて作戦で乗り切れるものでもない。
食後の洗い物とコーヒーは
率先して私が動くことにする。

今日は高校教師の買い物。
結納返しのスーツ一式と靴を
そろそろ準備しなくては。
奴が目をつけてた靴を見に行く。
が、デカすぎてサイズがない。
アメリカサイズでも該当ナシ。

サイズがない辛さは私もよくわかる。
大きいものは切ればいいけど
小さいものは大きく出来ない。
大きい靴に中敷を入れれば履けるけど
小さい靴なんてしどくて履いてられない。
根気良くウロウロするけどダメで
靴は再検討、スーツはオーダーあるのみ。

ついでにマリッジリングを見に行く。
私が目をつけてるのが和光のマリッジで
プラチナで彫り物がしてある。
クラシックな感じで素敵なんだけど
エンゲージと重ねづけすると
全然合わない。むー。
まぁ、ゆっくり考えよう。

気をとりなおしてタワレコへ。
ちょうど国内版のセールで
椎名林檎のアルバムを一枚買う。
高校教師は、「え?持ってなかったん?」
って突っ込んでくるから痛い。

そう、椎名林檎が大好きな私が
リリース後1年以上経ってるものを
持っていないわけがない。
でも実際持ってないから買ってるわけで
何で持っていないのか?
「答え:昔の男が持ってて回収できない」
とは言いにくく返答に困る。

もう魚に会う気はないので
アルバムを回収する機会もない。
郵送で返してくるような
律儀な奴でもないし
奴は私の住所は知らない。
こないだメールしたときも
「アルバムどうしよう?」
という言葉は出なかった。
だからもう、アルバムはくれてやる。
あ、PE'Zのライブ盤もあったんだった。

むー。

2004年03月28日(日)



 いらなくなる夫

本日はお忙しい。

昼間に友達の出産祝いで
その後双子の早産予防で入院してる
友達のお見舞いに行って
夜は高校教師宅。
用事はいっぺんに済ませよう
という自分中心のスケジュール。

あっという間に2児の母になった友達は
育児休暇中でまさしく育児に奮闘。
お祝いに行ったついでに
自分の結婚も報告して色々と話す。
彼女は結婚生活の先輩として
自分の現状を話してくれる。

離婚を考えているとの事。
実際夫にその話を切り出して
もうちょっと考え直してほしいと
夫に言われてるらしい。
びっくり。

子供が二人できて
子供の相手に精一杯で
そこで夫が育児を満足に手伝えず
彼女ひとりの経済力でも
生きていけるとしたら
夫はいなくても良くなってくる
というのが彼女の考え。

彼女は「愛され妻」で
結婚してもうすぐ3年経つけど
夫には「俺はお前のことずっと好きや」
とか言われてる。
が、夫は商売人で
最近はその商売がうまく行ってない。

彼女は手に職を持ってて
普通に働いてれば月々安定した収入がある。
が、夫はそうはいかず
夫の商売の赤字の補填に
彼女の給料が充てられる月もあるらしく
それでは何のために働いてるか
わからないと彼女は言う。

家事育児をやるわけでもなく
経済力もなければ愛情があっても
一緒に暮らして子供は育てて行けない。
それが彼女の考えなんだけど
ある意味そうだと思う。
お金があればしなくていい喧嘩もあるし
実際、生活の基盤が安定していなければ
子供は育てられないとも思う。
彼女はかなり本気で離婚を考えてる。

もうひとつ彼女が言うのは
「こんなに頼りないとは」という事。
昔はもっとしっかりしていたという。
それが買い物一つするのにも
「なぁ、どれがいい?」と彼女に聞き
チャイルドシートの脱着を
なかなか覚えられず困ったりと
何かにつけて頼りなさが目につくらしい。

そんな状態で経済力も落ちたとなると
この先一緒に暮らして行くのに
不安は募るだろうなと思う。
彼女は仕事ができるし頭の回転も速い。
とてもしっかりしてる。
だから夫が何もしなくなる。
彼女は「愛され妻」から
「頼られ妻」になって
それが重荷になってるんだなと思う。

もうひとつ思ったのは
子供ができれば夫の居場所がない。
って言うけど
それは妻だけの落ち度じゃない。
これはきっと昔からあった事で
色んな夫婦が経験することだと思う。
実際それで夫が浮気したりする事も
結構あるんだと思う。

でも、夫なりに子供に関心を持って
きちんと関わろうと思えば子供の話は
妻との一番の共通の話題だと思う。
ろくに話も出来ない幼児と
一日差し向かいの妻って
本当は息抜きもしたいはずなのに
夫がその息抜きになれてないんだと思う。

妻が子供の相手をしながらでも
話を聞いてみたいとか
話してみたいと思えるような
中身のある男がいったいどれだけいるのか。
子供の方が面白いと思われる夫にも
絶対問題はあるんだと思う。
友達は毎日帰ってきてTVとマンガの夫に
「こいつアホか?」と思うことは多い
って言う。

子育てで疲れながら
アホかと思うような男の相手は
正直、したくないわな。
彼女は最初からそんな夫を選んでしまったのか
彼女がしっかりしてるから
だんだん夫が落ちてしまったのか。
「相手のこと頼りないとか
バカかと思いながら一緒にはいられない」って
彼女が言うのはもっともなこと。
お金の事を言いながら
根本はこの「頼りなさ」なんだろう。

最近は喧嘩が増えてるらしい。
片親はかわいそうだと言いながら
毎日喧嘩してる両親を見て育つのも
子供にとっては不幸だと思う。
彼女がいつ決断を下すかは不明。
色んな夫婦の話を聞くけど
よく知ってる人の話は本当にリアル。
高校教師と私もいつこうなるかわかんない。

彼女の離婚を私は止めない。

2004年03月27日(土)



 終わってしまいました

ニュースステーション。

朝からお土産ブラさげて出勤。
レガお通勤なら
荷物が多くても平気なのに
電車ではいちいち不便で嫌になる。
奮発して甘いのと辛いのと
2種類のお菓子があるから
結構な大荷物。

本日は国家試験の合格発表。
朝からネットで発表が見られるよう
発表サイトのURLが配布されて
朝のうちにお気に入りに登録しておく。
で、14時にみんなで
一斉にアクセスするらしく
まるでチケット争奪戦。
学生は何人か発表を見に行ってる。
3年生の担任も行ってる。
さてさてどうなるか。

で、やってきた13時50分。
みんな自分の仕事を片付けて
PCを立ち上げて準備はOK。
14時ジャストでアクセスするけど
本当に全然つながらない。
ひとりだけつながった教員がいて
他の教員がその机に殺到。

県別のページ、番号順ページと進んで
ついに確認開始。
教員が1・2・3・・・って読み上げて
みんなが固唾を飲んで見守る。
いつ番号が抜けるかもしれないと
みんなのドキドキも最高潮で
最後の一人が読まれて
「よっしゃあぁ!!!」って
普段はおしとやかな教員が
ガッツポーズで喜んでる。

毎年こういう大騒ぎらしく
みんなものすごいテンション。
ひとしきり大騒ぎしてくたびれて
時計を見たらまだ15分しか経ってないし。
教員はみな自分の事のように喜んでて
見てるこちらがジーンと来る。
私たちの時もみんな
こうやって喜んでくれてたのかな。

しばらくして担任が卒業生の就職先に
合格通知の電話をする。
教科書会社から合格率や予想合格点など
データがどんどん送られてくる。
学校同士の情報交換が始まる。
初めて見る舞台裏の面白いこと。
明日になればあちこちで
学生の家族や親戚や
実習で出会った患者さんが
彼女たちの名前を新聞で探すのだ。

もう一つの舞台裏は教員人事の発表。
臨床から来る人が明らかになって
みんな誰かの知り合いではないか
歳はいくつでどういう経歴か
頭をつき合わせて喋ってる。
去年の今頃、私もこうやって
話題に上ったらしい。

とりあえずは若いなぁというのが一番で
臨床指導をしてた頃の教員が
レギュラーにいたから
それで何となくの素性は流れてたらしい。
今年の新人は30代後半と40歳すぎ。
んー、立派なオトナで新人ってねぇ。

ひとりはうちの卒業生で
私の同期が新人の時にお世話になり
とにかく怖かったらしい。
その昔指導していた主任曰く
「うわー」との事で
「うちはもう一人の人の方がええかな」
ってあっさり話が進んでいく。
幹部がその名簿を持って会議に入って
配属を決めるんだけど
残る一人は私が実習に行ってた病棟の
臨床指導者だったりする。

真面目なんだけど頭が固くて
自分が思い込んだ正論と合わないと
学生の言い分は聞かない人。
学生とぶつかりまくって
調整がちょっと大変だったりしたんだけど
大丈夫かねぇ。
知識はあるけど学生に愛があるのかは不明。

こうやって丸々一年
学校と言うところを見てみて
来年からはまた新しいチャレンジ。
若いけど新人教員からしたら
私も先輩なのだよ。頑張らねば。

保・助・看の合格者の方々、おめでとう。

2004年03月26日(金)



 間抜けなイルカ語

くもり。

今日は勝浦からどこへ行こう?
相談の結果、太地のくじら博物館へ。
高校教師が小学校の頃
家族旅行で博物館へ行って
奴なりのお目当てだったオルカが
死んだばかりだったという
これまた心残りのある場所。
で、それが結果的に
最初で最後の家族旅行だったという。

博物館は建物が古くて
お世辞にもキレイではないけど
展示の内容は面白い。
高校教師の本領発揮で
色々説明をしてもらって
予想以上に楽しめる。

で、ありがちなショータイムの設定もある。
ちょうど時間が来たので
オルカ(シャチ)のショーに行ってみる。
・・・。デカい。3トンあるらしい。
「波ちゃん」とかいって
女の子の名前はついてるけど6メートル。
白黒でデカくてトゲトゲの歯が見えてる。
怖い。

「波ちゃんがお兄さんにキスをしまーす」
って水面下からトレーナーの顔めがけて
オルカが浮かんでくるんだけど
「ちゅ」よりは「ごん」と
ヘディングする感じで
キスされた(ぶつかった)後で
トレーナーもよろめいてたりする。
おいおい。

入り江を網で囲って生簀がわりにしてる。
その中に桟橋が組んであって
休日は5分1000円ぐらいで
生簀のイルカを触れるようになってる。
平日は桟橋を開放してて
桟橋の上で待ってると
気が向いた時にイルカがやってくる。
平日万歳、タダで触り放題。

手を出すとぬっと顔を出して
あっさり触れてしまう。ツルツルしてる。
何度か触ってると
急にパカっと口をあけて
ギザギザの歯が見えてびっくりするけど
鼻先を撫でてると温かい。
泳いでるから魚だと思いがちだけど
イルカも哺乳類。
水の中の生き物の体温を感じて
想像以上に感動する。

高校教師もすごく嬉しそうで
子供に混じって、でかいおっさんが
イルカを触ってはしゃいでる。
そこで私が、しょうもない事を思い出す。
おととし見に行った
シティボーイズのライブで
私はサントラ盤を買った。
その中に大竹まことが「イルカの声」
と称して声の出演をしてる。

世間でイルカの声と言えば
「キーキー」とか「ピー」とか
そんな感じで言われてるみたいだけど
シティボーイズバージョンは違う。
だから試してみる。

「ちょちょ、ちょっちょっちょー」
いきなり間抜けな音を口走った私を
高校教師はバカにした表情。
が、イルカはやってきた。
高校教師、ちょっと驚く。
しかーし、まだ半信半疑。
そらそうよね、一応ギャグだもの。
私も教科書では、そんなの見た事ないし。

ショーの後のオルカが
入り江の隅に顔をつっこんで浮かんでる。
調子に乗った私はオルカにも
「ちょちょっ、ちょちょちょちょ・・・」
と声をかけたらオルカも動き出した。
ゆっくりこっちへ来てお腹を見せて泳ぐ。
しばらく黙ってるとまた
入り江の隅に戻ってしまう。

偶然かと思って何度か繰り返すけど
声をかければオルカはやってくる。
こうなると高校教師も私と一緒に
「ちょちょ、ちょっちょっちょー」
あはは、アホがうつった。

いい大人が二人で生簀に身を乗り出して
「ちょーちょちょー、ちょっちょー」
って大真面目に言ってるのが面白すぎる。
でも、案外この声かけはすごいかも。
素人がいきなり、イルカやオルカに
刺激を与える声かけができるなんて。
シティーボーイズはこの声を
何かで調べて使ったんだろうか?

結局高校教師は目をキラキラさせて
オルカに向かって「ちょっちょっちょー」
帰り道でも帰った後の到着メールでも
「ちょちょ、ちょちょっちょっちょー」
と、かなり気に入った様子。

高校教師の大学の友達には
それこそ海洋生物や哺乳類の研究をして
水族館に勤めてるような人もいる。
その人たちにこの「ちょちょちょ」の
ナゾを解いてもらわなくてはいけない。
もしもこれが新しい発明で
5年ほどしたらあちこちのイルカショーで
「ちょちょっちょー」と言ってたら
私も看護じゃなくて生き物の研究をしよう。

大竹まことはすごい。

2004年03月25日(木)



 熊野詣

ものの見事に雨。

今日から1泊2日で高校教師と和歌山へ。
で、普段と同じ時間に起きて出撃。
通勤渋滞に巻き込まれても
遊びに行くとなると
ちょっと気分が優雅だったりする。
久々の平日休みだし。

高校教師も終業式が終わってるから
ヒゲが伸び放題。
これでスーツ着てればいいんだけど
奴はジャージを着るから困る。
本当にそれで熊野詣をするのか?

阪和道を通ったら和歌山は案外近い。
が、私は本日の最終目的地である
那智勝浦の位置を
実はきちんと把握していなかった。
実際は遠いのなんの。
白浜とか通り過ぎて
そろそろかと思ったら全然。
潮岬なんて余裕で通り越してるし。

観光地はどこも平日だから
言うほど混んでなくていい感じ。
道も太平洋を眺めながら延々続く。
いやになるほど続く。
雨はやんでてそれが一番の救い。

道中の敵は観光バス。
道で会えばのんびり走ってるし
道の駅で一緒になれば
バスの客が一斉に降りて
トイレも売店も大混雑。
どのバスも初老・老人の団体で
私たちは完全に浮いてる。

9時過ぎに大阪を出て
途中潮岬に寄って勝浦に着いたのは
15時はとっくに過ぎてから。
海の青さに癒されながら走って
山へ入れば桜が咲いてて
那智の大滝を見て
熊野大社をお参りする。

高校教師は大学時代に思い立って
勢いでバイクで勝浦まで来たものの
日暮れまでに帰れそうになかったので
滝は見ずに帰ったらしい。
という事で心残りになってたらしく
雨の後で水量も多い滝の迫力に
喜んで写真を撮ってる。

滝から神社に回ったら沢山の人。
さらに全員中国語。
熊野近辺が世界遺産に登録されるらしく
観光客は増えてるのかな?
日本語が全然聞こえないので
こちらが外国に来てる感じすらする。
みんなあちこち写真撮ってるんだけど
足を斜めに引いたり腰に手を当てて
80年代のアイドルのように
昔懐かしいポーズを決めてる。

熊野大社と言えば八尺烏。
サッカー好きの高校教師は
日本代表の旗とかを見つけて喜んでる。
確かにお社のあちこちに
飾りや置物やお札やらで
足が3本のカラスがいる。
とりあえず写真を撮っておく。

泊まったホテルは勝浦で
島のホテルに船で渡るという
ちょっと面白い感じ。
が、その渡し舟でも団体様に遭遇。
うーん、一緒にチェックインして
荷物置いてお風呂でご飯では
何をするにも混雑しそう。

部屋はホテルがある島のてっぺんで
本当に海と空しか見えない。絶景。
部屋についてるお風呂は檜風呂だし。
高校教師と一緒に部屋のあちこちの
引き出しとかを開けまくって騒ぐ。
どちらからともなく
「リフォームリフォーム片岡〜」
「ヒノキ風呂〜」と応援歌を口ずさむ。

しばらく探検してから
食事をして休憩してお風呂に行ったら
お風呂の近くの宴会場から
カラオケの大音響。
しめしめ、団体様は食事中で
お風呂は空いてるに違いない。

目論見どおりお風呂は貸切で
広い広い浴槽でバシャバシャと暴れる。
ゆっくり温まって部屋に帰ったら
布団が二つ並べて敷いてある。
何だかエロい感じで照れくさい。
即ビールでご満悦。
そこから紀州梅ワインへつながって
いつもどおりのへべれけ。

ドリフをやってたけどあまり覚えてない。




2004年03月24日(水)



 魚バレ

スッキリ。

魚に結婚の報告をする。
きっかけは共通の知人である
いわくつきの医者の結婚が決定。
それをこれまた共通の先輩医師が
メールでリークして「広めろ」
と仰るのでそのとおりに広める。

で、魚にリークメールを送って
しばらくその医者の話をしたあと
「レガおは何かいいことあったか?」
ってレスが来た。
私が古巣の後輩に
結婚の報告をした時点で
近々魚にバレるのはわかってた。

ここでごまかしてもしょうがないので
あっさり素直に認める。
魚の性格からして
皮肉のひとつも言うかなと思ったら
これまた素直に「おめでたう(顔文字)」
って。
お互い執着なさそうでいいやん。

夜は古巣の人たちとご飯。
久しぶりに熱く仕事を語る。
で、やっぱり出産引退はもったいないとか
自分の気持ちの揺れることと言ったら。
自分が仕事を続ける上で
やってみたいことは沢山ある。
ただそれをやってる自分を想像して
家庭や子育ての臭いが全くしない。

私と高校教師を引き合わせた友達と
帰り道で色々話す。
私は奴と付き合ってやっと
男の人に甘えられるようになった。
相手を立てる事を覚えた。
男と女は平等でも
同じではないと納得した。
そういう成長があって
結婚と言うひとつの区切りを迎えるのは
ちょうどいいんだと思う。

明日から1泊2日の和歌山旅行。
主催は高校教師のつもり。
天気はあまり良くないみたいだけど
とりあえず奴は熊野大社で
サッカーの日本代表の
勝利祈願をしたいらしい。
だからお参り用にユニホームも購入と言う
何とも可愛らしい気合いの入れ方。

私はとりあえず温泉でノンビリしたいので
おやつにポテチの
ダブルコンソメ(新発売)を購入。
飲んだくれる予定で。
ボード以外の旅行って何年ぶりだろう。

浴衣でイチャイチャしよう。




2004年03月23日(火)



 生き物のナゾ

結局、白い巨塔は一度も見ず。

朝から寒くて風も吹いてて
関東の天気予報に
雪マークをみつけて驚く。
今からでも滑り収めに行けるやん。
大阪では桜が咲いてるのに。

4月の学校行事で使う施設を
下見に行く事にしてたのが
よりによって今日。
で、悪天候の中を学生と待ち合わせて
出かけたら何とまぁ休館日。
・・・。休館日ぐらいチェックしててよ。
いい大人なんだから。

盛大に歩くつもりで
スニーカーを履いて来たのに
全然意味がなくて
ヒールがないので電車は不便。
座れなくても、つり革なんて届かない。
混んだ電車の中で
出口に向かおうと思っても進めず
人の背中で窒息しそうになる。

高校教師なら頭ひとつ飛び出して
人込みの上澄みで呼吸が出来る。
つり革が顔に当たって
痛そうな時もあるけど
親父の背中に化粧を削られなくて済む。

週末に抱き上げてもらって
奴の目線を体験してみたら
本当に地面が遠い。
ピンなんか落ちててもわかんない。
コンビニの商品棚は上から丸見えで
景色は遠くまでよく見える。
台所で両手がふさがってても
頭突きで換気扇のスイッチが切れる。

奴が子供を「高い高い」したら
子供は天井に頭ぶつけて
きっと怪我をするんだろう。
奴はジーンズの後ろポケットに
大きな傘をひっかけても
スタスタ普通に歩くけど
私がマネをするとヒールを履いても
ズルズルと引きずって
エレベーターに乗ったら
傘の先がエレベーターのドアに挟まれる。

同じ人間なのに。
同じぐらいお酒を飲むのに。
私の方が沢山腹筋ができるのに。
奴は私より骨がでかいけど
内臓もでかいんだろうか?

歯1本の大きさは同じぐらいなのに
顎の大きさは全然違う。
私は顎に永久歯20本が並びきれず
一部八重歯っぽくなってる。
で、奴は永久歯だけでは
歯茎を覆いきれないのか乳歯が残ってる。
乳歯が残っててもスキっ歯だし。
どうでもいい事だけど気になる。

平和である。

2004年03月22日(月)



 所持金100円。

今日は出かける気ナシ。

マレーシアGPがあるから
夕方には家に帰って見ようと画策。
出かけると時間を食うから
高校教師の部屋でマッタリ。
ワイドショーを見ながら
ひたすらゴロゴロしてたら昼。

食べに出るのが面倒だなぁと
密かに思ってたら奴がお米を洗い出す。
金曜にカレーを作って
それがまだ残ってるらしい。
わーい、手作りカレー。
という事でお昼はカレーで終了。

付き合いだして私が披露した手料理は
チーズクリームのパスタだけ。
それもネットで調べた
レシピのとおりに材料を混ぜて
パスタをゆでてからめただけ。
対する高校教師の手料理は
おでんとカレー。

いきなり回数で負けている。
さらに手の込みようも比べ物にならない。
まずいな。
もしかして奴は私より稼いで
私より家事をやるという
ものすごいお得な男なのか???

世の中に看護師やっててしっかり稼ぎ
家事もきちんとやってるという
すごい女は多々見るけど
男バージョンもあったのか。
とにかく大喜びして
美味しいと連発しておこう。

で、そのおいしい男は昼から動かない。
ラグビーと野球とサッカー番組と
TVのチャンネルを操って
ごろんと横になったまま。
全ての番組が終了して
実家へ帰ろうと思い立った奴は
ボトムはジャージから
ジーンズに履き替えて
上は着てるスウェットそのままで
ブルゾンを羽織ってお召しかえ終了。
財布を確認したら「出かけよか」
ってそのヒゲと寝癖で?汚すぎる。

「それで難波うろつくんやろ?
電車待ちで座ってたら
新聞くれる人がいそうな勢いやで」
と外見に対しては
辛らつな評価を述べておく。
ブライダルフェアに行ったときも
鶴橋で焼肉食べるのと同じ格好。
奴に足りないのは身づくろいで
やはり何拍子も揃う男はいないらしい。

一方の私は前日のおでかけもあったので
それなりにちゃんとはしてた。
が、財布の中身は1600円。
高速代で1500円払ったら所持金100円と言う
三十路前の社会人とは思えない財布の内容。
あまりのひどさに高校教師が
「何かあったら困るから」って
私に3000円を貸してくれる。

で、その3000円を探すのに
ユキチを何枚かかき分けてたりする。
人は外見によらないのだと
曲がりなりにも実感する。

で、その帰り道に何とガソリンが少ない。
ここしばらくレガおで通勤してないから
ガソリンの残量に疎くなってて
気が付いたら残量警告が点滅。まずい。
ガソリンを入れないと
ぎりぎり家までたどり着けない。
高校教師の読みは正しかった。
燃費を考えてオーディオの音量を下げ
しまいめにはエアコンも切るという
非常に貧乏臭く情けない状態。

手持ちが少ないので
セルフのスタンドでクレジットを使おうと
高速は使わずにR43号で帰るんだけど
あるのは普通のスタンドばかり。
ハイオクは110円を越えてて
あまりお得ではない様子。
うちの周りではセルフだらけなのに
神戸の東ではセルフが少ない。
これって引っ越してからも
結構不便なのかも。

無事帰り着いてマレーシアGP。
またもやシュー兄はぶっちぎりで
勝ったから文句はないんだけど
いまひとつ盛り上がらない。
すごーく嬉しそうなシュー兄は
見てると幸せな気分なんだけど
刺激は足りない。

そしておやつを食べ過ぎる。

2004年03月21日(日)



 きょうのできごと

休日に朝からなんで雨なのよ。

本日は忙しい。
高校教師宅へ行くまでに
元町で靴の修理をして
大阪へ行ってからまた出かけて
友達の出産祝いを買って
映画を見る予定。

あまり手持ちもないので
節約コースで行動しよう。
まずは交通費からという事で
早起きして出かけて
高速代を浮かせようと思ったら
いきなり見事に寝過ごす。
しかも雨で道は混みそう。

しょうがないから第二神明。
で、思いついたのが阪神高速の山手線。
長田で降りると乗り継ぐ先は柳原だけど
北神戸線で箕谷まで行って
生田川へ乗り継いでもよい事になってる。

どちらにしても乗り継ぎ時間は2時間で
長田で降りて地道を走って
元町でさっさと用事を済ませて
2時間以内に生田川へたどりつけば
第二神明東側の200円を節約して
北神戸線込みの500円で
西宮まで行けちゃうのだ。
節約は小銭からという事で
こうやって主婦に近づいていくのかしらん?

長田から元町までは言うほど混んでない。
が、土曜の大丸周りは大混雑。
買い物も長居するつもりはないから
混んでる提携駐車場は却下で
潔くコイン駐車場を選択。
料金も10〜30分きざみだから無駄がない。
で、さっさと用事を済ませて
見事1時間足らずで生田川から
また神戸線に乗って大阪まで。

高校教師と難波へ。
友達の出産祝いで子供服を買う。
が、値段の高いことといったら・・・。
まぁブランド物を選んでるのも確かだけど
ちっこいブラウスとパンツで1万4000円。
本日の高校教師は8000円ジーンズと
ユニクロのラガーシャツという事で
身長185センチの男を包む布より
身長80センチの5ヶ月児を包む布の方が
見事に高価だなんて。

こういうの、自分の子供には買わんよな。
って高校教師と話す。
中にはブランドのロゴが
しつこいぐらいに入ってて
完全に親の見栄丸出しな物もある。
ああ、これって自分のバッグと
子供の服の柄を合わせて
全身コーディネートできるやん。
ある意味子供もママの飾り物なのよね。
さぶ。

でもね、セリーヌの子供服で
すごーく可愛いのがあったのよね。
そこはママがブランド好きだから
まぁ喜んでくれると言うか
子供服だけ浮いたりもしないかなって
結局私もブランドの戦略に乗ってるのね。

映画は高校教師のリクエストで
「きょうのできごと」を見に行った。
今回は予習なしだったんだけど
かなーり豪華版の出演者。
ちょい役に贅沢な出演者がいるから楽しい。
メインの若手は先が楽しみな人ばっかりで
映画の内容も時間感覚の
つながりが結構凝ってて良かったし
ロケした場所も私にはなじみのある場所。

何が印象に残ったって
最後の最後で美味しいところは
途中から出てきた池脇千鶴が
ぜーんぶ持って行ってしまった。
というのが私と高校教師の感想。
妻夫木君は正直見飽きた。
田中麗奈も伊藤歩も素敵なんだけど
大倉孝二もいいんだけど
最後は池脇千鶴しか残ってない。
ピンポンの窪塚洋介が
ARATAにやられてたぐらい強烈だった。

撤収して夜はまたお酒。
お互い春休み突入で、長い一年が終了。
何かにつけて打ち上げと称して飲んでる。
こないだ私が持っていった神戸ワインと
高校教師が職場で分けてもらった
芋焼酎を飲んでへべれけ。
神戸ワインは長らく飲んでなかったけど
おそろしく軽く感じて驚いた。
芋焼酎はいままで臭いイメージだったのが
今回のは珍しい、いいお酒らしく
ロックで飲めてしまった。

明日はまたマレーシアGPを肴に飲むのだ。

2004年03月20日(土)



 看護学生の猥談

おーなーかーがーいーたーいー。

生理痛で一日棒に振った。
朝からあんまり動く気がしないのに
駅まで歩いて電車に乗って
また駅から歩くだなんて憂鬱すぎる。
しょうがないから
コーデュロイパンツと
レザースニーカーという
完全なる学生スタイルで出かける。

高校教師が私の持ってる
解剖生理の教科書が欲しいと言う。
「実物の写真」がお目当てらしい。
まぁあまり使わないし
差し上げる事にする。
が、そのまますぐに
手渡せるモノでもなかったりする。
教科書の至るところに
数々の落書きが残ってる。

「れがおちゃーん」「はーい」
という意味不明で害のない筆談から
昔の彼氏と私のフルネーム相合傘とか
友達が新しい彼氏とのエッチの内容を
イラスト付きで赤裸々に表現してたり
という盛り沢山な内容。

さすがに昔の彼氏の名前は
気分悪いだろうなと思って
分厚い教科書を1ページずつ確認して消去。
途中のおバカ落書きに
ひとりでゲラゲラ笑いながら
彼氏の名前以外は面白いから残しておく。

問題は高校教師がこの本を
生徒に見せるかどうか。
おぼっちゃま男子校で純粋培養の子に
「昨夜は10時から朝までで4回した」とか
「こないだは駐車場だったから
今日は奴のバイト先の
ガソリンスタンドを制覇。
見つかったらヤバイよな。」とか
「男の人ってどこを舐められたら
気持ちいいのん?」という質問に
「ここ」ってイラストで説明してるのを
公開するだなんて結構な刺激。

っていうかね、バカというか
若かったのね〜みんな。
ナンパされた男の人数をつけたり
コンパで会った子の人気投票とか
頭の中は男の子の事ばかり。
若さ全開ゆえの傲慢なせりふもあって
今時の子って中学でこういう筆談を
余裕でやってそうだから怖い。

私の過去は何も知らない高校教師は
本日終業式でめでたく皆さん進級。
子供もろとも春休みらしい。いいなぁ。
うちは教員に春休みはない。
現在は春からの実習を組んだり
時間割を作ったり
実習の評価をしたりと
仕事はいくらでもあるのだ。

とりあえずまた週末で
マレーシアGPもあるし
お花見にも行かなくては。
今年は桜が早くて
森之宮駅の近くはすでに満開。
桜の木の下で高校教師の膝枕で
美味しい米の酒を転ぶほど飲みたい。

ああ、歳とったなぁ。





2004年03月19日(金)



 別れた男

ずっと返事を待ってたメール。

で、今日やっとこさ
その返事が来た。
相手は働き出して
最初に恋愛した医者で2歳年上。
当時すでに妻子持ちで
単身赴任中という
至極ありがちなパターン。

恋愛はしたけど
身体の関係にはならなかった。
彼は家族を完全には裏切れなくて
「中途半端に相手になった
自分が悪かった」と言い
もしも一線を越えたら
私も今以上に傷つけることになると
しっかり私を振ってくれた。

彼がブレーキをかけずに
あのまま一線を越えてたら
本当に私は彼の奥さんとか
子供が憎くてしょうがなくなってた。
そうやって人を恨んだまま
幸せに生きていけるわけがない。
自分と私がそういう
泥沼にはまらないよう
ギリギリで踏ん張ってくれた人だった。

自分に何が一番大事なのか
きちんと考えて
必要であれば自分が悪者にもなれる
本当に強い人だと思った。
だから振られても
しばらくしたらスッキリしたし
やっぱりイイ奴だなぁと
今でも思う。

という事で彼に結婚の報告をした。
私の事を心配してくれてたのは
とてもよくわかってたから
「私にも伴侶は見つかったのだから
心配しないでよね」と
あてつけとは全然違う気分で伝えたかった。
あてつけるったって
向こうは既婚者で仕事も頑張ってて
奥さんにも子供にも恵まれてて
あてつけようもないし。

で、その彼が「おめでとう」って言って
あれこれアドバイスを書いてくれてる。
「結婚式や旅行は多少わがままでも
やりたいことをやれ」と。
「自分のときは時間もお金もなくて
(学生のできちゃった婚)
嫁さん満足してたかな?みたいな部分は
多少残ってる」って。

「とにかく応援します」
って締めてくれてて本当に嬉しい。
おまけにもう結婚して結構経つのに
「嫁さんは満足してたかな?」
ってちゃんと奥さんを思いやるのね。
今でもそうやって
嫁さんを大事にしててくれないと
私が身を引いた意味もないのよ。

「嫁さんが不満だったかもしれないから
レガおは不満のないように」って言うのは
嫁さんが聞いたら
「自分を教訓に昔の女の心配をするなよ」
って怒るんだろうけど。
それぐらいの心配はもらっても良いよね?

その次に恋愛した魚には
まだ何も言ってないし
これからも何も言うつもりもない。
結局魚とは身体の関係があったけど
今思えば私と
きちんと向き合ってくれたのは
最初に恋愛した彼の方。

よく女は過去をあっさり切って
男はくよくよすると言う。
それなら女々しい男って
逆に過去の女を
きっぱり諦めるんだろうか?
で、男前な女は
過去の男を引きずるんだろうか?

おかまはどっちなんだろうか?

2004年03月18日(木)



 業界の金銭感覚

電車がきらーい。

何だか口を開けば電車の悪口。
今日も8分電車で移動するのに
待ち時間は10分って。
みんな我慢してるんだろうけど
私は納得しない。
早く便利な所へ引っ越したい。

最近は仕事も差し迫ってないし
帰るのに時間がかかるから
残業もあんまりしなくなって
何だかハリのない毎日。

卒業生からぼちぼちとメールが来て
卒業して実家に帰った子たちが
家族との生活にとまどってるのが
話を聴いてて面白い。

いきなりパシリに使われるとか
ばぁちゃんが一日中NHKを見るから
チャンネル権がないとか
風呂もガス代がもったいないから
沸かしたら早く入れとか
とにかく何もかも自分中心に回らない。

わたしも短大時代はひとり暮らしで
夏休みの間に家へ帰ったら
自分の部屋は物置になってて
ひどい時にはなぜか2階の部屋に
自転車がいたりした。
他に行くところもないので
自転車の隣で寝る。

春になって出費が多い。
こないだの謝恩会の参加費が1ユキチで
その着付けにまた1ユキチで
退職する人への記念品に1ユキチ5ソウセキ。
臨時の出費が一月に3ユキチって
これが世間のサラリーマンだったら
お父さんは1ヶ月お昼抜き。

うー。金銭感覚がおかしいのか??
それともこの業界の常識???
高校教師の勤務先は
おぼっちゃん校だけど
ここまでバブリーな話は聞かない。

さらに学科の送別会が予定されてて
それはこの不景気に泊まりがけだと言う。
こないだ3年生の卒業前研修でも
泊まりで1ユキチ以上飛んだのですが?
仕事で泊まりなのに
その宿泊費と旅費を相殺したら
マイナスになる?

毎年こんな感じって何だか大変そう。
来年からは3月に向けて
へそくりをしておかねばなるまい。
レガお出勤が減ったおかげで
ガソリン代に回るはずのお金は貯まるけど
その分ストレスもきちんと貯まってる。
お金の話って大事なのに
話してて気分良くないのよね。

何かがおかしい。

2004年03月17日(水)



 熱い学生・ぬるい教員

ああどうして

こうもやる気がでないのでしょう?
あっという間に3月も半ばで
むかーし言われた
1月は行ってしまう、2月は逃げてしまう
3月は去ってしまうって
本当によく出来た格言だこと。

今日は朝から給湯室で噂話。
4月から来る新任教員について
一人は個人が特定できたので
臨床時代に一緒だった人達が
集まって色々と言ってる。

要は、30歳なかばで強烈な人らしい。
2年前から教員への転任を希望してたらしい。
今年度に転任した私ともう一人は
希望してすぐに転任してたから
もしかしたら「何であの子達が先に」って
ムカつかれてたらどうしよう。

同期の子に聞いても
先輩としてのその人は
ひたすら怖かったらしい。
「がっつーんと正論を感情的に述べる」って
ぎゃー。
さて、本物はどんな感じか
楽しみでもあり心配でもあり。

学生達は2月に行った実習で
ケースレポートを1本書くことになった。
某教員の強力なプッシュがあったんだけど
春休みの宿題と言う降って沸いた話に
一部の学生は大ブーイング。
確かに数コマちょろっと講義をして
2週間で書けるほど甘いもんでもない。
何だか中途半端で終わりそう。
という事で教員ともども
モチベーション低くなりがちな取り組み。

私も「やる気のない奴は適当でヨシ。」
というぬるいスタンスで考えてた。
実際こないだの実習は看護過程の展開で
実践レベルとしては言うほど高度ではない。
しかも最初からケースを念頭に入れて
文献検索も情報の整理もしてないから
後でどうにかするとなると
なかなか調整も難しい。

学生もいきなりの話で
嫌々ながらかなぁと思ってたんだけど
ある学生と話をして反省。
もともと彼女は前回の実習での実践は
学年トップクラスの点がついてた。
ターミナルの患者さんを受け持って
精神・身体・霊的側面からきちんと関わり
何より患者さんから頼りにされてた。
臨床からも「よくやった」と誉めてもらい
私もすごいなぁと素直に認めてた。

実践の内容がしっかりしてるから
ケースを書こうと思ったら
切り口がいくつもあって、絞るのに困る。
身体にも心にも魂にも
きちんと向かい合えた結果を
余すことなく表現するとなると
春休みの2週間では到底無理。

だからどれかひとつに絞るかとか
全部を浅く広く押さえるかとか
でもそうするとせっかくの実践が
表現し切れなくてもったいないとか
落としどころが難しい。
彼女にしても今回の実習は
とても印象深かったらしく
達成感も大きかったとのこと。

必修の企画でもないので
「まぁ、とりあえず思うように書こう。
そんなに肩肘張らなくっていいから」
って言ったら彼女の返事は
「今回の実習がすごく良かったから
ケースもきちんとやりたいんです。
だから頑張ります」って。すごいやん。

何かのきっかけで学生って変わる。
「面倒なんだろうな」ってこちらが
勝手に思い込んではいけない。
彼女にとって今回のケースは
ある患者さんと出会って
とても一生懸命お世話をして
その自分の頑張りと患者さんの生き様を
きちんと振り返って確たる学びにするのと
「こんな人がいたんだよ」と
他の人に伝えることが出来る大切な機会。

そういう風に意味や充実感を見出せたら
放っておいても学生は頑張るし
それが本来の意味での
「学び」のあるべき姿なんだと思う。
私も学生の意気込みがよーく解ったから
精一杯お手伝いしようと思う。

受け持った患者さんは
実習が終わった次の週に亡くなった。
きっと天国から彼女の頑張りを見てる。
だから学生に
「仏壇に供えるぐらいの気持ちで頑張ろか」
と励ましの言葉をかけておく。

やっぱりこの仕事は素晴らしい。

2004年03月16日(火)



 逃避の月曜

やーるーきーがーでーなーいー。

週末が楽しかったので
朝からぼんやりと
電車で寝過ごしそうになる。
駅までもキビキビ歩く気がしなくて
足が重い分時間もかかる。

昨日は再来週の旅行の計画も立てた。
ベタに白浜や勝浦を回って
温泉とお魚と言う旅行。
それでも私には初・和歌山だし
久々のロングドライブだから楽しみ。

宿を探すのにあーだこーだ言いながら
あえて露天付きの部屋は却下。
だって、奴が「どーしても泊まりたい」
って言うなら別だけど
あえて主張しないなら
知らん振りで却下してやる。
うっかり大サービスしてなるものか
風呂とトイレは一人で入るのだ。

奴なりにネットで
色々探してくれたらしいけど
結局私が買ったじゃらんで決定。
エスコートしてもらう気分を味わうのに
予約の電話は奴にして頂く。
エスコート気分ってねぇ、
運転は全部私なんだけど。

こだわりは部屋食であること。
とにかく部屋でのんびりご飯を食べて
お酒を飲んだらそのまま
ばったり倒れてOKなのがいい。
赤い顔して浴衣着て
廊下でよそのおやじに会うなんてヤダ。

本当はクエが食べたかったけど
時期がちょっと遅いらしい。
それでも桜鯛とか旬のお魚はある。
まぁ、適当にビール飲んで
何か美味しそうなお酒を持っていこう。
久々の平日連休を楽しまなくっちゃ。

と現実から逃げ続けてたら
昼過ぎに卒業生が来て
卒業式の写真をくれた。
うー、白塗りが怖い。
酔っ払いも怖い。
先輩のすっぴんも怖い。

ああ、月曜からこんな調子で
一週間どうやって過ごそう。
とりあえず4月からの事でも考えよう。
仕事がどうなるかは全くもって不明。
式場が決まったから
住むところでも真面目に探し始めよう。
ジューンブライドの人たちにいい物件を
持っていかれた後というのも辛いから
適当な時期に動かなきゃ。

デートのネタには事欠かない。

2004年03月15日(月)



 料理は道具から

寝覚めよーし。

たいがいワインは後に頭痛が残る私。
しかも昨夜はへべれけで
それでもすっきり目が覚めるのは
米のお酒だけじゃなくって
ぶどうのお酒も良い物は
切れと酔い心地がいいのかしらん?

外はとてもいい天気なので
バイクでラーメンを食べに行く。
ひなたでじっとしてると
ぽかぽかと暖かく
バイクで走ると風はまだひんやり。
おいしいと評判のラーメンを食べて
それからまたバイクでぶらぶらして
レッドバロンへ寄ってみる。

高校教師は欲しいバイクを
2種類にまで絞ってる。
私もそのうちの一つは
まずまず気に入ってたのに強敵出現。
トライアンフというメーカーのバイクで
クラシックないい雰囲気。

赤いタンクの色がとてもきれいで
しばらく色んな角度から眺める。
学生の頃に高校教師は
このトライアンフがいいなぁと
雑誌で見て思ってたらしいけど
実物を見てさらに気に入ったらしい。

お値段もそんなに高くないと言うか
私の乗り物買いは車の感覚なので
数十万なら「ええやん、安いし」
と平気で思ってしまう。
私がジャガーに乗って
セカンドカーはミニで
バイクがトライアンフだったら
素敵なレンガのガレージで
イギリスかぶれ全開だー。

という妄想は適当に切り上げて
大阪城公園へ行ってみる。
ちょうど桃が見ごろでお花見の人が沢山。
横ではハトが大量にウロウロしてる。
あの鳥インフルエンザパニックは
いったいどこへやら。
地味に散歩して撤収。

帰り道にスーパーでお買い物。
昨日の残りのシャンパンを飲むのに
プリティウーマンよろしく
イチゴをお供にしてみようという作戦。
優雅にシャンパン、イチゴなんだけど
やはりお部屋はコタツ仕様で
TVで流れてるのはレンタルした
「ひとりごっつ」だったりする。

高校教師の本日のお楽しみは
サッカーのオリンピック予選。
晩御飯を食べに出ようと言っても
動きたがらないのは解るから
家で何か食べられるようにと考える。
で、いちおう何か作ってみようかと
考えてみるけど献立は浮かばない。

魚を焼こうと思っても
魚焼き器の掃除から始めないといけない。
味噌汁が飲めるお椀はない。
メインディッシュが乗る皿がない。
・・・。何も出来ない。
食器を買ってまで料理しよう
と言う気はさらさらなくて
不便だから作れないと
モノのせいにして手料理を逃れる。

結局、サンドイッチを買って
紙パックのコーンスープを温めて終了。
今になって思えばもう一品
サラダぐらい作っても良かったのに。
でも、ちゃんと食後には
コーヒーを入れてあげる。
理由:自分が飲みたいから。

よく考えたら主婦まで執行猶予5ヶ月の私。


2004年03月14日(日)



 ホワイトデーのエビ鯛

たどり着きました土曜日。

今日は昼間にお勉強会があって
その後は高校教師宅。
電車通勤生活中の私には
レガおで出かける用事があるのは
とにかく嬉しい。
BGMも十分楽しまねばならないので
しばらく漫然とFATBOY SLIMだったけど
今日は久々にミッシェルにしてみる。

やっぱ、かっこいいわねぇ。
オトナってこういう感じなのよねぇ。
GWDのイントロは最高だわねぇ。
嬉しい事に、嫁に行くと
某メンバーと同じ姓になるのよねぇ。
奴は上背もメンバーに負けないしねぇ。
ちなみに高校教師の友達には
すでにチバ氏がいるのよねぇ。
素敵。

お勉強会会場はやはり
見事なオバサマの嵐。
カジュアルな感じで
コーデュロイのパンツに
ブルーレーベルのカットソーで
レースのストールをぐるぐる巻いたら
一人だけ全然雰囲気が違って大失敗。

何だかいまいち気分が乗らない一週間で
どうにもこうにもスッキリしなかった。
だから晩御飯はガツンと焼肉。
高校教師宅の近所に
とても美味しい韓国料理屋があって
そこで豚トロにキムチにホルモンに
カルビに石焼ビビンバ。シメにゆず茶。

結構お酒が回って上機嫌。
ヘラヘラ笑って美味しいものを食べる。
こういうのを幸せって言うんだわー。
高校教師が現住所から引っ越しても
食べに来るだけの価値はあるわー。
だっておなか一杯で5000円/2人。
問題は誰が運転するかよね。

帰り道は完全に酔っ払い。
手をつないで歩きながら
私が道端の犬に相手になったり
いちいち看板を読みに行ったりするから
奴は非常に歩きにくいらしい。

道にガラスか何かが埋まってて
すごくキラキラしてる場所がある。
そこにしゃがみこんで道に手をついて
「わー、道より指輪がキラキラー」
って意味不明な理由で見とれてたら
曲がってきた車にひかれそうになったり。
「道とダイヤを比べるか?」と叱られる。
徒歩3分だけど
奴にとっては気の抜けない帰り道。

ストレスが溜まってたので
さらに飲もうとビールを要求すると
高校教師が冷蔵庫から箱を出してくる。
リボンがかかってて
バレンタインのお返しであるらしい。
わーい。「ケーキかな?」って箱を持つと
ずっしり重い。酒だ。

バリバリと包みを破るとワインが出てきて
ヴーヴ・クリコのロゼだった。
「ピンクのシャンパン飲みたいって
言ってたやろ?」との事で
何気に言ったことを
きちんと覚えてくれてたのが嬉しい。
バレンタインのチョコは
近所のパティシエで数百円だったのに
悪いわねぇ。

ヴーヴクリコと言えば某ホテルのBFで
「ワンランク上のシャンパンを
贅沢に使用したプランがあります」
って名前が挙がってた。
シャンパンのランクなんて
詳しくは知らないけど
それなりに美味しいんだろうな。
成金シャンパンはドンペリ。
撒き散らすシャンパンはモエ。

クリスマスにニセコで
トイレの便座カバーを「プレゼント」
と言われた時は正直かなーり驚いたけど
今回は花マルを差し上げよう。
しっかりとお喜びを表現して
この次につなげるのだ。

という事で美味しいシャンパンで乾杯。
で、そのままへべれけ。
本来ならこういうお酒は
上品に味わうもんだと思うけど
今夜は風呂上りのジャージで
高校教師宅のコタツで
スポーツニュースを見ながら。
来年はレストランで飲みたい。

どんどん贅沢を覚えている。


2004年03月13日(土)



 オトナの悩み

おつまみ海苔がお気に入り。

完全なる無駄遣いで買った
おつまみ海苔がかなりおいしい。
20グラム500円という値段で
お安いわけではないけれど
たまにはこういうのもいいかな。
もともとチョコよりも
おせんべいが好きな事もあって
見事に海苔にはまってる。
本当はお酒のアテなんだろうな。
一番のお気に入りは梅の味。

今日は一日何も生み出さなかった。
年度末だから書類を整理しようと
今まで集めまくった文献のコピーや
学生のレポートを
ひとつひとつ仕分けして
綴じ穴を開けてインデックスをつけて
ファイルにまとめて
テプラで表紙を作って・・・。

ファイル10冊近くを
仕分けたところで定時になる。
ずーっと文献を仕分けながら
コピーをするだけして
読んでない状態の文献の多さに驚く。
買って着てない服と一緒で
何の役にも立ってない。
それどころか邪魔なだけ。

これじゃあいかんという事で
斜め読みで目を通し始めると
今度は作業の能率が悪くなる。
机の上は紙だらけで
外した後の伸びたホッチキス針が
あちこちに散乱してる。
ああもう。

まわりの教員は私の作業を見て
「まぁ、きちんとファイリングして
几帳面なのね」と言うけれど
そこで「はい、来月からレギュラーへ
引っ越すかもしれないので
荷物まとめておこうと思って」とは言えず。

「几帳面なのね」って自宅の部屋は
床にかばんと服と雑誌と
脱いだストッキングも落ちてると言う
尋常ではない荒れっぷり。
それでいて実はA型なので
血液型占いは信じてない。

先輩と一緒の帰り道
この先の身の振り方の話になる。
准看養成が減っていく流れの中で
進学コースはいつかなくなる。
それを見越して40ちょい過ぎの先輩は
系列の臨床に戻る事は考えてないらしい。

「婦長なんて器じゃないと思うし
最近の系列病院は採算が悪いと言って
経費を切り詰める事ばかりで
患者さんにしわよせが行く事ばかりしてる。
『看護や医療の質を上げて
患者さんに選ばれよう』
と言う風には動いてなくて
そんな所では働きたくない。」

「よその学校に行くにしても
自分は専門学校卒業で
大学卒の人も増えてる今
教員として居座るのも何だか気が乗らない」
「だから小さくてもいいから
何か自分の経験を生かせる事業でも
自分達でできたらなぁって友達と話してる」
うーん。
自営の方がよっぽど大変じゃないかい?

いくつになっても
不惑と呼ばれる40歳を超えても
その先のキャリアの悩みは付いて回る。
私にしてみれば先輩たちは
教員としてのキャリアも
しっかりあるのだから
うちがなくなっても
潰しは利くんだろうと思ってた。
でも、そんな簡単なモノでもないらしい。

大人には大人の悩み。

2004年03月12日(金)



 入学後の努力

咳が止まらない。

のどがヒリヒリしてたのは
ちょっと収まったんだけど
何せいきなり咳き込んだら
暫く止まらない。
電車の中で咳が出ると
周りの人が嫌がってるのがよくわかる。
ふん、嫌ならあっちへ行け。

レガお通勤が禁止になって
毎朝駅までと駅からの
徒歩が合計30分弱。
軽い運動にはなってるかなと
開き直れたらいいけど
正直楽しい道中ではない。
レガおならどんなに混んでも
それなりに楽しめるのに。

運動量が増えたので
ランチの自制は甘くなる。
まだ寒いのもあって
毎日出前でよりどりみどり。
まずいな。
あんかけタップリの
五目焼きそばがお気に入り。

今日は進級査定会議の打ち合わせで
ずらっと出揃った成績表を見る。
各教科の平均や個人の各科目の平均
最後にきちんと順位も出る。

で、成績上位の子の入試成績を見て驚く。
何と現在トップの学生は補欠合格者で
入試トップの学生は現在3番手。
と言いながら入試ビリの学生は
現在ブービー賞なんだけど。
で、ブービー賞の上が
これまた入試5位の学生。
友達にも「准看のときは賢かったのに」
と微妙な事を言われて
ヘラヘラ笑ってるような奴。悔しがれよ。

入試の成績より
入学後の頑張りが大きいのが一目瞭然。
勤務先の支援体制もあるんだろうけど
仕事が忙しい病院に勤めてる学生は
成績が伸び悩んでるのも確か。
そこが進学コースの学生の大変な所だけど
モノには優先順位があって
自分が勉強しやすいように
周りときちんと調整できるのも一つの能力。

高校教師は終業式間近で浮かれてる。
楽しそうにしてるから
そのまま炊きつけて
旅行の計画をして頂こう。
色々やってもらって
「すごーい」とわざとらしく喜んで
奴に企画の楽しみを刷り込むのだ。
動機付けは大切。
糖尿病患者の学習支援の本を参考に
少しずつやらせて誉めて
また次の目標を設定して・・・。

看護の技は生活の知恵だ。

2004年03月11日(木)



 実習記録で自画自賛

昨夜は遅くまで宴会。

という事で頭には後遺症。
ひまひとつどころか
全然気合が入ってない。
でも仕事は容赦なくある。
進級査定の資料作成とか
こないだの実習評価とか。

とてもいい実習ができた学生が一人。
記録を読み返してると
受け持ち患者さんが
自分の人生を振り返って
色々と話してるところがあって
学生がその話をとても丁寧に記録して
きちんと考察もしてるから
実習記録がそのまま
その人の伝記になってる。

読み返してる私が感動するぐらい
素敵な実習記録だから
コメントにも熱が入る。
最後に学生にどうしても
今回の看取りを忘れて欲しくなかったから
評価用紙の欄外にメモを貼る。

「この実習記録は大事に置いておきましょう。
働き始めると『自分は看護師に
向いてないんじゃないか』とか
『何の役にも立てないんじゃないか』と
悩んだり、他の人のほうが
仕事が出来るように
見えたりする時期もあります。
そんな時は実習記録を読み返して
(うまくいった実習に限る)
『私も本当はデキるんだから』と
自画自賛で立ち直るのも一つの方法です。」
と経験者ならではのアドバイスを書いておく。

学生時代は時間の制約が少ない。
これはターミナルケアをやるにあたって
本当に大きな力になる。
とにかく学生に達成感を持たせて
ターミナルケアに興味のある人間を
一人でもたくさん育てたい。

夕方からは友人宅訪問。
結婚式の日取りが決まったので
そのご報告のついでに
スピーチもお願いしておく。
私の結婚式より前に
夏に双子出産という大仕事がある彼女。
先の予定があれば
それを目標に産後を過ごせる。

8月に産んだら12月までの4ヶ月で
おなかを元に戻して服を買って
発声練習をして
ゆっくりスピーチのネタでも
繰っていただこう。
ネタを繰るというよりは
エピソードが色々ありすぎて
ネタを絞るのに苦労しそう。

歳の数だけネタがある。

2004年03月10日(水)



 号泣スピーチ再び

先週の卒業式。

朝から礼服を着て出かける。
礼服の胸にコサージュをつけるのに
何だか歳をとったなぁと
しみじみ思う。
コサージュと言えば卒業式や入学式で
先生や親に代表される
「おばさん」がつけるもの
と言うイメージが染み付いてる。
それを自分が装着するなんて。

卒業生はみんな感無量といった感じ。
若い子も堂々としててかっこいい。
厳しい実習や仕事と勉強の両立と言う
難業を乗り越えた自身があるのだろう。
よく「歳がいって貫禄がつく」
とか言うけど
本当の貫禄や存在感って時間じゃなく
人間の中身についてくるんだなぁと
卒業生の背中を見ながら思う。

うちの学科の控え室には
後輩や実習施設から学生個人宛に
続々とお花が届く。
私たちは学生同士の
縦のつながりなんてなかったし
実習施設も大学病院で関係はドライ。
こういう世界もあるんだなぁと
またまた新発見。

うちの学校は校歌の歌詞が素敵で
私も1年で暗記してしまった。
学生も歌いながらグッとくるのか
あちこちでハンカチを探したり
目元に手が行きだす。
卒業生の答辞は本当に素晴らしく
こっちの涙腺も緩む。

校長先生は苦学の進学コースの学生に
思い入れが強くて
祝辞の時に「特に進学コースの人は」
と断りを入れてお祝いを言ってくださる。
それがいい事かどうかはわかんないけど
准看から数えて苦節5年。
この卒業の喜びって本当に重いと思う。

働きながら学んで
さらに一家の主婦であったりという
本当に並大抵じゃない苦労をしてきた人達。
中には息子が母親の卒業式に参加して
それがまた男前で大騒ぎになったり
両親と一緒に婚約者が来たり
3年生として卒業する母親を
1年生の娘が見送ったりと
ちょっとありそうにない感動の場面の数々。

みんなボロボロに泣いてるんだけど
スピーチの場面になって
不覚にも私が泣いてしまう。
そうなるともう学生は一斉にもらい泣き。
大して感激させるような事は言ってないけど
泣いてる奴は一番多かったと言う状況。
臨床でやらかした号泣スピーチは
教員になっても衰える事はないらしい。

教員初年度に一番沢山関わった学生たち。
体育祭で騒ぎ、研修ではしゃぎ
実習で苦楽を共にしたメンバーは
本当に思い入れが深い。
毎年素敵な出会いはあるんだろうけど
やはりこんなにインパクトのある学年は
そう簡単には現れないかも。

男子学生も容赦なく泣いてる。
30歳手前でもボロ泣き。
毎年こんなに涙腺が緩いのかはナゾだけど
感情が動くのは大いに結構。
煽って煽って泣いて頂く。

謝恩会はもう、衣装の派手な事。
チラリズムからは一番遠い雰囲気で
みなさんスリップドレスとか
ものすごいスリットの入ったワンピとか
胸元に目が行ってしょうがない服とか
本当にどこの店かと言う状況。
おまけにレギュラーのように若くないから
そこに色気が加わって大変な事になってる。

謝恩会の最後に急に照明が落ちて
学生がナイチンゲール誓詞を合唱?する。
それがまた本当に泣きながらなので
ろれつが回ってなかったりして
半分わめいてる様な人もいるから
ものすごい事になってる。
あまりにすごい声なので
泣きながら笑ってる人もいる。
それでも大きな声で力強くて
さすがに教員もみんな目が赤くなってる。

花束をもらったらメッセージが書いてあって
そのメッセージの隅っこに
林檎の絵が描いてあった。
私が椎名林檎が好きなのを知ってて
書いてくれたんだと思ったら
本当に嬉しくてまた涙が出る。

正直、寂しい夜。

2004年03月09日(火)



 放言

朝からあんまり力が入らない。

で、ボサーっとネットニュース見てたら
鳥インフルエンザ騒動で
吊るし上げられてた養鶏場の
会長夫婦が自殺したって。絶句。
「この会社、そのうち病人か
死人が出るよね」って言ってたら
本当にそのとおりになってしまった。

騒がれ方は尋常じゃなかった。
死んでしまう人は弱虫なのかもしれない。
でも、ああいう扱いをされて
みんなが病まずに死なずに
生き抜いていけるほど人は強くない。
たしかに会社に落ち度はあったけど
死なないといけないような状況に
追い込んだのは世間じゃないかと。

何かのせいにしないと
気がすまないのだろうか?
通報を受けたのを見過ごして
「忙しかった」としか言い訳しなかった
バカな役人は矢面にも立たず
きょうもどこかでぬくぬく過ごしてる。

ばい菌も進化するんだし
人の知恵や考えを上回る事は
いつ起きてもおかしくないのに
それを何とかコントロールできると
思い込んでる人間の傲慢さ。
普段は高いからって
予防接種もしないくせに
伝染病が出たら大騒ぎして
自分で出来る予防策を取ってから騒げよ。
あまりの痛ましさに
人知れず涙腺が緩んでしまった。

そのとなりでは
3年生の担任が学生一人一人に
メッセージカードを作ってる。
かなりの労力と時間を割いてて
・・・そこまでせなあかんか?
確かに学生は喜ぶかもしれないけど
なんだかTOO MUCHな気がする。

そうやって有り余るほどの情と
関心を形で与えないと
学生を励ますことはできないんだろうか?
キレイに色を塗られて
シールで飾られたカードを見て
これが進学コースを卒業する
大人に渡すものかと
何だか腑に落ちない気分。

今までの関わりがきちんと出来てれば
メッセージカードがあろうがなかろうが
こちらの気持ちはきちんと伝わると思う。
成績業務も忙しい年度末に
わざわざ仕事を増やしてるように思う。
ああもう。
自分の人付き合いが
ドライなのかウェットなのか
解らなくなってきた。

何にでも文句が言える気分の荒っぽさは
どうにか鎮めないといけないなぁ
という事で無理やりこじつけて
3月末に平日連休を取る。
高校教師はちゃんと春休みがあって
20日以降はいつでも休めるらしいけど
うちはそうはいかない。

まだ自主的に出来る仕事は少ないけど
休みだけは自分で積極的に情報を集めて
ちゃっかりリフレッシュもしなくっちゃ。
という事で和歌山か徳島へ
1泊旅行の予定。
結局温泉だと言ったら和歌山で
ベタにアドベンチャーワールドへ
言ってみることにする。

企画の詳細は奴に任せて
私は運転と入浴と飲酒に徹すると言う
楽チン旅行希望。
さてさてどんなお宿を選んでくださるか。
どんなお料理を選んでくださるか
どんな寄り道をアレンジしてくださるか。

腕の見所やね。


2004年03月08日(月)



 お歌のとおりに

今日も寒い。

昨日今日と雪が舞うような天気で
そういえば滑り収めツアーの時期だった
と思い出すのが精一杯。
学生は2月の実習が終わったら
3月に滑りに行くと行ってたけど
果たして県内に雪があるのかは不明。
阪神間は中途半端な霙まじりの雪。

高校教師は友達の結婚式。
交通の便が悪い会場なので
私が車で送っていく。
帰りは勝手にどうぞという事で。
大学時代の友達のご婚礼だから
そのまた友達にも教師が多いらしい。

昨日みんなで集まって
余興の練習をしてたけど
小学校教諭が混ざると
カスタネットやらタンバリンといった
懐かしい備品がザクザク出てくる。

高校教師はトライアングルを叩きたいと
好きなこと言ってるんだけど
お題の曲は「結婚しようよby吉田拓郎」。
一体この曲のどこにカスタネットや
トライアングルが登場するのか。

昨日式場の見学に行ったばかりだから
高校教師も勉強熱心になってる。
かなーり名の通った会場なので
中の写真を撮ってくると
デジカメをスタンバイさせて張り切ってる。
よしよし。
商売人の家だからなのか
和装+お色直しが2回という豪華バージョン。
他人の衣装は別に写真撮らなくていいや。

高校教師はスピーチも頼まれているらしく
朝、布団の中で悶々としている。
話がそれたときに
「何でバージンロードやのに
できちゃった婚のカップルが歩くのか」とか
「レガおもバージンちゃうから
バージンロードは歩かれへん」
ってしょうもない事を言う。

私が「バージンなのは歩く人じゃなくて
道がバージンなんやろ?
誰も通らんようにロープで仕切ってるやん。
バージンが歩く道やったら
バージン’sロードなんちゃうん?」
と言ったのが見事に腑に落ちたらしく
「おお!すごい!」とはしゃいでる。

で、スピーチで「バージンロードの謎を
解明しました」って言おうか?って言うから
それなら「今朝、僕は彼女と
布団の中で話してました。その時に
『おまえはバージンじゃないから
バージンロードは歩かれへん』って言ったら
彼女は・・・」という内容になるはず。

何て破廉恥なスピーチ。
お行儀にうるさいミッション系の学校の
教諭がする話じゃない。
という事で見事に却下になったんだけど
奴のツボにはまったネタらしく
「バージンロード、バージンロード」
としつこい。ああ。

今日は朝から高校教師が
おいしいコーヒーを入れてくれて
バターロールにハムとチーズをはさんで
朝ごはんまで作ってくれた。
おお、大サービスやん。

斉藤和義の歌に朝食の風景の歌があって
奴はその歌が結構好きらしい。
山崎まさよしの歌には
君のためにパンを焼く歌があって
それもまずまず好きらしい。
誰か、君のために夕食作ったり洗濯したり
掃除したりする曲を作らないかな?
あと、肩揉みの歌。
影響されやすい人というのは
なかなか貴重な存在かも。

私は歌には影響されずにマイペースで。

2004年03月07日(日)



 式場決定

雪が降ってる。

本日はまた式場下見。
こないだ仮予約した式場は
押さえた会場が使用中で見られず。
さすがに会場を見ないまま
契約はできないので改めて見に行く。

どうせ今日も披露宴はあるだろうから
事前にホテルに問い合わせて
合間の時間を教えてもらって見に行く。
披露宴前のお部屋に入れてもらう
というのに高校教師は本日も
いつもどおりのラフな格好。

披露宴の参列者が
ウロウロしてるところを行き来するには
小汚いとしか言いようのない服装。
事前に状況をきちんと
言ってなかった私が悪いのか?
ホテルへ行くバスの待合には
披露宴仕様のきらびやかな人たち。
そこに混じるぼろスニーカーの人。

下見の前に心斎橋でお買い物。
ずっと欲しかったCOACHのバッグを
教員1年生終了のご褒美にお買い上げ。
かるーく高校教師におねだりしたら
これまたかるぅーく却下される。
むー。

予定通りの時間に
ブライダルサロンに行くと
「○○様でございますね」って
ちゃんと準備してくれてる。
ソファに通してもらって
ゆるりとお茶を頂く。

会場は天井が高くて素敵だった。
装花はパステル系で
見事に若さ溢れる感じだったけど
そういうところはいくらでも変更がきく。
大きな会場を仕切って使うから
となりの会場の音が聞こえないか
ちょっと心配だったけど
隣は親族控え室に使うから
音漏れの心配はないらしい。さすが。

という事でもう会場は決定。
プラン内容は確定でなくていいらしい。
「契約書」という仰々しい書類を書いて
キャンセル料の説明を聞いて
提携会社のパンフレットを沢山もらって
用意してきたユキチ10人を収める。

書類を書いたらいきなり
「おめでとうございます」だから
ちょっとびっくりしたけど
まぁ、それで結婚も決まるんだし
めでたいと言えばめでたい。
周りのテーブルでは打ち合わせをやってて
「のしの上にリボンはおかしい」とか
「数は絶対に数えないといけない」とか
色んな話が聞こえてくる。

うちの準備が本格的に始まるのは9月。
それまでにゆっくり新居を探して
引っ越して入籍してという
カツカツではないペース配分。
一緒に住んでしまえば
準備もずいぶん楽にはなる。

さてさて、また一仕事片付いた。
次はドレスを早めに押さえよう。
お色直しに興味がないので
それをどう親に納得させるかが問題。
あまり興味のない服を
無理にあれこれ着替えるより
本当に気に入ったドレスで一日過ごしたい。
中座するよりゲストと話したい。

高校教師も「時期が時期やから
忘年会も兼ねてゆっくりできたらなぁ。
自己満足で着せ替えして
会場におらんよりは
お酌でもして回ったほうが
おもてなしでええよな」と言う。
2人の意見が合ってるのが一番。

F1は初戦が開幕。
CSのスタジオに竹下アナがいて安心する。
ここにいればレースの実況はしない。
森脇さん、何かやつれた?
まぁ手堅くフェラーリがフロント独占で
さてさてどうなるか。

観戦用のおやつを準備しよう。

2004年03月06日(土)



 流れる人

久々の電車通勤。

そんな日に限って肌寒い。
朝から元プロ野球監督の
入院のニュースが
結構大きく取り上げられてるけど
私にしたら何でそんなにすごいのか
いまひとつよくわかんない。

電車はとりあえず座れるんだけど
ぼけっとしてたら寝過ごしそうになる。
もうインフルエンザを
貰うような季節じゃないけど
やっぱり電車は気分よくない。
レガおやーい。

今週は一週間が長かった。
この週末はまた式場を見に行って
それで特に不備がなければ
そのまま予約の予定。
とにかくひとつひとつ片付けるのみ。

こないだ友達のご婚礼で撮った
高校教師と私の正装写真が出来た。
ちゃんとプロの写真屋さんで
写真を撮って貰うのは成人式以来。
で、中身を見てみたら・・・。
「ナイスフォロー」という仕事で
1万5千円払っただけのことはある。

親は写真の出来に満足で
私も思ったより老けてないとか
高校教師についても
「うまい事撮ってるなぁ」って
悪かったわね、男前じゃなくて。
成人式の写真と比べると
うーん、約10年が顔に現れてる。
高校教師もアゴが丸いし。

今日はいきなり主任から
4月からレギュラーコースに
1年期限で行かないかと言われる。
はぁ、進学コースは好きだけど
確かに両方見ておいたほうがいいかも。
1年でまた進学コースに復活するのも
見越してと言うのがナゾなんだけど。

しかし何やかんやと落ち着かない。
育った病棟を離れて1年で
進学コースの教員になり
そこで1年過ごしてレギュラーに行って
また1年で進学コースに戻るって
毎年居場所が変わってる。

経験は多い方がいいに決まってる。
まぁこの際何でもやるしかないし
やらせてもらえるだけありがたい。
今、担任してる学生の卒業を
見届けられないのは残念だけど。

大筋外れてなければ、流されてみてもいいやん。


2004年03月05日(金)



 酒に飲まれよう

去年の今頃は

突然転職の話が再燃して
面接で言うべき志望動機を
それこそ一生懸命考えてた。
が、その一年後には学生に混ざって
飲めや歌えの大騒ぎをした挙句
調子に乗ってセーラー服まで着ると
予想なんてするわけもなく。

先日あった旅行で
学生は教員の部屋に乱入。
みんなでお酒を飲む。
その中になぜか中学時代の
セーラー服を持ってきてる奴がいて
みんなでそれを着回す。

みんなと言えばそこは進学コースだから
21歳から45歳まで勢揃い。
若い子が着ても面白くも何ともないから
とりあえず40歳台から着始める。
これで中学の娘がいたりするんだから
学生と言う身分は恐ろしい。

最近は写メールと言う利器があるので
ちょっとでも羽目を外そうものなら
容赦なく現場を記録される。
学生の携帯にはオバサンのセーラー服に
私のセーラー服姿。
その姿を同い年の男子学生に笑われる。
持ち主の学生は
田舎育ちの20歳台後半だから
見事にスカートは長い。

圧巻は30歳すぎの
元ヤン学生?のセーラー服姿
もちろん「くわえタバコ付き」という
ものすごい写真が収まっている。
っていうか、本当に30すぎても
セーラー服とタバコが似合ってて
現役で通用しそうだから怖い。

学生たちは飲んで飲んで飲みまくって
最後の方は主任に向かって「ちゅー」とか
「○○ちゃーん」と呼んだりという
見事なまでのキレっぷり。
そういう学生に限って普段は
粛々と過ごしてたりする。

あちこちで脱ぐ人に泣き上戸
何やら熱く語ってる人もいるしで
もう滅茶苦茶。
でも、同じ学生と言う立場で
親子ほど歳の違う2人が
色々語り合ってるのをみると
いいなぁと思う。

宴たけなわで担任の胴上げが始まる。
学生何人かと目が合って
まずいと思ったけど逃げるには遅い。
男子学生にひょいと抱えられて
そのまま私も胴上げされる。
人生初の胴上げは
ちょっと怖いけど面白い。
男の子って小柄でも
やっぱり力があるなぁと。

飲みすぎて一度吐く。
私が風呂へ逃げてる間にも
「レガおー」「飲もー」
と学生がメールをよこして電話もよこして
部屋に帰ったらすでに飲んで待ってる。

教員の部屋で酔いつぶれたのが約2名。
部屋まで引きずる元気もないので
教員が学生の部屋へ行って
空いてる布団で寝るという状態。

酔いつぶれ学生は
夜中にトイレに起きるも
自分がどこで寝てるかは察知不能で
教員がふすまを開けてくれても
全然気づいてない。

朝になって目が覚めた学生は絶句。
「え?ここどこ?は?先生?」
状況が把握できた瞬間
「うそー!済みません。
本当に済みません。ああー」と平謝りで
最後にポツンと「ありえなーい」って。
面白すぎる。バカ騒ぎ万歳。

eastern youthのHPで
なぞのロシアン・パンクがアップされてた。
吉野氏の写真をクリックしたら
MP3が隠れてて聴いてみる。
何とも微妙な感じでクセになりそう。
もともとは音も泥臭いのが好きだから
一瞬歌謡曲かと思うような
懐かしいメロディラインも嫌じゃない。
まぁ、eastern youth好きで
泥臭いのが嫌いと言う人はいないだろう。

早く二日酔いから立ち直るべし。


2004年03月04日(木)



 収穫の予感

ひな祭りはきれいに忘れて

ここ最近は成績業務が盛り。
今までのテストと実習の成績を揃えて
エクセルで集計するんだけど
毎日数字で嫌になる。
経理関連の人たちは
毎日これなんだろうけど
本当に嫌にならないのかとても不思議。

点数の集計をしてたら
個人の成績の傾向が良くわかる。
こないだの実習で
「アセスメントがイマイチだなぁ」
と思った学生は見事に
ペーパーテストもイマイチ。
アセスメントには情報と同じぐらい
知識量も不可欠。

まぁ留年しそうな学生はいないけど
このまま3年になって大丈夫か?
というような学生は数人いる。
テストの点数集計をしてても
80点台皆無。

3年生の卒業式が目前で
学生が謝恩会の準備に追われてる。
結構いいホテルの上層階でやるらしく
料理も眺めもかなーり楽しみ。
問題は衣装。
卒業式は黒い礼服に決まってるけど
そのまま謝恩会というのもちょっと地味。

学生はそれなりにお洒落してくるだろうし
教員も過去の写真では着物が結構いる。
主任のようにドレスというのは
ちびっこには難しい選択。
スーツと言っても仕事用の地味スーツで
振袖なんて着たら完全に学生と混ざりそう。
しかも酔っ払いに汚されたりしたら最悪。

先輩たちは着物を着るのに
卒業式の後に着付けに行くらしく
やっぱり気合入るものなのね。
わざわざ衣装を買うのも大げさだし
さてどうするかね?

学生が招待状を持ってきてくれて
花束贈呈係を決めた時の話をしてくれる。
花いちもんめじゃないけど
どの教員に誰が花束を渡すか
学生が立候補して希望者が多い時は
バトルになるらしい。

担任が人気のある教員で
希望者が結構いたらしいけど
私にも何人かが手を挙げてくれたらしい。
照れくさいけど嬉しい。
一緒に実習に行った何人かの学生で
若い子が多いんだけど
私に親近感を持ったのか
慕ってくれてる学生がいる。

教員1年目でさほど年も変わらないので
お友達のように私を呼ぶ学生もいる。
それがベストだとは思わないけど
年齢も若くキャリアの浅い今じゃないと
経験できない距離感かもしれない。
色々話してると学生は
私の講義で印象に残ったことや
実習での出来事を振り返って伝えてくれる。

私が学生に「あれがよかったよ」と
具体例を挙げて言うように
学生が「先生、あれがよかった」って
きちんと評価してくれるのは嬉しい。
毎日の関わりでは貰えないフィードバックが
一気に出てくるのが卒業間近らしく
臨床と一緒で目先の相手の反応だけに
一喜一憂してもしょうがないらしい。

そんなこんなで1年目から
教員冥利に尽きる今日この頃。
うちの主任が言う言葉に
「最良の道を選ぼうとするのではなく
選んだ道を最良にする努力をしよう」
というのがある。

私の選んだ道は悪くない。
「めざせレガお」と言ってくれる学生もいる。
来年受ける教員研修を乗り切るにあたって
ここ最近の学生からのフィードバックは
十分な動機付けになりそう。

元気出していきましょう。

2004年03月03日(水)



 カラオケジャック

どうしよう、気分が乗らない。

石野卓球がインストアイベントで
カラオケリサイタルをやるらしい。
あはははは、バカすぎ。
前のアルバムの名前も
「カラオケジャック」だし
案外好きなのか?
カラオケセット持ち込んで
古今東西の名曲を歌い倒すって
やっぱ天才はやる事が違う。

ヨーロッパで
卓球のテクノを聴いてる人たちは
実は彼が変態だという事が
わかってるのだろうか?
世界の北野武が
タケちゃんマンであるように
卓球は全裸とかゴム製のチキンとか
ペダル踏弥とか排泄物ネタとか
そっちのイメージが強い。
イメージと言うかそれが彼の本質だと
信じて疑ってないし。
変態万歳。進め変態。

どうやら4月から自動車通勤の届出が
厳しくなるみたい。
私は実は電車に乗らないといけない。
職場からは交通費を
電車賃換算でもらってたりする。
ま、ガソリン代で完全にオーバーしますが。

臨床から学校に移って数ヶ月は
真面目に電車に乗ってたけど
レガおの誘惑に勝てず
今じゃ当たり前のようにレガお通勤。
日常生活では何といっても
これが一番のストレス解消。

レガおに乗れないとなると
駅までテクテク15分ちょっとの徒歩。
ヒール靴だと足首の古傷に負担だから
ええいと開き直って
ぺたんこのパンプスをお買い上げ。
まぁ、夏になれば引越しで
もっと駅に近いところを探さねば。

3年生は卒業間近で
実習中に撮った写真を持ってきてくれる。
中には手紙を入れてくれる学生もいて
それが非常に照れくさくて嬉しい。

まぁ卒業式とか謝恩会とか
これからまだまだ行事はあるんだけど
教員1年目で関わった
とても思い入れのあるメンバーだから
記念の写真は本当に嬉しい。

3月になって
例年なら滑り収めツアー目前。
今年はすでに諦めモードで
ベースワックスを入れる日を検討中。
蔵王とか安比とか、
今どこにどれだけ雪があるのか
まったくもって不明。

結局高校教師は
サラの板を買ってニセコへ行き
木の枝と岩でソールを傷つけただけ。
なんとも気の毒な展開だけど
そこはもう知らん振り。
何とか来シーズンは
フカフカの雪を食わせてやりたいんだけど。

その高校教師は少々お疲れなのか
3月はゆっくりしようとやたらしつこい。
まぁ、挨拶に始まって
よそのご婚礼やら式場探しやら
しなくちゃいけない事だらけの2ヶ月。
何にも追われずにすごしたいと言うのも
良く解る気がする。しかも年度末だし。

式場が決まったら
さっさとドレスを選ばなくっちゃ。
住むところの情報収集もしなくっちゃ。
やりたいことは色々あるけど
ちょっと休憩かな?
あまりツメすぎて高校教師の
テンションが下がっても困る。

毎年恒例のシティボーイズライブは
今年もGWに大阪公演ありで
めでたくチケット獲得。
今年のお供は高校教師だけど
まさか会場で魚とハチあわせしないよね?
2年連続で魚と行ったけど
これからはずっと高校教師と一緒。

ひな祭りをすっかり忘れてた。

2004年03月02日(火)



 噂話

翌日。

昨夜はやっとこさCSの
F1開幕直前スペシャルを見る。
気が付けばこの週末が開幕で
このくそ忙しいのに
果たして隔週でチェックできるのか?
ドライバーラインナップを見て
ジャックが居ないのがとにかく寂しい。

才能が要る世界なのに
才能だけじゃやっていけないという
何とも言えない厳しさ。
ルノーがなかなかいい車作ってるみたいで
そこにジャックが乗ってればなぁと。

いよいよ暦は3月で春モード。
気分新たにエンゲージリングを
投入しようかと思ってやめる。
やっぱり気が散る。
運転中でも隙あらば指輪を見てる。
危なすぎる。

金曜のうちに主任には報告済みで
結婚すると言ったら「おめでとう〜」と
にっこり笑って言ってくれた。
「教員研修中で済みません」と言ったら
「いいのよ、そんなの全然。」と返事して
「ただ、帰ってきてすぐの妊娠はやめてね」
と押さえるところは押さえてる。

女の部下を持つ者にとって
妊娠ほどコントロールが難しく
扱いのややこしいものはない。
せっかく研修に出して
さぁ、戦力だと思ってたのに
帰って早々に休まれても困るだろう。
私もせっかく勉強するんだから
その成果は中断させずに発揮したい。

ちょっと前に主任は
「新しい背中の開いたドレスを買ったのに
着ていくところがない」
「エステも何か目標がないと身が入らない」
と好き放題な事を言ってた。
ちょうどいい、私の婚礼で
本領発揮して頂こう。

高校教師は職場で着々と
結婚の噂が広がってるらしい。
何も知らないはずの人がいきなり
「結納おめでとう」とか言うらしく
犯人は先日のプチブルジョワに決まってる。

そのプチブルジョワにも
最初は何も言ってなかったのに
先に話した「口が堅いはずの人」が
あっさりプチブルジョワにリークして
そこからはもう垂れ流し。
奴は人を見る目がないのか?

が、学校という社会で噂は早いらしく
女性がほとんど居なくても
噂好きのおじさんは一杯いて
女の職場でおっさん化してる人同様
おばさん化してる人がいるらしい。

おじさん同士でワイドショー的な
ネタも話すらしく変な感じ。
学生からおっさん扱いされてる私だから
高校教師が案外おばさんなのかも。
まぁそれはそれで
釣り合いが取れててよろしいのでは。

仕事から帰ったらとりあえず指輪を見る。
で、暫くキラキラと遊んでから
ご飯食べてお風呂入って
また寝る前にキラキラ。
ダイヤって素敵。

TV見てるより絶対楽しい。

2004年03月01日(月)
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