本日の感想文。

2004年07月31日(土) 秘密日記

日本に帰国していただんなを迎えに空港へ行きました。
すると、途中で日本語の達者なおじさんが話しかけてきて、あーたらこーたら。
道のりが長いし、フランス人の日本語が面白かったので、話に付き合ってしまいました。

私は国際的刑事だ、とか、不動産屋を副業でやっている、とか、日本人とも仕事をしている、とか、最後には身分証明書まで見せてくれました。
その辺、ちょっとあやしいのですが、まぁ、多少の誇張はあっても、悪い人っぽくはありません。
日本に娘がいる……と言って、いまどきギャルと一緒に写っている写真を見せてくれました。
前日まで日本にいて、暑くてたいへんだった……と言っていました。
どこに行くの? と聞かれたので、だんなを迎えに空港まで、と正直に答えたら、とてもがっかりして、残念を連発していました。
そして、フランスの男の人は言葉巧みだから、気をつけてね、といいました。

実はこの日、けっこう暑かったのでミニスカートにTシャツ、しかもこちらの女性にならって、ノーブラでした。とはいえ、透けたりはしていませんが。
(こちらは透けている人もけっこういたりして)
開放感たっぷり! だったのです。

その人は、私はいい人だから食事を一緒にしても大丈夫だから電話してね、と言って、電話番号をくれました。
だんながいいといわなければ外出できない、と言うと、だんなさんには内緒で行きましょう! といいました。
いい人かもしれませんが、やはりナンパってやつだったようです。
ひたすら、君は綺麗だーとか、素敵な人だーとか、ご主人は幸せな人だーとか、言葉巧みにほめるものだから、最近、色艶あせた私としては、とてもうれしい気持ちになりました。
女はほめられるといくつになっても気分いいものです。(^^)
もちろん、電話する気はありません。RERの乗換えでバイバイしました。

どうも、女一人で歩いていると、こーんな私にでも声を掛けてくる人が多いようです。
やはり、ラテン系恋愛感覚なのでしょうか? 
とはいえ、10年ぶりくらいに果敢なアタックを受けた私は、警戒警戒と思いつつ、たいへん気分をよくしました。
もちろん、だんなには内緒です。(*^^*)
秘密を持つと、ちょっぴり罪悪感を感じます。
一応、久しぶりにあっただんなに、私とあってうれしい? と聞くと、そっぽを向いて、あぁ……肩こった、などと、テンで相手にしてくれませんでした。
やっぱり、秘密にするの、やめようかなぁ? (−−;



2004年07月29日(木) 【オンライン読書】一押し!

実は、この日記のほかにもうひとつ、【本日の感想文】といういい加減な日記を書いております。
それは、映画や読書の感想を書いているのですが、オンラインがメインになっています。
で、でもっ! いいたい放題し放題! の感想で、時には「王様の耳はロバの耳!」みたいのもあるのです。
読んだらよんだものの題名だけでも控えておこう……ていどのノリなので、作者さんには「感想書いたよ」とは報告しておりません。
でも、せっかくだから、その中から一押しの作品を、何点か紹介しようかなぁ? と、思い立ちました。
えっと、私の細かな感想は【本日の感想文】で見てくださいね。ただしネタばれです。
ちなみにこの感想文、連載中の作品はあつかてはいません。
短編は数多いので、長いところで最近読んだものから。


*BUTAPENNさんの【セフィロトの樹の下で】
SFファンタジー近未来物
ロボットとの恋愛物ですが、いやぁ……泣けました。これ。
絶対にお勧めですよ! 切なかったです。

*ブシィ=ナスカさんの【グリゼルディス】
異世界ファンタジー純愛物
中編くらいの長さで番外編だそうですが、独立して読めます。
ラストの余韻が……何ともいえないです。

*相沢秋乃さんの【天の深さを知る蛙】
異世界ファンタジー青春物
これも番外編だそうですが……1000Pくらいの長編です。
模擬戦闘の中に見え隠れする人々の想いが……うーん、たまりません!


オンラインで何か長いところを読みたいけれど……と思っている方、ぜひぜひ。
姫の太鼓判作品を読んでみてくださいね! 



2004年07月28日(水) 【執筆ネタ】だんなのいぬまに……3

あーーーすっきり!!!
執筆中だった作品が1作、やっとこ完結です。(^^)
これから、読み直して直したりするのだけど、一応筋の通った作品として形が整うと、うれしいものですよね。

【鈴鳴り姫と銀の騎士】は、実はかなり昔から、ネタを温めていた作品。
原案は、高校生の頃に考えました。
漫画で書いたことも、確かあったはずだけど、扉絵と1Pで挫折したような。
それが今回、小説という形にまとめることが出来て、すっきり爽やかーーーって感じなのです。

しかし、大筋の話は変わっていないのに、大人になると考えが変わりますねぇ。
まずは、盛り込むテーマが変わります。
『真実の愛の勝利』っていう看板は変わらないのですが、隠れテーマが変わるんですよ。
それに従ってキャラが変わりました。
かつては、美貌の王子が主人公だったのですが、いきなり装飾細工師だよ。
魔女も一人だったのが二人になるし。
それと、やはり指輪の影響なのだろうか?
書き終わって気がついてみたら……映画によく似たシーンが。お、おかしい。
『死者の沼』『くねくね階段』『翼竜』『2刀流』(あ、ガンダルフです)『弱い主人公』(^0^;その上、なぜか『ヒダルゴ』入っています。
所詮、私の頭なんてこの程度の想像力なのかしらん。
でも、冒険物って癖になりそうだ。

一気に書いてしまったので、28日は更新がありませんでした。
ついでに、【デスマス調】で80P書いたので、【銀のムテ人】に戻れなくなっています。こまった。

ちなみにこの話、携帯サイト用に書いた作品なので、ネットでは読めません。
感想が欲しい! と思っても、もらえないのが悲しいところ。



2004年07月27日(火) 【執筆ネタ】だんなのいぬまに……2

私は、ノリノリで小説を書いています。
が、こういうときこそ、駄文ができやすいんだよなぁ。(−−;
ノッて、ひとつの作品に集中できているわけではないので。

ということで、スランプの兆候もあり、読書にもいそしんでいます。
と言っても、オンラインしか読めないんだよなぁ。本、置いてきたから。

ここ数日で書いたのは、振り返り日記、パリエッセイ、ページの手直し他。感想もかなり書いた。

【森の人々】書き溜めていたものを修正。【大地の章】を、約50P。
今、一番のっている作品かも?

【信じて神様・疑って悪魔】62P。【かけひき・7】から【秋空のごとく】【アバンチュール日和・3】まで。
秋空のごとく・以降は、何と一晩で書いた。

【祈り所の申し子】109Pを訂正アップ中。現在122Pまで増加中。
ラストがどうしても決まらない。
エリザ視点の話だけど、次作に組み入れる予定の、サリサ視点を一部入れることにした。

【戦花――シーラ】デューンとシーラのエピソード。
【戦花――アルヴィとリラのエピソード。
【受け取られぬもの】アルヴィとフロルのエピソード。
とはいえ、この3つは、どうも駄文なので、ひとつに短くまとめるかも?
しかし、駄文も22Pに達する。

【偽愛】セルディとレサのお話。
かなり痛い。しかも、艶っぽい。(^^;
12P書いて、しばらく捨てておくことにした。

真面目に何か1作に集中して書けば、まともな長編ができるほど書いたのになぁ。
何か、不完全燃焼です。



2004年07月22日(木) ○ンチ○、ダセル? の正体。

かつての日記で書いたCMの続報です。(^^;

Tchin-Tchin D'Affleou…(ちょいと不明)のような綴りのようです。
ダセル? と聞こえる部分を、電子辞書で叩いたら、似た単語で

【affleurement】露出――

というのが真っ先に出て、思わず
「まじめにかーーー!」(・0・; と叫びそうになりました。

でも、どうやら眼鏡のCMだったようです。

「Tchin-Tchin」のほうは、もちろん男性のあれではありません。
乾杯のときの音頭取りですね。(^0^;
もう、すっかり焦りました。

***

本日、ダンナが仕事のために日本に戻ってしまいました。
ちょっぴり寂しいけれど、これでいっぱい遊べます。(笑)



2004年07月21日(水) 転びました。(;;)

旅行から帰ってきたら、寒いの何の……。
パリは雨でした。
夕方からぱらぱら降って、また止むんですが、どうもいつ降るかわからないので、せっかく買ったローラーブレイドは、家の中だけの練習でした。

ところが、今日。
晴れました。久しぶりに見事な晴れで、暑い!
これはやるしかないといって、だんなと二人、ブローニュの森に出かけました。
そして、ランニングや自転車、犬の散歩の人たちにヘンな目で見られながら、見よう見まねでがんばりました。

家の練習では、フィギュア・スケートを滑ったことのある私にアドバンテージがあったのですが、いざ、外で乗ってみると、どうも怖くてうまくいきません。
まずは立てません。座れません。滑ったらとまりません。
膝をついて、片膝立てて……と、ネットにあったので、そのようにしたら、ゴキン! 勢いよく膝をコンクリートにぶつけました。
これ、防具なしでは膝の皿割れてます。

ダンナは、私よりも調子よくすーいすーいと遠くまで行ってしまいます。
私のほうは、荷物もあるので……ということをいいわけに、その辺でちょこまか。
ダンナが休憩してタバコを吸っている間に少し勇気を出して遠出しました。
すると、後ろからしゃかしゃかとダンナがついてくるではありませんか?
私が遅いから、すぐ追いつかれてしまいました。
「鞄はどうしたの?」
と言って、慌てて戻ってみると、案の定、散歩中のおっさんが、私の靴を不思議そうに見ていました。
その上、バッグの中を開けて中に手を突っ込んでいました。
慌てて、
「えくすきゅぜ・もあ!」
と叫びながら、よたよた滑っていきましたが……。
泥棒さんではなく、ただ忘れ物かと思ったようで、なんだかわからないフランス語でベラベラ話して帰っていきました。
たぶん、こんなところに置きっぱなしにしてはいかん……などと、言ったのでしょう。
ちなみに、もともとバッグの中には財布はなく、ハンカチとカメラだけでした。盗られたものはありません。

そのうち、しゃかしゃか滑っていダンナがバランスを崩してしりもち。
転ぶときは、前に転ぶ……などと言っていたのに、やはり後ろに転んじゃいます。
「大丈夫〜???」
と、声はかけども、私は方向転換も止まることも出来ません。

その後、ダンナは少し慎重な滑りに変化。
さらに休憩・タバコの回数が増えました。
このチャンスを逃さず、私は練習……なんとなくスピードも出せるようになり、安定してきたような……。
と、思ったとたん、原因不明でバランスを崩し、転びそうに!
必死に、前! っと思っていたのですが、やはりダメでした。
すってんころりんと、しりもち。
しかも痛かった! おしり・背中を打ったのだけど、右肘を一番最初にぶつけてしまい、腕がしびれてしまって、立ち上がれません。
頭もしこたま打ちました。
正直、肘・膝・掌にプロテクター、頭にメットがなければ、死にますよ。これ。

背中を打ったので、息がつまりました。
しびれた感じが、かつて落馬して骨を折ったときに似ていたので、一応肩が上がるか試してみました。そちらは問題なかったです。
というか、プロテクターのおかげで、無傷だったのです。
ダンナが来て、背中とかほろってくれましたが、心配よりも、大笑いされました。

そこで、今日の練習は打ち切りです。
どうやら私は両足そろえて宙をまうような、見事なしりもちだったらしく、しかもすごい音がしたそうで、帰る道も帰ってからも夜もずーーーーと、ダンナに笑い続けられました。
ひどいです。
自分が転んだことは、もう棚上げです。

帰り道、「パリはどこだ?」と、道を聞かれたときは、その奇妙さにしばし私の転倒を忘れたみたいですが、あと10年は笑われるかも?
脹れや外傷はないですが、体中痛いし、腕はしびれているし、動かすと痛いし……。
どうも、極度の緊張による筋肉痛らしいです。
日が経つにつれて痛くなりそうだ……(ーー;



2004年07月20日(火) 【執筆ネタ】狩人の時節・他

えー。。。本当は白状したくはないのですが。(^−^;
私、時々自分の完結作品を読み返すことがあります。
自意識過剰というか、ナルシスト……というか……。
まぁ、もともと粘着タイプなのか、気にいった物は何度も読み返したり、見返したり……という性分から、慣れ親しんだものだから、なのかもしれませんが。

【信じて神様・疑って悪魔】は、実は書きながらアップの、わりとお気軽作品です。
 視線も、自分程度の高さなので、わりと気張る必要がないし。一人称なので、白井野の知らなそうなことは、書く必要もないわけですし。
(^0^; 
でも、しばらく書き込んでいないと、文体なんかが変わってしまったりもありえるので、今回最初から読み返してみました。
長々連載しているわりに、これって意外と短いんですねぇ。(^0^;
読み返したおかげで、じわりとその世界に入れました。
7話分のストックを書き上げることができて、ああ上出来。(^^)
私の感覚では、やっとこ起承転結の【承】の中間まで達したかなぁ? って感じです。

【狩人の時節】を、本当に久しぶりに読み返しました。
書き上げたとき、わりと気に入っていたお話ですが、なんせ二次物なので検索サイトなどに登録されることもなく、まぁ、片隅に追いやられてしまいがちな作品なのです。
たしか、オリジナルに書き直したヴァージョンがあるはずなので、改稿して公開しようかなぁ? などと思っていたら……。
恐ろしいことに、前回のPC真っ白事件の際、消滅してしまったようです。
(^0^; 300Pの長編だったのにぃ。
それで何気なく今回、二次のほうを読み返してみたのです。

自分のナルシストぶりが、よくわかりました。
泣きました。
おかしいなぁ……書いていた時は、泣くことはなかったのですが。

多少の恥ずかしい文面がありますが、やはり自分らしい作品だと改めて納得。
エルフの説明が、二次ということもあって不足といえば不足ですが、ヒロインがけなげでかわいい。(自分で言うな!)
自分が書いたものなんだから、自分のツボであって当然ですね。
必死に「デスマス調」で書いているところが、なんか指輪の世界っぽくしたいっていうのが、ミエミエ。

実はこの作品。
「書き急いだ感じがする」という感想をいただいて、ショックを受けたのですけれど、今回の読み直しではピンとくることが出来ませんでした。
うーん。まだまだ、客観的な目で見るには、時間がかかるのでしょうね。

【祈り所の申し子】は、正直完結しているのですが、気に入らないところもあって、何度か見直しを掛けています。
特にラストが……うーん、乱暴だ。(^0^;
見直しているのは、この作品に今まで不足していた【ムテの情報】を押し込めようとしているからです。
流れるようにストーリーを追うのは得意でも、どうも説明を入れるのは下手みたいです。
そのために、この作品は試行錯誤の連続です。

【蒼白なるファセラ】は、出だしはかなり磨きが掛かったような気がします。
しかし、絶対に初めて読む人には情報量が多すぎて入れない。(^^;
それを防ぐために、さらに書き込んで膨大に……。
はぁ、特に序章の部分をどうするか? あれはカットしたほうがよさそうなのだけど、あとあとあの話が効いてくることになるのだから、やはり外すことは出来ないような……。
……下読みしてもいいよ。という心広い人がいましたら、こっそりフォームからメールください。(笑)

***

最近の私の文章は、くだらない書きすぎが増えたような気がします。
自分で読んでいてつまらないんですよ。(^0^;
描写不足を補おうとして、説明くさかったりくどかったり……になりがちかも?
描写力を身につけるには、語彙を増すとか必要ですよね。
私は個人的に、難しい言葉は苦手なんですけれど。
そういう言葉を使うと、作品が重厚になるんだと思うのですが、やはり軽快な作品のほうがすきなのかな? 個人的に。
とはいえ、軽快と軽薄は違うと思っていますが。



2004年07月18日(日) 今は夏でした。(^0^;

夏になったら辛いよなぁ……。ローマ観光。
などと思って急いで決めたイタリア旅行。行って帰ってきました。
が……。
7月は夏だったということを忘れていました。(−−;

今年、どうも日本の夏は暑いようです。
でも、パリは6月頭に真夏が来て以来、再び春……いいえ、秋になったように涼しいのです。
ちょうど札幌のリラ冷えのように。
長袖でも寒く、コートが欲しいくらいです。

それで、すっかり気分は6月だったんですよ。
イタリアで……焦げました。
そのうえ、ヴェニスでは蚊に刺されて、かゆいったらありません。
現地で買った薬ですけれど、刺されたところを見せて買ったのに、効かないところをみると、別の薬かも? 湿疹と勘違い?

楽しい旅行ではありましたが、いや、かゆい。



2004年07月14日(水) 【イタリア旅行記】やはりヴァチカン(^^;

前日に遺跡までいけなかったので、ヴァチカンか、遺跡か悩み続けました。
正直、遺跡に行っていたら暑さで死んでいたと思いますが、朝のうちは遺跡に行くつもりになっていました。
ところが。
自称【美術館・博物館嫌い】のだんなが、
「じゃぁ、今日はヴァチカン」
といったもんだから、私の計画は大きく狂いました。

一番近い地下鉄で降りたはずですが、失敗しました。
なぜならば……入場する人たちの長蛇の列が、次の地下鉄駅のほうが近いほど伸びていたからです。
ただし、チケット売り場もフル活動していたせいもあり、思ったよりも並びませんでしたが。
前日以上に暑くなって、日向だと蒸発してしまいそうです。
アスファルトも溶け出して、人の足跡だらけです。
運がいいことに、並ぶところは城壁沿いで、ちょうど日陰になるのです。
ただし、出てきた時(2時頃)には影はなくなり、燦々太陽です。行くなら午前中……ですかね?

ここは3度目なのですが、いつみに来ても別のものを見ているような気がします。今回は彫刻をたっぷり見たような……。
タペストリーの回廊が、今回はガラスで仕切られていましたね。どうしても色とか劣化しちゃいますものね。
意外とダンナも楽しみながら、オーディオガイドを聞きながら歩いていました。新しいオーディオガイドには、混雑防止のためか、システィーナ礼拝堂の解説がありません。廊下などにある解説を読んでから入るような形です。

今回はラファエロの絵をじっくりと見ました。
私はけっこう好きかなぁ? どうも自画像とか絵の構図とか見ていたら、ロマンチストだったんじゃないか? と思えてなりません。
ミケランジェロやダヴィンチの影響はすごく感じますけれどもね。
若死したわりには、ずいぶんと絵をかいてるよなぁ、この人。

見終わった後、近くのレストランでピザを食べました。
けっこう客引きしているのですよね。このあたり……。
私達は、それほど客引きをしていないけれど、やはりしているよ、って感じのところで食べました。
観光地のわりには、美味しくて値段もそれなりでした。

翌日はヴェニスに移動するのですが、切符を買っていないので、駅へいって相談。はっきりいって混んでおります。
1時間以上掛かった。(^0^;
しかも、買った切符がヴェニス・サンタルチアまで行かないらしいということで、それを聞くのに翌日再び30分並ぶというおまけつき。

こちらは、フランスもそうですけれど、改札がなくて無賃乗車もし放題。
ただし、切符を確かめにはきます。そのとき、ないから追加料金……ということは、ほとんど通用しないようなのです。
ただ乗りとみなされて、たっぷり搾り取られるのだとか。
だから充分に切符は確認です。

夜はダンナの希望通り、一番最初に食べた中華料理を。
イタリアに来て中華かぁ……。(^−^; まぁ、それでだんな様が元気でしたら。



2004年07月13日(火) 【イタリア旅行記】サンピエトロ寺院

二日目。
ローマの市内観光だけど、ダンナが【建物に興味なし・絵に興味なし】を宣言しているので、ローマの遺跡を見て歩こうか……と思っていました。
でも、やはりサン・ピエトロ寺院を見なければ
「本当にローマに行ったの?」
と、人に言われそうなので、連れて行きました。
さらりと見て、午後からはフォロ・ロマーノを歩くつもりだったのです。
ところが。

混んでいます。(^−^;
何回か行ったけれど、こんなに混んでいるのは初めてです。
まずは広場で一休み。
前日よりも熱くなりそうで、ダンナはいきなり短パンになるし。
ジッパーで長くも短くもできるタイプなんですよね。
「あの、もしかして怒られるかも知れないから、見学終わってから外せば?」
との、私の忠告を無視。本当に暑かったのでしょうね。

さくさくっと見学できるはずの中ですが、なんと長蛇の列です。
テロ対策のために、手荷物検査があるのです。
待っている間に、日差しはごうごうと照りつけて、日射病寸前になりそうでした。
帽子とサングラスは必需品です。
女性は、さくっと肌を隠せるストールのようなものがあればいいですね。
並んでいる女性の中には、短パンの上からストールを撒きつけ、撒きスカートのようにしている人もいました。
こちらの女性は露出度が高く、ヒップボーンのミニスカートや短パン、ノーブラでタンクトップは、たくさんいます。お尻の割れ目、見えてますよ……って感じです。
一人びっくりするような女の子(ほぼ水着?)もいて、アレでも入れるのか? と疑問に。

手荷物検査が終わって入ると、もうひとつゲートがありました。
また並ぶの? って感じです。
すると、案の定、うちのダンナ、呼び止められてしまいました。
セクシーな女の子たちと短パン兄ちゃんたちがいる、向こうへ並べというのです。
この日差しの中、並んでどうなるのか、想像するのが怖かったので、ダンナには横でせっせとズボンの裾をつけてもらいもらいました。
ほら、言ったことじゃない。(−−;
おそらく、肌を隠すものでも用意してくれるのでしょうか?
セクシーねぇちゃんたちが、どうなったのかは不明です。

人が作った建物なんて……。
と言っていただんなですが、さすがにこのでっかな建物には、目が点です。
外から見たときの大きさもさることながら、中に入ったときの天井の高さにはびっくりします。
さすがに4度目ともなると、私はもう驚かないのですが。
むしろ、人間って不思議で、最初にびっくりしてしまうと脳内変換でどんどん大きくなってゆくので、2度目はびっくりするほど縮んで見えます。
今回はクーポラが小さく見えました。しかし、前回「こんなに低かった?」と感じた天井は、かえって高く感じました。
余談ですが……。
実は【森の人々】という小説を手直ししました。
というのは、自分の頭で描いていた【温室】の大きさがこれくらいだったのです。ところが、私は自分の目測で30mとしていたんですよね。
100mは必要でした。とはいえ、一応333メートルの巨大なドームに変更。(こういうところ、下準備が足りていないよなぁ……)

イタリアの彫刻は、フランスにあるものに比べて躍動感があります。
なぜかそう見えます。(^^;たなびく布の重厚感、今にも動き出しそうな緊張感。
ちなみに、中も混んでいて、あらゆる国のガイドさんの声が響いています。
ミケランジェロのピエタの前は、ひっきりなしの人ごみです。

ここまででもうお昼を回ってしまいました。
仕方がないので、遺跡はあきらめることとして。
クーポラに並んで上がりました。こちらもうんざりするほどの行列で、ダンナが嫌がるかと思いましたが、あっけなく承諾。
またまた炎天下です。寺院の中は、少しは涼しくてよかったのになぁ。
並んでいたら、いきなり中国人のおばあちゃんがすたすたと順番を無視して横入り。そして、家族を呼んでいます。
冗談じゃありません。通せんぼしてやりました。
いまや、どの観光地に行っても、中国人旅行客に会わないことがありません。こちらでもすごい人数です。
しかも、かつての日本人もそうだったのでしょうが、マナーがまだグローバル・スタンダードではないんですよね。
時々、人の迷惑顧みず……の団体さんが多いのが特徴です。(−−;
若い子達は、逆にそういうことに敏感なんですよ。問題は……やはりおばたりあん世代ということになります。

クーポラはエレベーターを利用しました。(帰りは歩いて下りてきましたが)
若干高いのですが、エレベーターを降りた後もかなりの段数を上りますから、利用したほうがいいでしょう。
日本語の注意書きはありませんでしたが、【階段が長いのでお年寄り、体の不自由な人をいたわってください】らしきことが書いてありました。
「それは、若者は階段であがれってことだよ」
と、ダンナに言われて焦りました。でも、もう歳ですから、焦る必要はなかったんですね。
エレベーターを降りると、少し屋上らしきところがあって、別の階段を上ります。
これがですね……。けっこうハードなのですよ。
どのクーポラも教会もだいたいそうですが、このようなところは【急・狭い・細い・暗い】が当たり前なのです。
私のような運動音痴は、死ぬ覚悟で上らなければなりません。しかも、上り始めたら、戻ることもできません。すれ違えないのですから。
中には一方通行でない教会もありますが、本当にすれ違うときなんか命の危険を感じますよ。バックパッカーなんか、絶対すれ違えません。
太めのアメリカ人らしき女性と、ふうふう言いながら、どうにか上りきりました。はい、これは登山です。

登山の後は、当然きれいな景色が見えるわけで、すがすがしい……はずですが、混んでて見えない。(−−;
やっとこさ割混んで、風景を見るころには、ダンナは後ろで座ってボーっとしている有様。何故、上ってきたのかわからんやつです。
混んでいる……と思ったヴァチカン広場ですが、上から見ると人もまばらに見えて、本当にひろんだよなぁ……と感じました。
エレベーターの乗り口の屋上で、日陰を探して一休みしました。
ここからも景色はよく、しかも大きなクーポラがすぐそばにあります。
お土産屋さんやトイレ、ポストもあります。
ダンナはそこでペットボトルの水を飲んで休憩。
私は写真など、パチパチ。
帰りは階段を使ったのですが、階段というよりは坂道で……しかも私の靴は滑って、やはり命の危険を感じました。

ヴァチカンを出たあと、サンタンジェロ城に行きました。
あの奇妙な建物に、ダンナが興味を示したからです。
まがい物を売る噂の橋の上で、ダンナはうれしそう。何か買ってしまいそうでした。でも、意外と高かったので、やめさせました。
ちょいと不服そう。
サンタンジェロ城は、展示しているものは武器など、しかも少量ですが、まるでピラミッドの中のような不気味な建物は、それなりに面白いです。
しかも、テラスがあり気持ちいい! ビール6ユーロは高いのですが、景色もよく、それほど混んでいないのでゆったりできていいです。
解説がわからないのがネックですけれど、初めて中に入ったのでうれしかったです。
ファンタジックな空想が膨らみました。

下りてからは暑さと道の複雑さ、行くところ行くところの人ごみに、疲れてきました。
コロッセオから地下鉄で移動したのですが、この満員ぎゅうぎゅうもストレスになりました。
しかも、私はまたスリに狙われていたようで、しっかりと鞄を抱きしめていましたから、つかまるところがありませんでした。
妊婦さんらしき女性が「ここつかまりなさい」と、半分譲ってくれたのですが、用心していたので断りました。
案の定、その妊婦と一緒の男がスリでした。3度ほど、私のバッグを指先で触りました。人の親切、大いに注意です。

ガイドブックに載っていたスペイン広場のレストランで、夕食をとりました。
しかし……まずかったです。しょっぱーーーー!
イタリアでここまで外したのは、はじめてかも? (^^;
隣のアメリカ人の老夫婦と会話するチャンスがあり、ダンナが
「チップはどのくらい置けばいいのですか?」と聞いたら
「こんなまずくてサービスも悪い店に、チップなんて置く必要ないわ」でした。
チップをよこせ! 見たいな顔をされたようですが、だんなはアドバイスに従って、払わなかったようです。
このレストランの食事のおかげで、ダンナはイタリアは外食すべきところではないと、思ったようです。
美味しい思いをしたこともある私としては、残念でした。



2004年07月12日(月) 【イタリア旅行記】焦ったぞ、飛行機

突如決めたイタリア旅行初日です。
10時15分発の飛行機でローマへ行くのですが、これがオルリー空港発。
気楽に考えていたのですが、実はオルリー空港ってガイドブックに詳しく乗っていないんですよね。
とりあえず、8時に家を出ることにしたのですが、RERが来ない。その上、「それは行かないから乗り換えろ」とダンナが切符を買うときに言われたらしく、ガイドブックとは違う展開に。
C線だったら一本でいけるはずだったんですよ。でも、メジャーなのはB線で行く方法で、そちらのほうが早かったらしい。

C線でがんばったせいで、空港に着いたのは9時45分。
うわーーーー! もう乗れないかも? 
ひやひやでした。(^−^;
「RERはだめだねぇ」というと、ダンナが
「RERのせいではない。もっと早起きしろ」という。
私は早く起きたのに……(−−;

飛行機は格安チケットです。
何と、一人ローマまで60ユーロを切る値段。ただし、チケットは空港で受け取るので、ちょこっと心配。
荷物を預けるときに搭乗券を受け取るのです。
ダンナに並んでもらっていて、私は一応確認のため、カウンターへ。
しかし、カウンターが混んでいる上に横入りされて順番が来ない。横からフランス語で突き刺さられると、言葉が話せない私は負けちゃうんですよ。
どうも何かトラブルがあって、もめていたらしいです。
ダンナのほうは……というと、並んでいた列がクローズされ、隣に行けといわれたらしい。
並びなおしていたら、いきなり「こちらはバリ行き」といわれたらしい。
バリ……(^−^; 日本人のよく知っているバリ島ではないようです。

「ノープロブレム!」
結局ダンナに「どこに並べばいいのですか?」と英語で言ってもらって、帰ってきた言葉がこれ。
時間は、10時を回っている。
案内されたところに行って、荷物を預けてチケットを受け取ると、もう10時10分。間に合わん。(−−;
きっと遅れる……とは、わかっていても焦ってしまいます。
イタリア人らしい家族と一緒に、荷物検査を優先させてもらい、やっと飛行機に乗りました。
飛び立ったのは、10時半過ぎか? 意外に早かった。

この飛行機は、飲み物などが有料。
コーヒーとか、2・5ユーロぐらい。その上、インスタントです。
まぁ、飲みたかったら頼むのもいいけれど、ここは我慢でローマに着く。

ローマの印象。
まずは乾草の束が多いところだなぁ……。飛行機を降りたとたんにそればかり。
一番困ったのが、ホテルがよくわからないこと。
予約したホテルは、少し街中から外れているところなので、地図にないんです。しかも、どの地下鉄駅が最寄だったのかもわからず。
インフォメーションで聞いてもわからないし、困りました。
キヨスクで聞いたら、どうも2本前の駅を教えられて、二駅歩く羽目に。
しかも、上り坂ときた。(−−;
さらに、迷う。キヨスクで3度ほど聞くけれど、皆さん位置はわかるのですが、入り口がわからなかったみたいで。
大きな看板もなく、散々ホテルの周りを往復する羽目になりました。

このホテルは、4星の大きなホテルです。
古い建物を改装しているので、レセプションの天井が高いこと。びっくり。
しかし、ややモダンな建物に改装してあるので、宮殿のようなイメージはありません。
海外の団体客が利用するホテルのようで、日本人は私たちだけだったかも?
どうもバスの付いた部屋がないらしく、日本人には向かないようです。
部屋も小さめでびっくりしたけれど、清潔でよかったです。

ここまで来る間に、私はとても疲れて不機嫌に。
しかも、ダンナが「タバコがすえない」と怒り出す始末。
険悪なムードになり、一応喫煙できる部屋に変更をお願いして出かけました。

まずは、スペイン広場。
しかし、地下鉄の壮絶なまでの汚さに、ダンナは閉口。
衛生面で言えば、パリのほうがゴミだらけで汚い感じなのです。
しかし、車両に手一杯書かれている落書きが、ダンナには理解できないらしい。どこかすさんだイメージを持ってしまったようです。
確かに街中落書きだらけ……は、パリでも一緒なのですが、ローマの場合は治安の悪さを感じる落書きなのです。
パリのほうが移民が多いのですけれど、若者が少ないせいか大人っぽい街に思えます。
こちらは、現地の人っぽい人で、あまり黒人や東洋人を見かけませんが(観光客の多さはローマが圧倒か?)暑さのせいもあるのか、だれた若者が多いようです。
あ、そうそう……本当に暑かった。(^^;

その後、トレヴィの泉まで歩きましたが、人がびっちりでじっくり見ることもなく、さらに歩いて近くの広場の寂れたカフェでビールを注文しました。
寂れていたところが効を奏したのか、おつまみつきで6ユーロの会計でした。
ローマではいい接客を受けなかったのですが、ここのおじさんは感じがよかった。
ちなみに、イタリアの物価は、パリに比べてべらぼうに安い気がしました。
しかし、観光場所の近くでは、場所代や勝手につまみ代も加算してくるので、食事は高くつきました。
ちなみに、サンタンジェロ城の上のテラスでは、ビール一杯が6ユーロ。フィレンツェのドウモ前では、8ユーロ。ヴェニスのサンマルコ広場では、ビールだけで二人で25ユーロも払う羽目になりました。
ここのおつまみつき3ユーロは、感動プライスです。

さらに歩いてフォロ・ロマーノへ。
このローマ時代の遺跡には、ダンナも驚いたようです。
時間が遅いので、中への入場はできませんでしたが、ここは上から眺めるだけでも価値があります。
実は、今回の旅の目的のひとつに、ローマ時代の遺跡をじっくりと見る……というのがありましたが、駄目でした。
というのも、暑さに負けたからです。夕方ならマシですが、閉まるのが早くって。
また、次回へと持ち越しになってしまいました。

さらに歩いてコロッセオの前から地下鉄B線に乗って帰ることに。
テルミニ駅の近くで一度降りて、ガイドブックに乗っている中華レストランで夕食をとりました。
これが、大当たりです。素材にこだわって……ということはない庶民的なレストランですが、味が日本人向き。
しかも、安い! パリの半額です。
ダンナ、感動。
結局、最後の日もここで食事をすることになりました。



2004年07月11日(日) 友人とパリ観光

……とはいえ、雨が降っていて、皆コートとか、マフラーとかしている寒い日でした。
(^^; つ、ついていない。

凱旋門の下で待ち合わせ。
時間ぎりぎりだったので、つい初めてロータリーを横断歩道を無視して渡りました。
日曜日だったからできた技です。
そして、冷たい雨を見ながら、凱旋門で雨宿りです。
凱旋門は石で出来ているので、座っていたらお尻が冷たいことっていったら……。
ぼうぼう火が燃えているのですが、あたるわけにもいきません。

雨にうんざりしながらも、モンマルトルの丘へ。
雨だからねぇ……とかいいながら、うるさいミサンガ兄ちゃんたちを振り切る。
この人たち、すごい技でミサンガを作ってくれるのはいいけれど、すごい値段を吹っかけてくるから、要注意です。
それでも、パリの風景が一望できるので、友人も大満足だったような。
サクレクール寺院の中では、なんとミサの真っ最中。
しかし、どこもかしこもちゃんと見せてくれるところはさすが。
普段と違うのは、靴音が響かないように絨毯を敷いていたことか?
寺院を出ると、なんと行いがいいせいか、神のご加護か、晴れました。
からりと。まぁ、芝生がきれい。寺院もきれい。

そのあと、先日乗って楽しかったルーブル前の観覧車に乗りました。
友人も大喜びでした。(^0^;
しばらく笑いがとまらない! 本当の笑いと膝がね。

カルチェラタンでご飯を食べようと思っていたら、途中で雨が降り出した。
しかも、傘が効かないほどのどしゃ降りで、あきらめて近くのフルーツバーのような店に入りました。
でも、ここの女の子がかわいい! しかも、ココナッツジュースが美味しかった。

カルチェラタンあたりの細道を歩き、RER・C線に乗ってエッフェル塔へ。
C線工事に伴い、出口がわかりにくかった。しかも、雨だ。
さらに悪いことに、トロカデロまでの道が工事中。回り道してくたびれる。
しかし! シャイヨー宮についたところで晴れだして、見事なエッフェル塔の姿を見ることができました。
この位置からのエッフェル塔は、ベストショットですねぇ。

そこで友人と別れて帰ってきたけれど、案の定、ダンナはカップ麺で飢えをしのいでいたようだ。
(^0^;

***余談ですが、そういえば先日、初めて切符点検の人に会いました。
やはり、いたんですねぇ。噂には聞いていましたが、3ヶ月いて初めて会いました。記念撮影すればよかった。
本日は、初めて手動改札を見ましたよ。
C線の出口が工事中だったからですが、駅員さんがスタンプで切符にはんこを押すんです。笑えました。

****

さらに余談です。
明日から、イタリアに行ってきます。(^^)
ちゃんと書いておかなかったから、姉から
「お父さんが心配していた」
と、メールもらっちゃいました。(^0^;
おとうさん、おかあさん、私はちゃんと生きていますからね!
(と、完全私信)



2004年07月09日(金) ローラーブレイダーになる?

ついにローラーブレイドを買ってしまいました。(^0^;
しかし、つけ方から仕組みから、何も知りません。
プロテクターも買ったから、結構な出費になったので無駄にならぬようがんばらねば!

今日は雨なので、家の中でまずは練習。
だんなと二人、
「あ、立てるねぇ」
じゅうたんの上だから、滑らないので。(^^;
そして、じゅうたんの上で練習。
あまり意味がないって……。
そして、ついに台所のテーブルを払って練習。
狭すぎるって。

目下の問題は、止まり方がわからないところ。
で、私の目の前を、奇妙な格好のポーズをダンナがとっている。
どうも、ネットでローラーブレイドの乗り方を解説しているページを見つけたらしい。
それでひそかにポーズなどとっていたらしい。

どっちみち、家の中ですたこら滑っているだけじゃあ、レベルうんぬんの話にもならない。
すでに余計な筋肉を使って、ダンナ筋肉痛。
滑っているカッコウが奇妙で、私は笑いすぎて腹筋が痛い。
今日1日で3年分は笑ったかもしれない。

スポーツは、私はテンで駄目。ダンナはオールラウンドにこなす。
しかし、どうやらダンナ、スケートの類は本当に初めてらしく、今のところ、ファースト・トライは私のほうがましだった。
それはダンナにとってはかなりのショックだったらしい。
いきなりの「うそつき」扱いである。

「初めてだって言ったじゃないか!」
「ローラーブレイドははじめてだもん」
「スケートもできないって言った!」
「できないけれど、初めてとは言っていないもん」

どうやらダンナは、本当に2回ほどスケートを試しに滑ったくらいらしい。
私の場合、フィギュアならば少しだけやったことがある。
とはいえ、一冬か二冬、スキーよりスケートの盛んな地方に転校していたからで、けしてできるとはいえるレベルではない。
正直、運動音痴なので、長年やらされたスキーだってまともに滑れないのだ。
それにローラーとフィギュアじゃあ、かなり感じが違う。

我々の買い物は、果たして無駄になるのか? それともパリ歩きの足となるのか?
微妙に不安である。(^−^;



2004年07月08日(木) リヨン駅ってヘンな命名

パリ・リヨン駅って、絶対にヘンな名前だと思う。
リヨン方面行の列車が出る駅だからと言って、リヨン駅って命名ありますかねぇ? (−−;
ヨーロッパには、このような駅名のつけ方って結構あるのかな?

リヨン駅で待ち合わせね! なあんて言ったら、間違って本当にリヨンに行ってしまうではないか。
地方に行っても「ガル・ド・リヨン・パリ」行と表示されているから、短気な人は間違えると思う。
ちなみに本当のリヨンの駅も「リヨン」駅。ただし、二つあって、「リヨン・パル・デュ」(私が聞ききとった日本語表示なので、ガイドブックには違う表示かも)が、通常のリヨン駅らしい。

まぁ、そんなことをぶつぶつ言っても仕方がないので、友人を送ってリヨン駅まで行く。
友人は、かつてフランスにいたこともあるから、地理は詳しい。オルレアンにいたらしく、オーストリッツ駅をよく利用していて、リヨン駅がそのすぐそばだと知っていた。
オーストリッツ駅ならば、なんと我が家からメトロ一本で行けるのであった。目からウロコ!
(・0・; てなことで、10番線の終点近くから終点まで、延々と乗り続けて着きました。

時間があったらコーヒーでも……と言っていたのに、いざネットで取ったチケットを受け取ろうとすると、うまくいかない。
マシーンに入れて、予約番号を入れると、予約確認の画面までは出てくるのに、チケットが出てこない。
英語とフランス語のメッセージを解読すると、
「カードの認識に失敗したので、別の機械か窓口へ行ってください」
とのこと。
窓口は長蛇の列なので、ひたすら別のマシーンを試したけれど、駄目。結局窓口に並ぶことに。
カードの磁気が弱っているとしたら、もしかしたら時間がかかるかも? などと心配していたけれど、あっけなくチケットが手に入る。
拍子抜け……。あのマシーンは何? と悩む。
ネットで予約を勧めたのは私だから、本当にどきどきしてしまいました。

一日雨のあてにならない天気予報。
雲が出たり日が差したりの中を、友人はリヨンに旅立ちました。
さて、私ですが……。
また、悪い癖がでまして、今度はRERのC線で家に帰ってみようかなぁ? などと思ったり。
そして実行。
まずは、オーストリッツ駅まで歩きました。
橋を渡ってすぐなんですよ。スーツケースなどの荷物がなければ楽勝。少し迷いながら歩いて、15分ほどでC線の駅に着く。
ここで、同じC線でもあちらこちらへ連れて行ってくれることが判明。少し悩んで、12時34分発の列車に乗り、途中でメトロに乗り換えて、家に着いたのは1時ごろ。
これがもしかして一番早いかも? ただし、RERは時間がわからないと不安。なんせ、昨日は待たされること15分だからねぇ。
でも、オルレアン方面に行くときはこれにしよう! (^0^)



2004年07月07日(水) お友達が泊まりにきた

学会の都合でフランスに来た友人が泊ることになりました。
空港まで迎えに行ったのですが……。
なんと、50分も遅刻してしまいました。(−−;

なぜかっていうと、一つには家を出るのが遅かった……っていうのもあるんですが、切符がうまく買えなかったからです。
空港までは、バスかRERで行けるのですが、RERは悪名が高いので使ったことはありませんでした。
しかし、4時から7時頃って道がとっても混むので、下手したら2時間も掛かっちゃう。だから電車で行こう! と思ったわけです。
ものすごい雷と雨で、ものぐさして家を出たのが1時間半前。
地下鉄で20分ほど行って、RERに乗り換えるつもりでした。しかし……。
今まで工事中で使えなかった駅が使えるようになっていて、そこからRERのC線と接続できると気がつき、そこで降りてしまったのが、間違いの始まり。
今度はRERの駅が工事中で、切符売り場がわからず。
とりあえず、B線に乗り換えるときに買えばいいかな? と思い、ホームで待つこと、15分。RERって本数少ないんです。
あのまま地下鉄で行けばよかった……と、後悔しながら、やっと来た列車に乗りました。
こちらは10分ほどで乗換駅に着きます。しかも、同じRERということで、ホームも比較的近く、スムーズに……行くはずでした。
が、ここでチケットを買っていないことが大問題に! どこで買えばいいの???
ここまではカルト・オランジュで来てしまったのです。乗り口で買えばいいものを、いったい私って……。
で、切符売り場を探してさまようことになりました。
で、やっと見つけたチケット売り場。(;;)何と、人がいない。
近くの券売機と格闘するけれど、フランス語がわからず買えない。どうやらカードで買えというらしいが、カードは案の定、置いてきてしまった。
だって、悪名高きRERだもん。必要最低限のお金しか持ってこなかったんだもん。
そのうち、どうやら券売り場のお姉さんが戻ってきたらしく、人が並んでいる。で、そっちに移動。
ところが、ここでまたまたハプニング。
私の一人手前の人が、なにやらトラぶっているらしく、あーでもこーでもとお姉さんと話し始めた。
しかも、なにやら言葉もあまり通じないらしく、筆談を始める有様。(TT)
たっぷり5分は掛かっただろうか? やっと切符を買えたときには、何と家を出て1時間以上掛かってしまっていた。
しくしくしながら、再びRERの乗り場で待つ。あーあ、絶対遅刻だ。
電話番号くらい教えておけばよかった……と、後悔しつつ、RERに乗る。

空港からパリ市内に出るのに、RERが一番早くて一番安いです。
しかしながら、B線の北駅以降は治安に問題があり、スーツケースを持っている人は、かなりの確立で狙われる……という話です。
しかも、こちらは階段が多くてエレベーター&エスカレーターが少ないので、旅行客には向きません。
なんとなく品のいい女の人を見つけ、その人と同じ車両に乗り込みました。
大正解だったらしく、怪しい人には出会わず、快適な列車の旅ができました。
しかし……。
きっと着いているよなぁ……と思いつつ、降り立った駅は、立派なのですがどういうわけか出口がわかりにくい。
しかも、警備員のような人が、出口で尋問のようなことをしていて、そこは使えないのかなぁ……と思い、さまよう羽目に。
しかし、歩けどそこしか出口がないんですよね。
案の定、私も呼び止められてしまい、切符を散々確認されたあげく、通してもらいました。

あぁ……やっと。と、思ったら、まだその先が。
ターミナルがどうも違うような……と、感じていたのですが、RERはターミナル直結ではないらしく、そこから無料シャトルバスを利用しなければならないらしい。
ゲロゲロと思いながらも、バスに乗り、早く出てくれい! と祈る。
おそらく、5分も待たずに発車したのかも出れないけれど、とっくのとうに飛行機が着いていることを思えば、1時間くらいの長さに感じました。

やっとターミナルに着くと、向こうからひょこひょこ友達が……。
ああ、よかった(T^T) 路頭に迷っているかと思った。
ちなみに、定刻に着いたものの、荷物が出てこなくて、ほんの少し前に出てきたばかりだということ。
あ、ありがとうよ。フランスののんびりターミナル。
私の遅刻は、予定より50分。それをカバーしてくれたよ。

帰りはタクシー。
こちらも道が混んでいたため、時間が掛かりました。
しかし、我が家は環状線の出口から近いので、タクシーが一番楽です。
料金はRERに比べるとはるかに高いですけれどね。
でも、実は私が一番気に入っているのは、ロワッシーバスだったりする。
RERに次ぐ安さで、しかもオペラ座の前に着くので、パリに来るときはお勧めです。

その夜は、私の手料理でもてなし。であるが……。
「美味しい食事はリヨンで取ってくださいね」
と、わがダンナ。(==; 
そりゃあ、私の手料理は食べれたもんじゃないのはわかるけれどさぁ。。。
はい、リヨンは食べ物美味しかったですよ!
明日はリヨンへ発つ友人のために、ネットでTGVの予約をし、さっさと寝込んでしまったのであります。



2004年07月06日(火) 旅行に行ってました!

……ということで、しばらく日記がありませんでした。
ぼちぼち、振り返り日記を書こうと思いますが、実は、また12日から旅行に行っています。
ですから、振り返りきれずに次の旅行記になってしまうかも?
(^0^; なんて贅沢な忙しさなんでしょう!!

簡単にあらすじを書きますと、F1グランプリを見に行くとダンナが言い出したので、いっそのことその近くを遊びに行こう! などとそそのかし、全然近くもないシャモニーまで足を伸ばした……という旅行です。

シャモニーは山なので寒い! と、ガイドブックにあったので、持ってきた服で一番厚いものを持ち、それで寒かったらセーターでも買い込もうと思っていました。
が……。半そででOKでした。(^−^; 
ただし、これは天候によります。
ちなみに、雨降りのパリは、この時期でも長袖で寒いくらいです。
日が照ると、裸同然の格好で歩いている人もいます。

あとから思えば、TGVで3時間のジュネーヴに行き、そこからアルプス越えでシャモニーに入り、リヨンに抜ければよかった。
ところが、国境を越えることにまだ抵抗があって、ついフランス内で物事を考えてしまったのです。
で、リヨンからシャモニー、再びリヨン、その後、F1を見るというルートになりました。
リヨンは、おかげでなんとなく中途半端な観光になってしまったような。
F1は、本当はヌヴェールという町に泊まるつもりでしたが、宿がなく、ヴィシーという温泉の町に泊まりました。
温泉とは言っても、飲む温泉で……味のほうは(^0^;うっぷ。
F1チケットが届かず、やむなく買いなおしするというハプニングはありましたが、充分楽しめた旅行です。

特に、シャモニーは景色が良くて(*^^*)
ただし、これも天候に恵まれたからであり、旅立つ日は曇ってしまい、運が良かったです。
アルプスの自然はよいですよぉ。
ちょっと登山(トレッキング?)して、アルピニストになった気分を味わいました。

****

えっと、次回の旅行は12日からローマとヴェニスを予定しています。
帰ってくるのは17日。3泊2泊の予定。
で、また失敗してしまった。(−−;
ナポリにするか、ヴェニスにするか、実は悩んだのです。
で、ヴェニスにしたのですが、だんなが建造物よりも自然が好きなことを知り、ナポリ&カプリあたりにすればよかったかなぁ? などと。
しかも、9月にF1がミラノの近くであり、ミラノ・ヴェニス観光をそのときにぶつければよかったなぁ……などと。
まぁ、いいかぁ。


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