十夜一夜...Marizo

 

 

志村けんさん逝く - 2020年03月30日(月)


中国、武漢発のコロナウィルス。

ダイヤモンドプリンセス号で
どんどん感染者が増えていくニュースを
まったく他人事だとおもって見ていた。

所属する本読みの会 「昴の会」の新年会を
開催したのが1月26日。ランチ会だったけれど
個室で8人、二時間半は食べて飲んで喋っていた。


2月1日、元会社の方々と新年会。
札幌駅北口の友人のお店でこれもまた8人での宴会。
ほぼ3時間ほど飲んで食べて喋って。
その後、カラオケボックスで2時間ほど過ごした。

2月14日、会社を休んで2年ぶりのPET検査へ。
この時はコロナよりなにより自分の体の中に
ガンのかけらがありませんようにと祈っていた。
(後日の検査結果で大丈夫でした)

そして2月16日、友人2人とオーケストラコンサートへ。
その後、居酒屋で食事をして帰宅。

3月に入って、姉と2人で洞爺湖の温泉で一泊。
晩御飯も翌日の朝食も(今となっては恐怖の)バイキング。
すでにコロナの影響がずいぶんと出ていた時だったのに。

昨日までなんだかんだ言って他人事だった。


今日、志村けんさんがコロナで亡くなった。
まさか、と多分本人が一番思っているのではないだろうか。

志村けんさんは私のことを知らなくても
私は志村けんさんを知っている。


はじめて、知っている人が亡くなったという感覚。
発症からたった2週間で亡くなったという事実。

なんだか突然身近にコロナが近寄ってきた恐怖。
多分、私みたいに思っている人は多いだろうなぁ。

こんな状況だから、お葬式とかできないんじゃないかなぁ。
無観客お通夜に無観客告別式? 観客っておかしな言い方だけど。

悲しい、悲しいなぁ。


早く、早く、早く、日常に戻りますように。
そのために自分ができることをちゃんとしよう。


志村けんさん、私はあなたのひげダンスが大好きだった。
あれ、本当に面白かったよ。
ありがとう。
Marizo





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人事記録表 - 2020年03月18日(水)


半年勤務予定だった今の職場。
ま、ほぼ一年近く無職だったので
リハビリにはちょうどいいわと思っていた。

月日が経つのは本当にあっという間で
今月いっぱいでまた無職に戻る予定だったのだが。


なんだかね、今年から半年勤務じゃなくなって
一年勤務になるんだって。

「ふーん」


まぁ受けるだけ受けてみるかと。


受かりましたよ、だんな。


ということで、4月からまた一年間
同じ職場、しかも同じ部署で働くことになりました。


違う部署だと、また一から仕事を覚えるのは
面倒くさいなぁと思っていたので、同じ部署なのは
非常にありがたいことだなぁって。


今より若干お給料は上がるし
週30時間勤務なので、勤務時間はおそらく
朝は8時45分から終了時間は15時30分。
残業なんかは一切ないわけで。

いやいやいやいや、いいのかしら?

ありがたいどころか、もったいないわ(笑)


半年勤務と違って一年勤務なので
「人事記録表」を書きましたけどね
住所や学歴、職歴に持ってる資格や免許。
家族構成もわかるけど・・・・・


「身長と体重」



えーっと、20キロサバ読んだのは内緒だよ(何を)
Marizo












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3.11 合掌 - 2020年03月11日(水)


昨年10月から働き始めた職場では
午後二時四十六分に全館放送が入り
全員が起立して一分間の黙とうをした。


目をつぶって思ったことは

「怖かったね、苦しかったね。でも今はもう
 まっすぐ明るい光へ向かって行ってね。」


「そして、ほんの少し余裕があるなら
 残った家族を見守ってね。」


ここまで思った時になんだか涙腺がまずい状態になって
慌てて昔の職場のことを考え始めた。


(昔の職場では)こんなことまったくないだろうなぁ・・・

今頃(コロナのせいで)株は激下がりだわ、為替は
強烈円高だわで、この評価損どうなるわけって
お客様からクレーム来る前に必死の言い訳電話を
しているパターンだろうなぁ・・・・ とか。




「黙とうを終わります」

全館放送でそのまま着席して目の前の仕事を見たら
2000枚のナンバリング。

シーンとしたフロアになるべく響かないように
ガシャン!ガシャン!ガシャガシャガシャガシャ!


いやーどうやっても響くけどもね。


でも、今、この職場でよかったって思った。
そんな3月11日。
Marizo






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ハグOKの境界線 - 2020年03月10日(火)


ハグ好き。


ハグだからね。
「久しぶりぃ!」とか「またねぇ」って感じの挨拶的な。


もちろん、日常生活でしたことはなくて
おそらく思い出すとHDOメンバーに会った瞬間に
し始めたのが、最初かなぁ。



あー思い出すと、きっかけはHDOのオフ会。
敦賀でフェリー降りてファルコン号で
ひたすら走って行ったキャンプ場。

初めて走る道。一応地図は頭の中にあったけど
だんだん暗くなるし、もしかして看板見過ごしたかもとか
あとどれくらいで到着できるかもわからなくて
心細かったんだよね。当時の携帯電話はガラケーだったし。




やっと到着した夜八時に待ち合わせ場所に
現れたアルさん(仮名)に思わず抱きついた(一応ハグ)
のが多分最初かなぁ。


その後キャンプ場で他のメンバーとハグいっぱいした。
なんかとっても楽しくて、嬉しくて。



日本にはもともとハグ文化はないので
もしかしたら「何、こいつ?」って思った人も
たくさんいたんだろうなぁと思うけど
実は私の中でもハグできる人とできない人が
ちゃんと分かれていたみたいだ。多分。


これからもきっとそうだろうなぁ。


っつーか、コロナの特効薬ができるまでは
どっちかというとハグ禁止の方向だよね。


まったくもー。
コロナめー。
Marizo
















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いつの間にか戻っていた - 2020年03月05日(木)


ほぼ一年間、無職だった。
つい半年前の話。

その一年間はとっても無気力だったけれど
居心地がとても良かった。

やらなければいけない事もなければ
(いや、実はたくさんあったけれど無気力だったので)
逆にやりたい事もなかった。

それが嫌でもなかったし、困ってもいなかった。

このままずっと生きていけると思っていた。


それが何を間違ったか、半年勤務の仕事を始めた途端に
あっという間に気力が湧いてきた。

あれもやりたい、これもやりたい。
すごい不思議よね。

この三月で半年勤務が終わる場所で
今日、もう一年働くことが決まった。


染みついている感があるリーマン生活が
結局楽なんだなぁってシミジミ思うわ。
Marizo








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