| 2007年06月23日(土) |
小学生と盲ろう者と聴覚障害者♪ 2 |
なかなか続きが書けずにいたら、あっという間に日が過ぎてしまいました! 子ども時代は一日、一年をきっと誰もがとても長く感じるのでしょう。 楽しみな日はなかなか来なくて、待ち焦がれたりする。 人生に終わりがあるなんてことは想像すらしない。
大人になると恐ろしい勢いで日が過ぎていく。 同じ時間を生きているのにどうしてこんなに違うのでしょうね。 今は楽しみな日は早く来て欲しいのだけれど、遠い日と思っていた待ち焦がれた日がやってくると喜びと同時に時の速さをまた改めて実感して焦るんですよね〜
さてさて、人生まだ始まったばかりのこどもたちと過ごした半日。
初めて接する盲ろうのAさんに最初は当惑の表情を示していた子どもたちも半日を一緒に過ごしたときには自分たちから積極的に手のひらに字を書いて話しかけるほどになっていました!
Aさんがお手洗いに行く時や移動する時などは、最初の頃は私に指名された子達が恥ずかしそうに手引きをしていたのですが、後半頃にはAさんが移動する気配を感じると子どもたちが何人か集まって手引きのお手伝いを買って出てくれるようになっていました。
手引きがうまくない時、Aさんは子どもだからといって「まぁ、いいか」とあいまいにせずにビシッと注意します。 それでも、みんな一生懸命にがんばる姿には感動させられました〜
手引きの途中に手のひらに文字を書くことも忘れません。 「今、視聴覚室の前を通っています」などの状況説明を入れながらの誘導。 盲ろう者向け通訳者も顔負けの通訳・手引きぶりでした。 Aさんも「お〜、そうか。どうりで機械の匂いがすると思ったよ!」なんて嬉しそう〜
段差では「だんさです」と手のひら書き。 わずかな時間で小さな約束事を見事に習得していることに関心させられました。
大人の場合は「うまくやらなければ!失敗してはいけない!」という気持ちが強すぎるのでしょう。 初心者の場合は、その緊張で慌てたり、焦ったりしてしまう気持ちが優先してしまい、通訳・介助に必要な基本的な約束事を忘れてしまう人の方が多いのですが、こどもたちは純粋に「Aさんが満足のいくようしてあげたい」という気持ちでAさんと向かい合ったことが良かったのかも知れません。
一人暮らしのAさんが近所のコンビニに一人で買い物に行く話は特に印象に残ったようで、後に送ってくれた感想文にも多くの子がその話に触れていました。
聴覚障害のBさんにも積極的に身振り手振りを交えながら口を大きく開けて話しかけていました。 給食の時間にはBさんの手話を身を乗り出して読み取っている姿がかわいらしかったです。昼食の時間中、Bさんのグループは笑い声が絶えませんでした。
Bさんの講演では、みんないろいろと感じてくれたようですが、一番印象に残ったことは最初の自己紹介の時に「○○会社に勤めています」ということだったみたいです(感想文による)。 障害のある人が自分たちもよく知っている大手の会社で普通に働いているということが、こどもたちには新鮮な驚きだったみたいです。
他にもたくさんのエピソードがありますが、ほんとうに充実した半日でした。 私が伝えたかったことの半分以上はAさん、Bさんがそこにいてくれただけで十分伝わったというのが正直なところです。
盲ろう者体験では、途中でふざけ始めたり、アイマスクを外してしまう子が続出!こちらの管理・指導が行き届かなかったこともあるのですが・・・
「聞こえない人も、見えない人も、聞こえないこと、見えないことが一生だよ!みんなは30分後には元に戻れる。たった30分が我慢できないのかな?」
この言葉も子どもたちの心にしっかり届いたみたいです。
担任の先生は子どもたちに負けず劣らずのピュアで素敵な方でした。 全面的に協力してくださった学校関係者の方々に心から感謝します♪
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