鶴は千年、生活下手

2013年03月22日(金) さくら満開

花粉で、目をしょぼしょぼさせているうちに、桜が満開になった
ようだ。
どういうわけか、桜が咲くと花粉症がらくになる。
杉花粉から檜の花粉に切り替わるからだろうか。

来週の月曜日は修了式で、めぐまれた3年生生活が終わる。
4年生はどんなクラスになるのか、先生は誰になるのか。
支援級の保護者にかぎらず、どの保護者も気になることは同じだ
ろう。

今年は桜が早かったので、卒業式には桜が咲き始めていた。
卒業式の日は4年生以下は休みで、しかもわたしの透析日だった
ので、一日中学童で遊んで過ごしたもぐちゃんはご機嫌だった。
卒業式の前日に、支援級ではお別れ会があって、歌を歌ったり、
ゲームをしたり、みんなが作ったニンジンカップケーキを食べた
りして別れを惜しんだのだった。
最後に、6年生二人と一緒に写真を撮らせてもらって、うれしそ
うなもぐちゃんだった。

3月のぷらむ短歌会は、南風の強い日だったので、申し訳ないが
お休みさせてもらった。
久しぶりに3月の詠草を。

あと一年、一緒に写れないままの卒業写真が送られてくる(市屋千鶴)
閉校の予定を年賀状で知る母校は橋の向こうに遠く(市屋千鶴)
ポリープと別れたあとの夕食のカリフラワーの歯ざわり優し(市屋千鶴)
空模様見ながらまわす洗濯機に洗われていくインフルエンザ(市屋千鶴)
晩秋の影絵のごとき夕まぐれ(市屋千鶴)
空模様うつして回る洗濯機(市屋千鶴)

1首目は、卒業で思い出したこと。
中学3年生になるときに転校したわたしに、前の中学校から全員
の集合写真が送られて来たことがあった。
卒業アルバムに載るであろうその写真に、ほんとは一緒に写って
いるはずだったことを思うと、複雑な気持ちで写真を眺めた。
8年間も一緒に学んで来たのに、最後の1年をともに卒業できな
いということは、こういうことかと思った。
確実に自分のいない1年間がそこにあるのだということだった。

2首目は、小学校が閉校になることを、小学校の同級生が年賀状
で知らせてくれたことによる歌。

3首目は、1月に大腸の内視鏡検査をして、ついでにポリープを
切除したときの歌。

4首目は、もぐちゃんと一緒にインフルエンザになったときに、
病み上がりで洗濯機をまわしたときの歌。

川柳は、まあなんとなく。(苦笑)

 さくらばな感謝を降らす修了式(市屋千鶴)


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