MrsMの観劇日記
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2003年06月01日(日) 「ぼのぼの」

期待度 ★★★☆☆  満足度 ★★★★☆

 夫お勧めの一本。
 昔、ぼのぼのに出てくるしまりすくんのショー姉ちゃんに似ていると言われていました。
 漫画で
「それがどうした、ばかやろー!」
 というショー姉ちゃん台詞を読んで大笑いしました。わたしが使った言葉そのままなんだもの(笑
 この映画でも、ショー姉ちゃんはショー姉ちゃんでした。
 ショー姉ちゃん、大好き。

 が、この映画で一押しによかったのは、ヒグマの大将&スナドリネコさん。
 この二人の哲学的とも屁理屈的ともいえる問答がよいのです。
 特にヒグマの大将の主張。
「命をかけるやつには誰もかなわない。そいつはくたばるまでまいったとは言わないからだ。もしそんなやつが森にきたら、ほかの奴も家族を守るために命をかけなくちゃいけなくなる。そんなやつらばかりになったら、世界はどうなると思う?」
「だから、俺は命をかけるような奴は許さない」
「もし、命をかけなくちゃいけないようなことがあったらどうする?」(スナドリネコさん)
「命をかけないで、なんとかする」
(注:台詞そのままではありません)

「この世には、命をかけるに値するものがあるのです」(ロード・オブ・ザ・リングより)

 つい、この二つの台詞を並べてしまう。
 わたしはヒグマの大将の方が好きだな。

 スナドリネコさんのほうがクールで、こんなふうに飄々と生きてみたいとは思うけれど。
 
 実写だったらこっぱずしくて聞けないような問答ですが、アニメ(しかも「ぼのぼの」)だから、逆に素直に聞けてしまう。
 特になにってわけではないけれど、気軽に考えさせる映画です。

 子どもには難しかったようです(笑
 長女曰く
「半分ぐらい、わけがわからない」
 と。まあ、そうだろうな(笑


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