長いお別れ
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2006年02月20日(月)

時の流れが決めたあの別れは。
目には見えない力感じて。
月も太陽も星もいつでもそこにあるのに。
何故か忘れてしまう。
きっと愛情もそんなものなのだと思う。
見えなくなって初めて、そこにあったものの意味を知るんだ。
いつも気づくのに遅れてしまうけれど。
確かにそこにあったという事実が私を救う事もある。
今も。こんなに雨が降っていても太陽と月と星はそこにある。


2006年02月13日(月)

私が今いなくなったとして誰が困る?
悲しんでくれる人はもしかしたらいるかもしれないけど誰も困らない。
部屋の中が飢えた獣の巣みたいになってる。
散らかって殺伐として、こんなの生活を営む場所じゃない。
わかっているのに片付ける事ができない。
疲れたな。毎日決められた薬を真面目に飲む事にもその副作用にも疲れた。
でも薬を飲まなきゃ不眠に悩まされそのせいでまともに歩く事もできなくなる。
温かいものは飲み物以外もう数カ月食べていない。いつもパンだ。
もう自分のからだにも何にも興味がもてない。
数十年かけて死のうとしているんだなと感じる。
誰だって歳を取れば死ぬけど、そういうことじゃなく、心が死んでる。
何を見てもしても、昔は感じていたものがごっそり抜け落ちているのを感じる。
どこにも居場所がない。そうさせたのは自分なのに。
ぽっかり開いた落とし穴に落ちて這い上がる事ができないのだ。
そして私を見て私に気づいて私を愛してと手前勝手な事をここに書いてる。


2006年02月08日(水)

忘れていいんだよ。もう忘れていいんだよ。
わかっていてもできない。
苦しくて悔しくて勝手に涙が溢れてくる。
ちっぽけな部屋でちっぽけなプライドにしがみついて。
それで何が変わるっていうの?
何も変わっていないじゃないか。
この日記を書きはじめた頃と何も変わってない。むしろ悪くなってる。
薬はこれ以上出せないと言われた。なんとかしなきゃと焦るばかり。
約束できる事は何もないよ。何も、ないよ。


2006年02月04日(土)

私でも誰かの支えになる事があるんだろうか。
あるとしたらそれはどんな時だろうか。
信号待ちの人に道を聞かれて答える時だろうか。
それも小さな支えじゃないだろうか。
葉書をくれる友人がいる。
いつも気にかけているので葉書が来ると嬉しい。
でもそこにある文章に心が冷えてしまう事もある。
自分だってこの日記で散々ひんやりとさせる言葉を書いているのに。
でも直筆の文字は会えなかった日々を飛び越えて笑顔を蘇らせる。
この笑顔をもう1年以上見ていない。
会って話がしたいなあ。会えない距離にいるわけじゃないのに。
ちょっと我慢してお金を溜めて会いに行けばいいのに。
お互いが抱えてる爆弾の大きさに怯えてばかり。
「生きていてくれればいい」それは本当にそう思ってる。
でもできれば時々は顔をあわせて話ししたいね。
春になるし。4月くらいにこの野望かなうといいな。
その日まで今のまま小康状態を保っておきたい。


志乃 |MAIL

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