「隙 間」

2003年06月10日(火) 温かい手

まだ慣れないしぐさで 手と手を合わせてみる
人ゴミの中 はずみでほどけてしまった 互いの手
少し照れながら また 指を絡ませる
少し歩くと またほどけてしまう
遠慮がちに おそるおそる握り合う手
ずっと その温もりと離れたくないのに
強くは握れずにいた もどかしささえ
いとおしく思えた あの遠い春・・・
そして訪れる 何度目かの春
握ったその手を 温もりを けして離さないと
そう 思った
そう 思った・・・



2003年06月04日(水) 読み人知らず

厚い雲に覆われた空
頬を濡らす雫 ぼやけた街灯
灰色の空を焦がす 紅い炎
思い焦がれた あの日の夢
頬を伝う ひと筋の河
溺れぬよう 必死に手で漕ごう
例え 希望の丘は見えなくとも
ただただ 前だけ見つめて・・・


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