夏撃波[暗黒武闘戦線・歌劇派]の独白

2007年06月27日(水) 紫陽花

 このところ、心身共に疲れ気味。身体はだるかったが、ゆったりした時間のなかで心を癒したいと思い、三河方面にアジサイを観に行ってきた。
 まずは、三河のアジサイ寺、本光寺(幸田町)へ。静かな佇まいの山寺に約1万株のアジサイ。しっとりした風情に癒される思い。寺の一角にあった「願掛け亀」にも心和む。
 そこから次に「形原温泉あじさいの里」に移動。5万株のアジサイは壮観。山寺のしっとりした雰囲気もいいが、こちらも悪くない。
 時には花をじっくり観る余裕も必要だね。



2007年06月20日(水) 蛍光灯デスマッチ

 名古屋市体育館に「大日本プロレス」を観に行ってきた。
 この団体の呼び物は流血必至のデスマッチだが、怖いもの見たさで観に行った。なかでも、メイン・イベントの蛍光灯持ち込みデスマッチは圧巻だった。面白いには面白いが、けれども、また観たいとは思わないな。



2007年06月13日(水) ダリ展&「詩のあるからだ」

 矢場町の某CDショップに注文しておいたCDが届いたというのでそれを取りに行き、その足で名古屋市美術館に向かった。目当ては、ダリ展。
 平日の日中だというのに美術館はかなりの人出。スペインが生んだ希世の天才画家、サルバドール・ダリだが、それほどまでに人気があるとは思わなかった。
 その作品を観る者に「これでもか、これでもか」とばかりに見せつける刺激的なイメージ。それは私たちの心を鷲掴みにして、強引なまでに超現実の世界に引き込んでいく。
 ダリの絵を初めて観た時の、何とも言えぬ居心地の悪さ。にもかかわらず、決して忘れることのできない強烈な印象。たとえて言えば、悪夢を見た直後の目覚めとでも言うべきか。
 何度観ても、心を揺さぶられずにはいられないダリの作品群。イメージは、私のなかで増殖を繰り返す。身体じゅうに毒がまわってしまい、制御不能になってしまったかのようなのだ。今日もまた、ダリの作品を目の前にして、思わず圧倒されてしまった。

 さて、今夜は八事「POPCORN」で朗読会「詩のあるからだ」が開催されたわけだが、今回はデュオ<沙羅双樹ふたたび>として出演し、「おるがん」(たま)を演奏した(夏撃波:ボーカル&ギター、沙羅:アコーディオン)。
 今日は、朗読会の前に家の近くの公園で練習してから本番にのぞんだ。で、その練習でのエピソードをひとつ披露しておきたい。
 夕暮れ時の公園に一組の若い男女の姿。私たちが練習していると、そのうち二人はひしと抱き合い、ふたりだけの世界に入り込んでいく。「えっ、オレたちの演奏って、彼らのBGM代わりかよ?!」と少しムッとしながらも、「でも、それで盛り上がってくれるのなら、それはそれでいいか」と思い直した。
 公園のような場所で練習していると、いろいろとあるもんだね。



2007年06月09日(土) 日本の福祉に未来はあるのか?

 連日報道されている「消えた年金」問題にしても、「コムスン問題」にしても、この国の福祉に未来はあるのかと激しく不安をかき立てられる内容のものであった。

 「消えた年金」問題について誰かが「これじゃ、オレオレ詐欺と変わらないじゃないか」と発言していたが、全くその通りだと思った。そもそも年金記録がないというのは社会保険庁のミスであって、この件について国民には一切の責任はない。にもかかわらず、実際にそのことで困っているのは国民の側であって、ミスを犯した側ではないのだ。全くもって腹立たしい。どこまでも国が責任をもって対応すべき問題であるはずだが、果たしてどう責任をとるつもりなのかも見えてこないし、全く信用できない。
 今回の一件で、日本は国際的にも大いに評価を落としたことだろう。

 次に、いわゆる「コムスン問題」だが、介護保険の不正請求などということは公的介護保険制度スタート時から十分に予想された事柄であったと思う。「多くの民間企業が介護事業に参入することにより、互いが競争しあいサービスの質は自ずと高められる」との当初の楽観的な考え方は裏切られた形となった。
 いまや介護は他人事では語ることのできない問題である。にもかかわらず、本来国が負うべき責任を十分に果たすことなく、民間に半ば丸投げというのが現状ではないか。コムスンやグッドウィル・グループのしてきたことが悪いのは言うまでもない。けれども、そうした事態を招いてきた責任は、国にあるのではないか。公的介護保険制度じたいの欠陥、さらには国の福祉施策の誤りという点にまで踏み込まなければ、第2、第3の「コムスン問題」が出てくると思う。
 それにしても、グッドウィル・グループの折口会長の弁明を聞けば聞くほど、怒りがこみ上げてくる。巨万の富を得て派手な生活を送る会長がいる一方で、現場の介護労働者は低賃金でこき使われ、不安定な生活を余儀なくされている。そんななかで介護サービスの質が保障されるとは到底思えない。
 介護を食い物にする輩が跋扈する現実が白日の下に晒された今、国は国民の老後の不安にどう答えるのだろうか。

 「消えた年金」「コムスン問題」という今日の2大スキャンダルがどのように決着していくのか、注視していきたい。この国の福祉・介護は今、大きな曲がり角にさしかかっている。



2007年06月07日(木) フォーク集会 in POPCORN

 今日の仕事が終わったのが午後9時過ぎ、お腹をすかせての帰宅途中に、八事の『POPCORN』に行こうと思い立った。
 今日は月に2回の「フォーク集会」の夜。「フォーク集会」と言っても、何のことはない、みんなで昔なつかしいフォークソングを歌いましょうという趣旨で行われているイベントだ。そこで、少しストレスを解消して、家路についた。
 明日もまた仕事だ。



2007年06月06日(水) 初夏・スローブルース

 今日は仕事で疲れきっていたが、「スローブルース」に行かないではいられなかった。ギター、ミンミン、カズー等を携えて地下鉄で移動。
 ギター&ミンミンで『沖縄ミ・アモール』(ディアマンテス)、ギター単独で『望郷』(山崎ハコ)、ギター&カズーで『青空と小鳥と終身刑』を弾き語り。
 帰りも0時前後に地下鉄で移動し、帰宅。
 明くる日もまた仕事である。



2007年06月02日(土) 若冲

 今日は午後から栄に出掛けてきた。
 まずは楽器屋に行き、ギターやミンミンの弦を購入し、CDショップでウィンドウショッピング。それから愛知県美術館で、伊藤若冲はじめ江戸の絵画を鑑賞。夕方になってから、以前詩のイベントで知り合った方が経営する焼酎バーに立ち寄り、ほろ酔い加減で家路についた。


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