長いお別れ
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2005年05月27日(金)

熱く燃えるものだけが先に進み出す時代。
後込みして後ろ向いて歩いてる私に勝ち目なんかない。
空を飛ぶ鳥だって1人道ばたに咲いている花も1人ずつ。
見習えばいいのに。誰だってひとりなのに。
それでも誇り高くいきているのに。
私は何をしてるんだろう。呼吸するだけ。眠るだけ。
10日に1度電話をくれる友人は「生きていてくれるだけでいい」と言う。
結局。ここにこうやって書き込んでいる間は私は死なないだろう。
生きたいから書くんだ。情けない事も恥ずかしい事も。
毎日死ぬ事について考える。初めはなんとも思わないけれど怖いと思いはじめる。
志し半ばで亡くなった人の事を思うと、どうして私は生きているのだろうと思う。
ちっぽけな心。痩せた愛。それでも誰かを受け止められるだろうか。
この胸を熱く焦がし受け止められるだろうか。


2005年05月24日(火)

どうして生きようとするんだろう。
こんな淋しい期待で。
何も信じられない癖に。何も信じようとしていない癖に。
願いが一つ叶うのならばこのままひっそりと消えたい。


2005年05月23日(月)

きっと愛はどこにでもある。
隣の街には隣の遠い場所には遠いなりの優しい愛があるだろう。
それに気づけるかどうかは自分次第。
今の、こんなに縮こまって、何も信じられない癖に信じたいと願っている私次第。
どうしても手放せない怒りに囚われてばかり。
これじゃあどこに行ったって幸せになんかなれない。
本当は友達に全て打ち明けてしまいたい。だけど言えない。
腫れ上がった心で涙を堪えてる。風が心に染みてくる。
何を探して誰に会いたくて私は生きているのだろう。
見上げた空に霞んでいくような愛。それでもいつの日にか。いつかきっと触れるはず。


2005年05月17日(火)

考え方次第で人は幸せにも不幸せにもなれるけれど。
もって生まれたしがらみとか、環境による辛さや痛みや、そんなものが人を平等にしない。
世間から見れば私は幸福なんだと思う。実際何の苦労もしていない。
ただ自分を追い詰めてしまう思考回路から抜けだせないだけ。
人前で泣いたりしない。今の病院で初めて診察をうけた時だけだ。人前で泣いたのは。
失敗だったとは思いたくない。この人生を無駄と誰かに言われても。
せめて自分だけは自分の味方でいたい。
そう思う気持ちも確かに自分なのに、どこかで冷めた目をして自分を見てる自分がいる。
誰もが孤独だから、幸せを求めるのだろう。
物わかりのいい人、優しい人、そんな風に評してくれる人もいるけれど。
私はずるくて汚くておよそ光から遠い所で生まれ育った。
そんな所で育った人間が、本当に人を思いやったりできるんだろうか。
ただ傷つけてしまうだけなんじゃないだろうか。
本当にやり直すならどこか遠くへ行くべきなのかもしれない。
だけど、記憶は消えないし、別人になれるわけじゃない。
産まれる前に夢見たはずの楽園なんてありはしない。皆、自分の事で手が一杯なんだ。
想い出すら助けにならない。私を救ってくれるのは友達の笑顔と数々の言葉。
いつかは今を懐かしく振り返り笑えるようになるんだろうか。
生き方の違いなんてあって当たり前なのにこの社会の仕組みにたてつくことさえできなくて。
自分すら信じてやれない。こんな私に意味はあるの?何の意味があるの。


2005年05月14日(土)

いったい自分はどこへ辿り着くんだろう。
まるでそこに夢があるかのように握りしめた拳の中はからっぽで。
夢なんて形のないものなんかいらない。
頭を、背中を、撫でてくれる優しい手が欲しい。
そして私の手で、誰かの頭を撫で、背中を撫でて抱いてあげたい。
それを愛と言うのなら私はもう使い切ってしまったのかもしれない。
甘えてばかりで成長する事なく過ごした日々の中で。


2005年05月13日(金)

1人で住むようになってから、どれくらいたっただろう。
この先も続くのだと思うと自由さよりも孤独を強く感じる。
あれこれ理屈をつけては1人でいる事を選んだのに。
見捨てないで欲しいと勝手な思いが私の中で成長していく。
ずっと、ある日突然道が開ける時が来るとおもっていたけれど。
人から見ればそれは甘えで、自分で切り開かなきゃいけないんだと言われた。
つかみ取るため、奪い取るため、人は変われるんだろうか。
このままで終わらせたくないと思いながら何もできないまま。
この瞬間は2度とないのに。
小さな部屋に隠れるように息をひそめて座り込んでいる。
欲しかったものは一度は手に入れた。何もかもさ。
だけど、一度手放してしまったものはもうこの手にはかえらない。
わかっているのに暗闇を必死で漁って、あがいてもがいて。


2005年05月07日(土)

私の放った言葉はあなたには届かなかった。
繰り返しの日々の中で大事なものをすり減らしながら。
そうして柔な心は痛くてくだけそうになってる。


2005年05月01日(日)

今まさに地球のどこかで痛んでる人がいる。
何もできないと立ち尽くす人もいる。
何かできるはずだと駆け出す人もいるだろう。
求めているものは理解してくれる人。
ありのままの自分を許し愛してくれる人。
そしてできるなら自分も誰かを愛したいと願っている。
それは言われる程難しい事じゃない。きっと難しい事じゃない。
あなたを抱き締める時、なんて言えばいいのかまだわからないけれど。
どうやったら楽になれるかふたりで考えよう。
時と距離を超えていつの日にかきっと巡り会うあなたと。


志乃 |MAIL

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