夏撃波[暗黒武闘戦線・歌劇派]の独白

2012年03月31日(土) HOBO CONNECTION 2012

 今夜は、今池「TOKUZO」で行われた「HOBO CONNECTION 2012」というライブに出掛けていった。スーパーピアノマンのリクオのライブに、ソウルフラワーユニオンの中川敬とヒートウェイヴの山口洋がやってくるという企画だが、もうこれは文句なしに行くしかない。同じ思いを抱く音楽ファンは多く、客席は目一杯埋まり、熱気でムンムンしてた。ライブ自体もとても熱く、大満足な内容だった。

 帰りに、「HOBO CONNECTION vol.1」というCD&DVDセットを購入して帰ってきた。そのなかで、リクオがいろいろな人の「名言」を紹介しているのだが、タコ八郎の発した次なる言葉は、これこそ名言だと思う。

  「迷惑かけて、ありがとう」

 素晴らしい!!



2012年03月25日(日) Show goes on

 星ヶ丘「スローブルース」に行くのも本当に久しぶりだ。
 今日は、オトイチバ、MaMa&T、Joyful Noise Trioの3組によるライブだ。
 オトイチバは、サニーデイサービスなどのカバー中心だが、とても大事に歌を歌っている姿勢が感じられ、何か伝わってくるものがある。MaMa&Tはアメリカンロックのルーツに根ざしたサウンドを奏で、Joyful Noise Trioはいつも通りカッコよくロックンロールしてた。



2012年03月20日(火) MY LIFE IS MY MESSAGE

 毎年3月、わが職場は忙しさ(気ぜわしさというべきか)のピークを迎え、気持ちの上ではストレスが最高潮に達する時期でもある。それでも現時点で一定の見通しも立って、ピークは過ぎた。

 昨年の震災から1年が過ぎた。あの日、日本列島に暮らす人々の多くがとても大きなショックを受けたに違いない。震災のこと、そして原発のことは決して風化させてはならないと思うのだが、被災者の生活再建への見通しが未だ立っていない一方で、それ以外の人々は(私自身も含めて)徐々に落ち着きを取り戻すとともに日常生活の中でともすると忘れがちになっているのではないか。けれど、私はたまたま生き残ったに過ぎないのだ。たまたま生き残った者のなすべき役割というものがあるのではないかと思う。
 地震・津波の被害に加えて、甚大な原発事故の被害。子どもたちの未来を奪ってしまったことに大人である自分たちには大きな責任がある。取り返しの付かないことを起こしてしまったのだ。今できることはこれ以上の被害の増大を防いでいくこと、そのためにベストを尽くすこと、それしかない。
 
 今夜、豊橋「HOUSE OF CRAZY」で行われた、山口洋の「MY LIFE IS MY MESSAGE」ライブでも、途中、震災・原発被害などについて意見交換する時間が設けられた。
 多くの死者・行方不明者が出たあの震災、あまりの被害の大きさに生き残った被災者も言葉を失い、今なお苦しみの中にある。直接の被災者ではない私自身はどう向き合ったらいいのか、何かしら手がかりが欲しいと思っているのだが。私のような思いを抱いている人は他にもたくさんいるんだと実感した。
 ライブなのだから音楽を楽しみたいとも思うが、山口さんの音楽と生き方とは不可分なのだとも思った。そして、そんな山口さん(あるいは、ヒートウェイヴ)の奏でる音楽が、私は好きなのだ。

   想いは届かない 願いは叶わない 
   分かりあえないまま ひきさかれていく
   (中略)
   生まれ変わったなら まためぐりあいたい
   あるいはいつの日か 夢の中で

   振り返らずに走る それしかできないから
   君に出会えたこと ありがとう さようなら

    (山口洋・詞・曲「Starlight」より)


 ヒートウェイヴの曲で好きな曲は数え切れないくらいだけど、今は特に「Starlight」という曲がすごく好き。というか、すごく心に沁みてくるんだね。人は出会いと別れを繰り返しながら生きていくものだけど、いま生きているってことは奇跡なんだとも思う。


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