長いお別れ
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2007年05月15日(火)

電話がぴたりと止んだ。メールも止まった。
「コイツは反応がない」と見限ってくれたのなら大助かりなのだけど。
ああいう人は弱ってる人間を探し出すのが早いから怖い。
そして街にはそういう人が溢れかえってる。
外に出るのが怖くてたかが3分の所にあるスーパーにさえ出られない。
食欲はないのだからそれでもいいんだけど水分補給をポカリでしてるから
どうしても外に出なくちゃいけなくなる。
そしてポカリを飲んでいる分お腹が出てくる。
当たり前だけどカロリーあるし。運動してないから全部身体に吸収される。
そんな醜い肉の塊のような自分を見るのが嫌でたまらない。
運動しろとか動けとか言われなくても解ってるけど身体が重くて動けない。
だるくて重しを乗せたようでトイレまで立って歩けない。
食べるものは甘い菓子パンとかだから徐々に肉がついてくる。
もう何をしても悪循環だ。なんでこんな事になったんだろう。
この人生を間違いだったとは思いたくない。
大切な友達をネットで見つける事ができた。
この日記を通してまだ実際にはお会いできていないけれど友達を見つけた。
だから辛い事も多かったけれどこの先も辛い事は山程あるだろうけど
この人生が間違いだったとは思いたくない。
なのに柔な心はすぐにギブアップしたがる。
進まなきゃ手を伸ばさなきゃ何も手に入らないとわかっているのに。
怖くて。私自身が凶器になって人を傷つけてしまいそうで恐る恐る手を伸ばしてみた。
そうしたら「離さないよ」って言ってもらえた。
凄く嬉しかった。だけど怖い。いつか失ってしまうのじゃないかと思うととても怖い。
初めて「声が聞きたいから」って理由だけで電話してもいい人を見つけた。
だからこそ傷つけちゃいけない。負担になっちゃいけない。
そう思うのに気づけば電話してる。
控えなきゃ。これじゃあ毎日電話してるようなものだ。
それだけ相手の時間も奪ってしまう事を忘れちゃいけない。
ミニゴジラは早くお姉ちゃんゴジラに追い付きたくて焦ってばかり。
ああ、何書いてるんだろう。薬が効いてきたのかななんだか画面が遠い。
振れてるのは涙のせいだ。お姉ちゃんゴジラを思う度切なさと優しさで胸が一杯になる。
そしてもうひとり勝手に妹だと思ってるあなたの事を思う時も涙が出るよ。
ひとりぼっちじゃないのになんでこんなに淋しいんだろう。
切ない溜め息を夜の空気にとかして大切な人の心に届けて欲しい。
ありがとうと伝えて欲しい。いつだって幸せでいてほしいって思ってる。


2007年05月13日(日)

メールの返事を出さなかったら自宅に電話がきました。
私は携帯電話をもっていないので自宅の電話の線を抜いておくわけにはいかない。
かけてきてくれる人は決まっているのでナンバーディスプレイにも入っていない。
今日は体調もよく悪い事も考えないで静かに読書をしながら時間が過ぎるのを待った。
そしてついさっき電話のベルがなったので出てみるとあの人の声だった。
反射的に受話器を置いたが何度も鳴る。留守電に切り替えて何を言っているか聞いてみるとごめんなさい。謝りたいんです。これの繰り返し。
とうとう留守電もメモリーを越えてしまった。
それでも電話がなる。薄気味悪くなって電話線を抜こうかと思ったけれど大事な人からの電話もあるかもしれないしと思うとそうもできず。
1回だけ相手が何を言っても信じない。そう決めて電話に出ました。
そうしたら泣いてるんです。泣かれちゃ話にならないから(大事な人は別)
「泣いてたんじゃ話にならないからきりますね」と言ったんです。
そうしたらまるでチャンネルが切り替わるように声音も変わって罵声を浴びせられました。
「人が泣いてるのに大丈夫の一言もないのか」「性格が悪いから病気のフリができるんだ」とか。
その他にも色々言われましたが「あんたは欠陥人間だ。母親が自殺してるのはそのせいだ」と。
私が一言も答えなかった事に腹が立ったのか「生きてるだけ無駄なんだよ。死ね」と言われました。
なんで会ってたった1ケ月の人にそんな言葉をいわれなくちゃならないのか。
論文を書く為に近づいてきて私のことを研究対象としかみていないのに何故こんな事が言えるのか。
言いたいだけ言わせておいて電話を切った後、あの人との仲介役になって友人に
「こんな事はもうこりごりだから。もし次に何かあったら本当に死ぬかもしれないから」
と言ってしまいました。友人は悪くないのにあの人に言い返せなかった事を友人にいってしまったんです。
確かに私は何も生産的な事をしていないし社会の役にもたってない。死にたいと思う日の方が多い。
でも自分なりに懸命に生きているのに。それすらも認めてもらえないんだろうか。
あの人のような人は外面がいい。だから私が何を言ったって全部自分のいいように喋るだろう。
べつにいいや。ここで吐き出せたし。何を言われても言い返さなければいいんだ。相手はこっちの感情を弄ぶ事で悦に入ってるんだから。
そんなのに振り回されちゃいけない。どんなに言葉の暴力を浴びても。我慢すればいいんだ。
我慢するのは昔から得意でしょ。そう自分に言い聞かせて沈んでいく太陽を見ながら泣いた。


2007年05月12日(土)

あの人からメールがきていた。
もう電話もメールもしないでくれって言ってた癖に。
私も読まないでそのままゴミ箱に捨てちゃえば良かったんだけど甘い期待があった。
もしかしたら、せめて「ごめん」とだけでも書いていないかと期待して見事に外れた。
その上あの人は「性的虐待なんてお兄さんが言うようにホントになかったんじゃない?だってあなたの顔やスタイルで欲情するわけないもの」そう書いていた。
それじゃあ週に一度は夢に見てとびおきて狂ったように身体を洗う私はなんなんだ。
痛みと無理矢理口を開かされて咽がつまりそうだったこの生々しい記憶も私がねつ造したと言うのか。
「一度検査受けてみたら?虚言癖があるんじゃない?不幸な方が同情されやすいものね」
私は同情されたくてその事を話したわけじゃない。
「やっぱり友達になるからには全て知っておきたいの」と言われたから。
嘘やごまかしは失礼に当たると思ったから。だから。
でもそれは私の思い込みで世の中の人はそう思うのかもしれない。
「不幸自慢」ってことになるのかもしれない。
バカみたい。何を期待してたの。あんなにきっぱり傷つけられたのに。
「病気のふりはやめたほうがいいよ」と結ばれていました。
私がうつ病だから近づいてきた癖にそれで論文を書く癖に。
読み直す気にもなれなくてゴミ箱にいれてゴミ箱を空にした。
最初からそうしておけば良かったんだ。甘い期待なんてしなきゃよかったんだ。
バカバカバカ。私のバカ。
今日もらってきた薬全部のみほしても死ねはしない。
だからそんなことはしない。ベランダから飛び下りたりもしない。
もしそんな事をしたらあの人が喜ぶだけだ。
自分の言い分は正しかったと笑われるのは嫌だ。
私はこの先、新しく出会う人を信じる事ができなくなるだろう。
疑って疑って結局その出会いを壊してしまうかもしれない。
それが一番辛い。今私が信じられるのは遠くに居ても手を繋いでくれている人達だけだ。
心配してメールをくれたり電話をくれたり本当に優しい人達だ。
その人達がいるんだから大丈夫だ。今は辛いけど大丈夫だ。


2007年05月10日(木)

利用するなら利用すると顔に書いておいて欲しい。
信頼させて何もかもを聞いた上で「ありがとう、いい論文が書ける」って何?
「研究の対象としては面白いんだけど友達になるにはちょっと…重いわ」
友達になりましょうって最初に言ったじゃないか。
今更そんな事を言われても明け渡した私の心はどうなるの?
「そういうことで悪いんだけどもう電話もメールもしないで欲しいの」
満面の笑顔で明るい声でそう宣告すると伝票とともに去っていった。
サヨナラさえ言われなかった。ごめんとも言われなかった。
友達になりましょう。そんな言葉を簡単に信じた私が悪いんだ。
優しい言葉や態度を疑いもしないで信じた私がバカだったんだ。
相手はただ研究してただけだったのに。
だったら最初からそう言えば良かったのに。
なんでわざわざ友達になりましょうなんて言うんだろう。
そうすれば私のガードがさがるから?研究しやすくなるから?
相手は何の罪の意識ももっていない。
罪だと思うくらいならこんな事しないか。
このくらいのことで罪悪感を持っていたら世の中渡っていけないんだろう。
自分がいかにぬるま湯につかったような生き方をしているのか思い知らされた。
こんなことくらいで傷つくようじゃ駄目なんだ。
まして悲しくて泣いてるなんてバカなんだ。
今夜風が冷たい。部屋の真横に着いている看板がガタガタと大きな音を立てる。
私の言葉をかき消してくれる。罵る言葉をかき消してくれる。


2007年05月06日(日)

愛から逃げ出したのに愛が欲しいと泣く。
時々生きている意味が解らなくなる。
ひとりぼっちじゃないのに孤独に負けそうになる。
疲れきっていて一体何にこんなに疲れているのかさえ解らない。
へこんでる時に傍に居てくれる友達もいない。
雨が降ってる。1人じゃ切なくて歩けない。
ベランダに立って飛び下りようと思うけど怖くてできない毎日。
今日は雨に打たれてびしょ濡れになって寒かった。
あんまり自分が惨めで泣いた。
後戻りできない迷路のような日々にいつか暖めあえる人とであったけれど。
その「いつか」が遠すぎて座り込んだまま動けない。
助けてくださいとやっと言えた言葉は夜に飲み込まれて誰にも届かない。


志乃 |MAIL

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