ねぇとても疲れたよ

少しだけ眠ってもいいかな

今いる世界は

騒音だらけの鳥カゴみたいで

マトモな頭でもノイローゼになる

何処かに羽ばたこうと勇気出しても

カゴの外には出られない

なのに翼を休ませてくれる

居場所を探している

まるでか弱い小鳥のようだ・・

昔から諦めの早い子だった

良く言えば聞き分けが良くて

悪く言えばすぐに投げ出す

愛を返してくれなければ

嫌いになってしまう

愛をくれる人にだけ

付いて行ってしまう

それが本当の愛なのか

わからない

偽物でも満たされてしまうくらい

今のアタシは弱っている・・

なんだか寒くて怖くて

アタシはかたつむりになる

硬い殻の中に閉じこもる

ちょっとだけ勇気出して

顔を覗かせてみた

優しい声がさらりと

聞こえた気がした

暖かい風がそよそよと

頬を撫でて行った

欲しかったモノ

ほんの少しもらったみたい・・

淋しいとか
苦しいとか
アタシには
言えない

言葉がナニも
口から出て来ない

顔色を伺い
機嫌を取る

子供の頃と
ナニも変わらない

布団を被って
声を殺して泣く

ナニモカワッテナイ・・

彼の死・・・・
それは単なるキッカケにしか
過ぎなくて

だけど少しずつ積み重なっていた
痛みやら淋しさが
溢れて止まらなくなったんだ

アタシはこのまま
想い出になりたくて

綺麗なままアルバムに
貼っておいて欲しくって

ちょっとだけ
あっちの世界に飛び立とうと

なのにアタシの背中には
翼さえ生えていない・・・

黒い闇が頭の中を支配して

傷口からは赤い涙が流れていく

誰にも止められない衝動

自分でさえどうにも出来ない

地に足が着いてないまま

浮遊霊のように浮かんでいる

居場所がないアタシは誰？？

ここにいていいの？？

どこかへ行きたい

どこかに逃げたい

どうしてこうチグハグで
ギクシャクしているのだろう

こんなはずじゃなかった
描いていた夢は
叶ったと言えるのだろうか

夢見ていたシアワセは
こんなものだったのだろうか

アナタでなくてもいいし
アタシでなくてもいい

お互いが必要だけれど
ただ利用しているだけで

そこに愛はあるのだろうか・・

アタシはとても不器用で

目玉焼きのタマゴさえ

うまく割れずに黄身を壊す

愛し方もとても不器用で

君のことさえ壊してしまう

滅茶苦茶に我が侭で

どこまでも自己中で

そんなアタシを丸ごと

好きになってくれるなんて

世界中探したって

・・きっと君だけ・・・