しゃぼん暮らし
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2006年06月21日(水) 木苺一会

はなれてゆくひとは遠くまでゆかない

ような気がしている


しばらく
胃がおかしくてビオフェルミンを飲んでいたら
「おくすり、のんだ?」と聞いてくる娘
何故か ゆうがたに



カワセミの葉書がくる

きれいな夏羽

嘴にジェル状の小生物がみえる、獲物だ、これどこで撮ったのかな
あのひとらしい



中学生達のまえで
《アンネ・フランク》について語る時間をいただき
おはなしをしてきた

いい体験だった

発語することで零れてくるものの、

手強さ








ここは

「ランニングホームランを打ってかえってきた野球選手のような」

「息で」

と指揮するひとは言う


そのとき譜面の音符は球場の空をめがけるのか


どこ


どこ






緑の木々を眺めていると、あの幹から
削り取れるもので
笛をつくりたいと思う

ふるい横笛のような音色が欲しい、なつかしいような


女の子がはじめての30センチ、うすいものさしをもらって帰ってくる
竹のものさし、サシ袋をつくる



2006年06月19日(月) ナツトク

夏の特別学習の
準備で忙しい

水筒をもって塾に集まる小学生たち

赤ぺんをふるふわたしである 

とめ、はね、を言わなければならない




とよしまあおぞら、



という子供がいて最初目にしたのは文字

プリントの筆跡をみるかぎり男子だと思っていた、くっきりした文字だ

会ったらおかっぱの小柄な女の子



あおぞら、というのはなんだろう


「あおぞらさん」と呼ぶと不思議な感じがする

あるいは「あおちゃん」と




2006年06月17日(土) つきそい

男が散髪されてゆくのを見ている

あっというまに仕上げてくれるところだ

店のすみっこでかたまって3人で見た

夫のふとい首筋がすこしあかい

床に散らばってゆく毛先

父親が解放されると

手を挙げるひとがいた


2006年06月15日(木) あおいあじさい

あけはなされた図書室

レースのカーテンをきびしく束ね
外から室内が見わたせるように

学校のちかくのコミニティハウスに最近不審者が出没したらしい
警戒のためだ

子供達のためのちいさな図書室にはいりこんで
ズボンをおろしたひとがいたらしい

いつものように頁をめくるけれど
こうも陽のひかりがはいりこんで

落ち着かない

別の部屋に移るけれど
すべての部屋があけはなされていて


しかたないので外を眺めていると

庭に紫陽花が咲いている

あおいあじさいが


2006年06月14日(水) フォロースロー

あるいは

スローフォロー

ながく音をのばすときの最後まで

音楽にして


県合唱祭まであと三日

ナカムラ先生の指揮する指をじっと見る



ふいに


今朝すわりこんで泣いたひとを思う


あのちいさな泣き声のしっぽのあたりは
どんな響きだったか

日常のなかにどれほどに〈それ〉は溶けこみ

そして消えてゆくのか


2006年06月13日(火) グレーテル帰還


盗難通知は遠くアトランタまで。


この春、異国へ引っ越した友人から譲り受けた自転車。

彼女の愛称からひとときグレーテル号、と呼び、もうすこし馴染んできたらあたらしい名前をつけようと思っていた、


ところがその矢先、

駐車場から施錠のまま盗まれてしまう、黙っていた。


登録の名によって御実家秋田からアトランタへ転送された通知、南部のひとは驚いただろう、すぐメールがきた、

わたしは自転車が保管されていることを知る。

翌朝、引き取りにいった。


高架下

迷い自転車達がひしめくなか
見つけ出す。




2006年06月12日(月) 血液のピクニック



〈赤坂ノミド音楽会〉

御来場ありがとうございました。

ただただ、ただひたすら楽しい夜でしたね。

いろんな声や音に単純にしびれたなあ、すごい面々にまざらせてもらってほんと嬉しかった。


これはシリーズ企画みたいです、また

どこかでお会いできるといいですね。




はてなしノミド。



2006年06月01日(木) 夏を呼ぶ

こんにちわ。



夏になりそうだ・・・




ニッキごぶさたしていました、なにやら忙しくしていて
しばしネットからはなれていました。


いろいろかきたいこともあるのだけれど
まずはお知らせを。




○六月担当○


《日々短歌》


ポプラ社HPポプラビーチにて日替わりで短歌が登場。
一ヶ月、宜しくお願いします。



《ライブ》


赤坂ノミド音楽会

6月11日(日)17:30open18:00strart
赤坂・橋の下03-3505-5059
千代田線赤坂駅徒歩5分、丸の内線・銀座線赤坂見附駅徒歩3分
1ドリンク1500円

出演 voca(ひろたえみ・やまぎしひとみ)
   
   ニッカボッカー
   
華村灰太郎+今福知己

   ビトwithホーシュー

   KOOMOON(久米貴・吉田茂生・平魚泳)





「橋の下」は野外ではなく、しぶーい雰囲気のあるギャラリー兼ライブハウスです。久米さん企画の音楽会、わたしはオープニングでちょこっと歌うかな、あとはすごい布陣ですよ。こじんまりしたところなのでのんびり楽しんでいただけたら、と思います。  

宜しくお願いいたします。



ひろたえみ |MAIL