長いお別れ
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2006年04月28日(金)

嫌な事には目をつぶり耳を塞いで生きてきた。
それで手に入ったものはなんだ?
この両手もこの胸も空っぽじゃないか。
辛い思い出に囚われてしまって抜けだせない。
全部いらないと投げ出したのは自分じゃないか。
忘れようとしてもすればするほど暗い闇に自分が消えていく。
真っ暗な闇の中へ。


2006年04月22日(土)

昨日の日記、後半は薬でちょっとハイになってたんだな。
だって今、そんなことできるわけないじゃんと否定してる私がいる。
私自身が何も信じられないのにましてや他人にどうこうしようなんて言えるわけない。
私のこの手で何ができるだろうか。何をしたらいいんだろうか。
愛されたい。あまえてるのは承知だけど愛されたいんだ。
産まれてきて良かったと思って死にたいんだ。
これまで愛する事に必死だった。それしか知らなかったから。
見た事のないものは望めない。そう思ってた。
でももしかしたらこうして生かされている事が愛されてると言う事なのかもしれない。


2006年04月21日(金)

もう本当に駄目なのかな。
また今日も朝から1日分の薬をのんでしまった。
生欠伸が出て頭も正常に動いていない。
そして夢みたいな事思ってる。
言葉では上手く伝えられそうにない。
伝えたい事があったら会いに行き泣こう。
手を握ろう。肩を抱こう。あなたの傍には私がいるよ。
そして私の傍にはあなたがいるよ。
空いた手を爪をつきさすほど握らないで。
空っぽの掌、大きく広げて、また誰かがその手を握る事を許してあげて。
人は繋がって生きているんだよ、それと気づかないうちに、まあるい円を描いて。
怖いよね。怖いよ。でも最初はふたりだけの円でもいいじゃない。始めようよ、ここから。


2006年04月18日(火)

午前4時。眠りから追い出されるように目がさめた。
2度寝しようと思ったけけれど、生欠伸が出るだけで睡魔はやってこなかった。
やっぱり体が薬に慣れてしまってるんだろうな。眠りが持続しない。
昼寝はできない。この生活がいい方向に向かった時、昼寝の癖があるんじゃ仕事にならないだろうから。
ほとんど寝たり起きたりの生活で軽く対人恐怖症になってきている自分が働ける所なんてあるのかどうか不安だけど。
先生も「まずは専業主婦の人が毎日きちんとやっていることをやれるようになってから仕事の事は考えていきましょう」と言う。
そういえば部屋が全然片付いていない。洗濯物も溜めてしまう。
まず日常の生活を取り戻さなければいけない。
夜明け前が一番暗いという。私の夜明け前はいつまで続くんだろうか。
いい事だけ思い出してそれを反芻して生きていく。
いつかはこの苦しみからも逃れられると信じて。
まだ何かやれる事はあるはずだから。

えらそうな事を書きながら、また薬を変則的に飲みはじめてる。
薬があるから駄目なんじゃないのか。
どこかに隠して簡単に飲めないようにしようかと思うけれどこの狭い部屋じゃ隠す所がない。
意志の力で薬を飲まないと言い聞かせなきゃいけない。
でも私の意志の力は正常に働いていない。
ちょっとの苦しみもストレスにも耐えられない弱い人間だ。
それが嫌でいい人の仮面を人前では被ろうとするのだろうか。
「いい子にしてたらいいことがある」施設にいた時に先生がいってた。
いい子ってなに?人を傷つけない事?そんなことを延々と考える。
考えるには多分長過ぎるほどの時間がいるだろう。最後には泣いて泣いて泣き疲れてうとうとするのを待つんだ。


2006年04月17日(月)

今日は朝一で病院に行ってきた。
ほぼ5日間徹夜した状態だったので歩いていてもまっすぐに歩けなかった。
何度も休憩しながら歩いた。地下鉄に乗る時にすごく気力がいった。
受付にあの時電話に出た人がいるのを見て嫌だなと思ったけれどその気持ちを押さえ込んだ。
すぐに名前が呼ばれて診察室に入った。
いつもの通りの質問。いつもの通りの答え。
あっさりと薬を出してもらえた。
電話したことは先生の耳には入ってないようだった。
帰り道、突然涙がこみ上げてきた。
バス停があるのでバスを待つふりをしてずっと俯いて涙を拭いていた。
解ってる事だ。世界は自分を中心には回らない。
どんなに幸福そうに見える人だって悲しみや悩みがある。
私だって他人から見れば幸せそうな人かもしれない。
ごちゃごちゃと考えなくていい事まで考えて気分を悪くしている。馬鹿だ。
ちょっと見方を変えればこの世界もいいものになるかもしれないのに。
色んな人に支えられて生かされている事を忘れてはいけない。
もう会えなくなった人も心の中では友達でありつづけてくれる。
いったい私はどうすれば治るんだろうか。治るということはないんだろうか。
もうあんな風にすごす事はできないのかな。


2006年04月15日(土)

今日も行けなかった。
1時間くらいはうとうとしたような気がする。
明日1日頑張ったらなんとかなる。
今も視神系は疲れていて目を閉じると色んな模様が浮かぶ。
でもこれが眠いというサインなのかどうかがわからない。
ただ目が疲れてるだけのような気がする。
頭は妙に冴えていて心臓はバクバク早鐘をうっている。
脈もちょっと早い。とにかくまたうとうとするまで待つしかない。
雨が降り出した。これから夜明けまで雨音を聞いて過ごすんだろうな。


2006年04月14日(金)

結局今日も行けなかった。
部屋を出ようとすると急にお腹が痛くなったり。
それが治まってきたらから外に出てみたら駅につくまでに3回も休憩した。
そして地下鉄から溢れだしてくる人々を見て怖くなって引き返した。
皆が私の悪口を言っているような気がする。妄想だってわかってるけど。
もし妄想じゃなかったらどうしようとそればかり考えて下を向いて歩いてた。
明日は土曜で病院も一番混むだろうから行ける自信がない。
3日寝なければ嫌でも数時間は寝られるよと言われた。
確かに今日も明け方1時間くらい眠った気がする。
今欲しいのは長い眠りじゃなくて短くても眠った!という感じの眠りが欲しい。
心を押さえ付ける道具があればいいのに。
わたしはもう、あの受付の人を今まで通りに見られないだろう。
向こうも「OD」するつもりだと思ってるんじゃないだろうか。
淋しいなあ。ほんの少しの言葉の行き違いで人間はそれまでの関係を壊してしまうんだね。


2006年04月12日(水)

「またですか?」
その一言に心が冷えた。
昨夜、薬を飲んだ後に無意識に薬を捨ててしまっていた。
朝起きて、薬を飲もうとして気がついた。
薬がないと布団から起き上がる事さええ億劫なほど気力がない。
意を決して電話したら受付の人に「またですか?」とやや呆れた声で言われた。
先生には取り次ぎもしてもらえなかった。
確かに薬をなくしたのはこれで3回目だ。でも4年の間に3回だ。
そんなにつっけんどんに言い返される回数だろうか。
もし先生に取次いでもらえたとしても同じように呆れた声で言われたのだろうか。
そう思うともう足が竦んで部屋から出られない。
こんな日記を書いてる暇があるなら病院に行けばいいと自分でも思うけれど身体が動かない。
たった一言、受付の人にしてみれば何気ない一言だったんだろうけど。
弱っている心にはトゲのように刺さった。
どうせ効かない薬なんだから、と毒づいてみても不安は募る。
明日は行けるだろうか。自信がない。


2006年04月10日(月)

雨の音で眠りから追い出されてしまった。
降り続ける雨のように人を愛したり信じたりできないだろうか。
疑う事なく降り続ける雨のように。


2006年04月09日(日)

また薬を1日分まとめて飲む癖が始まった。
しかも昼間に飲んで翌朝も飲むというようなぐちゃぐちゃな飲みかたしてる。
そんなに強い薬は処方されていなくても続けて飲むと自分の行動を覚えていられなくなる。
そしてまたその覚えていない行動を考えてイライラする。
全部自分がまいた種なのに。誰かのせいにできることじゃない。
薬を飲まないと決めたならどんなに辛くても決められた時間以外は飲まないようにする。
そんな子供でもできる事ができなくなっている。
少しのストレスにも耐えようとしない弱い人間なんだ。
そう分析した所で何が変わる?自分への嫌悪感が深まるだけ。
きっと私にもできる事があるはずだ。そう信じなければ足下から崩れ落ちてしまいそうだ。
誰かへと開いていたはずの扉が音もなく閉められたような気がしてしまう。
なんでこんなに後ろ向きなんだろう。後ろ向きで頑張ったっていいことなんかない。


2006年04月03日(月)

今週も眠いわけじゃないのに起き上がれなかった。
地下鉄で病院に行くなんてとても辛かった。
だからまたお薬を郵送してもらった。
この回が終わったら嫌でも診察を受けなければならない。
でもこの半月、何も叱られずに薬を受け取る事にほっとする。
見た目にはそんなに悪いわけじゃないんだと思う。
でも苦しい。心の中は嵐みたいだ。心の中だけで闘っている。


2006年04月01日(土)

強くなりたい、信じあいたい。
もしもあなたが泣くのなら今すぐ抱き締めたい。


志乃 |MAIL

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