DiaryINDEX｜past｜will
| 2009年05月28日(木) | 白い花はなぜ、�� |
遣唐使のような気持で
夏へ
ワタリます
○
かっこいいライナーノーツにあこがれます
『幻影の書』(Ｐ・オースター)などかたわらに
音楽をせっせせっせと言語化、つたなし、
コードをコードをコードのなかの一音を
メロディに、と記しつつ、
小説のコード(あるいは世界の)について高橋氏と柴田氏が
語っていたね
○
いま雨が降っています
声帯が潤って
おんなのひとたちとたくさん楽譜をながめていた、音楽室
○
このあいだの小雨の日に
自転車にのって藤籠をさげて
走っているひとを見た
籠のなかに子犬
おまえ、
雨を
どうみているの
○
中学生たち、テスト勉強、としょうして日曜日集まる
少女たち、面白い
五月病、しにたいしにたい、と三日間くらい
呪文みたいに言っていたユイも
友にかこまれ
まさかいくらなんでも、と思っていたあだ名を
おたがいふつうに使用して
会話している
いいなあ、
わたし、そんなビビットな、ニックネーム、ってなかった
ししゅんき、ってどんなでしたっけ？
と広田さん(夫)に聞いたり
○
盲目の、ふりの、あるいはどこか壊れているひとの、ふりの、ひとの区別が分からず
電車にて
あれが見えればあなたには聞きません
と
じっと
眼の中を見つめて言われる
私の眼に
あなたの眼は焦点があっているように見える
どうしてあげればよかったのか
○
○
| 2009年05月15日(金) | 白い花はなぜ、�� |
覚書つづき、
○
やわらかな紙と紙
あのひとの言葉のために
○
なつかしいひとに会いにゆく
『本で散歩・ＹＵ工房の仕事展』
5/15-18 11:00-17:00
鎌倉ギャラリーにて
きれいな花の庭の
隠れ家みたいなギャラリー
以前からおはなしをうかがっていた
詩人・伊藤海彦氏の奥さまの個展がほんじつから開催
ルリエール(製本)
詩人の遺したすべての言葉・著書を
全作品、机の中にのこされたメモにいたるまで
オリジナル再生させている
どれもこれもうつくしい仕事
作品にも、この行為自体にも、
なんかもう眩暈する
・・・
こういうものにたどりつくの、って、
・・・
志村ふくみさんの
糸も、表紙にすこし使用されているのだった
ふしぎなしあわせな符号
月曜までやってます
鎌倉ギャラリーは小町2-15-10
若宮大路・鎌倉彫会館すぐ横
○
もうひとつ
岡本太郎記念館『明日の神話』展6/28まで
先月、岡本敏子さんのご命日
『敏子さんに乾杯！』という朗読イベントにたちあった
千賀ゆう子さん、チェロは入間川正美さん
どこからも風
館内のいろんなところで敏子さんの言葉を読む
わたしたちは移動しながら聞いた
部屋から部屋へわたるチェロの音色、
弾くひとが見えなくてもどこからか聞こえる音が、
千賀さんは友人であった敏子さんにふたたび出会う喜びをかみしめているかのような朗読だった
『明日の神話』はメキシコから06渋谷にあらわれた巨大壁画
初期のデッサンから情熱的な修復にいたる40年の軌跡をみることができる
○
| 2009年05月14日(木) | 白い花はなぜ、�� |
まるいものをつくろうとすると
寄せ集めるしかない
いったん潰してみるのはどうだろう
味見をしてからでないと味を足してはいけないの？
○
音符はただ連なっているだけ
それは信号だ
○
グノーの信号をよみとろうとすると
<移動祝日>、という言葉が浮びあがる
日曜日の合唱祭で『ＣＲＥＤＯ』を歌うので
電車の中ですきまの時間をおしんで
暗譜していると
ふしんな指の動きを数秒感じ
次の駅で降りる
おどろいた
死の伝令や復活のしらせ、を
どんな畏れをもってうたえばいいのか、と考えていた矢先、
ラテン語には冠詞がない
○
○
世間があってよかった
○
| 2009年05月12日(火) | 白い花はなぜ、�� |
白い、
っていう記録映画を見のがした、わたしはあの植物学者のひと大好きなの、
と先輩が言う
○
こどもはどうしたって
花のなかに隠れたがる
遠くの遠くの<お風呂の王様>までレイと歩く
懐かしい路なのだ
途中いろんなところにひっかかりつつ
幼稚園のころ落っこちて頭に傷をうけた険しいアスレチックが
こんなちいさいロープの遊具だったなんて、
じゅうぶんに汗をかいて
○
常にあたまのなかでロードムービーが
繰りひろげられているような五月
○
あまりにも緑と風の密度が濃いので息苦しい
今日も一日緑を見た
身重のひとにひみつの日本庭園を案内してもらった
○
過ぎ去ってしまうことのために
覚書
○
「どうしてあんなことまでうたうの？」
とひろたさん(夫)が聞いた
『愛の白夜』(辻井喬・作 一柳慧・音楽 白井晃・演出)
オリジナルオペラを観る
杉原千畝のドラマ
各所にオペラらしからぬ冒険がありわくわくした
お客を決してうっとりさせない姿勢がすごい
祈りの歌をあんなぎりぎりのところで唄うなんて、なんて酷な、と思ったけれど
そういえば
『ネズミの涙』(オペラシアターこんにゃく座 鄭義信・作)でも
ヒロインはチャングを叩きながら
とてつもなく悪い足場でうたう
○
ぶつかったり落っこちたり、
すれすれのところで
バランスはじぶんじゃないところに任せたい
○
| 2009年05月11日(月) | 白い花はなぜ、�� |
五月になってしまった、
風わたる、
下記おしらせの金沢公演『コンポジション』写真アップされています、
わたしの父が観劇後、手紙をくれました。
類人猿の写真をずっと撮ってくださっている
野田啓氏の写真集が出版(文芸社)との情報もあり。
あと
マネキンの大谷コーチの写真には彼の自作短歌や俳句がいつのまにか
ついている・・・
なんてことだ・・・
○
いろいろかきたいこともあるのですが
ゆかなきゃ、
○
